彫刻

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
検索に移動
石の彫刻アンティノウスの横顔/ルーブル美術館所蔵)

彫刻(ちょうこく)とは、金属などを彫り刻んで、立体的に表すこと。または、それらの表面に書画図版などを掘り込むこと。あるいは美術的な鑑賞を目的として、様々な素材を用いて立体的に制作された芸術作品のこと。また、その表現領域を指す。以下では西洋美術の概念における、芸術作品としての彫刻(スカルプチャー、英語: sculpture)について述べる。

概要[編集]

ミケランジェロの「ピエタ」

硬い素材を彫り刻む技法も彫刻(カーヴィング、carving)と呼び、それに対して、可塑性素材を盛りつけて形を作る技法を彫塑モデリングmodeling)という。彫塑で作られた作品を特に塑像と呼び分けることもある[要出典]

使われる素材は、フェルト石膏繊維金属(鉄、銅など)、樹脂ガラスなど、多種にわたり、また、複数の素材を組み合わせる作品も多い。

彫刻の対象(モチーフ)は元来、人間や身近な動物など具体物であった(具象彫刻)が、20世紀になると、心象を表したもの(抽象彫刻)も多く制作されるようになった。

現在では、表現が多様化し、従来の彫刻の概念では収まらないケースもあり、それらを「立体」、「立体アート」と呼ぶこともあるほか、表現が設置空間全体へ拡散したものは、特に「空間表現」や「インスタレーション」と呼び分けられる。

主な西洋の彫刻[編集]

ラオコーン群像

古代ギリシャ[編集]

古代イベリア[編集]

古代エトルリア[編集]

古代ローマ[編集]

中世ヨーロッパ[編集]

イタリアルネサンス[編集]

北方ルネサンス[編集]

マニエリスム[編集]

バロックと17世紀[編集]

ロココと18世紀[編集]

近代彫刻と19世紀[編集]

現代彫刻の始まりと20世紀前半[編集]

現代彫刻の展開と20世紀後半[編集]

現代彫刻と21世紀[編集]

  • 多文化主義の波及
    • 風の彫刻(Wind Sculpture)(インカ・ショニバレ
    • 壜の中のネルソンの船(インカ・ショニバレ)
    • 悦楽の天国(Heaven of Delight)(ヤン・ファーブル
    • 髑髏と権力の道具(ヤン・ファーブル)
    • 雲を測る男(ヤン・ファーブル)
    • 「月の出」シリーズ(ウーゴ・ロンディノーネ英語版
    • 孤独のボキャブラリー(ウーゴ・ロンディノーネ)
    • 七つの魔法の山(ウーゴ・ロンディノーネ)
    • 形・仲間・態度(vorm - fellows - attitude)(ゲリティン英語版
  • スーパーリアリズムを超えて
    • ラ・ノナ・オラフランス語版(La Nona Ora)(マウリィツォ・カテラン英語版
    • ヒム(ひざまづいたヒトラーの彫刻)フランス語版(Him)(マウリツィオ・カテラン)
    • アメリカ(18金の便器)英語版(マウリツィオ・カテラン)
    • プレグナント・ウーマン(Pregnant Woman・妊婦)(ロン・ミュエク
    • マン・イン・ア・ボート(Man in a Boat)(ロン・ミュエク)
    • ゲームに興じる老いた少年たち(パトリシア・ピッチニーニ
    • 若い家族(パトリシア・ピッチニーニ)
    • 静物(ピエタ)(サム・ジンクス英語版
    • メッセンジャー(The Messenger・天使)(サム・ジンクス)
    • ストレッチNo.1英語版エヴァン・ペニー英語版
  • その他
    • 第4代エジャートン男爵の16枚の羽毛がついた極楽鳥(ライアン・ガンダー英語版
    • 怖がらないでとお母さんに言って(Tell my mother not to worry)(ライアン・ガンダー)
    • 鉄の男(クレーヴェの彫刻)ドイツ語版シュテファン・バルケンホールドイツ語版
    • エレファントマン(シュテファン・バルケンホール)
    • 乾いた土の頭部(マーク・マンダース英語版
    • 4つの黄色い縦のコンポジション(マーク・マンダース)
    • 無題(彫刻)(Untitled (Sculpture))(マット・リップス英語版
    • ユア・スパイラル・ヴュー(your spiral view)(オラファー・エリアソン
    • ニューヨーク・シティ・ウォーターフォールズ(オラファー・エリアソン)
    • アロス・オーフス美術館屋上「ユア・レインボー・パノラマ」(オラファー・エリアソン)
    • ラバー・ダック」シリーズ(フロレンティン・ホフマン

東洋の彫刻[編集]

参考文献[編集]

  • 世界美術大事典(小学館、1989年):特に第3巻「彫刻」の部分
  • 日本美術史事典(平凡社、1987年):特に「石仏」「彫金」「木彫」の各項目
    • (注)この文献に「彫刻」の項目は存在しない。
  • 日本近現代美術史事典(東京書籍、2007年)特に用語編および第6章・第7章
  • カラー版20世紀の美術(美術出版社、2000年)

関連項目[編集]