成唯識論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

移動先: 案内検索

成唯識論』(じょうゆいしきろん、: Vijñapti-mātratā-siddhi , ヴィジュナプティ・マートラター・シッディ)は、法相宗(唯識宗)が所依とする論典の一つ。10巻からなる。

「ヴィジュナプティ・マートラター」(vijñapti-mātratā)とは「唯識」、「シッディ」(悉地, siddhi)とは「成就」、総じて「唯識による(悟りの)成就(についての論)」の意。

世親が著した『唯識三十頌』を護法が注釈したもので、中国の代に玄奘が漢訳した唯識の論典。

日本へも早くに伝わり、長く唯識の教学として研究された。近年新しい訳解説が刊行されている。

文献[編集]

  • 太田久紀 『成唯識論要講 (全5巻)』 仏教書林中山書房 2000年
  • 城福雅伸 『成唯識論 現代語訳・講義 (全10巻予定)』、春秋社 2005年~刊行中-巻第4.巻第5.巻第6のみ
  • 竹村牧男 『「成唯識論」を読む (新興福寺仏教文化講座.7)』 春秋社、2009年
  • 服部正明上山春平 『認識と超越<唯識> 仏教の思想.4』 角川文庫ソフィア、1997年
  • 三枝充悳 『世親』 講談社学術文庫、2004年

脚注・出典[編集]

関連項目[編集]