小泉潤二

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小泉 潤二(こいずみ じゅんじ、1948年 - )は、日本の文化人類学者大阪大学名誉教授Ph.D.(人類学博士(Ph.D., Anthropology, Stanford University))(スタンフォード大学、1981年)。東京都生まれ。日本文化人類学会会長。兄は小泉英明[1]

略歴[編集]

学歴[編集]

  • 1973年3月、東京大学教養学部教養学科卒業
  • 1975年3月、東京大学大学院社会学研究科文化人類学専門課程修士課程修了
  • 1980年3月、東京大学大学院社会学研究科文化人類学専門課程博士課程退学
  • 1981年6月、スタンフォード大学大学院人類学研究科博士課程修了。Ph.D.

職歴[編集]

  • 1981年7月 アルバータ大学キラム記念博士研究員(Izaak Walton Killam Post-Doctoral Scholar)
  • 1982年6月 愛知県立大学文学部講師
  • 1985年10月 愛知県立大学文学部助教授
  • 1987年4月 新潟大学人文学部助教授
  • 1990年4月、大阪大学人間科学部助教授
  • 1996年4月、大阪大学人間科学部教授
  • 1996年9月、プリンストン高等研究所ハンズマン招聘研究員(Ralph and Doris Hansmann Member, The Institute for Advanced Study, Princeton)(1997年8月まで)
  • 2000年4月 大阪大学大学院人間科学研究科教授
  • 2004年5月、大阪大学大学院人間科学研究科長・人間科学部長(2006年4月まで)
  • 2005年4月、大阪大学研究推進室員・国際交流推進本部員
  • 2006年4月、大阪大学総長補佐(2007年8月まで)
  • 2007年4月、大阪大学グローバル・コラボレーション・センター長(8月まで)
  • 2007年8月、国立大学法人大阪大学理事副学長(附属図書館長兼任)
  • 2012年 日本文化人類学会第25代会長。
  • 2013年、大阪大学を定年退官、名誉教授。5月、国際高等研究所副所長
  • 2017年、国際高等研究所を退官。

人物[編集]

ミシェル・ロザルドウ(en:Michelle Zimbalist Rosaldo)らに師事。なお、博士学位論文「象徴と脈絡――グアテマラの文化における自己と行為の研究」(“Symbol and Context: a study of self and action in a Guatemalan culture”)は、米国南西部人類学会の1981年の最優秀学生論文賞 (Best Student Paper Award at the 1981 Anuual Meetings of the Southwestern Anthropological Association)を受賞している。

クリフォード・ギアツと親交があった[2]

編纂[編集]

  • Dynamics of Cultures and Systems in the Pacific Rim : Anthropological Studies 大阪大学出版会、c2003
  • 『実践的研究のすすめ 人間科学のリアリティ』志水宏吉共編 有斐閣 2007

論考[編集]

  • 「テクストとしての文化—C.ギアツ『文化の解釈』」, 『社会学ベーシックス 第3巻 文化の社会学』井上俊・伊藤公雄編、京都:世界思想社、292頁、2009。

翻訳[編集]

  • マイケル・D.コウ『メキシコ インディオとアステカの文明を探る』寺田和夫共訳 学生社 1975
  • クリフォード・ギアツ『ヌガラ 19世紀バリの劇場国家』みすず書房 1990
  • クリフォード・ギアツ『解釈人類学と反=反相対主義』編訳 みすず書房 2002

[編集]

  1. ^ 英明・市川團十郎『童の心で』15p
  2. ^ 小泉がギアツの論文を編訳し、解題をつけた『解釈人類学と反=反相対主義』には、小泉とギアツが連れ立って旅行に行ったエピソードも記されている。また、ギアツの晩年の奉職先だったプリンストン高等研究所でギアツの追悼行事が開かれた際(2007年3月3日)、弔辞を述べた13人の中には小泉がおり、世界各地から駆けつけた人々を前に「Cliff」(ギアツ)の思い出を語った。