弱虫(チンピラ)

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弱虫』(チンピラ)は、立原あゆみによる日本漫画作品。『週刊漫画ゴラク』(日本文芸社)に連載された。単行本は全30巻。また、それを原作とした映画がある。

概要[編集]

ヤクザを主題・題材にした漫画を多く手がける立原あゆみの代表作の一つ。 他の作品同様、共通する世界観を持つ。

当初より『本気!』に登場する組織「風組」の末端組織「月島組」が舞台となり、『あばよ白書』に登場する組織「犭会」が早い段階から登場するなど、他の長編シリーズと比べても世界観の共通性が明確に打ち出されているのが特徴。なおタイトルは「弱虫」と書いて「チンピラ」と読む、作者特有のダブルミーニングとなっている。

ストーリー[編集]

登場人物[編集]

主人公[編集]

北爪修

月島組[編集]

月島組長
船水
直参組員で幹部。月島組は明確な幹部職の役職を置いていなかったが、後に若頭に指名される。
表向きは「船水企画」を経営している。主なシノギは為替相場で、月島組の経済状態を一手で支えている。
朝村
直参組員で幹部。月島組は明確な幹部職の役職を置いていなかったが、後に若頭補佐に指名される。
表向きは「朝村不動産」を経営している。主なシノギは地上げとノミ屋。
入来
組員。出所してきたばかりの朝村の舎弟。好戦的で狡猾。シノギは主にオンナ関係。
章一
チンピラ。元は修を慕っていた不良少年。
ヤクザに憧れ、修の舎弟として月島組への加入を頼むが、その都度断られて強く戒められる。そのため船水系の修とは別の朝村系で組に加入する。
チンピラ。元は修を慕っていた不良少年。章一のツレ。加入前後の経緯は章一と同じ。
元はもぐりでコーチ屋をしていた風来坊の老人。客とのトラブルを仲裁したのが縁で、修の舎弟になる。主なシノギは焼き鳥の屋台。
元「新宮組」組員。極地天道会系新宮組の客人となった修の世話係をしていたチンピラ。修の男気に惚れ込み兄貴と慕う。
新宮組を後にした修を追うために自ら破門を申し出、千葉にやってきて月島組の朝村系列に潜り込む。
ヤクザになる前は寺の修行僧で、僧号は「珍念」。自称「念仏の朝」。

女たち[編集]

景子
月島組長の愛人。修とお互いに潜在的に惹かれ合う。
有美
入籍はしていないが事実上の修の内縁の妻。
樹里
江戸川会との抗争で死んだ月島組のチンピラ大西の愛人。大西の死後に自ら修の都合のいい女に。
芳恵
水商売の女。印刷会社社長を狙った美人局に荷担した。修に惹かれ樹里との三角関係になる。
由夏
援助交際をしていた女子高生。売春が学校にばれて退学し、ホステスになる。有美に懐き、アパートで同居している。

組織[編集]

月島組
風組系長野組傘下の末端組織だったが、長野組組長・長野正の風組追放により、関西の紅屋組傘下に鞍替えをする。
江戸川組
風組系長野組傘下の末端組織だったが、長野追放後も風組系列に残留する。
風組
関東全域に勢力を広げる広域連合組織。
月島組および江戸川組は、ともに風組系列の末端組織だった。
極地天道会
関西全域に勢力を広げる広域連合組織。
伊豆を離れた修が、壁村組長の紹介で世話になったのが、極地天道会系の新宮組。
紅屋(べにや)
関西で極地天道会と勢力を二分する広域連合組織。
風組を追放された元長野組組長の長野正の要請と、江戸川組との対立から、月島組は紅屋系に所属する事になる。
犭会(けもの会)
伊豆・東海地方を掌握している広域連合組織。
死亡を偽装して組を離れた修がまず頼ったのは、犭会でも最古参の猩猩組(しょうじょう組)の壁村耐三組長。

映画版[編集]

原作を元にした映画(R-15指定)が2000年11月11日に公開。 なお、映画作品は同年開催の第13回東京国際映画祭ニッポン・シネマ・ナウプレミア上映作品として出品された。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

  • 原作…立原あゆみ
  • 製作…尾川匠
  • 企画…伊藤秀裕
  • 監督…望月六郎
  • プロデューサー…佐藤敏宏
  • 脚本 …石川雅也、平山幸樹
  • 音楽監督…遠藤浩二、e-KLAY
  • 楽曲協力…山崎まさよし
  • 撮影…石井浩一
  • 照明…櫻井雅章
  • 録音…福島音響
  • 美術…伊藤章雄
  • 編集…矢船陽介
  • 助監督…菅原和利
  • 製作担当…緒方昌孝
  • キャスティング…綿引近人
  • 制作…株式会社グルーヴコーポレーション
  • 制作協力…エクセレントフィルム