延命寺 (会津若松市)

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延命寺
Temple Enmeiji Jizodo.JPG
延命寺地蔵堂(重要文化財
所在地 福島県会津若松市河東町倉橋字藤倉160番地の2
位置 北緯37度32分01秒
東経139度55分54秒
山号 伽羅陀山
宗派 真言宗豊山派
本尊 大日如来
創建年 伝・ 大同2年(807年
開基 伝・徳一
中興年 延久元年(1069年
中興 承恵
正式名 伽羅陀山地蔵院延命寺
文化財 延命寺地蔵堂(国の重要文化財)
法人番号 3380005008378
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延命寺(えんめいじ)は、福島県会津若松市にある真言宗豊山派寺院。山号は伽羅陀山、迦羅陀山。境内にある延命寺地蔵堂(えんめいじじぞうどう)は、国の重要文化財で、藤倉二階堂(ふじくらにかいどう)ともよばれる。

歴史[編集]

大同2年(807年)に徳一によって慧日寺の塔頭寺として建立されたと伝えられる。その後、延久元年(1069年)に承恵によって中興されたが、慧日寺の隆盛、衰退とともにそれを繰り返した。

天文年間(1532年- 1554年)に賢長によって修補されたが、寛文年間(1661年- 1672年)に本堂が焼失し、再建されるも戊辰戦争で新政府軍によって村ごと焼き払われた。この兵火によって地蔵堂以外の本堂、客殿、庫裏等の建造物は焼失したが、本尊と数体の仏像、過去帳は持ち出され、焼失をまぬがれた。平成3年(1991年)、本堂、庫裏、鐘楼が再建された。

延命寺地蔵堂[編集]

延命寺境内にあり、室町時代中期の建立とされる。地蔵堂は、桁行3間、梁間3間、屋根は本瓦葺、一重裳階(もこし)付きで寄棟造の禅宗様建築である。屋根が重層になっているため、俗に二階堂とよばれる。明治36年(1903年)4月15日、旧古社寺保存法によって特別保護建造物(後の国宝保存法による旧国宝)に指定され、現在は国の重要文化財に指定されている。

明治期の指定時は茅葺屋根であったが、大正2年(1913年)の解体修理の際に本瓦葺に葺き替えられた。

参考文献[編集]

  • 『福島県の地名 日本歴史地名大系第7巻』1993年、平凡社
  • 「新編会津風土記巻之八十七」『新編会津風土記 第4巻』2002年、 歴史春秋出版