小谷野敦

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小谷野 敦
(こやの あつし、こやの とん[1]
ペンネーム 猫猫先生
誕生 同じ
(1962-12-21) 1962年12月21日(56歳)
茨城県水海道市(現・常総市
職業 比較文学者評論家小説家
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
教育 博士(学術)東京大学[2]
活動期間 1990年 -
ジャンル 評論
主題 比較文化論、文芸評論恋愛喫煙禁煙
文学活動 新近代主義、禁煙ファシズムと戦う会
代表作もてない男』(1999年)
主な受賞歴 2002年サントリー学芸賞(芸術・文学部門)
デビュー作八犬伝綺想』(1990年)
配偶者 坂本葵[3]
公式サイト akoyano.la.coocan.jp
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小谷野 敦(こやの あつし[4]1962年昭和37年〉12月21日[5] - )は、日本の「作家比較文学者[6][7]

人物[編集]

茨城県水海道市(現・常総市)生まれ。二人兄弟の長男として生まれた[8][9]。父は時計職人、母は煙草屋の看板娘であった[10]

1990年平成2年)8月からカナダのブリティッシュコロンビア大学バンクーバーキャンパスアジア学学科近代日本文芸専攻の博士課程に留学し、週に一度だけティーチングアシスタントとして日本語の授業を受け持ちつつ、鶴田欣也、ジョシュア・モストウ[11]他の指導の下で日本文学比較文学を研究する。留学中は『日本文学』『批評空間』に論文を発表。博士論文のテーマに谷崎潤一郎を選ぼうと考えていたが、鶴田と対立する教員から嫌われてティーチングアシスタントから外された後、英語力の不足などが理由で博士号取得資格試験に失敗[12]。鶴田からは「評論家的な資質が自分に似ている」と評され、芳賀徹らとは後に学問的な対立をしたこともあり、のちに「お前の恩師は誰か、一人挙げろと言われたら、鶴田欣也をあげる」[13]と言っている。

1999年には言語学者で当時大阪大学助教授の由本陽子と事実婚であったことを認めた[14][8]が、のちに2007年に当時東京大学大学院修士課程在学中の柴田葵[15]と結婚した[16][3]

現在は、禁煙ファシズムと戦う会[17]代表。愛称は「猫猫先生」[18]

恋愛の比較文学的研究から出発し、1999年1月に『もてない男[19]を出版しベストセラーになった[20]。また「新近代主義」の提唱などの言論を展開している。

小説に関しては「今の新人作家は、私小説でないものを書こうとしすぎると私は思う」「小説は『私語』であって、恨み言でも手記[21]でもいいのである」「私は小説を書く時に、まだ他の人が書いていないことを書くよう努めている。それは評論でも同じことで、どこかで見たような評論を書いていてもダメに決まっている」、ただし「事実を自分に都合よく捻じ曲げておらず、公表したらモデルが特定されて社会的損失をこうむるようなことは書くべきではない」と発言している[22]

古典的な伝統が好きで、歌舞伎落語相撲[23]などを愛し、「ヴァンクーヴァー」や「ロシヤ[24]」などの綴りを用いる。

また、NHKの「大河ドラマ」に関してもマニアックなファンである[25]

音楽ではクラシックオペラを好み、大学院では歌舞伎とオペラの比較研究を志していたこともあった。その一方、「ロックなどという若者向けの音楽を論じて、受けを狙う学者は気にいらない[26]」「ミステリのような通俗小説を、学者で愛好する人がいるのが理解できない」「筒井康隆のようなSF的設定の小説は面白いが、SF小説自体は、SF漫画やSF映画に乗り越えられている[27]」などと語っている。

その他、特撮を愛好する一面もある[28]

学歴[編集]

  • 東京大学文学部英文科卒業。
  • 東京大学大学院比較文学比較文化専攻博士課程修了[29]

受賞歴[編集]

著作[編集]

ノンフィクション[編集]

  • 『八犬伝綺想――英米文学と『南総里見八犬伝』』福武書店〈Fukutake books 21〉、1990年6月。 - 参考文献:pp.276-277。
    • 『新編八犬伝綺想』筑摩書房ちくま学芸文庫〉、2000年2月。 - 『八犬伝綺想』(福武書店、1990年刊)の増補。「江戸の二重王権」と「八犬伝の海防思想」の論文二編が追加されている。
  • 『夏目漱石を江戸から読む――新しい女と古い男』中央公論社〈中公新書〉、1995年3月。 - 各章末:参考文献。
    • 『夏目漱石を江戸から読む』中公文庫、2018年5月。 - 付・正宗白鳥「夏目漱石論」
  • 『男であることの困難――恋愛・日本・ジェンダー』新曜社、1997年10月。
  • 『〈男の恋〉の文学史』朝日新聞社〈朝日選書 590〉、1997年12月。 - 文献あり。
    • 『定本 〈男の恋〉の文学史 『万葉集』から田山花袋、近松秋江まで』 勉誠出版、2017年8月
  • 『間宮林蔵〈隠密説〉の虚実』教育出版〈江戸東京ライブラリー 1〉、1998年10月。
  • 『もてない男――恋愛論を超えて』筑摩書房〈ちくま新書〉、1999年1月。
  • 『江戸幻想批判――「江戸の性愛」礼讃論を撃つ』新曜社、1999年12月。ISBN 4-7885-0698-X。
    • 『江戸幻想批判――「江戸の性愛」礼讃論を撃つ』新曜社、2008年12月、改訂新版。ISBN 978-4-7885-1130-9。
  • 『恋愛の超克』角川書店、2000年11月。 - 文献あり。
  • 『バカのための読書術』筑摩書房〈ちくま新書〉、2001年1月。
  • 『軟弱者の言い分』晶文社、2001年3月。ISBN 4-7949-6479-X。
    • 『新編 軟弱者の言い分』筑摩書房〈ちくま文庫〉、2006年11月。
  • 『片思いの発見』新潮社、2001年9月。ISBN 4-10-449201-9。 - 文献あり。
  • 『聖母のいない国――the North American novel』青土社、2002年5月。ISBN 4-7917-5962-1。
    • 『聖母のいない国――the North American novel』日本点字図書館 (製作)、2006年4月。 - 厚生労働省委託。
    • 『聖母のいない国――the North American novel』河出書房新社〈河出文庫〉、2008年6月。ISBN 978-4-309-40906-1。
  • 『退屈論』弘文堂〈シリーズ生きる思想 1〉、2002年6月。ISBN 4-335-00051-0。
    • 『退屈論』河出書房新社〈河出文庫〉、2007年10月。
  • 『中庸、ときどきラディカル――新近代主義者宣言』筑摩書房、2002年9月。ISBN 4-480-81445-0。
  • 『中学校のシャルパンティエ』青土社、2003年3月。
  • 『性と愛の日本語講座』筑摩書房〈ちくま新書〉、2003年6月。 - 年表あり。
  • 『反=文藝評論――文壇を遠く離れて』新曜社、2003年6月。 - 文献あり。
  • 『俺も女を泣かせてみたい』筑摩書房、2004年7月。ISBN 4-480-81467-1。
  • 『すばらしき愚民社会』新潮社、2004年8月。
    • 『すばらしき愚民社会』新潮社〈新潮文庫〉、2007年2月。
  • 『評論家入門――清貧でもいいから物書きになりたい人に』平凡社〈平凡社新書〉、2004年11月。
  • 『恋愛の昭和史』文藝春秋、2005年3月。ISBN 4-16-366880-2。 - 年表あり。
    • 『恋愛の昭和史』文藝春秋〈文春文庫〉、2008年3月。 - 年表あり。
  • 『帰ってきたもてない男――女性嫌悪を超えて』筑摩書房〈ちくま新書〉、2005年7月。ISBN 4-480-06246-7。
  • 『なぜ悪人を殺してはいけないのか――反時代的考察』新曜社、2006年3月。
  • 『谷崎潤一郎伝――堂々たる人生』中央公論新社、2006年6月。ISBN 4-12-003741-X。 - 文献あり。
  • 『日本の有名一族――近代エスタブリッシュメントの系図集』幻冬舎〈幻冬舎新書〉、2007年9月。 - 文献あり。
  • 『日本売春史――遊行女婦からソープランドまで』新潮社〈新潮選書〉、2007年9月。 - 年表あり。
  • 『リチャード三世は悪人か』NTT出版〈NTT出版ライブラリーレゾナント 39〉、2007年10月。 - 文献あり。
  • 『リアリズムの擁護――近現代文学論集』新曜社、2008年3月。
  • 『猫を償うに猫をもってせよ』白水社、2008年7月。ISBN 978-4-560-03184-1。
  • 『日本の歴代権力者』幻冬舎〈幻冬舎新書〉、2008年9月。 - 文献あり。
  • 『里見弴伝――「馬鹿正直」の人生』中央公論新社、2008年12月。ISBN 978-4-12-003998-0。 - 文献・著作目録・索引あり。
  • 『『こころ』は本当に名作か――正直者の名作案内』新潮社〈新潮新書 308〉、2009年4月。ISBN 978-4-10-610308-7。
  • 『東大駒場学派物語』新書館、2009年4月。
  • 『美人好きは罪悪か?』筑摩書房〈ちくま新書 788〉、2009年6月。 - 並列シリーズ名:Chikuma shinsho。
  • 『私小説のすすめ』平凡社〈平凡社新書 473〉、2009年7月。
  • 『禁煙ファシズムと断固戦う!』ベストセラーズベスト新書 249〉、2009年10月。 - 並列シリーズ名:Best shinsho。
  • 『大河ドラマ入門』光文社光文社新書 442〉、2010年1月。ISBN 978-4-334-03546-4。 - 索引あり。
  • 『文学研究という不幸』ベストセラーズ〈ベスト新書 264〉、2010年1月。ISBN 978-4-584-12264-8。 - 並列シリーズ名:Best shinsho。
  • 『天皇制批判の常識』洋泉社〈新書y 231〉、2010年2月。
  • 『日本文化論のインチキ』幻冬舎〈幻冬舎新書 165〉、2010年5月。
  • 『現代文学論争』筑摩書房〈筑摩選書 0004〉、2010年10月。
  • 『能は死ぬほど退屈だ――演劇・文学論集』論創社、2010年11月。ISBN 978-4-8460-1058-4。
  • 『名前とは何か なぜ羽柴筑前守は筑前と関係がないのか』青土社、2011年4月。 - 文献あり。
  • 『久米正雄伝――微苦笑の人』中央公論新社、2011年5月。ISBN 978-4-12-004200-3。 - 文献・年譜・索引あり。
  • 『猿之助三代』幻冬舎〈幻冬舎新書 215〉、2011年5月。ISBN 978-4-344-98216-1。 - 文献あり。
  • 『友達がいないということ』筑摩書房〈ちくまプリマー新書 159〉、2011年5月。 - 並列シリーズ名:chikuma primer shinsho。
  • 『「昔はワルだった」と自慢するバカ』ベストセラーズ〈ベスト新書 349〉、2011年11月。ISBN 978-4-584-12349-2。 - 並列シリーズ名:BEST SHINSHO。
  • 『小谷野敦のカスタマーレビュー――2002〜2012』アルファベータ、2012年4月。ISBN 978-4-87198-655-7。 - 索引あり。
  • 『21世紀の落語入門』幻冬舎〈幻冬舎新書 こ-6-5〉、2012年5月。
  • 『文学賞の光と影』青土社、2012年7月。 - 索引あり。
  • 『日本恋愛思想史――記紀万葉から現代まで』中央公論新社〈中公新書 2193〉、2012年11月。ISBN 978-4-12-102193-9。 - 文献・索引あり。
  • 『日本人のための世界史入門』新潮社〈新潮新書 506〉、2013年2月。
  • 『ウルトラマンがいた時代』ベストセラーズ〈ベスト新書 403〉、2013年4月。 - 文献・年表あり。
  • 『高畑勲の世界』青土社、2013年4月。ISBN 978-4-7917-6693-2。 - 文献・年譜あり。
  • 『川端康成伝――双面の人』中央公論新社、2013年5月。ISBN 978-4-12-004484-7。 - 文献・年譜・索引あり。
  • 『ムコシュウト問題――現代の結婚論』弘文堂、2013年8月。ISBN 978-4-335-55157-4。
  • 『面白いほど詰め込める勉強法――究極の文系脳をつくる』幻冬舎〈幻冬舎新書 こ-6-6〉、2013年9月。ISBN 978-4344983175。
  • 『頭の悪い日本語』新潮社〈新潮新書 568〉、2014年4月。ISBN 978-4106105685。
  • 『病む女はなぜ村上春樹を読むか』ベストセラーズ〈ベスト新書 439〉、2014年5月。ISBN 978-4-584-12439-0。
  • 『江藤淳と大江健三郎: 戦後日本の政治と文学』筑摩書房、2015年2月。
  • 『このミステリーがひどい!』飛鳥新社、2015年10月。ISBN 978-4-584-12439-0。
  • 『俺の日本史』新潮社〈新潮新書〉、2015年10月。ISBN 978-4-106-10615-6。
  • 『天皇制批判の常識』猫猫塾、2015年11月。
  • 『宗教に関心がなければいけないのか』筑摩書房〈ちくま新書〉、2016年2月。
  • 『反米という病 なんとなくリベラル』飛鳥新社、2016年3月。
  • 『弁慶役者 七代目幸四郎』飛鳥新社、2016年7月。ISBN 978-4-791-76941-4。
  • 『本当に偉いのか あまのじゃく偉人伝』新潮社〈新潮新書〉、2016年10月。ISBN 978-4-106-10688-0。
  • 『文章読本X』中央公論新社、2016年10月。ISBN 978-4-120-04911-8。
  • 『芥川賞の偏差値』二見書房、2017年3月。
  • 『文豪の女遍歴』幻冬舎新書、2017年9月。
  • 『純文学とは何か』中公新書ラクレ、2017年11月。
  • 『司馬遼太郎で読み解く幕末・維新』ベスト新書、2018年2月。
  • 『忘れられたベストセラー作家』イースト・プレス、2018年3月。

フィクション[編集]

  • 『悲望』幻冬舎、2007年8月。ISBN 978-4-344-01367-4。[32]
    • 『悲望』幻冬舎〈幻冬舎文庫〉、2011年8月。
    • 「悲望」(初出は本人のmixiの日記における連載。その後『文學界』2006年7月号に掲載)
    • 「なんとなく、リベラル」(初出『文學界』2007年2月号、『悲望』単行本に所収)
  • 『童貞放浪記』幻冬舎、2008年5月。ISBN 978-4-344-01503-6。
    • 『童貞放浪記』幻冬舎〈幻冬舎文庫 こ-25-1〉、2009年6月。
    • 「童貞放浪記」(『文學界』2007年10月号) - 小沼雄一監督で映画化、2009年3月ゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて初上映[33]、2009年8月から10月にかけて単館上映(配給:アルゴ・ピクチャーズ)[34]
    • 「黒髪の匂う女」(書き下ろし)
    • 「ミゼラブル・ハイスクール一九七八」(書き下ろし)
  • 『美人作家は二度死ぬ』論創社、2009年1月。ISBN 978-4-8460-0696-9。
    • 「山室なつ子の生涯」(本人のブログに発表。樋口一葉が夭折せず、凡庸な作家として生涯を送ったという設定のパラレルワールドの物語)
    • 「純文学の祭り」(書き下ろし)
  • 「告白の代償」(2009年9月、本人のブログに発表)
  • 『中島敦殺人事件』論創社、2009年12月。ISBN 978-4-8460-0908-3。
    • 「中島敦殺人事件」(書き下ろし)
    • 「天皇の煙草」(2009年7月、本人のブログに発表)
  • 『母子寮前』文藝春秋、2010年12月。ISBN 978-4-16-329830-6。
    • 「母子寮前」(『文學界』2010年9月号、第144回芥川賞候補作)
  • 『東海道五十一駅』アルファベータ、2011年8月。ISBN 978-4-87198-652-6。
    • 「東海道五十一駅」(本人のブログに前半を発表)
    • 「ロクシィの魔」(書き下ろし)
    • 「あなたの肺気腫を悪化させます」(本人のブログに前半を発表)
  • 『遊君姫君――待賢門院と白河院』アルファベータ、2012年1月。ISBN 978-4-87198-653-3。 - 年表あり。
    • 「遊君姫君---待賢門院と白河院」(書き下ろし)
  • 『馬琴綺伝』河出書房新社、2014年3月。ISBN 978-4309022703。
    • 「馬琴綺伝」(書き下ろし)
  • 『グンはバスでウプサラへ行く 小谷野敦作品集』 (猫猫塾) 2015年1月26日発売
  • 『鴎たちのヴァンクーヴァー 小谷野敦作品集』 (猫猫塾) 2015年3月23日発売
  • 『ヌエのいた家』 (文春e-book) 2015年5月29日(第152回芥川賞候補作)
  • 『お嬢様放浪記 小谷野敦作品集』 (猫猫塾) 2015年6月20日
  • 『東十条の女』幻戯書房、2018年3月23日

共著[編集]

  • 翻訳の方法川本皓嗣井上健 編、東京大学出版会、1997年4月。ISBN 4-13-083024-4。
  • 「近松神話の形成序説」『江戸の文事』延廣眞治 編、ぺりかん社、2000年4月。ISBN 4-8315-0937-X。 - 年譜あり。
  • 「ケータイを捨てよ、書を取れ」『象が歩いた』日本エッセイスト・クラブ 編、文藝春秋〈ベスト・エッセイ集 2002年版〉、2002年7月。
    • 「ケータイを捨てよ、書を取れ」『象が歩いた』日本エッセイスト・クラブ 編、文藝春秋〈文春文庫 ベスト・エッセイ集 2002年版〉、2005年7月。ISBN 4-16-743420-2。
  • 池田清彦 ほか「マッカーサーの後継者たち」『天皇の戦争責任・再考』洋泉社〈新書y 090〉、2003年7月。ISBN 4-89691-745-6。 - 池田清彦小浜逸郎橋爪大三郎吉田司井崎正敏八木秀次 共著。
  • 「偉大なる通俗作家としての乱歩」『江戸川乱歩と大衆の二十世紀』藤井淑禎 編、至文堂〈「国文学解釈と鑑賞」別冊〉、2004年8月。 - 年譜あり。
  • 渡部直己、吉本謙次 共著『綿矢りさのしくみ』太田出版〈Love & peace 12〉、2004年9月。ISBN 4-87233-878-2。
  • 「『ノルウェイの森』を徹底批判する」『村上春樹スタディーズ2000-2004』今井清人 編、若草書房、2005年5月。ISBN 4-948755-85-0。 - 文献あり。
  • 「『南総里見八犬伝』総論」『復興する八犬伝』諏訪春雄高田衛 編著、勉誠出版、2008年2月。ISBN 978-4-585-03175-8。
  • 「村上春樹は私小説を書くべきである」『1Q84スタディーズ』book 1、若草書房〈Murakami Haruki study books 13〉、2009年11月。ISBN 978-4-904271-04-9。
  • 『私が愛した大河ドラマ』洋泉社編集部 編、洋泉社〈歴史新書〉、2012年2月。 - 文献あり。

編著[編集]

  • 田山花袋『田山花袋』坪内祐三・小谷野敦 共編、筑摩書房〈明治の文学 第23巻〉、2001年5月。ISBN 4-480-10163-2。 - 年表あり。
  • A.ゴッダード、L.M.パターソン『ことばとジェンダー』小谷野敦・由本陽子 編注、英宝社、2002年1月。ISBN 4-269-14039-9。
  • 『恋愛論アンソロジー――ソクラテスから井上章一まで』中央公論新社〈中公文庫〉、2003年10月。ISBN 4-12-204277-1。
  • 斎藤貴男栗原裕一郎『禁煙ファシズムと戦う』小谷野敦 編著、ベストセラーズ〈ベスト新書〉、2005年10月。ISBN 4-584-12099-4。
  • 『童貞小説集』筑摩書房〈ちくま文庫〉、2007年9月。ISBN 978-4-480-42366-5。
  • 『翻訳家列伝101』新書館、2009年12月。ISBN 978-4-403-25102-3。 - 文献あり。
  • 里見弴『木魂|毛小棒大――里見弴短篇選集』中央公論新社〈中公文庫 さ55-1〉、2011年2月。
  • 『谷崎潤一郎対談集 - 藝能編』中央公論新社、2015年2月。ISBN 978-4-120-04649-0。
  • 『川端康成詳細年譜』勉誠出版、2016年8月。ISBN 978-4-585-29107-7。

翻訳[編集]

序文[編集]

解説[編集]

  • 『大正時代の身の上相談』カタログハウス 編、筑摩書房〈ちくま文庫〉、2002年2月。ISBN 4-480-03710-1。
  • 宮沢章夫『よくわからないねじ』新潮社〈新潮文庫〉、2002年9月。 - 『百年目の青空』 (マガジンハウス、平成11年刊) の改題。
  • 筒井康隆『エンガッツィオ司令塔』文藝春秋〈文春文庫〉、2003年4月。ISBN 4-16-718112-6。
  • 夏石鈴子『新解さんの読み方』角川書店〈角川文庫〉、2003年11月。ISBN 4-04-360402-5。 - リトル・モア1998年刊の増訂。
  • 大塚ひかり『ブス論』筑摩書房〈ちくま文庫〉、2005年7月。 - 『太古、ブスは女神だった』 (マガジンハウス、2001年刊) の改題。

巻末対談[編集]

漫画原作[編集]

映画出演[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ https://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/00198869
  2. ^ 小谷野敦 (1997-04-24), 〈男の恋〉の文学史――日本文学における男性恋愛心理の比較文学的研究, 東京大学, 甲第12936号, http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3157443 
  3. ^ a b 柴田葵「ブログでの交際9ヵ月、会って2回目でプロポーズ! "もてない男"との結婚顛末記」『婦人公論』第92巻20号(通号 1234)、中央公論新社、2007年10月7日、 154-157頁。
  4. ^ 2008年小谷野 (2008h)の執筆を機に筆名の読み方を「こやの とん」に改めた。「ところで最近は、当然ながらパソコン上で、私の名前を記すことが多いが、ローマ字変換をしている私は、実はいつも「こやの・とん」で変換している。その方が簡単だからでもあるが、だから弴伝執筆中は、「ton」と打つと、まず弴、次に敦が出ていたはず。折角だから、以後私は、字はそのまま、「とん」と読んでもらって筆名にしたいと思う」(小谷野 2008h, p. 443))。2012年11月、小谷野 (2012e)で本名の「こやの あつし」に戻す。
  5. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.450
  6. ^ 私の肩書は「作家・比較文学者」なんだがな。”. twitter.com (2019年7月6日). 2019年7月7日閲覧。
  7. ^ 「文藝評論家」と呼ばれることもあるが、小谷野自身は『朝日新聞夕刊で担当していた「ウォッチ文芸」(1998年4月 - 2000年3月)以降、文藝評論家という肩書きを拒否している。小谷野 (2001b)に収録された「にわか文藝時評家の日々」を参照。その理由として、小谷野は「私は文藝評論家と呼ばれることもあるが、『文學界』以外の文藝雑誌からは全然お声がかりがないので、そう名乗る資格があるかどうか疑わしい」ということを挙げている(小谷野「作家見習いの記 私小説のすすめ」『中央公論』2008年12月号)。
  8. ^ a b 追分日出子「現代の肖像 小谷野敦――比較文学者」『AERA』第16巻(34号) (通号 823) 2003年8月11日号、朝日新聞出版、2003年8月11日、 56-61頁。
  9. ^ 小谷野は小谷野 (2004a, p. 60)で自らを「ワーキング・クラス出身」と位置づけ、「比較的貧しい家の生まれ育ちで、保守の論客になる人というのがいる。福田恆存であり、西部邁であり、渡部昇一であり、谷沢永一である。どうも私は、根っこのところでこういう人達に共感しているところがあるようだ」小谷野 (2004a, p. 58)と述べている。
  10. ^ 猫を償うに猫をもってせよ 2009-09-19 中村也寸志という人
  11. ^ asia.ubc.ca
  12. ^ 小谷野 2006a, p. 257
  13. ^ 小谷野 2008a, p. 197
  14. ^ 「「もてない男」小谷野敦が"裏切り"の結婚 お相手は年上の大学講師」『週刊文春』第42巻(11号) (通号 2071)2000年3月23日号、文藝春秋、2000年3月23日、 179f。
  15. ^ のち、作家となって筆名:坂本葵
  16. ^ 週刊新潮』2007年7月5日号。
  17. ^ この会は2004年秋に小谷野がソーシャル・ネットワーキング・サービスmixiの中に作ったコミュニティである。「そう本格的な集団ではない」と小谷野は言っている(文学者小谷野敦の禁煙ファシズム闘争記 2007.05)。
  18. ^ 小谷野のブログの名前『猫を償うに猫をもってせよ』に由来。『PLANETS』誌第5号(2008年8月)にも「猫猫先生かく語りき──「もてない男」は世界をどう変革したいのか?」と題するインタビュー記事が掲載されている。なお「猫を償うに猫をもってせよ」とは田河水泡の『のらくろ漫画全集』に登場する架空の諺である。
  19. ^ 小谷野は「たとえこれ以後私がどれほどもてるようになろうとも、若いころもてなかった、三十まで童貞だったという怨念だけは忘れない」と発言している(小谷野 2005, p. 11)。
  20. ^ 小倉千加子『結婚の条件』p.135
  21. ^ 第152回選評で「私小説ではなく個人的手記の域から出ていない。私小説の名作がなべて隠し持つ精髄の根源について、小谷野氏はあらためて考えてみるべきではないだろうか。」と苦言を呈したのが宮本輝である。
  22. ^ 小谷野敦「作家見習いの記 私小説のすすめ」『中央公論』第123巻(12号) (通号 1496) 2008年12月号、中央公論新社、2008年12月、 204-211頁。
  23. ^ ただし時津風部屋における2007年リンチ死亡事件以後は大相撲に失望し、「大相撲、もう廃止しろや。してもいいよ」と発言するに至った(猫を償うに猫をもってせよ 2008-09-07 名乗らないチブル星人)。
  24. ^ twitter
  25. ^ 「大河ドラマ」に関しては小谷野 (2010a)を参照。
  26. ^ twitter ロックではなくポップスについてはこの評価。
  27. ^ このミステリーがひどい! 単行本 – 2015/7/30 ISBN 978-4864104142 第五章 SF「小説」は必要なのか
  28. ^ 特撮に関しては小谷野 (2013b)を参照。
  29. ^ shinchosha.co.jp
  30. ^ suntory.co.jp
  31. ^ リテラニュース2017年1月19日閲覧
  32. ^ 文藝春秋社法務部が表題作についてモデル女性からの訴訟を恐れた結果、文藝春秋社からは刊行を拒否されたという。同社のこの判断について小谷野は「そんなことはありえない。却って目立つだけだし、当人は外国にいるからだ」と述べている。小谷野 (2009f, p. 209)を参照。
  33. ^ CINEMA TOPICS ONLINE 『童貞放浪記』初のIQの高い童貞青春映画を山本浩司、神楽坂恵が演じる (2008/09/24)
  34. ^ 童貞放浪記 - goo映画

参考文献[編集]