彩雲国物語の用語

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彩雲国物語の用語』では、ライトノベルアニメ彩雲国物語』に登場した、用語について列挙し、詳細に解説する。

舞台となる国・地域・施設[編集]

彩雲国 (さいうんこく)
架空の国。王都は貴陽。紫州(王都)を中心に7つの州(藍州、紅州、碧州、黄州、白州、黒州、茶州)で構成されている。

紫州[編集]

紫州(ししゅう)
600年前に各地の豪族(現彩七家の祖先)を改姓させた。初めは封建制だったのが中央集権制に変更させた。結界が張ってあるため呪術は他の州に比べ格段に効果がなく、妖怪狐狸の類もほとんど存在しない。
貴陽(きよう)
物語の中心の街で、王都であり紫州州都でもある。名の由来は鬼妖より。呪術が使えない。彩七区がある。なお、邵可邸は紅南区、葉棕庚邸は紅東区、黄奇人邸は黄東区にある。
彩七区(さいななく)
貴陽の彩七家の別宅がある地区。
松濤河(しょうとうか)
貴陽を流れる川。放水は貴陽の名物のひとつ。水門により、時間によって水かさが増減する。
西施橋(せいしきょう)
松濤河に架かる橋。橋桁にいて蘇芳が流された。
龍山(りゅうざん)
柳晋が遭難した山。山菜・薬草が豊富。秀麗の母親の墓がある。
砂恭(さきょう)
茶州就任のときに初めて寄った街。茶州に近い位置にある。
崔里(さいり)
紫州と茶州の間にある街で、関所がある。

茶州[編集]

茶州(さしゅう)
これといった産業がなく、経済的にも他州に立ち遅れていたが、現在は学究の都になるべく、着々と進んでいる。現州牧は櫂瑜、州尹は杜影月。甘露茶や黔鉱石が名産。州花は月彩花。紫州、千里山脈を隔てて黒州に接する。
琥璉(これん)
茶州州都で、州城がある。
絽茜(ろせん)
砂恭と金華の間にある町。
金華 (きんか)
金華郡府が置かれる茶州第二の都。紫州から琥連への道のりで、琥連の手前に位置する街。商業が盛んである。
琥山(こざん)
茶州の禿鷹の2人が薬草を取るために訪れている山。猿の化け物に間違えられたことも。朝日の名所。
峯盧山(ほうろさん)
茶州の禿鷹こと、翔琳・曜春が頂上付近に住む。春姫が匿われた。国で十指に入る峻険な山。
千里山脈(せんりさんみゃく)
茶州と黒州の間にある山脈で、山を超えることが出来ないと言われている。茶州側は石榮村があり、黒州側は西華村がある。
虎林(こりん)
虎林郡府が置かれ、石榮村もその管轄に含まれる。
石榮村(せきえいむら)
奇病事件と邪仙教事件の中心となった村。硯の原料である石榮石が産出。
アイテム・黔鉱石(くろむこうせき)の項、参照。
九桑村(くそうむら)
奇病患者が出た村のひとつ。
柳西邑(りゅうさいむら)
茶冒が悪事を働いていた村のひとつ。
恋涙洞(れんるいどう)
茶家の近くにある洞窟。克洵が落ち込むときに使われていた場所。克洵の泣き声が反響して幽霊と間違えられ、琥璉最新妖怪名所の一つに数えられる。奥には美しい地底湖(竹泉)があり、こちらも先述の妖怪名所のひとつ。

黒州[編集]

黒州(こくしゅう)
武術、武道が盛んな地域。黒芋羊羹が名産。
遠游(えんゆう)
黒州州都で、州城がある。
千里山脈(せんりさんみゃく)
茶州と黒州の間にある山脈で、山を超えることが出来ないと言われている。茶州側は石榮村があり、黒州側は西華村がある。良質な木材は黒州側に集中する。
西華村(せいかむら)
影月の出身の村。村人全員が奇病にかかり、影月と華眞を残し、全滅した。

白州[編集]

白州(はくしゅう)
武術、武道が盛んな地域。黒州と隣り合わせで、黒州ともども山地が多く、農業は大変。茅炎白酒が名産。
帰山(きざん)
茅炎白酒を製造している地方。

藍州[編集]

藍州(らんしゅう)
水の都の異名をとる、海と水の土地。州牧は姜文仲、当主は藍雪那(3つ子)。塩の産地であり、藍州八珍味に「藍鴨の卵の塩漬け」「喉頭茸」がある。
玉龍(ぎょくりゅう)
藍州の州都。水路が張り巡らされ、舟が行き交う。貴陽よりも栄える。
湖海城(こかいじょう)
藍本家の居城。表の本邸。
龍牙塩湖(りゅうがえんこ)
良質な塩の産地。
九彩江(きゅうさいこう)
縹家指定の神域。州府の支配の及ばない禁域。藍家の総本山がある。108の湖沼が点在し、桃源郷のように美しい地。かつて足を踏み入れた王族の多くが死んだり、気が狂ったとされる。踏み込んだ者が行方不明になるので自殺の名所とされる。パンダが生息。藍鴨と喉頭茸はここにしか生息しない。
竜眠山(りゅうみんざん)
藍家の本邸がある。藍家当主は夏の間ここで過ごす。万年雪を頂く高峰。
宝鏡山(ほうきょうさん)
竜眠山の隣の山。縹家の鎮めの社があり、非常駐だが縹家の巫女が滞在する。「王たるものだけが辿り着ける」という言い伝えがある。
社には山の名に由来する“アヤカシ”が封印された御神体が奉斎されている。
蒼湖(そうこ)
九彩江にある湖沼の一つ。108の湖沼の中でもっとも標高が高い所にある。
彩八仙の池(さいはっせんのいけ)
九彩江にある湖沼の一つ。旱魃でも枯れず、真冬でも枯れない。これは九彩江の大いなる謎のひとつでもある。
臥竜山脈(がりゅうさんみゃく)
人跡未踏の高峰。

紅州[編集]

紅州(こうしゅう)
農作物の産地で貴陽に集まるほとんどは紅州産である。石炭も豊富で埋蔵量は国一である。温暖な地域。当主は紅黎深だったが、現在の当主は紅邵可。州牧は劉志美。
梧桐(ごどう)
紅州の州都。
紅山(こうざん)
藍州九彩江に匹敵する、紅州の秘境。「五岳から帰来して山を見ず、紅山から帰来して岳を見ず」と謳われる天下一の名峰。四絶といわれる絶景の至宝(怪石、奇松、雲海、温泉)がある。紅家の天才軍師姫一族の隠れ家がある。

黄州[編集]

黄州(こうしゅう)
商人の街で全商連発祥の地。

その他の地方[編集]

東の諸島(ひがしのしょとう)
藁人形や超梅干など、霄太師関連の「嘘」の話に出てくる。ドラマCDでは花火の掛け声(たまや)の話題が出る。
万里大山脈(ばんりだいさんみゃく)
蒼玄王以来、誰も踏破していない標高不明の大霊山地帯。白州・黒州よりも北にある。縹家の隠れ宮が存在し、普通ならば人が住めない場所だが、大巫女の力によって環境を整えている。

宮城の施設[編集]

後宮(こうきゅう)
王のが住まう。現在、住んでいる妃はいない。女官達はお互いの姓を訊かないことになっている。
桃仙宮(とうせんぐう)
後宮のはずれにある離宮。桃遊池の辺に佇む。桃仙亭という四阿は隠れた桃花の名所。
外朝(がいちょう)
官吏が政務を行う。
府庫(ふこ)
図書室。秘書省の管轄。邵可が当主就任前に府庫番をしていた。そのころは劉輝が毎日顔を出し、邵可の父茶を飲んでいった。仮眠室もある。
宝物庫(ほうもつこ)
戸部の管轄。鍵は稀代の鍵師の製作で、この世に一つきりで複製不可能。この鍵は茶州の禿鷹に盗まれた事がある。
政事堂(せいじどう)
宰相会議が開催される。
宣政殿(せんせいでん)
王が群臣と謁見する場所。正月は宣政殿がにぎわう。
奉天殿(ほうてんでん)
正式な行事はすべてここで行われる。
冗官室(じょうかんしつ)
冗官達に与えられた一室。春本が散乱するなど散らかり放題だったが、秀麗指示のもとに片付けられた。
庖厨所(りょうりどころ)
官吏向けに毎日、折詰が仕出しされる。長は尚食官長。
仙洞宮(せんとうきゅう)
彩八仙の為の宮。仙洞省の管轄。いつもは鍵がかかっていて、中には入れない。
蒼明宮(せんめいきゅう)
国の最高機関。
牢城(ろうじょう)
紫府の隅にある。刑部のものと御史台のものがある。

家柄[編集]

彩七家(さいななけ)
藍家、紅家、碧家、黄家、白家、黒家、茶家の七門のこと。これに紫家(王家)を含め彩八家と呼ぶことも。王家の姓である紫を含めた八色の姓は紫州なら紫家、紅州なら紅家というように、家名と支配地が一致するように六百年程前の王によって改姓させられてから、それぞれの一族しか名乗れず大貴族の証。政財双方に大きな影響力を持っており、特に筆頭格である紅藍両家はその気になればそれぞれ首都機能の半分をマヒさせる程の力を持つ。現在、紅家、茶家以外の五家は王に忠誠を誓っていないため、朝廷からすれば立派な不穏分子である。
直紋(ちょくもん)
それぞれの家にある、直系筋やその関係者のみが持つことを許される家紋。身分証明などにも使用される。こちらも参照。
紫家(しけ)
王家。直系は現在は劉輝と静蘭、百合しかいない。旧姓:蒼。
藍家(らんけ)
彩七家筆頭。当主は楸瑛・龍蓮の兄の三つ子で、彩七家初の並立当主(長男は雪那)。黎深と同時期に当主になった。統括地は水の州・藍州で塩が名産。碧家の次に芸術の面でも長けている。なお、現在藍姓官吏は一人もいない(ただし、武官にはいる)。直紋は双龍蓮泉。
紅家(こうけ)
彩七家の一つ。藍家に匹敵する名門で筆頭名門と呼ばれることも。当主は黎深だったが、現在は邵可が当主をしている。黎深が当主の時は吏部尚書である黎深が貴陽から出ようとしないため、弟の玖琅が代行をしていた。当主邵可が現王に対し、忠誠を誓約した。統括地は紅州で農作物と石炭が名産。琵琶に長けている。情に溺れるほど身内に甘い。直紋は桐竹鳳麟。
碧家(へきけ)
彩七家の一つ。当主は不明だが歌梨が当主候補になったことから歌梨・珀明姉弟は直系と思われる。芸能に長けている一族である。統括地は碧州。直紋は未登場。
黄家(こうけ)
彩七家の一つ。当主は不明。商業に長けている一族。もう一つの顔は「戦商人」。戦の際には、情報や武器を売ることで利益を得る。直紋を用意しただけでなく、他家の者に貸したことから鳳珠(奇人)は直系かそれにかなり近い血筋と思われる。統括地は黄州。直紋は鴛鴦彩花。
白家(はくけ)
彩七家の一つ。当主は不明。武術や武道に長けている一族である。統括地は白州。直紋は未登場。
黒家(こくけ)
彩七家の一つ。当主は不明。武術や武道に長けている一族である。統括地は黒州。直紋は未登場。
茶家(さけ)
彩七家の末席。当主は克洵。どの分野にとっても発展できないぐらい保守的な土地柄で盗賊まがいのことをしていた。劣等感が強い。秀麗・影月の発案でできた学舎により、克洵が当主になった後は学究の都として彩雲国の文化・技術発展の大きな力となる。現王に対し、七家の中で真っ先に忠誠を誓った。統括地は茶州。直紋は孔雀繚乱。
縹家(ひょうけ)
王家・彩七家に次ぐ名家。始祖は蒼玄王の妹・蒼遙姫であり、火急時には代替王家足り得る。実際に過去に緊急避難的に何人か王を輩出している。神祗の血筋で異能の力(先見・命声・千里眼など)を持ち神事を司る反面、呪術にも長ける一族。ただし必ず異能を持つとは限らず能力を持たない者も存在する。婚姻を結ぶと多少能力が衰えるらしく、また「異能の継承」は一族の生娘にしか行えない。現在は異能を持つ者の出生率が下がっている。仙洞省の長である「仙洞令君」は縹家一族の者でなければならないなど、表立ち政治に直接かかわる部署ではないものの、一族の者への宰相会議での席が約束されており、また王位継承の執り行いへの発言力を有することから、その影響力はかなりのものと考えられる。縹家にはたまに不老長命の人間が生まれるらしく、現当主・璃桜もその一人。王家の女性で才能がある女は縹家で巫女となり、ない女はどこかに嫁がされる。直紋は月下彩雲、その中でも当主が身に付ける紋の月は望月(満月)。また、大巫女の紋は月食金環。
八門家(はちもんけ)
彩家八門の家筋のこと、門家筋と呼ばれる。八家それぞれの繁栄を輔け支えてきたお家の中でも、その功績を特別に認められた一族がこう呼ばれ、時代に応じて入れ替わりはあるものの、七家及び縹家に次ぐ名門とされる。各門家は、旺家なら紫門四家、欧陽家なら碧門四家といったように、頭に主家名をいれて「○門四家」と称する。
旺家(おうけ)
紫門四家の一つ。かつての姓は主家同様「蒼」。
陸家(りくけ)
旧紫門四家の一つ。先王の時に粛清され、零落する。跡継ぎは銀の腕輪を嵌める慣習がある。現在、清雅が銀の腕輪を嵌めていることから跡継ぎと目されている。
司馬家(しばけ)
藍門筆頭。武芸に長けている。家訓は「強さは秘めるもの」。
姫家(きけ)
紅門筆頭。軍師の一族で、別名「紅家の頭脳」。姫家から輩出される「鳳麟」の権限は紅家当主の次にあるとされる。「鳳麟」の存在は紅家しか知らず、最高機密になっている。性格は悪党。当代の鳳麟を除き、先王に滅ぼされた。
孫家(そんけ)
黒門四家の一つ。孫陵王の孫姓は、本人曰く孫家とは別物の一般庶民だというが、実はこの一族。
欧陽家(おうようけ)
碧門四家の一つ。
羽家(うけ)
縹家一門。
葵家(きけ)
歴史ある名門貴族であったが、先王に誅滅される。葵皇毅は唯一の生き残り。音楽に長け、伝家の龍笛を持つ。
管家(かんけ)
黒州と白州を股に掛けて強大な縄張りを誇る極道一家。管飛翔はその総領息子。
禁色(きんじき)
紫色のことで、王族以外は着物の基本色に使ってはいけないことになっている。縹家では薄い紫色の装束を着用することも許可されている。
準禁色(じゅんきんじき)
彩七家の家名の七色は各家直系の者以外、纏う基本色には使えない。
ただし、配属が決まるまでの進士の着る官服は、どこの所属でもない、という意味で、純白である。本来であれば白も準禁色のひとつなのだが、白家は政事よりも武芸に秀でた一族で、そのようなしきたりなどにはあまり拘らないので、進士服に白を使うことを快諾した。
縹色(ひょうしょく)
縹家の主なイメージカラー、明けの昊のような薄藍を指していう。

彩七家家紋・縹家家紋[編集]

家族 直紋 解説
藍家 双龍蓮泉
紅家 桐竹鳳麟
黄家 鴛鴦彩花
碧家
黒家
白家
茶家 孔雀繚乱
縹家 月下彩雲(当主の紋)
月食金環(大巫女の紋)
当主と大巫女で月の部分が異なる。

朝廷組織[編集]

朝廷組織には四省六部一台二府九寺五監の組織と、禁軍、これらに属さないいくつかの省、他に名誉職として朝廷三師(ちょうていさんし)の役職が存在する。

朝廷三師(ちょうていさんし)[編集]

太師太傅太保のこと。王の指南役や相談役をする名誉職である。太師は霄 瑤璇。太傅は宋 隼凱。なお、太保は茶 鴛洵だったが、故人になったので現在空位である。

四省(よんしょう)[編集]

四省とは仙洞省、中書省、門下省、尚書省。

仙洞省(せんとうしょう)
彩雲国の歴史(主に彩八仙)を研究する省。少人数で構成されており、其のほとんどが彩八仙の研究者である。彩八仙の住み家と言われる仙洞宮も、仙洞省の管轄。他に占い、天文学、王位の授与と即位式を執り行なったり、宝剣である干將・莫邪の管理なども担当。令君(長官)は縹家の人間でなければいけない。そのため空位、あるいは非常駐になる事が多い。現在の令君はリオウ、令尹は羽 羽。縹家の代理としての役割も持つ。王の即位、婚姻には仙洞省の承認が必要であり、そのことをもって王家を守ってきた。長である仙洞令君は御史台への出入りは自由である。
中書省(ちゅうしょしょう)
王が発する政策を立案する機関。
門下省(もんかしょう)
王の政策立案に関して補弼する機関。現在の長官は旺 季。貴族派二大巣窟の一つ。次官でも六部尚書・御史大夫より地位が高い。次官は凌 晏樹。
尚書省(しょうしょしょう)
六部を統括する。長は尚書令(宰相)は鄭 悠舜。尚書令を補佐する二官位(僕射)は現在空位。前尚書令は霄瑤璇。

六部(りくぶ)[編集]

六部とは尚書省の下にある吏部、戸部、礼部、兵部、刑部、工部。

吏部(りぶ)
人事を担当する。ここに配属されると八割の人間は人格改造されるので、「悪鬼巣窟の吏部」と呼ばれる。なお、残りの二割はもともと悪鬼。前尚書は紅黎深。前侍郎は李絳攸。現在は尚書は空位、侍郎は楊修。人事評定をする為の覆面官吏がおり、楊修はその一人だった。覆面官吏は、ずば抜けて高い能力が求められる為、吏部侍郎に付く可能性の最も高い官位。備品紛失省庁第一位更新中。
戸部(こぶ)
財政を担当する。出世するほど人使いが荒くなるため、吏部と並び「魔の戸部」と呼ばれる。宝物の管理も担当。現在の尚書は黄奇人。侍郎は景柚梨。
礼部(れいぶ)
教育を担当する。国試を執り行う。進士の研修も行う。博士・学士を管轄する。現在の尚書は魯尚書(名前は未詳)。前尚書は蔡尚書(名前は未詳)。
兵部(ひょうぶ)
軍を司る。武官の任命権を握る。現在の尚書は孫陵王。なお、侍郎は孟侍郎(名前は未詳)だったが、故人になったので空位。
刑部(けいぶ)
犯罪に関する刑罰などを担当する。現在の尚書は来俊臣。なお、吏部、戸部などと共に「呪いの刑部」と呼ばれる。
工部(こうぶ)
土木、医療などを担当する。主な薬師・医師が在官する太常寺大医署を管轄する。管尚書になって以来、工部に移動してきた官吏は尚書と飲み比べをすることになっており、下戸官吏の恐怖の的となっている。尚書は管飛翔。侍郎は欧陽玉だったが、碧州州牧になったため現在空位。
秘書省(ひしょしょう)
四省とは別の独立した機関。府庫も秘書省の管轄。紅邵可が所属していた。
内侍省(ないじしょう)
後宮を管理する機関。
殿中省(でんちゅうしょう)
不明。医薬を司る部門がある。

一台(いちだい)[編集]

御史台(ぎょしだい)
監察を司り、独自の捜査権と捕縛権をもつ公安機構(官吏専門の監査)。その機動力には、王ですら舌を巻くほどである。監査の内定の為、覆面官吏がいる。御史は「王の官吏」とも呼ばれる。構成人員の大半は貴族派に占められているため、公正さには若干の疑問がある。貴族派二大巣窟の一つ。長官は六部尚書より身分は上の、正三品上。以前は長官位は侍郎程度でしかなかったが、元長官の旺季の時に地位が高められた。印章は旭日と桐花のあわせ紋。現在の長官である御史大夫は葵皇毅。副長官は空位。

九寺(きゅうじ)[編集]

鴻臚寺(こうろじ)
戸部の管轄。葬儀関係も担当。名前の由来は隋唐の九寺の鴻臚寺より。実際の鴻臚寺は外交が主で彩雲国の鴻臚寺の役目は司農寺が行っていた。
太常寺(たいじょうじ)
工部の管轄。大医署という薬師や医者がいる部署があり、その長官は王の筆頭侍医である陶老師が兼任している。名前の由来は隋唐の九寺の太常寺より。
司農寺(しのうじ)
劉輝に羽林軍と管尚書の酒消費に関する苦情が寄せられた。名前の由来は隋唐の九寺の司農寺より。
大理寺(だいりじ)
高等裁判を受け持つ。名前の由来は隋唐の九寺の大理寺より。

二府(にふ)[編集]

太子府(たいしふ)
不明。医薬を司る部署がある。

五監(ごかん)[編集]

禁軍(きんぐん)[編集]

羽林軍(うりんぐん)
王の近衛、禁軍。左右両軍がある。宮中警備が主な仕事。貴族の出の者も多いが、実力主義。兵部の管轄。藍 楸瑛や、茈 静蘭も所属。右羽林軍と、左羽林軍があり、両大将軍が仕切る。年末は、今年も女の子にモテなかったと、嘆いて年を越すとか。

その他の組織[編集]

翰林院図画局(かんりんいんずがきょく)
書や絵などを管理する。長官は引退して現在空位。
十六衛(じゅうろくえ)
静蘭がかつて所属していた部署。定時に帰宅できる(=秀麗の夕飯を食べられる)という理由から、ここで米倉門番をしていた。ごろつき上がりの者も多く、下部まで統率が取れていない。

官位[編集]

朝廷三師(ちょうていさんし)
名誉職。太師・太傅・太保がある。
尚書令(しょうしょれい)
尚書省の長官で官吏としての最高位。宰相、相国、天領百官とも呼ばれる。あまりに権力が強いため、あえて空位にしていた王も多い。位は正二品。現尚書令は鄭悠舜。前尚書令は霄瑤璇。
尚書(しょうしょ)
六部の長官。位は正三品(ただし、御史台の長官や門下省の次官より下)。
侍郎(じろう)
六部の次官。人事権があるため吏部は権力が強く、吏部侍郎は他の五侍郎より位が一つ上の正四品上。定員は各2名。
施政官(しせいかん)
六部の役職。詳細は不明。浪燕青が臨時に任命されたことがある。
大夫(たいふ)
御史台の長官。尚書令より下で尚書より上。
令君(れいくん)
仙洞省の長官。大夫より上。門下省の長官と同じ位。
令尹(れいいん)
仙洞省の副官。大夫より上。門下省の副官と同じ位。
進士(しんし)
配属先が決まる前の新人官吏。
州牧(しゅうぼく)
州の長官。吏部侍郎より高位。従三品。
州尹(しゅういん)
州牧の副官(補佐)。従四位下。
太守(たいしゅ)
郡の長官。
侍憧(じどう)
外朝で雑用をする男子。
冗官(じょうかん)
位のない官吏。一度冗官になると、出世の道を閉ざされるため官位を金で買うことが多い。通常は、国試に及第した者が冗官に落とされるようなことはない。
風の狼(かぜのおおかみ)
先王に仕えた暗殺集団。首領は黒狼と呼ばれる。先王と霄太師、黒狼の命のみに従う。朝廷内では噂レベルでしか存在は知られておらず、霄太師のみが現在でも繋ぎを取れる。現在は解散したが、一部の者は風の狼として活動している。解散前の最後の黒狼は、紅 邵可である。その他一員として判明しているのは、北斗・珠翠。
正妃(せいひ)
王と同格。皇后。
貴妃(きひ)
正一品。
御史(ぎょし)
御史台所属の監察官。官位は低いが州牧の解任権も持つ。
獄吏(ごくり)
監獄の官吏。
勅吏(ちょくり)
勅命を受けた官吏。

制度・政策[編集]

官吏(かんり)
役人のこと。大きく朝廷で働く中央官吏と州(地方)で働く州官(地方官吏)に分かれる。また、文官と武官に分かれる。
国試(こくし)
官吏登用試験。合格すれば、家柄に関係なく官吏になれる。上位三名には状元榜眼探花という称号が与えられる。先王の時代から始まった。作中頻出する国試制度の大部分は、実際に前近代中国で行われていた科挙をモチーフとする。
国武試(こくぶし)
国の武官登用試験。武科挙をモチーフにしている。
準試(じゅんし)
州ごとに行われる地方官登用試験。合格すればその州の官吏になれる。準試に受かったものでも、州尹以上にはなれない。
州試(しゅうし)
国試の試験の一つで、最終試験の会試・殿試を受けるための選抜試験。各州で行われ、その州の出身が受験する。
会試(かいし)
国試の試験の一つで、実質的な最終試験。これに受かれば及第したも同然と言われている。隋と唐の時代の会試をモチーフにしている。
挙人(きょじん)
会試を受ける権利を得た人。
殿試(でんし)
国試の最終試験。口頭で問答される。普通は殿試で落ちることはあまりない(ただし黄奇人の受けた年は彼のあまりの美しさに皆が見とれ、まともな答えを王に返せず、多くのものがボロボロおちていった)。唐の時代の省試または宋の時代の殿試をモチーフにしている。
吏部試(りぶし)
容姿、筆跡の良し悪し、礼儀などの試験で、国試に及第してもこれに及第しないと配属先がなく、冗官のまま。悪夢の国試組や絳攸・楸瑛、秀麗たちの時のように吏部試が行われない場合は各部署での研修になる。
制試(せいし)
王や尚書令の決定によって不定期に行われる試験。国試みたいに難関ではなく及第すれば中央官吏になれる正式な試験。ただし、大官や大貴族の推薦状が必要。一発及第で中央官吏になれるがその分正規の国試より難しく、また官吏になっても周りからの風当たりが強く、結局殆ど退官することになるという。制科をモチーフにしている。
資蔭制(しいんせい)
家格や父祖の功績で、子孫が無条件で朝廷の職官が与えられる制度。ほとんどが貴族。国試合格者との比率は半々。現在は親の七光りで入れるほど甘くはない。
国試派(こくしは)
国試合格した官吏。大貴族の出であっても、国試を受けるものも多い。
貴族派(きぞくは)
金で位を買い取ったり、コネを使って官位を得る官吏。資蔭制で官吏になった貴族も入る。
朝賀(ちょうが)
新年の行事。各家の代表、各州府の高官が貴陽に来て、王に挨拶をする。七家で新しく当主が立った場合、朝賀に出て初めて公に認められる。水面下では外交なども行われる。
宰相会議(さいしょうかいぎ)
主に高官で行う会議。出席資格を持つ官位は複数あるが、空位や非常駐の官位も含まれるため、常に全員がそろうわけではなく、次官がその任を補える官位もある。また、議案によって普段参加しない官吏が参加することもある。
朝議(ちょうぎ)
高官たちの会議。毎日開かれ、王も臨席する。
(ろく)
官吏の給料、また褒美のこと。状元及第者には、その年の初鋳造の銀八十両が贈られる。
鄭君十条(ていくんじゅうじょう)
劉輝治世の基本理念。鄭悠舜が宰相(尚書令)になる際、劉輝に約束させた。名前の由来は大綱十条より。
贋作 贋金(がんさく にせがね)
贋作は財産没収、贋金は物価が変動するため死罪。塩、茶、鉄に関しては罪状が分からない。しかし、贋金と同等かそれ以上の重罪らしい。
十悪(じゅうあく)
詳細は不明。親殺しに関しては上位に食い込むほどの大罪でどんな理由があろうとも親を殺したら極刑になる。上記の贋作、贋金、塩、茶、鉄も入ると思われる。謀反は上から2番目である。
御史大獄(ぎょしたいごく)
御史台主導の裁判であると同時に、御史大夫、刑部尚書、大理寺長官の司法の頂点に立つ三人により行われる特殊な裁判。
官当(かんとう)
十の大罪でない限り官位を下げるだけで減刑されるという制度。罪の大きさを鑑みて官位を下げるので、高官になるほど有利である。

アイテム[編集]

下賜の花(かしのはな)
受け取ると、王に心からの忠誠を誓うことを意味する。王の絶対の信頼の証であり、官位に関わらず贈られる、朝廷百官にとって最大の栄誉である。劉輝は「紫の花菖蒲」を絳攸と楸瑛に、「」を秀麗と影月に下賜した(なお「蕾」はその意味合いからも正式な「花」ではないが、劉輝の二人の将来に対する期待を示す象徴として贈られたもの)。先王は茶太保に「」を、宋太傅に「沈丁花」を下賜している。
佩玉(はいぎょく)
身分を表す装飾品。
(かんむり)
官吏が頭につける。身分や所属を示す。正装・準正装では着用しなければならない。
王家の紋印(おうけのもんいん)
これを押された文は王に最優先で届けられる。開封できるのは、王、三師、宰相のみ。
当主印(とうしゅいん)
彩七家の当主が保持している印。指輪の形をしている。
州牧印(しゅうぼくいん)
州牧が保持している印。州牧不在時などは州尹が代印を預かる場合もある。
鳳麟印(ほうりんいん)
紅門姫家が保持している印。そっくりに作れるのは碧宝だけ。
木簡(もっかん)
手形や受験票など身分を証明するもの。
七彩夜光塗料(しちさいやこうとりょう)
夜光性の塗料で、色は七彩、値はつけられない代物。紅家直轄の商家でのみ製造が可能だったが、茶州へ向かう秀麗の保護を条件に紅家当主とその当主名代が製造法と権利を全商連に渡した。
華眞の医学書(かしんのいがくしょ)
影月を拾い、陽月(白仙)と影月に救われた華眞が各地を放浪しながら書き上げ、黒州州牧の櫂瑜に託した。秀麗が受け取り、茶州の研究機関(学舎)で、医学の発展に役立った。
干將(かんしょう)
王家の宝剣。縹家の夫婦がひとつの石から作った双剣の一。男(陽)の性を持っている。持つにはそれなりの実力がいる、「かなりわがまま」な剣。かつては清苑が下賜された。現在は静蘭が持っている。名前の由来は呉の名刀匠(夫婦)の干将(將)(干将・莫耶参照)より。
莫邪(ばくや)
王家の宝剣。縹家の夫婦がひとつの石から作った双剣の一。女(陰)の性を持っている。かつては清苑が下賜され、劉輝に与えた。現在は劉輝が持っている。名前の由来は呉の名刀匠(夫婦)の莫邪(耶)より。
黒鬼切(くろおにきり)
黒門孫家の「剣聖」が代々引き継ぐ刀。柄も鞘も闇色で刀身が規格より長いのが特徴。材質も作り手も今もって不明で、孫陵王が何度手放しても何故か彼の元に戻ってきたという。
剣(せいこうけん)
藍門司馬家に伝わる宝刀。しかし、ン百年前の戦いで勝者側に奪われ、その後行方不明になっており、これを取り戻すことが藍家および司馬家の悲願であった。現在は白家の家宝武具として主に白雷炎が身に着ける。そのため、司馬家は楸瑛か迅がこの剣を取り戻すことが出来れば迅を総領息子の座に戻す決定を下した。
黔鉱石(くろむこうせき)
茶州の奇病事件で人体切開用の刃物を作る時に、石榮村で発見される。村では役に立たないただの石と思われていたが、実は刀匠垂涎のもの。高値で取引されるようになる。茶州の奇病事件後、医療専門の刃物のためだけに使われる。これのお陰で、医療技術が格段に進歩する。クロムステンレス鋼も参照。
茅炎白酒(ちえんはくしゅ)
国一番の高濃度酒で白州帰山地方で製造されている。一口でどんな大男の意識もぶっ飛ぶほどの強い酒。工部の管尚書との飲み比べのときに秀麗が巨大な酒盃に入れた大量の茅炎白酒を飲み干した。このエピソードは朝廷内で伝説となっている。アニメ版ではこのエピソードは(秀麗の年齢を考慮されてか)描かれていない。また、茶州での奇病事件で手術の際、消毒用アルコールとしても使われた。
乾坤圏(けんこんけん)
チャクラムに似た武器。珠翠が使用していた。由来は道教の神である太子の武器から。
方天戟(ほうてんげき)
鉾みたいな形をしていて両側(または片側)に三日月状の刀がついている武器。司馬迅が使用していた。
春本(しゅんぽん)・桃色草紙(ももいろそうし)
好色本のこと。
桃色香(とうしょくか)
霄太師が調合した怪しいお香。見たい夢が見られるらしい。
紅家の「琵琶」(こうけの「びわ」)、藍家の「龍笛」(らんけの「りゅうてき」)、縹家の「二胡」(ひょうけの「にこ」)、王家の「琴の琴」(おうけの「きんのこと」)、碧家の「宝鏡」(へきけの「ほうきょう」)
多く神事に使われた。縹家の祀る宝鏡山の御神体の近くにも二胡があり、御神体が壊れた際に珠翠が鎮めに用いようとした。その際には結果的に龍蓮の龍笛が鎮めの効力を発揮するなど、仙術的な力を発揮するものと考えられる。秀麗が得意とするのが紅家を象徴する楽器の琵琶ではなく、(母が囚われていた)縹家を象徴する二胡であるのも示唆的である。

呼び名・用語[編集]

紅花双玉を有す(こうかそうぎょくをゆうす)
後の歴史に残る言葉。「王の双花菖蒲」とあだ名された絳攸と楸瑛のごとく、文武共に優れる静蘭と燕青が、生涯のうちで出世を望まず真の忠誠を誓ったのは秀麗だけ、という意味である。
軍に藍茈あり、文に李紅あり(ぐんにらんしあり、ぶんにりこうあり)
後の歴史に残る言葉。劉輝の治世で武官では楸瑛と静蘭、文官では絳攸と秀麗が優秀であった、という意味であると思われる。
国の剣は宋将軍、国の頭脳は霄宰相、国の真心は茶大官(くにのけんはそうしょうぐん、くにのずのうはしょうさいしょう、くにのまごころはさたいかん)
先王の言葉。現在の宋太傅、霄大師、茶太保(故人)が先王治世において、かけがえのない存在であることを表したもの。
最上治(さいじょうち)
後に歴史書で語られる劉輝治世のこと。最上の治世、つまりは劉輝治世が彩雲国の最盛期であったということ。
朝廷恐怖の二大代名詞(ちょうていきょうふのにだいだいめいし)
「戸部尚書の仮面の下」と「吏部尚書の未処理仕事」のこと。
悪夢の国試組(あくむのこくしぐみ)
黄奇人と同年に国試及第した官吏のこと。奇人の他は紅黎深、管飛翔、鄭悠舜、姜文仲、来俊臣、劉志美など。奇人の美貌、黎深の奇行悪行、飛翔の飲酒、文仲の幽鬼ぶり、俊臣の幽霊ぶり、志美のオカマっぷりなどによりかなり「賑やか」な国試となった。奇人の美貌に動じることなく及第した者達ばかりであるため、能吏が多く、現在ではほとんどが高官として朝廷を支えている。しかし同時に、人を食ったような奇人変人ばかりであることも否定できない。このため「悪夢の国試組」の「悪夢」が、「国試」を修飾しているのか「国試組」を修飾しているのかは人それぞれであるらしい。
秀麗達の年や絳攸達の年と同じく、この年の上位者は特別処置が取られ、吏部試が行われず、礼部の研修を受けた。その際、黎深は厩番、奇人は庖厨所で皿洗いをさせられた。指導官は魯官吏。上位合格者の順位は、状元:鄭悠舜、傍眼:紅黎深、探花:黄鳳珠。
「悪夢の国試」については、黄 奇人の項も参照。
呪いの十三号棟(のろいのじゅうさんごうとう)
会試のときに龍蓮が最初に泊まっていた宿舎がこう呼ばれた。龍蓮の笛やわけのわからない発言のせいで集中できない受験者、辞表を提出した試験官が続出した。本人には自覚がない。同じ宿舎となったものには、紅秀麗、杜影月、碧珀明がいる。同一の建物かどうかは不明だが、「悪夢の国試」において紅黎深・黄鳳珠・鄭悠舜・管飛翔の泊まっていた宿舎も十三号棟であった。
悪鬼巣窟(あっきそうくつ)
吏部のこと。悪鬼巣窟の吏部、魔の戸部、呪いの刑部と呼ばれている。
紅杜邸(こうとてい)
茶州州牧邸のこと。秀麗と影月にちなんで呼ばれ、二牧邸とも。燕青が州牧のときはほとんど使われていなかったため、近所の子供たちが肝試しをしてお化け屋敷化していた。
菊の邸(きくのやしき)
金華にある、茶鴛洵のかつての別邸。茶家前当主の鴛洵が先王から菊花を下賜されたことから、この別名を持つ。
琥璉最新妖怪名所(これんさいしんようかいめいしょ)
日帰りで行け、道行く人も知っている琥璉の最新(秀麗州牧退任当時)名所として、龍蓮が秀麗達を案内した。ただし、其の七はわざと落とした。
其の一:琥山…山道に朝方、猿の化け物が現れる(正体は、翔琳・曜春)。
其の二:飯店通り…空から血抜きした魚や牛が降ってくる(正体は、南老師)。
其の三:琥璉郊外…血みどろの人食い鬼集団(正体は、賃仕事帰りの医師達)。
其の四:恋涙洞…恋人に捨てられた女の幽霊がすすりなく(正体は、克洵の落ち込みの時間)。
其の五:竹泉…水の魔物が引きずり込む(昔から出ると言われていた所。冠水した時に足を滑らせただけ?)。
其の六:州牧邸周辺…怪奇音(龍蓮の笛の音)。
其の七:琥璉のさびれた郊外…通りがかる人を襲い、金品を奪う(追い剥ぎ一味。静蘭・燕青に退治される)。
藍染の占者(あいぞめのせんじゃ)
縹璃桜が化けていた占い師。
黎深の謎(れいしんのなぞ)
国試を受ける際、「百合の木」と呼ぶ銭揺樹の鉢植えを持ってきた。家事をしなかった黎深が自分で世話をしていたのでそう呼ばれる。百合姫が幼い頃に、貴陽へ行くための旅費として貯金箱にお金(ほとんどが銅貨)を少しずつ貯めていたが、彼女がいつか出ていくと察した黎深が勢いでそれを壊してしまった際に邵可から渡されたもの。
父茶(ちちちゃ)
秀麗の父である邵可が淹れる茶のこと。茶葉だけではなく種々の漢方薬を煎じて淹れているので非常に苦い。苦いだけで毒性はないはずだが、知らずに飲んだ人間を失神させ、味を知る娘が裸足で逃げ出すほどの破壊力を持つ(秀麗いわく「(疲れた状態で)父さまのお茶なんか飲んだら体力値ゼロで一気に昇天」)。これを飲めるのは、本人である邵可、味になじんでいる劉輝、この上なく兄を敬愛している黎深、邵可を愛している珠翠の4名のみ。

二つ名[編集]

紅男(あかお)
姜文仲紅黎深をたまにこう呼ぶ。
医神(いしん)
華娜のこと。詳細は華 娜の項目を参照。
医仙(いせん)
葉棕庚のこと。詳細は葉 棕庚の項目を参照。
医仙の寵児(いせんのいとしご)
華眞のこと。詳細は華 眞の項目を参照。
一寸じぃさん(いっすんじぃさん)
リオウが羽羽に対してこう呼ぶ。
うーさま
羽羽のこと。背が低く、髭などの可愛らしいフカフカの外見から女官達にこっそり呼ばれている。詳細は羽 羽の項目を参照。
お財布(おさいふ)其の一、其の二
茈静蘭が紅 邵可一家の為に金銭的援助をさせている人をこう呼ぶことがある。其の一が藍 楸瑛、其の二が榛 蘇芳(タンタン)。
おじさん
紅黎深が男装時の紅秀麗に自身のことをこう呼ばせていた。これは「叔父さん」の意ではなく、壮年の男性という意味の「おじさん」である。黎深は未だ叔父の名乗りを上げていないので、注意が必要。詳細は紅 黎深の項目を参照。
鬼姫
先代黒狼のこと。
怪人仮面男(かいじんかめんおとこ)
翔琳、曜春が黄奇人をこう呼ぶ。詳細は黄 奇人の項目を参照。
魁斗(かいと)
“風の狼”時代の紅邵可の呼び名。詳細は紅 邵可の項目を参照。
官吏殺し(かんりごろし)
陸清雅のこと。詳細は陸 清雅の項目を参照。後に、紅秀麗がいわれる。
菊花君子(きっかくんし)
茶鴛洵のこと。
御史台長官の秘蔵っ子(ぎょしだいちょうかんのひぞうっこ)
陸清雅のこと。詳細は陸 清雅の項目を参照。
愚兄(ぐけい)
藍龍蓮が同腹の兄をこう呼ぶ。其の一は藍雪那、其の二は「月」、其の三は「花」、其の四は藍楸瑛のこと。上3人は三つ子。
孔雀男(くじゃくおとこ)
紅秀麗が藍龍蓮をこう呼ぶことがある。派手な装いから命名。
くそじじい
霄瑤璇のこと。特に紫 劉輝や宋 隼凱がこう呼ぶ。他には極悪じじいや狸じじいや古狸と呼ばれることがある。
九紋龍(くもんりゅう)
管飛翔のこと。
傾国の琵琶姫(けいこくのびわひめ)・姮娥楼の秘蔵(こうがろうのひぞう)
百合姫の項目を参照。
剣聖(けんせい)
孫陵王のこと。
紅花(こうか)・紅家直系長姫(こうけちょっけいちょうき)
紅秀麗のこと。紅家の姫という意味がある。詳細は紅 秀麗の項目を参照。
紅藍両家の大物(こうらんりょうけのおおもの)
紅黎深と藍龍蓮のこと。茶 克洵が当主就任後の初の朝賀で二人の挨拶を受けたことについて、鄭 悠舜が紅 秀麗に言った言葉。秀麗は黎深の事は知らないので紅 玖狼のことだと思っている。
氷の長官(こおりのちょうかん)
紅黎深のこと。「怜悧冷徹冷酷非情な」という形容詞が付く。「長官」は吏部尚書であることを指す。詳細は紅 黎深の項目を参照。
氷の理性(こおりのりせい)
紅邵可のこと。王のためなら愛娘の危機であっても動かないという政治判断力。
心の友(こころのとも)
藍龍蓮が親友をこう呼ぶ。其の一は紅秀麗、其の二は杜影月(アニメ中では、其の2.5は陽月)、其の三は碧珀明のこと。
小鳩ちゃん(こばとちゃん)
来俊臣が紅秀麗をこう呼ぶ。
こめつきバッタ
茈静蘭が浪燕青をこう呼ぶことがある。主に照れ隠しで使われる。
サル山の大将(さるやまのたいしょう)
藍雪那(三つ子)が紅黎深をこう呼ぶ。
三太(さんた)
王慶張の幼名。王商家の三男坊。詳細は王 慶張の項目を参照。
茶州の禿鷹(さしゅうのはげたか)
茶州の峯盧山に住む義賊。先代頭目は北斗。現頭目は翔琳、その手下に曜春(共に北斗の養い子)。詳細は北斗翔琳曜春の項目を参照
詩仙(しせん)
茗茜子(めい せんし)のこと。
十文字 髭吉(じゅうもんじ ひげきち)・十文字 元髭太郎(じゅうもんじ もとひげたろう)・髭左(ひげざ)
葉棕庚が浪燕青をこう呼ぶ。髭面から勝手に命名。また髭左とも。髭を剃ったら十文字元髭太郎。燕青はこの命名に、初めに髭を剃っておけば良かったと本気で後悔した。
隼(しゅん)
司馬迅のこと。
小棍王(しょうこんおう)
“殺刃賊”時代の浪燕青の呼び名。詳細は浪 燕青の項目を参照。
小旋風(しょうせんぷう)
“殺刃賊”時代の茈静蘭の呼び名。詳細は茈 静蘭の項目を参照。
小動物(しょうどうぶつ)
碧珀明が杜影月をこう呼ぶ。詳細は杜 影月の項目を参照。
白百合(しらゆり)
紅玉環のこと。戩華曰く強いからこそ美しいという意味。
先見の巫女(せんけんのみこ)
予知の力を持つ縹英姫のこと。
双花菖蒲(そうかしょうぶ)
李絳攸と藍楸瑛のこと。二人が王より花菖蒲を与えられたことから。詳細は李 絳攸藍 楸瑛の項目を参照。
タンタン
榛蘇芳のこと。身に付けていた狸の装飾品と置物から、静蘭が命名。詳細は榛 蘇芳の項目を参照。
タケノコ家人(たけのこけにん)
榛蘇芳が茈静蘭をこう呼ぶ。タケノコを投げつけられた経緯からであるが、秀麗はその理由に気づいていない。詳細は茈 静蘭の項目を参照。
血の覇王(ちのはおう)・殺戮の覇王(さつりくのはおう)
紫 戩華の項目を参照。
鉄壁の理性(てっぺきのりせい)
李絳攸のこと。詳細は李 絳攸の項目を参照。
常春頭(とこはるあたま)
李絳攸が藍楸瑛をこう呼ぶことがある。特に女性関係の奔放さが垣間見えた時に使われる。
トドの背後霊(とどのはいごれい)
葵皇毅が凌晏樹をこのように称した(ただし、秀麗がおぼろげな記憶を要約した言葉なので正しくはない)。
鶏頭(とりあたま)
欧陽玉が管飛翔のことをこう呼ぶことがある。「陽玉」と呼ばれた時などに使われる。何度言っても「陽玉」と言われることから、三歩歩くと忘れるという鶏に例えたもの。詳細は管 飛翔の項目を参照。
昏君(ばかとの)
紫劉輝のこと。詳細は紫 劉輝の項目を参照。
洟垂れ小僧(はなたれこぞう)
紅黎深が劉輝に対してこう呼ぶ。
琵琶姫(びわひめ)
紅玉環のこと。卓越した琵琶の腕からこう呼ばれた。詳細は紅 玉環の項目を参照。
碧 幽谷(へき ゆうこく)
碧家の至宝と呼ばれる、ある天才画家の雅号。詳細は碧 歌梨の項目を参照。
ボウフラ将軍
珠翠が藍楸瑛をこう呼ぶことがある。後宮に忍び込んで女官に手を出すところから名づけられた。珠翠のところに女官の苦情が多発している(中には辞職する女官も出るほど)。
螢(ほたる)
司馬迅が十三姫に対して呼ぶ名。
水の貴族(みずのきぞく)
水族(川に現れる賊)の別名。
李姫(りき)
秀麗と李絳攸の妻の意味で使用される。秀麗に李姫となれということは絳攸の妻になれという意味である。
龍神(りゅうじん)
神速の藍家水軍のこと。
龍笛賭博師(りゅうてきとばくし)
藍龍蓮のこと。勝ったら必ず吹いていく「慰めの笛」から名がついた、負け知らずの名賭博師の異名。一度だけ胡蝶に負けている。ただしイカサマ。詳細は藍 龍蓮の項目を参照。
若様(わかさま)
秀麗が「淋千夜」を名乗っていた茶朔洵をこう呼んでいた。詳細は茶 朔洵の項目を参照。

朝廷以外の組織[編集]

組連(くみれん)
貴陽の裏社会の親分の集まり。どんな高官や貴族でも従わず、親分衆に認められた者にのみ従う。
青巾党(せいきんとう)
青い布が目印で、国試受験生の木簡(受験票)を集めていた。名前の由来は三国志三国志演義に登場する黄巾賊(黄巾党)より。
姮娥楼(こうがろう)
首都・貴陽でも一二を争う名妓楼。格式高く、チンピラ程度では近づくことも許されない。オーナーの趣味である絵画が壁のあちこちに飾られている。名前の由来は中国神話の登場人物「嫦娥」より。
全商連(ぜんしょうれん)
全国商業連合組合。名だたる商人達が数多く加盟する経済機構。黄州で発祥した。
各州ごとに支部があり、大規模の商業都市には特区が設けられている。独自の情報網を持ち、伝達手段も有す。
背後で彩七家、特に紅藍両家と提携しているため、信用度・資金力が高い。軍事力もあるため、賊に襲われない。交通手段としては安全である。
彩(さい)
全商連大幹部連の通称。全商連の幹部組織。
邪仙教(じゃせんきょう)
茶州で奇病騒ぎが持ち上がった際、入信すると奇病にかからないと勧誘し、「奇病は女官吏(紅秀麗)のせい」と噂を流していたカルト教団。教祖は「千夜」と名乗る。
殺刃賊(さつじんぞく)
茶州を根城とする賊。燕青と静蘭によって滅ぼされた。
茶州の禿鷹(さしゅうのはげたか)
茶州、峯盧山に住む義賊。先代の頭領は邵可の元部下で北斗。現頭領は北斗の養子(妻の連れ子)で翔琳。手下は翔琳の弟の曜春。北斗は秀麗が後宮を辞した前後に死亡。夏にそれを邵可に知らせるため貴陽に来るが、曜春が猛暑で倒れ、秀麗に助けられる。その後、燕青に頼まれ、茶春姫を匿う。龍蓮の衣装に感激し、正式な「茶州の禿鷹」の衣装にしようとしている。猿の化け物と間違えられることがある。
牢の中の幽霊(ろうのなかのゆうれい)
身寄りがなかったり訳ありの家族など取引きに応じそうな囚人(主に死刑囚またはそれに準ずる者)を集めた組織。額に布を巻いて隠しているが、メンバーの額には死刑囚であることを表す焼きゴテがある。牢の中で死んだ(書類上では正式に死んだことになっている)はずなのに街中での目撃談があることからこう呼ばれる。また、落伍した高位武官の中にもメンバーとなった者がいる。
影(かげ)
紅家当主絶対服従護衛軍団のこと。紅家当主と、当主の持ち物の「桐竹鳳麟」の家紋が刻まれた扇を預けられた者を守る。羽林軍の兵士でも逃げ回る程の実力であり、殺せと命令された対象は必ず殺される。この暗殺対象から逃げられたのは、外伝「恋愛指南争奪戦!」(『隣の百合は白』収録)で黎深の前で暴言を吐いた羽林軍兵士の一人と、先王のみ。過去に縹 璃桜を暗殺しようとしたが失敗した。

その他[編集]

彩八仙(さいはっせん)
彩雲国建国前に、初代国王蒼玄を助けたと言われる8人の色の名を冠した仙人達。その後、歴史に何度か登場するが、いずれも名君とされる王の時代であった為に、仕えるに足る王のもとに現れると言われている。
  •     紫仙の紫霄(霄 瑤璇)
  •     黄仙の黄葉(葉 棕庚)
  •     白仙の白夜(杜 影月の中/陽月)
  •     紅仙の紅薔(薔薇姫/紅 薔君・紅 秀麗の中)
  •     藍仙の龍蓮(藍 龍蓮の中)
  •     茶仙(南老師)
  •     碧仙(欧陽純の中)
  •     黒仙(凌晏樹が契約者、代償に茶朔洵を差し出した)
黒仙のみ、姿を現してはいない。また、紫仙と黄仙は蒼玄王に仕えてから一度も天へ戻っていないらしい。仙人が取り憑いている人間は死人なのでどんな怪我をしても死なない(ただし『藍龍蓮』は生きたまま仙を宿すことが出来るため、死んではいない)。また秀麗だけは生きている身体に取り憑いているため、不死ではないが体に負荷がかかっている。
最終巻では紅仙を除く彩八仙全員が仙洞宮に集まる。
国語り(くにがたり)
初代国王蒼玄が彩八仙の力を借り、彩雲国を作った物語。子供達に人気がある。
奇病(きびょう)
正式名称は不明。雪国で冬の早い年に発病。秋に餌を探しに人里に下りてきたユキギツネの糞にある寄生虫が原因。水や木の実のなどに入っていて、知らずに飲んだり食べたりすることで発症する。人から人への直接伝染はないとされる。下剤(虫下し)が効かない。西華村の時は原因が分からず、全滅してしまったが、石榮村のときは人体切開で治した。作者によると、実際にある病気(エキノコックス症)を参考にしているとのこと。
異能(いのう)
縹家の女性が持つ法力。稀に男性も持つ。異能もちはその生命力を削って術を使うため、概して短命である。
暗示(あんじ)
縹家の暗殺傀儡として育てられた者にかけられた。解除は大巫女である瑠花しか行えないはずだが、珠翠にかけられたものは話し相手を欲した薔薇姫が一部を解いており、秀麗の声に反応して一時的に解けたこともある。個人の意思を奪うものであるため、珠翠本人もずっと抵抗していた。
二胡の曲名(にこのきょくめい)
東湘記(とうしょうき)
茶 朔洵(琳 千夜)が秀麗に二胡を買ってやる為に指定した五曲の一つ。題名の由来は元曲の代表作西廂記より。
鴦鴦伝(おうおうでん)
茶 朔洵(琳 千夜)が秀麗に二胡を買ってやる為に指定した五曲の一つ。題名の由来は唐代伝奇小説であり、西廂記の原作となった鶯鶯伝より。
彩宮秋(さいぐうしゅう)
茶 朔洵(琳 千夜)が秀麗に二胡を買ってやる為に指定した五曲の一つ。題名の由来は元曲の代表作漢宮秋より。
琵琶記(びわき)
茶 朔洵(琳 千夜)が秀麗に二胡を買ってやる為に指定した五曲の一つ。題名の由来は南曲の代表作琵琶記より。
蒼遙姫(そうようき)
茶 朔洵(琳 千夜)が秀麗に二胡を買ってやる為に指定した五曲の一つ。蒼玄王の妹で初代縹家当主の名に同じ。詳細は蒼遙姫の項目を参照。歌詞が付いているが、まだ本編で明かされていない。
相愛恋(そうあいれん)
茶 朔洵が茶家当主選定式を欠席して、邸の離れで秀麗を待ちながら弾いていた曲。
蘇芳(すおう)
秀麗が冗官たちに弾いていた曲。榛 蘇芳の名前の由来になった曲。葵 皇毅は好きではない曲だが秀麗の二胡に張り合おうと龍笛で対抗した。
薔薇姫(ばらひめ)
秀麗が藍州の旅の途上、舟の上で引いた曲。
想遥恋(そうようれん)
永遠に叶わぬ片恋がテーマ。楸瑛と出会った時、珠翠が舞っていた曲。
龍蓮作曲の曲名(りゅうれんさっきょくのきょくめい)
邵可邸自給自足・白の集い編(しょうかていじきゅうじそく・しろのつどいへん)
邵可邸裏庭の大根・蕪・葱の食べ頃になる前の危うい白さにインスピレーションを受けて作製した即興曲。
白の集い・蜜柑の夕べ(しろのつどい・みかんのゆうべ)
「邵可邸自給自足・白の集い編」の完成形。
誰がために腹は鳴る(たがためにはらはなる)
竹泉で即興で作った曲。物寂しげな音色。
勇気ビンビンの曲(ゆうきびんびんのきょく)
龍眠山で楸瑛を勇気付ける為に演奏しようとした即興曲。
茶の銘柄(ちゃのめいがら)
龍泉茶(りゅうせんちゃ)
疲れを取るお茶。魯官吏が差し入れてくれたことがある。
甘露茶(かんろちゃ)
茶州の名産。秀麗が金華を目指す道すがら、目印の為に買い占めた。秀麗が大事な人に入れると言っていた為に、朔洵は最後まで入れて貰いたがっていた(秀麗は入れていない)。
彼山銀針(かざんぎんしん)
最高級茶葉のひとつ。
藍州八珍味(らんしゅうはちちんみ)
うち、二つが「藍鴨の卵」「喉頭茸」。藍鴨の卵は双黄鴨卵と言って、必ず黄身が二つ入っている。喉頭茸は猿の頭の形をしたきのこ。藍鴨・喉頭茸ともに九彩江にしか生息しない。
御魂御灯(みたまごとう)
五日間、家々には燈籠がつるされ、新月の夜には死んだ人や会いたくても会えない人に夢で会うことができると言われている。
屍人(キョンシー)
モチーフは香港や台湾のホラー映画である「霊幻道士」シリーズなどに出てくるキョンシーと思われる。
渡り蝶(わたりちょう)
魂を運ぶとされている蝶。紅藍のまだら模様をもつ黒い蝶。万里山脈から紫州に渡ってくる。幼虫の間に毒草を食べ、毒性を持つ。北から南の藍州へと渡る。南で生まれた者は北へ渡ろうと飛ぶが、風向きや天候の関係で途中で力尽き、実際に北へ戻れるのは南で生まれた蝶の子供とのこと。

関連項目[編集]