山岡泰輔

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山岡 泰輔
オリックス・バファローズ #13
Orx yamaoka.jpg
2017年3月20日 ほっともっとフィールド神戸にて。
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 広島県広島市安芸区[1]
生年月日 (1995-09-22) 1995年9月22日(24歳)
身長
体重
172 cm
68 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 投手
プロ入り 2016年 ドラフト1位
初出場 2017年4月13日
年俸 4,500万円(2019年)[2]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

山岡 泰輔(やまおか たいすけ、1995年9月22日 - )は、オリックス・バファローズに所属する広島県広島市出身[1]プロ野球選手投手)。右投左打。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

広島市立中野東小学校2年生からソフトボールを始める[3][1]広島市立瀬野川中学校時代は軟式野球部に所属。エースとして広島県大会にも出場した[1]

広島県瀬戸内高等学校への進学後に硬式野球部へ入る[1]と、1年夏のベンチ登録を経て、1年秋からエースとして活躍した。2013年、広島新庄高校と対戦した3年夏の全国高等学校野球選手権大会広島県大会決勝(2013年7月28日)では、田口麗斗との間で投手戦を展開しながら延長15回を完投。1安打15奪三振無失点という内容で好投したが、規定による引き分けで再試合を余儀なくされた[4]。しかし、2日後の再試合(2013年7月30日)で9回完封勝利を収めた[5]ことから、第95回全国高等学校野球選手権大会に広島県代表として出場した[1][6]。本大会では、当時2年生の岸潤一郎を擁する明徳義塾高校との2回戦で8回9奪三振2失点と好投しながら初戦で敗退[7]。“甲子園の土”は持って帰らなかった[8]

大会後の第26回AAA世界野球選手権大会(2013年8月30日~9月8日)に日本代表として出場する[1]と、救援投手としてチームの準優勝に貢献した。また、大会通算7回2/3を投げて14奪三振無失点という好成績を残したことから、大会のオールスターチームに選ばれた[9]

このような実績からNPBの複数球団がプロ野球ドラフト会議で山岡を指名する動きを見せたが、山岡自身は日本学生野球協会プロ志望届を提出せず、東京ガスへ入社した。山岡は後に、U-18ワールドカップ日本代表でのチームメイトだった左腕投手・松井裕樹との実力差を感じたことを、東京ガス入社の理由に挙げている[10]

東京ガスでは入社1年目から、救援投手として対外試合で活躍。第85回都市対抗野球大会では、バイタルネットとの2回戦に先発すると、4回を投げて6奪三振無失点という内容でチームを勝利に導いた[11]。続く新日鐵住金かずさマジック戦では150km/hを出し、4回1失点の好投、打線は加藤貴之から8回に遠藤一星のタイムリーなどで追いつき、9回にサヨナラ勝ちを収め、勝利に貢献した[12]。10月にはプロアマ混同の第1回21U野球ワールドカップ日本代表に選ばれた。2年目からはエースとして活躍。第86回都市対抗野球大会では大阪ガス酒居知史と投げ合い、7回2/3を7奪三振2失点の好投も打線が酒居、近藤大亮に抑えられ敗戦した[13]。9月には第27回アジア野球選手権大会日本代表に選ばれた。3年目の第87回都市対抗野球大会では初戦のNTT西日本戦は9回3安打無四球完封[14]。続く三菱重工名古屋戦は9回12奪三振3失点の粘投で勝利に貢献した。準決勝まで進み、日立製作所戦はリリーフで3回を無失点に抑えるも、チームは敗れた。大会を通じて22回23奪三振、僅かに失点3の活躍を見せ、優秀選手に選ばれた。

社会人3年目の2016年からNPBドラフト会議の指名対象に再び入ったことや、東京ガス時代の活躍で「社会人ナンバーワン投手」と称されるほど高い評価を受けたこと[3]を背景に、2016年のドラフト会議オリックス・バファローズから1巡目で単独指名。年俸1,500万円、契約金1億円に出来高分5,000万円を加えた最高の条件で入団した。背番号は13 。仮契約を結んだ直後の記者会見では、「(NPBの)『13と言えば山岡』と呼ばれるほど活躍したい」との抱負を述べた[15]。指名後には東京ガスの投手として、オリックスの本拠地・京セラドーム大阪での第42回社会人野球日本選手権大会に出場。ヤマハとの1回戦に先発したが、2回途中6失点という内容で降板した末に、チームも初戦敗退を喫した[16]

オリックス時代[編集]

2017年には、春季キャンプから一軍に帯同する[17]と、オープン戦の先発登板で相次いで好投[18]。4月13日の対千葉ロッテマリーンズ戦(京セラドーム)に先発投手として一軍公式戦デビューを果たしたが、6回0/3を3失点と好投しながら敗戦投手になった。次に先発した4月23日の同カード(ZOZOマリンスタジアム)では、オリックスの新人投手としては2006年中山慎也以来11年振りに一軍公式戦で完投したものの、0-2というスコアで2連敗[19]。3度目の先発に臨んだ4月30日の対福岡ソフトバンクホークス戦(京セラドーム)では、無失点のまま1点リードの6回で交代した後にチームが逆転される[20]など、好投が報われずに一軍公式戦での初勝利を逃すことが相次いだ。しかし、チームが9連敗で臨んだ5月28日の対ロッテ戦(ZOZOマリン)で7度目の先発登板を果たすと、6回1失点という内容で初勝利を挙げた[21]。6月30日時点での通算成績は3勝6敗であったが、同日の対埼玉西武ライオンズ戦(メットライフドーム)への先発(8回無失点)でパシフィック・リーグ(パ・リーグ)公式戦の規定投球回へ到達[22]するとともに、11試合の先発登板中8回でQS(クオリティ・スタート)を達成。オールスターゲームでは、パ・リーグの新人投手から同期入団の黒木優太と共に同リーグの監督推薦選手へ選ばれる[23]と、7月14日の第1戦(ナゴヤドーム)で4番手投手として初登板・初勝利を記録した。さらに、後半戦も先発陣の一角に定着。8月26日の対埼玉西武ライオンズ戦(メットライフドーム)では、一軍公式戦での初完投を完封勝利で飾った[24]。一軍公式戦全体では2桁勝利を逃したばかりか、8勝11敗と負け越したものの、パ・リーグの新人投手でただ1人最終規定投球回に到達。シーズン終了後の第1回アジア プロ野球チャンピオンシップに向けて日本代表にも選ばれていた[25]が、球団のメディカルチェックで右肩の腱板炎が判明した[26]ため、出場を辞退した(西武の野田昇吾を代替選手に選出)[27]

2018年には、公式戦の開幕から一軍の先発ローテーションに定着。序盤のリーグ戦では、前年に続いて白星に恵まれず、5月19日の対西武戦(ほっともっとフィールド神戸)では5回表にNPB一軍公式戦タイ記録の1イニング3暴投で2点を献上した[28]。その一方で、6月2日の対巨人戦(京セラドーム大阪)では、広島新庄高から2014年に巨人へ入団した田口との先発対決が実現。高校3年夏の選手権広島大会決勝(前述)以来5年振りの対戦で、山岡は6回(田口は5回1/3)を1失点に抑えたが、いずれも同点の局面で交代したため勝敗は付かなかった[29](試合は延長12回の末にオリックスがサヨナラ勝利)。その後の先発登板試合でも勝ち星が伸びず、8月1日の対東北楽天ゴールデンイーグルス戦(京セラドーム)では、同点の延長11回表に一軍公式戦で初めて救援で登板[30]。この試合でプロ初ホールドを記録したことや、後半戦に入ってから一軍の救援陣で戦線を離脱する投手(黒木など)が相次いでいることを背景に、夏場には中継ぎ投手として4ホールドを挙げた[31]。シーズン終盤から先発に復帰すると、9月15日の対日本ハム戦(札幌ドーム)では三塁すら踏ませない散発4安打の好投で自身2度目の完封勝利をマーク。日本ハム戦での勝利もプロ入り後初めて[32]であったが、シーズン通算の成績は7勝12敗で、前年に続いての負け越しと2桁敗戦を喫した。

2019年には、開幕投手に抜擢される。シーズン序盤から好調を維持し、監督選抜でオールスターにも召集された。最終的に初タイトルとなる最高勝率を獲得。その他、リーグ2位の13勝を挙げるなど飛躍の年となった。

選手としての特徴・人物[編集]

172cm68kgと投手としては小柄ながら[33][34]オーバースロー[35]からの最速152km/h[33][36]のストレートと、スライダーが武器[37]。この他チェンジアップカットボールなどを投げる[38]

AAAのファンで、オリックスへの入団直後には、twitter上の公式アカウントを通じて『登場曲総選挙』を実施。AAAの楽曲を対象に、ユーザーから推薦曲の投票を受け付けた[39]結果、「」を登場曲に採用した。

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2017 オリックス 24 24 2 1 1 8 11 0 0 .421 618 149.1 136 8 54 0 2 133 7 0 62 62 3.74 1.27
2018 30 23 1 1 0 7 12 4 4 .368 619 146.0 137 21 49 1 6 121 4 1 71 64 3.95 1.27
2019 26 26 2 0 1 13 4 0 0 .765 699 170.0 154 16 45 1 4 154 2 0 77 70 3.71 1.17
通算:3年 80 73 5 2 2 28 27 4 4 .509 1936 465.1 427 45 148 2 12 408 13 1 210 196 3.79 1.24
  • 2019年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績[編集]



投手












2017 オリックス 24 6 25 1 0 .969
2018 30 6 23 2 3 .935
通算 54 12 48 3 3 .952
  • 2018年度シーズン終了時

タイトル[編集]

記録[編集]

初記録
投手記録
打撃記録
その他の記録

背番号[編集]

  • 13 (2017年 - )

登場曲[編集]

代表歴[編集]

  • 2013年AAA世界野球選手権大会日本代表
  • 2015年アジア野球選手権大会日本代表
  • 2016年ワールドベースボールチャレンジ日本代表

脚注[編集]

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  1. ^ a b c d e f g ヤクルト、ドラ1候補に東京ガス・山岡泰輔が急浮上 日刊スポーツ、2016年11月23日閲覧。
  2. ^ オリックス - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2018年12月11日閲覧。
  3. ^ a b 山岡泰輔プロフィール”. スポーツナビ. 2016年11月23日閲覧。
  4. ^ 瀬戸内・山岡も譲らず15回1安打0封 デイリースポーツ 2013年7月29日配信
  5. ^ 瀬戸内 再試合制し13年ぶりV!エース山岡 決勝2試合完封 日刊スポーツ 2013年7月31日配信
  6. ^ ドラ3“広島のドクターK”左腕・田口「松井に負けたくない」 スポーツ報知 2013年10月25日閲覧
  7. ^ 瀬戸内―明徳義塾
  8. ^ オリックス・山岡泰輔が振り返る13年夏、広島大会決勝” (日本語). 週刊ベースボールONLINE. 2019年9月6日閲覧。
  9. ^ 18U「オールスターチーム」に安楽、山岡、森友を選出 スポニチアネックス 2013年9月8日配信
  10. ^ ドラフト:「びっくりした」オリックス1位指名の山岡泰輔”. 毎日新聞 (2016年10月20日). 2016年11月23日閲覧。
  11. ^ 東京ガス・山岡 ダル絶賛スラで4回2安打6K!1点守った スポニチアネックス 2014年7月24日配信
  12. ^ 東京ガスがサヨナラ勝ち!ルーキー山岡「松井裕と並んだ」/都市対抗 サンスポ 2014年7月25日配信
  13. ^ 7月18日 東京ドーム 第2試合
  14. ^ 東京ガス山岡3安打完封 巨人「いいものはいい」阪神「即戦力」 スポニチアネックス 2016年7月17日配信
  15. ^ 【オリックス】ドラフト1位山岡、契約金1億円で仮契約「ここからが勝負です」”. スポーツ報知. 2016年12月1日閲覧。
  16. ^ 11月3日 京セラドーム大阪 第1試合 1回戦
  17. ^ オリックス1位山岡ら一軍/春キャンプ振り分け一覧”. 日刊スポーツ (2017年1月28日). 2017年5月31日閲覧。
  18. ^ オリックス1位山岡開幕ローテ決定 8回途中2失点”. 日刊スポーツ (2017年3月21日). 2017年5月31日閲覧。
  19. ^ オリックス山岡、球団新人11年ぶり完投も援護なし”. 日刊スポーツ (2017年4月24日). 2017年5月31日閲覧。
  20. ^ オリックス山岡6回無失点もプロ初勝利またもお預け”. 日刊スポーツ (2017年4月30日). 2017年5月31日閲覧。
  21. ^ オリックス山岡プロ初勝利「やっとです」7度目挑戦”. 日刊スポーツ (2017年5月29日). 2017年5月31日閲覧。
  22. ^ あるで新人王!オリックスドラフト1位・山岡が8回0封3勝、規定投球回数に到達”. サンケイスポーツ (2017年7月1日). 2017年7月4日閲覧。
  23. ^ マイナビオールスターゲーム2017 出場者”. 日本野球機構 (2017年7月3日). 2017年7月4日閲覧。
  24. ^ a b プロ初完封のオリックス・山岡 「絶対最後までマウンドにいたいと」”. スポーツニッポン (2017年8月26日). 2017年8月26日閲覧。
  25. ^ 大会出場メンバー25名を発表 3監督が記者会見で意気込みを語る 野球日本代表 侍ジャパン オフィシャルサイト (2017年10月12日) 2017年10月22日閲覧
  26. ^ オリックス山岡が右肩腱板炎で侍辞退、リハビリへ”. 日刊スポーツ (2017年10月27日). 2017年11月8日閲覧。
  27. ^ 「ENEOS アジア プロ野球チャンピオンシップ2017」日本代表の出場選手変更について 野球日本代表 侍ジャパン オフィシャルサイト (2017年10月27日) 2017年11月5日閲覧
  28. ^ オリックス山岡ガックリ…プロ野球タイ記録1イニング3暴投”. スポーツニッポン (2018年5月19日). 2018年6月4日閲覧。
  29. ^ オリックス山岡、宿敵と5年ぶり投手戦で意地の粘投”. 日刊スポーツ (2018年5月19日). 2018年6月4日閲覧。
  30. ^ オリックス痛恨の1敗 山岡初の救援起用も実らず延長戦7連敗”. スポーツニッポン (2018年8月2日). 2018年6月7日閲覧。
  31. ^ 【オリックス】中継ぎに配置転換の山岡プロ初ホールド「楽しんで投げたい」”. スポーツ報知 (2018年8月1日). 2018年8月7日閲覧。
  32. ^ ベースボール・マガジン社『週刊ベースボール』2018年10月1日号 p.90.
  33. ^ a b 山岡、自立した新人 オリ右腕、マイペースで調整a
  34. ^ https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/baseball/836167/
  35. ^ http://column.sp.baseball.findfriends.jp/?pid=column_detail&id=001-20170320-06
  36. ^ オリックス・山岡、満塁弾食らい降板「防がなければいけなかった」SANSPO.COM(サンスポ)
  37. ^ オリックス1位 東京ガス・山岡「全てが理想」のマエケン目標”. スポーツニッポン (2016年10月21日). 2016年11月25日閲覧。
  38. ^ オリックス山岡、8回0封で防御率チームトップ”. 日刊スポーツ (2017年7月1日). 2017年7月1日閲覧。
  39. ^ “【オリックス】ドラ1山岡“登場曲総選挙”実施で応募5000に驚き”. スポーツ報知. (2017年1月23日). http://www.hochi.co.jp/baseball/npb/20170123-OHT1T50088.html 2017年1月23日閲覧。 
  40. ^ http://npb.jp/news/detail/20180522_02.html

関連項目[編集]