峠のわが家

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峠のわが家
矢野顕子スタジオ・アルバム
リリース
時間
レーベル ミディ
プロデュース 矢野顕子
坂本龍一
矢野顕子 アルバム 年表
BROOCH
1985年
峠のわが家
1986年
GRANOLA
(1987年)
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峠のわが家』(とうげのわがや)は、矢野顕子アルバム1986年2月21日発売。発売元はミディ2013年12月25日、同じミディより、アウトテイク集を加えた2枚組のリマスタリング盤が発売された。

概要[編集]

矢野が自ら設立に関与したレコード会社、ミディの第1弾作品である。

坂本龍一が共同プロデュースを務めるが、高橋幸宏大村憲司の参加する「David」「Home Sweet Home」を除いて、YMOもしくはテクノポップ色は薄れている。

なお、本作から矢野のジャズ回帰が明確となり、「ちいさい秋みつけた」のアレンジや、のちに上原ひろみとの共演でも取り上げられる「そこのアイロンに告ぐ」にも顕著である。演奏者もジャズ・フュージョン畑から、ドラマーのスティーヴ・ガッドが「一分間」「そこのアイロンに告ぐ」に参加しているほか、1990年代以降の「さとがえるコンサート」で活躍することになるベース奏者、アンソニー・ジャクソンが、アルバムに初登場している(「ちいさい秋みつけた」他)。

「David」は1990年にシングルとしても発売され、オリコンシングルチャートにも登場した。

収録曲[編集]

1986年版[編集]

  1. The Girl of Integritiy (作詞・作曲:矢野顕子)
    • サンプリングで用いられているネコの鳴き声は、当時の自宅に出入りしていた野良猫「モドキ」のものである。「モドキ」は坂本龍一の楽曲「M.A.Y. in the backyard」(『音楽図鑑』収録)の題材ともなっているほか、矢野のライブアルバム『グッド・イーブニング・トウキョウ』のライナーノーツにも漫画で描かれている。
    • DVD『TWILIGHT 〜the“LIVE”best of Akiko Yano〜』に、ライブ映像が収録されている。同名のCDには収録なし。
  2. David (作詞・作曲:矢野顕子)
  3. ちいさい秋みつけた (作詞:サトウハチロー 作曲:中田喜直)
  4. 一分間 (作詞:藤富保男 作曲:矢野顕子)
    • 藤富保男の現代詩に曲をつけたもの。詩の原題は「非」である。
  5. おてちょ。(Drop me a Line) (作詞:矢野顕子、ピーター・バラカン 作曲:矢野顕子)
    • タイトルは「お手紙ちょうだい」の略。
    • ライブアルバム『グッド・イーブニング・トウキョウ』に、ライブテイクが収録されている。
  6. 海と少年 (作詞・作曲:大貫妙子)
    • 大貫妙子の曲のカバー。原曲は『ミニヨン』収録。
  7. 夏の終り (作詞・作曲:小田和正)
    • オフコースの曲のカバー。原曲は『FAIRWAY』収録。
    • このカバー・バージョンは、小田和正のカバー・アルバム『言葉にできない 〜小田和正ベストカバーズ』にも収録。
  8. そこのアイロンに告ぐ (作詞・作曲:矢野顕子)
  9. Home Sweet Home (作詞・作曲:矢野顕子)
    • 映画『大安に仏滅!?』(1998年、和泉聖治監督)の主題歌に用いられた。 

2013年版[編集]

1986年版のオリジナルマスターなどをリマスタリングし、SHM-CD化し、2枚組としてリリースしたもの[1]。 DISC 1は同一楽曲を収録しているが、DISC 2に未発表ミックスを7曲追加した。

DISC 1
  1. The Girl of Integritiy
  2. David
  3. ちいさい秋みつけた
  4. 一分間
  5. おてちょ。(Drop me a Line)
  6. 海と少年
  7. 夏の終り
  8. そこのアイロンに告ぐ
  9. Home Sweet Home
DISC 2
  1. The Girl of Integritiy (Rare_01)
  2. おてちょ。(Drop me a Line) (Rare_07)
  3. ちいさい秋みつけた (RareNY_05)
  4. 一分間 (RareNY_07)
  5. そこのアイロンに告ぐ (OutTake_07)
  6. 海と少年 (OutTake_10)
  7. David (OutTake_11)

脚注[編集]

  1. ^ MIDI 30th