小林快次

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小林快次
生誕 1971年
日本の旗 日本 福井県
居住 日本の旗 日本
国籍 日本の旗 日本
研究分野 古生物学
層位学
研究機関 北海道大学
出身校 ワイオミング大学(学部)
サザンメソジスト大学(大学院)
博士課程
指導学生
林昭次[1]
主な業績 フクイサウルスの記載
カムイサウルスの記載
主な受賞歴 第71回北海道新聞文化賞学術部門
2018年度北海道文化奨励賞
プロジェクト:人物伝
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小林 快次(こばやし よしつぐ、1971年 - )は、日本の古生物学者北海道大学総合博物館教授、大阪大学総合学術博物館招聘教授。日本古生物学会評議員[2]層位学古生物学を研究し、モンゴルカナダなど海外での発掘調査に携わる。

来歴[編集]

1971年福井県にて生まれる。福井県立高志高等学校出身[3]1995年アメリカ合衆国ワイオミング大学地質学地球物理学科を卒業し、2004年サザンメソジスト大学地球科学科で博士号を取得した[4]。帰国後は福井県立恐竜博物館の設立に携わった[3]2015年北海道大学准教授に就任[5]2019年には北海道大学教授へ昇任した。

功績[編集]

福井県立恐竜博物館に勤務する間、2003年には福井県北谷累層下部白亜系から産出したイグアノドン科の植物食恐竜を、フクイサウルスとして東洋一とともに記載した[6]。後にフクイサウルスはハドロサウルス科に属することが判明した。

2006年から2010年にかけてのゴビ砂漠での発掘調査でチームがデイノケイルスの全身骨格を発掘している[7]ほか、2013年には江南省地質博物館などの研究機関との共同研究でジアンチャンゴサウルスを発表している[8]。デイノケイルスは2019年7月のNHKスペシャル『恐竜超世界』で特集され[9]、関連事業である恐竜博2019の目玉展示の1つとされた[10]

国内では北海道むかわ町で発見された「むかわ竜」と呼ばれるハドロサウルス科の恐竜の発掘調査・研究の専門家であることで知られる[11]。むかわ竜を新属新種とする記載論文を2019年9月に発表し、カムイサウルスと命名した[12]。カムイサウルスもまたテレビで特集が組まれた[13]ほか、恐竜博2019においてデイノケイルスと並ぶ目玉展示として紹介された[14]

受賞[編集]

著作[編集]

著書[編集]

  • 『恐竜時代I 起源から巨大化へ』岩波書店,2012
  • 『ワニと恐竜の共存 巨大ワニと恐竜の世界』北海道大学出版会,2013
  • 『恐竜は滅んでいない』角川書店,2015
  • 『ぼくは恐竜探検家!』講談社,2018
  • 『化石ハンター 恐竜少年じゃなかった僕はなぜ恐竜学者になったのか?』(YA心の友だちシリーズ)PHP研究所,2019
  • 『恐竜まみれ 発掘現場は今日も命がけ』新潮社,2019

共著・編著[編集]

  • 『日本恐竜探検隊』(岩波ジュニア新書真鍋真編著,岩波書店,2004
  • 『モンゴル大恐竜 ゴビ砂漠の大型恐竜と鳥類の進化』久保田克博共著,北海道大学出版会,2006
  • 『巨大絶滅動物 マチカネワニ化石 恐竜時代を生き延びた日本のワニたち』江口太郎共著,大阪大学出版会,2010

監修[編集]

ほか多数

出演番組[編集]

ほか多数

脚注[編集]

  1. ^ 川端裕人 (2014年9月30日). “【研究室】研究室に行ってみた。大阪市立自然史博物館 地史研究室 古脊椎動物学 林昭次 第1回 貴重な恐竜化石をぶった切る”. ナショナルジオグラフィック協会. 2020年3月29日閲覧。
  2. ^ 学会役員・組織”. 日本古生物学会. 2019年10月16日閲覧。
  3. ^ a b 母校生徒に「限界挑んで」 高志高 恐竜研究者・小林さん講演”. 中日新聞 (2019年11月13日). 2019年11月14日閲覧。
  4. ^ 小林快次 恐竜化石フィールド日誌”. ナショナルジオグラフィック (2015年1月19日). 2018年11月4日閲覧。
  5. ^ 小林快次”. researchmap (2018年10月19日). 2018年11月4日閲覧。
  6. ^ Kobayashi, Y. and Azuma, Y. (2003). "A new iguanodontian (Dinosauria; Ornithopoda), form the lower Cretaceous Kitadani Formation of Fukui Prefecture, Japan". Journal of Vertebrate Paleontology 23(1): 166-175
  7. ^ 小林快次 「謎の恐竜」の正体を突き止めた男”. ナショナルジオグラフィック. 2018年11月4日閲覧。
  8. ^ 体は肉食、顎は植物食 中国で新種恐竜化石”. 日本経済新聞 (2013年5月30日). 2018年11月4日閲覧。
  9. ^ 第1集”. NHK. 2019年9月4日閲覧。
  10. ^ 『恐竜博2019 THE DINOSAUR EXPO』図録, p48-69
  11. ^ 調査・研究中のハドロサウルス科恐竜化石”. 北海道むかわ町. 2018年11月4日閲覧。
  12. ^ Sakurai, Kazuhiko; Sato, Tamaki; Chinzorig, Tsogtbaatar; Tanaka, Kohei; Fiorillo, Anthony R.; Chiba, Kentaro; Takasaki, Ryuji; Nishimura, Tomohiro et al. (September 5, 2019). “A New Hadrosaurine (Dinosauria: Hadrosauridae) from the Marine Deposits of the Late Cretaceous Hakobuchi Formation, Yezo Group, Japan”. Scientific Reports 9 (1): 1–14. doi:10.1038/s41598-019-48607-1. https://www.nature.com/articles/s41598-019-48607-1. 
  13. ^ a b BSプレミアム これが恐竜王国ニッポンだ!”. NHK (2018年). 2019年8月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月11日閲覧。
  14. ^ 『恐竜博2019 THE DINOSAUR EXPO』図録, p90-121
  15. ^ 北海道新聞文化賞”. 北海道新聞. 2020年3月29日閲覧。
  16. ^ 小林快次准教授が北海道文化奨励賞を受賞”. 北海道大学総合博物館. 2020年3月29日閲覧。
  17. ^ プロフェッショナル仕事の流儀 これまでの放送”. NHK. 2018年11月4日閲覧。