感染列島

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感染列島
監督 瀬々敬久
脚本 瀬々敬久
出演者 妻夫木聡
檀れい
国仲涼子
田中裕二爆笑問題
池脇千鶴
カンニング竹山
佐藤浩市
藤竜也
音楽 安川午朗
主題歌 レミオロメン夢の蕾
撮影 斉藤幸一
編集 川瀬功
配給 日本の旗 東宝
公開 日本の旗 2009年1月17日
上映時間 138分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 19.1億円[1]
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感染列島』(かんせんれっとう)は、2009年1月17日に公開された日本映画である[2][3]

キャッチコピーは「神に裁かれるのは、人間か?ウィルスか?」。

概要[編集]

主演は妻夫木聡檀れい監督瀬々敬久。配給は東宝

この映画が公開された3か月後の4月には、実際に新型インフルエンザが蔓延し世界的流行となっていたが、本作では日本において新型ウイルスの感染が蔓延した場合、どのような事態となるかが描かれていく。

2008年5月のカンヌ国際映画祭で、ストーリーが話題を集め大きな反響を受ける。さらに、公開前の時点でハリウッドによるリメイク版も計画されていた[4][5]

ロケは主に新潟県で行われたが、一部北海道中川町でも行われている。

また、この映画を原作とした漫画が『ビッグコミックスペリオール』(小学館)で連載されていた。

ストーリー[編集]

2011年1月。新年を迎えた、いずみ野市立病院。ある日、救命救急医・松岡剛のもとに一人の急患が運び込まれてくる。その患者は高熱、肺炎、痙攣、吐血などを催し、全身感染ともいえる多臓器不全に冒されていた。この症状は新型インフルエンザと想定され、治療が進められる。しかし、あらゆるワクチンを投与するも容態が回復することはなく、患者は死亡してしまうのだった。

正体不明のウイルスはさらに病院の医療スタッフや患者たちにも感染、病院がパニック状態に陥ってしまう。また感染拡大は病院内だけに留まらず、仙台、大阪、広島など、全国各地に広がり始めていた。

やがて、事態の究明とウイルスの感染拡大を防ぐため、世界保健機関(WHO)からメディカルオフィサー・小林栄子[6]が派遣されることに。彼女は、このままウイルスが蔓延し続けると日本は崩壊し、世界へ拡がれば人類は滅亡する、という恐るべき事態を予測する。

次第に広がる病院内隔離、地域封じ込め政策、都市機能・交通機関の停止、政府崩壊、そして消えゆく人類。

そんな中、自分達の尽力も虚しく未だ多くの命を救えずにいた松岡と栄子は、ウイルスの正体、ウイルスの発生源、そしてウイルスに打ち勝つ治療法を見つけるために動き始める。

"バイオテロ"か、それとも"神の責め苦=BLAMEブレイム)"か。人類は、運命の日を迎える――

キャスト[編集]

主要人物
  • 松岡剛(いずみ野市立病院の救命救急医) - 妻夫木聡
  • 小林栄子(WHOメディカルオフィサー) - 檀れい
いずみ野市立病院
厚労省
三田家
その他

スタッフ[編集]

関連商品[編集]

漫画[編集]

ビッグコミックスペリオール』(小学館)で連載。作画担当は柿崎正澄

DVD / Blu-ray[編集]

2009年7月24日発売。発売元はTBS、発売・販売元は東宝。

  • 感染列島 スタンダード・エディション(DVD1枚組)[9]
    • 映像特典
      • 特報集
      • 劇場予告編集
      • TVスポット集
      • 劇場マナーCM
  • 感染列島 スペシャル・エディション(DVD2枚組)[10]
    • ディスク1:本編DVD(スタンダード・エディションと共通)
    • ディスク2:特典DVD
      • 撮影メイキング
      • VFXメイキング
      • キャスト・スタッフインタビュー
      • イベント映像集
      • ダンテ・カーヴァーの感染予防講座
    • 封入特典
      • ブックレット
    • 特製アウターケース付きデジパック仕様
  • 感染列島 Blu-ray(2枚組)
    • ディスク1:本編Blu-ray
      • 映像特典:DVDスタンダード・エディションと共通
    • ディスク2:特典DVD(DVDスペシャル・エディションと共通)

備考[編集]

インフルエンザ問題[編集]

2009年4月から全日本空輸および日本航空の一部の国際線で機内上映されていたが、2009年新型インフルエンザでの状況と映画の内容が似ていることから、全日本空輸では5月いっぱいで機内上映中止された[11]

韓国での内容改ざん問題[編集]

2009年3月5日、本作(韓国公開時タイトル『ブレイム:人類滅亡2011』)を韓国に輸入したKTHが、制作サイドの許可を受けないまま結末を変更した編集本を、無断で国内上映していたことが判明した。本作は本来、ウイルスによる悲劇を克服した人類の姿がエピローグに盛り込まれたハッピーエンドだったが、KTHは、ウイルスによる被害が徐々に広がる様子だけを見せるエンディングに編集していた。

TBSは、封切り2日前にこうした事実を把握したため、KTHに公式に抗議。原本のままの状態で上映するよう要求した。KTH側は原本通りの上映を約束したにもかかわらず、作業時間上の問題を理由に、原本のエンディングから2分間を付け足した117分(原本は全138分)の編集本を同年2月26日に封切りした。同年3月4日に本来通りの作品の上映が行われた。

TBSは、KTHの行為に対して「結論を正反対に変えたのは創作者の意図にも完全に反する。エンターテインメント業界の一員としてこの問題を軽視、黙認することはできないと判断した」と遺憾を示したが、KTH関係者は「TBSとのコミュニケーションにミスがあり生じたハプニングにすぎない。任意編集した事項についてはTBSの了解を求めており、現在は日本が制作した原本通りに上映している」とコメントした[12]

その他[編集]

本作は防衛省陸上自衛隊の撮影協力を受けており、エキストラとして陸上自衛隊の車両やヘリコプター、および実際の自衛隊員が出演しているが、一部のシーンでは陸上自衛隊の装備や被服のレプリカを着用した民間のエキストラが自衛隊員として出演・演技している。そのため、実際の自衛隊員とは装備や服装が微妙に異なる隊員が画面に登場しているシーンが幾つか存在する。登場する自衛隊の装備は以下の通り。

フィリピンの警備会社が所有している現金輸送用の装甲車

また、終盤で舞台となる東南アジアの架空の国、アボン共和国のシーンはフィリピンで撮影されており、マニラネグロス島にてロケが行われた。アボン共和国のシーンに登場する現地政府の警察官はフィリピンの民間警備会社が演じており、警備会社の所有している現金輸送用の装甲車が警察車両として登場している。

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ 2009年興行収入10億円以上番組 (PDF) - 日本映画製作者連盟
  2. ^ 妻夫木聡の「酒豪」ぶりを両親が心配 映画『感染列島』防護服姿異色会見”. ORICON STYLE (2008年10月2日). 2016年1月10日閲覧。
  3. ^ 妻夫木聡、待望の主演作公開初日も苦笑い”. ORICON STYLE (2009年1月17日). 2016年1月10日閲覧。
  4. ^ 感染列島 プレス向け資料 - CINEMA TOPICS ONLINE
  5. ^ 妻夫木聡、主演作『感染列島』ヒットで『20世紀少年』をチクリ”. ORICON STYLE (2009年2月11日). 2016年1月10日閲覧。
  6. ^ 進藤奈邦子がモデルだと言われる。
  7. ^ 妻夫木聡、カンニング竹山への殺菌ガス噴射に爆笑!!”. ORICON STYLE (2008年12月5日). 2016年1月10日閲覧。
  8. ^ 妻夫木主演『感染列島』主題歌にレミオ新曲”. ORICON STYLE (2008年11月14日). 2016年1月10日閲覧。
  9. ^ 感染列島 スタンダード・エディション”. 東宝. 2016年1月10日閲覧。
  10. ^ 感染列島 スペシャル・エディション (2枚組)”. 東宝. 2016年1月10日閲覧。
  11. ^ 映画「感染列島」ANA機内上映中止へ 「臨場感怖い」 - 新型インフルエンザ特集”. asahi.com (2009年5月20日). 2015年3月15日閲覧。
  12. ^ “日本映画『感染列島』、国内輸入社が任意編集し上映”. 聯合ニュース. (2009年3月5日). http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2009/03/05/0200000000AJP20090305001400882.HTML 2011年1月13日閲覧。 

関連項目[編集]