ナンシー・グレース・ローマン宇宙望遠鏡

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ナンシー・グレース・ローマン宇宙望遠鏡
Nancy Grace Roman Space Telescope
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ローマン宇宙望遠鏡のレンダリングモデル(2020年5月)
所属 NASA / JPL / GSFC
主製造業者 Harris Corporation
公式ページ wfirst.gsfc.nasa.gov
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
運用者 NASA / JPL / GSFC
計画の期間 5年(目標10年)[1]
打上げ場所 ケープ・カナベラル空軍基地[1]
打上げ機 National Security Space Launch[1]
打上げ日時 2025年(予定)[1]
物理的特長
質量 打ち上げ時 4,166 kg[2]
発生電力 ~ 2,500 W(平均)[2]
軌道要素
周回対象 太陽 - 地球の L2[3]
軌道 準ハロー軌道[3]
近点高度 (hp) 188,420 km
遠点高度 (ha) 806,756 km
搭載機器
WFI 広視野カメラ[4]
(Wide Field Instrument)
CGI ステラーコロナグラフ[4]
(Coronagraph Instrument)
テンプレートを表示
WFIRSTを太陽と地球のラグランジュ点(L2)に送るイメージCG映像。

ナンシー・グレース・ローマン宇宙望遠鏡[4][5]、略称 ローマン宇宙望遠鏡[5][6][7] (: Nancy Grace Roman Space Telescope[8], Roman Space Telescope[8]) は、2020年代半ばの打ち上げを目指し、日本を含む国際協力で進められているアメリカ航空宇宙局 (NASA) の広視野赤外線宇宙望遠鏡計画。Wide Field Infrared Survey Telescope (広視野近赤外線サーベイ宇宙望遠鏡[9])の頭文字を取って WFIRST という名称で計画が進められていたが、2020年5月20日、NASAは正式名称を Nancy Grace Roman Space Telescope と定めたと発表した[8]ナンシー・グレース・ローマンは、1960年代以降NASAの宇宙望遠鏡計画実現に重要な役割を果たし、特にハッブル宇宙望遠鏡の計画実現のためNASA内部や議会へ積極的な働きかけをしたことから「ハッブルの母 (Mother of Hubble) 」と呼ばれた女性科学者であった[8]

2010年全米科学アカデミーによって”今後10年間で行う天文研究”で最優先計画として推奨された。2012年にアメリカ国家偵察局からの口径2.4mの主鏡の提供を受けた後[10]2016年2月17日、WFIRSTはNASAの公式ミッションに指定された[11]。2020年3月2日、WFIRSTプロジェクトは、技術上のマイルストーンをクリアし、ハードウェアの開発が可能なフェーズCの段階に進むことが認められた[12]

脚注[編集]

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  1. ^ a b c d Wide Field Infrared Survey Telescope”. JPL. 2020年5月23日閲覧。
  2. ^ a b WFIRST-AFTA Science Definition Team Final Report”. NASA Goddard Space Flight Center (2015年2月13日). 2015年6月10日閲覧。
  3. ^ a b Observatory”. GSFC. 2020年5月23日閲覧。
  4. ^ a b c WFIRST”. 天文学辞典. 日本天文学会 (2020年5月23日). 2020年5月23日閲覧。
  5. ^ a b 松村武宏 (2020年5月22日). “NASAの新宇宙望遠鏡、名前は「ナンシー・グレース・ローマン」に”. sorae.info. 2020年5月23日閲覧。
  6. ^ ローマン宇宙望遠鏡”. 天文学辞典. 日本天文学会 (2020年5月23日). 2020年5月23日閲覧。
  7. ^ 三ツ村崇志 (2020年5月21日). “「ハッブル宇宙望遠鏡の母」ナンシー・グレース・ローマン博士を知っていますか?”. BUSINESS INSIDER JAPAN. 2020年5月23日閲覧。
  8. ^ a b c d “NASA Telescope Named For ‘Mother of Hubble’ Nancy Grace Roman” (プレスリリース), NASA, (2020年5月20日), https://www.nasa.gov/press-release/nasa-telescope-named-for-mother-of-hubble-nancy-grace-roman 2020年5月21日閲覧。 
  9. ^ 光学赤外線天文連絡会声明 広視野近赤外線サーベイ宇宙望遠鏡WFIRSTの推進”. 光学赤外線天文連絡会 (2018年3月20日). 2020年5月21日閲覧。
  10. ^ Jenner, Lynn (2015年4月29日). “Q&A Session About NASA's WFIRST Mission” (英語). NASA. https://www.nasa.gov/content/goddard/qa-session-about-nasas-wfirst-mission 2018年10月9日閲覧。 
  11. ^ “NASA Introduces New, Wider Set of Eyes on the Universe” (プレスリリース), NASA, (2016年2月19日), http://www.nasa.gov/press-release/nasa-introduces-new-wider-set-of-eyes-on-the-universe 2020年5月23日閲覧。 
  12. ^ NASA Approves Development of Universe-Studying, Planet-Finding Mission”. NASA (2020年3月3日). 2020年5月23日閲覧。