島山安昌浩級潜水艦

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島山安昌浩級潜水艦
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基本情報
種別 通常動力型潜水艦
建造所 大韓民国の旗 韓国大宇造船海洋 (設計・建造)
大韓民国の旗 韓国現代重工業 (建造)
運用者  大韓民国海軍
就役期間 2020年頃配備予定
計画数 9隻
バッチ1 3隻
バッチ2 3隻
バッチ3 3隻
前級 214型潜水艦(孫元一級潜水艦)
要目
排水量 バッチ1
水上3,358 t / 水中3,705 t
バッチ2
3,700 t程度 / 水中 4,100 t程度
バッチ3
4,000 t程度
長さ バッチ1
83.5 m
バッチ2
93.5 m
バッチ1 / 2
9.6 m
吃水 バッチ1 / 2
7.62 m
速力 20 kt
航続距離 10,000 海里
航海日数 50日
乗員 50名
兵装 バッチ1
533mm魚雷発射管×8
VLS×6
バッチ2
533mm魚雷発射管×8
VLS×10
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島山安昌浩級潜水艦 (英語: Dosan Ahn Chang-ho-class submarine) は大韓民国海軍通常動力型潜水艦の艦級。

来歴[編集]

大韓民国海軍はこれまでドイツ209型潜水艦張保皐級)及び214型潜水艦(孫元一級)の建造・運用をしており、これらを通じて得たノウハウを用いて国産化率と性能の向上を目指して計画された。また、本給はKSS-Ⅲ(張保皐-Ⅲ)とも呼ばれこれはKSS-Ⅰ(209型)とKSS-Ⅱ(214型)に次ぐ潜水艦取得計画であることを示している。

本級では特に3,000t級と通常動力型潜水艦としては大型な船体を有することによって209型(1,000t)及び214型(2,000t)と比較して活動時間の延伸し、VLSにより攻撃力が著しく増加する。但し、対北朝鮮ではここまで大型である理由に乏しく、搭載されるVLSと合わせて対日本を意識した装備である疑念がある。[1] [2]

2019年10月10日、韓国海軍の沈勝燮海軍参謀総長が原子力潜水艦の必要性に言及した。韓国海軍が原子力潜水艦について公に言及するのは2003年に盧武鉉政権下で鉠永吉国防部長官が原子力潜水艦3隻を2020年前に実戦配備するという「362事業」を報告して以来。[3] また、記事はバッチ3を原子力潜水艦の候補として挙げており、7年内に1兆3000億ウォン(約1,180億円)-1兆5000億ウォンの予算(362事業に関わった海軍大佐は4,000トン級の原子力潜水艦は1隻につき約1兆6000億ウォン必要としている)[4]で国内開発が可能としている。他方、韓米原子力協定のために原子力潜水艦は難しいという意見もある。[3]

設計[編集]

本級はバッチ1、2共に大宇造船海洋によって設計されている。バッチ1は2012年の防衛事業庁と大宇造船海洋の契約により設計を開始し、その後1番艦を2014年着工・2016年起工した。[5]建造費用は7億ドル(約780億円)。[6]また、バッチ2は基本設計を2016年7月からの2年半で完了した。[7]

バッチ1では鉛蓄電池燃料電池方式AIPを搭載する。バッチ2では鉛蓄電池をリチウム電池に変更し水中作戦能力と運用時間を向上させる。[8]また、バッチ2では10本の発射管を備えるVLSが装備される。[9]

装備[編集]

本級バッチ1には、8門の533 mm魚雷発射管と6本の発射管を備えるVLSが装備される。VLSは玄武-3C対地攻撃用長距離巡航ミサイル(最大飛翔距離 1,500km)を潜水艦発射型に改造したものが搭載されると考えられている。計画早期に、スペインのインドラ(INDRA)がESM(PEGASO)を供給することとイギリスのバブコックインターナショナルがバッチ1向けの装填装置を設計および製造することが発表された。

フランスのサフランは電子工学マストを供給する。そのほかに、フランクアレイソナーをLIG Nex1が供給し戦闘管理システムをハンファが供給する。[2][9][10]

同型艦一覧[編集]

バッチ 艦番号 艦名 造船所 進水 就役
1 SS-083 島山安昌浩
ROKS Dosan Ahn Changho
大宇造船海洋
(玉浦)
2018年
9月14日

SS-085 孫秉煕
ROKS Son Byong-hi
現代重工業
(蔚山)


脚注[編集]