平成元年台風第11・12・13号

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平成元年台風第11・12・13号(へいせいがんねんたいふうだい11・12・13ごう)は、1989年7月24日から8月7日にかけて、日本列島に相次いで上陸あるいは接近した3つの台風である[1]

台風11号[編集]

台風第11号(ジュディ・Judy)
カテゴリー2の タイフーンSSHWS
台風11号
台風11号
発生期間 1989年7月23日0時(UTC)- 7月29日0時(UTC)
寿命 6日間
最低気圧 940 hPa
最大風速
(日気象庁解析)
85 knots
被害総額  
平均速度 19.2 km/h
移動距離 2,761 km
上陸地点 鹿児島県大隅半島南部
死傷者数 死者29人・行方不明者2人・負傷者96人(台風12号・13号によるものを含む)
被害地域 九州地方〜関東地方
プロジェクト : 気象と気候災害
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進路図

7月23日にフィリピンの東海上で発生した台風11号(国際名:ジュディ/Judy)は、勢力を強めながら北上し、27日の23時40分頃に、鹿児島県大隅半島南部に上陸した[1]。 その後は九州の西海上を北上し、朝鮮半島へと進んだ。台風の影響により、宮崎県日南市油津で最大風速32.6m/s(最大瞬間風速47.0m/s)、鹿児島県種子島で最大風速32.4m/s(最大瞬間風速49.5m/s)を観測するなど、九州地方で暴風が吹いた[1]

なお、1989年は6月から台風の上陸と接近が相次ぎ、7月までに台風6号とこの11号が九州に上陸している。

台風12号[編集]

台風12号(Ken-Lola・ケン-ロラ)
トロピカル・ストームSSHWS
台風12号
台風12号
発生期間 1989年7月29日6時(UTC)- 8月4日18時(UTC)
寿命 6日12時間
最低気圧 980 hPa
最大風速
(日気象庁解析)
55 knots
平均速度 20.4 km/h
移動距離 3,178 km
上陸地点 中国大陸
死傷者数 死者29人・行方不明者2人・負傷者96人(台風12号・13号によるものを含む)
被害地域 日本・中国
プロジェクト : 気象と気候災害
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進路図

7月29日に日本の南海上で発生した台風12号(国際名:Ken–Lola / ケン-ローラ)は、8月1日には沖永良部島の南東海上に達し、同海域で1日ほど停滞した後に東シナ海を西北西に進み、4日に中国大陸に上陸した[1]。 この影響で、南から暖かく湿った気流が流入し、千葉県鋸南町佐久間で426mm、神奈川県横浜市港北区日吉で248mm、東京都練馬区で233mmの日降水量を観測するなど、関東地方から九州地方にかけての広い範囲で大雨となった[1]。 また、関東地方でがけ崩れ、浸水被害などが発生した。

台風13号[編集]

台風第13号(Mac、マック)
カテゴリー1の タイフーンSSHWS
台風第13号
台風第13号
発生期間 1989年7月31日 15:00
8月8日 3:00
寿命 7日12時間
最低気圧 950 hPa
最大風速
(日気象庁解析)
40 m/s (80 knot)
最大風速
米海軍解析)
80 knot
被害総額  
上陸地点 千葉県銚子市付近
死傷者数 死者29人・行方不明者2人・負傷者96人(台風11号・12号によるものを含む)
被害地域 日本
プロジェクト : 気象と気候災害
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進路図

7月31日に南鳥島の南西海上で発生した台風13号(国際名:マック/Mac)は、勢力を強めながら北上し、最盛期には強風域の直径が1390km、中心気圧950 hPaとなる大型の台風となった。8月6日の15時頃に千葉県銚子市付近に上陸した後に北西進し、新潟県北部から日本海へと進んだ[1]。 その後8日3時に日本海北部で温帯低気圧に変わった。

台風の影響により、6日に千葉県銚子市で最大風速21.4m/s(最大瞬間風速30.0m/s)を観測するなど、関東地方から東北地方南部にかけて強風が吹いた。 また、6日に福島県福島市鷲倉で391mm、山形県山形市蔵王山で370mmの日降水量を観測するなど、関東地方から東北地方にかけての山沿いで大雨となった[1]

なお、この13号の上陸後も台風の上陸と接近は頻発し、年間上陸数は5つで歴代4位の多さとなった(1989年当時は1位タイ記録であった)。

被害[編集]

  • 死者29名、行方不明者2名、負傷者96名[2]
  • 住家全壊59棟、半壊177棟[2]
  • 床上浸水6,338棟、床下浸水18,121棟[2]
  • 東日本を中心に大雨、土砂崩れなどの災害が発生した。
  • 福島交通飯坂線の鉄橋が流失し、復旧は年度末になった。

脚注[編集]

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