川崎アゼリア

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川崎アゼリア
Kawasaki Azalea
店舗概要
所在地 神奈川県川崎市川崎区駅前本町26番地2
開業日 1986年(昭和61年)10月1日[1]
施設所有者 川崎アゼリア株式会社[2]
延床面積 56,704 m²
商業施設面積 10,706 m²
店舗数 150店
駐車台数 380台
最寄駅 JR川崎駅京急川崎駅
外部リンク 公式ウェブサイト
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川崎アゼリア株式会社
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
210-0007
神奈川県川崎市川崎区駅前本町3番地1
代表者 代表取締役社長 大村 研一
資本金 50億円
売上高 30億2200万円(2020年03月31日時点)[3]
営業利益 ▲3億3100万円(2020年03月31日時点)[3]
経常利益 ▲3億円(2020年03月31日時点)[3]
純利益 ▲3億2000万円(2020年03月31日時点)[3]
純資産 59億7500万円(2020年03月31日時点)[3]
総資産 168億1200万円(2020年03月31日時点)[3]
決算期 3月末日
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「アゼリア宇宙カプセル」演奏時
2007年5月撮影
JR川崎駅東口 川崎アゼリア入口
2011年4月撮影

川崎アゼリア(かわさきアゼリア、英語: Kawasaki Azalea)は、神奈川県川崎市川崎区駅前本町26番地2のJR川崎駅東口地下にある地下街1986年(昭和61年)10月1日開業[1]。川崎駅東口再開発事業により、川崎駅東口バスターミナルと一体的に建設された。

「アゼリア (Azalea) 」は西洋ツツジ英名で、ツツジが川崎市の市花[4]であることに由来する。名称は公募により決定された。

概要[編集]

1981年(昭和56年)12月に着工し1986年(昭和61年)に完成[1]した。JR川崎駅東口駅前広場、東口バスターミナルの地下に位置する[2]。地下街面積は56,704m2で、クリスタ長堀八重洲地下街に次いで日本で3番目の規模を有する地下街である。地上に置き換えると、東西は京急線の高架から川崎ルフロンまで、南北は京急川崎駅の入口から銀柳街までと、広い範囲に広がっている[2]

JR・京急線の川崎駅及び川崎駅周辺の主要な商業施設を接続する形で位置するため、平日・休日を問わず多くの人が訪れる[2]。JR川崎駅と京急川崎駅、川崎市役所方面、ラ チッタデッラ方面を結ぶ地下道の役割を持つほか、上部に川崎駅東口バスターミナルがあり、各バス停留所への通路も兼ねる[2]。また、地下2階には380台収容の川崎駅東口公共駐車場を備える[2]。その他、イベントスペースも設けられている。

建設目的は、歩車分離による交通安全、駐車場不足の緩和、周囲の商業施設と一体となった商業空間の建設による競争力の強化である。総事業費は約445億円。

川崎地下街の建設認可後に静岡駅前地下街爆発事故があり、当時の建設省が今後地下街の建設を認可しない姿勢をとったため、日本最後の地下街となる予定だったが、後に防災基準を強化した上で地下街建設の認可を再開した。

床の大部分は本物の大理石が利用されており、開業20周年を迎える2006年(平成18年)には床の大理石を磨き上げる作業が行われた。開業20年を迎えるまでに全面改装を予定していたが、2006年までの20周年事業では部分改装に留まった。

その後、開業30周年を迎えるにあたり全面改装し、2016年(平成28年)3月16日にグランドオープンした[5]。また2016年にはバリアフリーの一環としてエスカレーターの設置が進められた。

接続する施設[編集]

世界一短いエスカレーター「プチカレーター」

通路・広場[編集]

川崎アゼリア内には、中央にサンライト広場が位置し、東側、西側、南側に地下街が広がっている。

  • Sunlight Plaza - サンライト広場(中央にある広場。吹き抜けの屋根から光が差し込むことに由来)
  • 東広場・南広場
BLUE ZONE(東側)

名称には水・空に関連するものを関している。

  • River Walk - リバー ウォーク
  • Ocean Walk - オーシャン ウォーク
  • Sky Walk - スカイ ウォーク
  • Stream Pass - ストリーム パス
GREEN ZONE(西側)

名称には自然に関連するものを冠している。

  • Forest Walk - フォレスト ウォーク
  • Glove Walk - グローヴ ウォーク
  • Leaf Walk - リーフ ウォーク
  • Floral Pass - フローラル パス
ORANGE ZONE(南側)
  • Gourmet Walk - グルメ ウォーク

グルメウォークの名称は、この通りにレストランが多いため。

2016年までの全面改装によって、各エリアの名称が変更された。フロアガイドの色分けに名残が見られる。

  • GREEN ZONE→LIFEGRAND
  • BLUE ZONE→DELICHIKA
  • ORANGE ZONE→GOURMESSE

また改装後は通路に愛称はなく、(1st・2nd・3rd)Avenueとされている。

その他
  • 市役所ロード
  • 京急ロード
  • 新川ロード

2016年までに「○○通り」から「○○ロード」に変更された。

アゼリア宇宙カプセル[編集]

川崎アゼリア内「サンライト広場」北端の川崎駅に接続する地点付近に、大規模なオルゴール式からくり時計「アゼリア宇宙カプセル」がある。

1986年(昭和61年)10月1日の川崎アゼリア開業と同時に、中央広場の一番目立つ場所に設置された。「川崎区の宝物シート」には「宝物ナンバー1-22」として登録されている。

名称は、22世紀の街づくりも視野に入れたアゼリアが「未来」を想像する際に「宇宙」という象徴が合っていると思い「宇宙カプセル」にしたという[誰?]

宇宙カプセルにエネルギーが溜まって、カプセルが下降すると開き、中にあるベルと鼓笛隊を模した人形によって約9分間の演奏が行われる。最初にベルの自動演奏が行われ、その後に人形が上昇して金管の演奏が行われ、オリジナルの行進曲が演奏される(この時も随所に金管が鳴る)。ベルの演奏曲は季節によって変わり、春は「春の小川」、夏は「我は海の子」、秋は9月頃に「小さい秋見つけた」と10月頃に「もみじ」、冬はクリスマスシーズンは「ホワイトクリスマス」、12月末から1月7日は「一月一日」、1月8日以降から3月頃までは「野ばら」が演奏される。音楽の作曲は増田豊。

演奏中は指揮者となる人形は常時外に出ている。人形の衣装も季節によって変わり、例えば年末年始は袴姿、3月から4月の春休みシーズンは新入生の制服姿などを着用し、着せ替えはメンテナンスを委託している業者が担当する。

かつて演奏終了後に「サンライト広場」付近で、指揮者となる人形の着ぐるみによる子供達へのファンアピール活動を行っていた時期もあるが、2008年(平成20年)の時点ではすでにそうした活動は行われていない。

2006年(平成18年)までの開業20周年事業に伴い、2005年(平成17年)後半からエスカレーター新設工事とともに工事が行われたため、3か月ほど演出を中止していた。その後、川崎駅東口の再開発事業の一環として既設エスカレーターの全面取り換え工事が始まり、2010年(平成22年)10月4日から11月20日まで、エスカレーター4台のうち中央部2台のエスカレーターの取り換え工事が行われた。さらに川崎アゼリア地下街への玄関口の上屋を取り替える工事も立て続けに行われた。そのため、2010年(平成22年)10月上旬から2011年(平成23年)3月上旬上・中旬にかけて、およそ半年間演出を中止していた。

上屋改良工事終了を間近に控えた2011年(平成23年)3月11日東日本大震災が発生した。このため、電力使用制限令に基づき同地下街の節電対策として、10時から20時までの間の7回の演奏時間を5回に減らし、16時と20時の演奏を見合わせ、10時・12時・13時・14・18時とした。その後、2014年4月からは10時から21時まで毎時の演奏となり、震災前より演奏回数が増加した。

2019年に宇宙カプセルの下降機能が故障し、エスカレーターに落下する危険性があったため、一時エスカレーターとからくりを停止し、修繕に伴いからくり部分はベルトで固定された。エスカレーターは復旧したものの、からくりは復旧の見通しが経っておらず再開は未定。

ロケ・イベント[編集]

  • TBS系列
  • 2008年(平成20年)にはイベントスペースでももいろクローバーZ(当時、ももいろクローバー)の結成お披露目が行われた。
  • 毎週金曜日に「オトノハライブ」が開催されており、2011年(平成23年)4月からは一部が『うたなび!』の1コーナー「オトノバ」でも紹介されていたが、「オトノバライブ」自体が2012年(平成24年)3月限りで終了したため「オトノバ」コーナーも終了した。

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c 鉄道ジャーナル』第20巻第13号、鉄道ジャーナル社、1986年12月、 117頁。
  2. ^ a b c d e f 屋内測位普及発展に関する調査研究報告書 (Report). 財団法人ニューメディア開発協会. (2009-3). 
  3. ^ a b c d e f 川崎アゼリア株式会社 第62期決算公告
  4. ^ 川崎市プロフィール 市民の花・市民の木 川崎市
  5. ^ “川崎アゼリア 16日グランドオープン”. 交通新聞 (交通新聞社). (2016年3月22日) 
  6. ^ プチカレーター”. 川崎モアーズ. 2020年9月18日閲覧。
  7. ^ かわさき産業ミュージアム 展示物一覧|現代の産業文化財「プチカレーター(ぷちかれーたー)」”. 川崎市川崎区 (2019年8月8日). 2020年9月18日閲覧。

関連項目[編集]