我が名は狼

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我が名は狼』(わがなはうるふ)は、たがみよしひさによる日本漫画

概要[編集]

架空の避暑地・野枝(のずえ)高原にあるペンションの居候である主人公と女性宿泊客との(主に性的)関係を描いた作品。初期の『週刊少年チャンピオン増刊 ヤングチャンピオン』(秋田書店;後に休刊[1])連載中は全て一話完結であったが、『プレイコミック』(同社刊)連載となってからは複数話完結や、ミステリー的な話も増えていった。

各エピソードごとにサブタイトルが付けられ、「〇〇〇の(女性名)」の形式となっている。並行して書かれた『軽井沢シンドローム』と同様、シリアスな場面とくだけた場面を織り交ぜる手法をとり、登場人物もコミカルな三頭身とリアルな八頭身がコマ単位で同居している。また、ルビの使い方も特徴的である。

あらすじ[編集]

各地を放浪する男・犬神内記が、父親の親友である高梨宗国が経営する「ペンションたかなし」に居候として転がり込む。

登場人物[編集]

犬神 内記(いぬがみ ないき)
主人公。周りからは「うるふ」と呼ばれ、本名で呼ばれることはあまりない。高校一年で中退してふらっと家を出たきり、日本各地を巡る放浪者だったが、縁あって「ペンションたかなし」の居候となる。とてつもない女好きで、女性の一人客と次々と肉体関係を持つが、女から恨まれたことはない。飄々とした性格で、腰まで届く束ねたロングヘアーと前衛的なファッションがトレードマーク。
バイクは初登場時はスズキGNであったが、盗まれて解体されたため、その後はヤマハRZ350と、ある賭けで巻上げたヤマハDT50
愛車は三菱ジープJ58であったがある女性客に大破させられてしまった。
高梨 誠(たかなし まこと)
高梨家の長女。ペンションではメード係。出戻りで、一人息子がいる。連載中盤で内記と関係を持ってしまう。
高梨 静(たかなし しずか)
高梨家の次女。ペンションではフロント係。ロングヘアーがトレードマーク。コックの幸男と婚約中。連載中盤で無事幸男と結婚し、小林姓となる。姉妹の中では大人しい印象だが、幸男によると「空手二段」の腕前。
高梨 聖(たかなし ひじり)
高梨家の三女。ペンションではメード係。ショートヘアーにバンダナがトレードマーク。行動はホンダ・スカッシュでとることが多い。
ずっと内記を慕っている。内記のほうもその気持ちには気づいているが、最終的な結婚には応えられないことから、手を出さずにいる。
高梨 宗国(たかなし そうこく)
「ペンションたかなし」のオーナーだが娘達からは「ゴロゴロしているだけ」扱い。内記の父の親友で内記の名付親。昔内記の母親を取り合ったこともある。
あごひげにオーバーオールがトレードマーク。
高梨 主税(たかなし ちから)
誠の長男。前半は喋れなかったが、後半は吹き出し付きで喋るようになった。
小林 幸男(こばやし ゆきお)
ペンションのコックで静の婚約者。肩までの黒髪に眼鏡がトレードマーク。無害そうな見た目だが相応に助平で、時折覗きをしたりしており、内記とは一緒に裏ビデオを見る仲。
食材の仕入れなどの行動はトヨタ・クイックデリバリーでとることが多い。連載中盤で無事静と結婚した。
犬神 源信(いぬがみ げんしん)、犬神 冴子(いぬがみ さえこ)
内記の両親。長く子供ができず水無美を施設から引き取った後に内記を授かる。
家を出たきりの内記の面倒を宗国に頼んだ。
犬神 水無美(いぬがみ みなみ)
内記の姉。内記が家を出た次の年に車にはねられて死去。その存在が内記の家出に関係あるのかは明らかになっていないが、作中の登場人物からは肉体関係があったのではないかと推測されている。髪の毛はセピア色。
堀内 美代子(ほりうち みよこ)
ペンションの宿泊客。水無美に瓜二つだが髪の毛が赤色。内記に惚れて近所の喫茶店「パレオパラドキシア」に住込みで働くようになる。
後にヤマハDT50に乗っていた青年と結ばれ、北海道へ引っ越す。
橘 春光(たちばな しゅんこう)
誠の元夫で画家。画家といっても「自称」状態で、結婚していた当時は借金で首が回らない状態だった。だが、離婚後に新たに描き始めた作品が当たり、名実ともに「一流」に届く画家となった。

脚注[編集]

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  1. ^ 1988年に創刊された『ヤングチャンピオン』とは直接的な繋がりがない。