平和のための結集決議
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
検索に移動
平和のための結集決議(へいわのためのけっしゅうけつぎ)とは、国際連合安全保障理事会の運営が拒否権の乱発により麻痺した場合に、要請があってから24時間以内に国際連合総会の特別緊急会を招集して議決を行うことができる制度。
特別緊急総会において出席者(加盟国代表)の3分の2以上の賛成があれば、平和と安全のために措置を勧告することができる。
この決議は朝鮮戦争を機に立案されたアチソン・プラン(英: Acheson Plan)として知られる計画を、ジョン・フォスター・ダレスが最終日1950年11月3日の総会で提案し、国連決議第377号(英: United Nations General Assembly Resolution 377)として採択された(当時は北朝鮮を後押して拒否権を行使したソ連を想定していた)
決議[編集]
- 1956年、国連安保理決議第119号での第二次中東戦争当事者の英仏の拒否権行使に対するA/RES/1001(ES-I)
- 1981年、南アフリカへの包括的制裁のためにジンバブエが提案したA/RES/ES-8/2