平成3年台風第17号

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台風第17号(Kinna、キンナ)
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台風第17号
台風第17号
発生期間 1991年9月11日 15:00
9月14日 21:00
寿命 3日6時間
最低気圧 955 hPa
最大風速
(日気象庁解析)
40 m/s (80 knot)
最大風速
米海軍解析)
90 knot
被害総額
死傷者数 死者11人
被害地域 日本
プロジェクト:気象と気候プロジェクト:災害
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平成3年台風第17号(へいせい3ねんたいふうだい17ごう、国際名:キンナ〔Kinna〕)は、1991年9月に発生した台風九州地方に甚大な被害をもたらし、2週間後の台風第19号と共に紹介される事が多い。

概要[編集]

台風の経路

9月11日に日本の南海上で発生した第17号は発達しながら北上を開始し、13日には中心気圧955ミリバールの勢力で沖縄県に接近、那覇市では午前8時に57.4m/sという当時歴代5位となる最大瞬間風速を観測した。沖縄通過後は東シナ海へ進み、14日午前5時30分ごろ長崎県長崎市付近に上陸した。上陸時は中型(「中型」の表現は2000年に廃止)で中心気圧は955ミリバールと13日後に上陸した台風第19号と比較して劣る勢力だったにも関わらず、台風の進路となった佐賀県佐賀市では午前6時すぎに観測史上最高となる54.3m/sの最大瞬間風速を観測するなど、九州北部一帯で40~50m/s級の暴風が吹き荒れた。さらに、雨量も記録的で福岡県前原市では1時間の雨量が147mmを記録するなど、九州地方では台風第19号を凌ぐ暴風と降水が観測された地域があった。この大雨は西日本だけでなく、甲信越地方まで及んだ。台風は午前中のうちに福岡県宗像市から山口県下関市沿岸を通過した。日本海沿岸部を北東進し、17時半には石川県能登半島を通過、夜には新潟県新潟市付近に再上陸し、同日21時に山形県米沢市付近で温帯低気圧に性質を変え、翌日には太平洋に抜けた。

被害[編集]

  • 特に風による被害が九州で発生した。佐賀市で観測された54.3m/sの最大瞬間風速は、2週間後に上陸した台風第19号を凌ぐ風速である。
  • 水稲への被害の他に、などの果物が暴風で落とされる被害が深刻であった。また、風倒木の被害も出た。
  • その13日後には台風第19号が再び上陸し、さらなる被害を出す結果となった。
  • 全国で11人の命が失われた。

関連項目[編集]