川井郁子

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川井 郁子
出生名 川井 郁子
生誕 (1968-01-19) 1968年1月19日(52歳)
日本の旗 日本香川県高松市
出身地 日本の旗 日本香川県高松市
学歴 東京芸術大学大学院修了
ジャンル クラシック
職業 ヴァイオリニスト、作曲家大阪芸術大学芸術学部教授俳優
担当楽器 ヴァイオリン
活動期間 1993年 -
公式サイト www.ikukokawai.com/
著名使用楽器
ストラディバリウス

川井 郁子(かわい いくこ、1968年1月19日 - )は、日本のヴァイオリニスト作曲家大阪芸術大学芸術学部教授香川県高松市生まれ、高松市育ち。所属はアイケイ・オフィス

来歴[編集]

略歴[編集]

6歳からバイオリンをはじめる。高松市立牟礼小学校-高松市立屋島中学校-高松第一高等学校音楽科-東京芸術大学卒業。同大学院修了。

20代の鬱々としていた時期に出会ったピアソラ[編集]

クラシックは作曲家の意図を忠実に表現すること、楽譜通りに演奏することが根本にある。東京芸術大学に入学してからも、同じ曲をみんなが弾く中で、“そんなに歌ったらブラームスじゃない”などと言われることに虚しさを感じたり、もっと自分らしさを出したいと漠然と思っていたという。

そんな鬱々としていたとき、あるピアニストから勧められてタンゴの革命児アストル・ピアソラの曲を聴く。タンゴをベースにジャズやクラッシックの要素が取り入れられており、ジャンルを超えたピアソラ独自の音楽ともいうべきものに触れ、枠に囚われていたのは自分自身だったことに初めて気づかされたという。

ピアソラのように自分の音楽を表現したいと思いはじめたころ、日本でのデビューの話が持ち込まれる。そこで意を決し、『やりたいことがあるんです』といって必死にスタッフを説得する。熱意が実りすべてを任された川井はデビュー作の制作にあたる[1][2]

2000年「The Red Violin」でデビュー[編集]

2000年、「The Red Violin」でデビュー。10曲中6曲の作曲を川井が担当し、「知識に縛られないコード進行の面白さがあると評価された」[3]

2001年4月より大阪芸術大学芸術学部音楽学科教授。2005年より教授。ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団、ニューヨーク・シンフォニックアンサンブル、サレー・アンタル・ジプシー楽団、ブルガリアン・シンフォニー・オーケストラ、読売日本交響楽団NHK交響楽団新日本フィルハーモニー交響楽団など、国内外のオーケストラと多数共演・レコーディングを行う。

2005年11月結婚。2006年6月20日、第1子(長女)を出産。産休後、同年9月より演奏活動に復帰。2013年3月離婚。

2007年に『川井郁子 Mother Hand 基金』を設立して以降、定期的に基金主催のチャリティーコンサートを開いている。また、日本UNHCR協会評議員として難民キャンプを訪れたりするなど、社会奉仕活動にも積極的に参加している。[4]

音楽活動だけでなく、女優としても活動。1998年の映画『絆 -きずな-』(役所広司主演)では批評家大賞新人賞を受賞している。他には、1999年放送の連続テレビ小説すずらん』(遠野凪子主演)に出演している。また、2011年10月より、『うどん県』という香川県のPRページ内で学芸員役で出演している。2012年には、香川県の「アート県」プロジェクトで「アート県」副知事に就任した。瀬戸内国際芸術祭をはじめ香川県の芸術関係のPRを担っている。[5]

2013年、映画『北のカナリアたち』の音楽で第36回日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞した[6]

2020年にデビュー20周年を迎える。

活動[編集]

2007年3月16日、初のベストアルバム『The Violin Muse 〜The Best Of Ikuko Kawai』を発売。

2008年7月23日、オリジナルアルバム『新世界』発売。発売記念イベントでは、トリノ五輪フィギュアスケート金メダリスト、荒川静香がステージに上がるサプライズがあった。2人はアイスショーなどジャンルを超えて幅広く共演している。[7]同年10月4日、ニューヨークカーネギーホールでアメリカデビューを果たす。

カーネギーホールでの演奏は、2009年1月21日発売の『川井郁子 at カーネギーホール 2008 〜新世界〜』に収録されている。

テレビとラジオでレギュラー番組を持ち、テレビでは「100年の音楽」(テレビ東京系PM10:54〜)にて司会と演奏を、ラジオではニッポン放送で「ダイワハウス・モーニングエッセイ 川井郁子ハートストリングス」(AM8:20〜)(関西圏では、AM6:10頃からABCラジオ「朝も早よから 中原秀一郎です」の1コーナーとして放送)のパーソナリティーを務める。

元は日本音楽財団から貸与されていたグァルネリ・デル・ジェスのムンツだったが、その後大阪芸術大学所蔵のフランチェスコ・ルジェーリを貸与された。そして近年大阪芸術大学所蔵アントニオ・ストラディバリウス(1715年「ストラディバリの絶頂期」)を貸与されることになった。

作品[編集]

CD[編集]

シングル[編集]

  • THERE MUST BE AN ANGEL ゼア・マスト・ビー・アン・エンジェル(2001.12.27)リプトン紅茶「THE TEA」のTVCMで篳篥(ひちりき)の東儀秀樹と共演。
  • 「おばあちゃん もしかして」~NHKみんなの歌~(2005.5.21)「NHKハート・プロジェクト」テーマソング ●唄:白鳥英美子
  • 嵐が丘~ヒースクリフに捧ぐ(2005.9.22)
  • 流星(2017.6.14)

アルバム[編集]

  • The Red Violin  ザ・レッド・ヴァイオリン(2000.5.24)
  • Violin Muse ヴァイオリン・ミューズ(2001.2.21)
  • INSTINCT  インスティンクト(2002.6.21)
  • AURORA オーロラ(2004.2.21).
  • 嵐が丘(2005.11.30)
  • La Japonaise ラ・ジャポネーズ(2006.9.27)
  • The Violin Muse The Best of Ikuko Kawai ザ・ヴァイオリン・ミューズ ~ザ・ベスト・オブ・イクコカワイ(2007.3.16)
  • 新世界 The New World(2008.7.23)*初回限定版はDVD付き
  • 川井郁子atカーネギーホール2008~新世界(2009.1.21)
  • Appassionto アパッショナータ(2009.9.2)
  • Nature ナチュール(2009.9.2)
  • 北のカナリアたち(2012.10.31)映画『北のカナリアたち』オリジナル・サウンドトラック。
  • Violin On Ice(2014.5.21)
  • The Melody 〜100年の音楽(2014.7.30)
  • 「LINK 〜Best of Ikuko Kawai〜(2016.2.24)
  • THERE MUST BE AN ANGEL ゼア・マスト・ビー・アン・エンジェル
  • LUNA(2017.11.01)

DVD[編集]

  • インスティンクト・ライヴ 2002(2007.3.16)
  • AURORA  オーロラ(2004.11.21)
  • 嵐が丘 LIVE(2006.4.26)
  • COLD SLEEP コールドスリープ(2011.5.21)

メディア出演[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 第五十回 川井郁子 ヴァイオリンの音色に魂を委ねて異なるものとの融合が開く新しい世界”. 日立ソリューションズ. 2020年4月18日閲覧。
  2. ^ ジャンルを超えて活躍するヴァイオリニストが音と言葉で描き出す源氏物語の世界”. Confetti. 2020年4月18日閲覧。
  3. ^ 川井郁子がデビュー15周年記念アルバム”. 朝日新聞 (2016年3月18日). 2020年4月18日閲覧。
  4. ^ 子どもたちの未来を守るために 川井 郁子 (PDF)”. JICA's World. 2020年4月18日閲覧。
  5. ^ 「アート県」に川井郁子副知事誕生”. 香川県. 2020年4月18日閲覧。
  6. ^ 日本アカデミー賞 音楽賞”. 日本アカデミー賞協会 (2013年3月18日). 2020年4月18日閲覧。
  7. ^ 川井郁子 荒川静香との共演「楽しみ」”. スポニチアネックス (2008年7月23日). 2020年4月18日閲覧。