座礁資産

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座礁資産(ざしょうしさん、英語:Stranded Assets)とは、市場環境や社会環境が激変することにより、価値が大きく毀損する資産のことを言う。

石油石炭天然ガスなどの化石燃料資産は、地球温暖化への対応により二酸化炭素排出量削減をしなければならない状況となると活用できなくなり、資産価値が大きく下がると考えられている。

座礁資産をもたらす可能性が環境関連のリスク要因のいくつかは、次の通り[1]

  • 環境問題(例えば気候変動、 自然資本の劣化)
  • 資源の枯渇などのリソースの背景の変更 (例えば、豊富なシェールガス、リン酸不足)
  • 新政府の規制(例えば炭素価格税、大気汚染規制、カーボンバブル)
  • クリーンテクノロジーのコスト低下(例えば太陽光発電風力発電電気自動車
  • 社会規範(例えば、化石燃料の売却キャンペーン)と消費者行動の進化(例えば認証制度)
  • 訴訟(例えば、カーボン責任)と法解釈の変更(例えば信認義務、開示要件)

化石燃料を基本としてエネルギー生産に依存する企業の評価にバブルが存在するという炭素バブルの考え方は、環境関連のリスク要因が孤立した資産をどのように作り出すかというよく知られている例である。

脚注[編集]

  1. ^ Stranded Assets Programme”. Smith School of Enterprise and the Environment (2014年3月25日). 2014年4月11日閲覧。