戸上城太郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
とがみ じょうたろう
戸上城太郎
本名 田川正三(たがわ まさみ)
生年月日 (1916-05-18) 1916年5月18日
没年月日 (1980-07-24) 1980年7月24日(64歳没)
出生地 日本の旗 日本長崎県
死没地 日本の旗 日本東京都杉並区
職業 俳優
ジャンル 映画
テレビドラマ
活動期間 1939年 - 1979年

戸上 城太郎(とがみ じょうたろう、1916年5月18日[1] - 1980年7月24日[2])は、日本俳優

長崎県に生まれる[1]。本名・田川正三[1]

来歴・人物[ソースを編集]

猶興館中学4年修了[1]東宝京都撮影所俳優養成所で学び、1939年今井正監督の『沼津兵学校』でデビュー[1]。すぐに日活に移籍し、1941年稲垣浩監督の『海を渡る祭礼』で初主演。その後所属先は日活から大映松竹と変わる。

大柄な体躯と野太い声が特徴で殺陣の名手としても知られたが、台詞回しの癖のため主演スターとしては伸び悩んだ。中年期以降は主に時代劇の悪役・敵役として活躍した[3]

1960年には高田浩吉近衛十四郎と共に時代劇量産体制にあった東映に移籍。東映時代『梟の城』(1963年)において大友柳太朗と敵対する忍者の頭目の役で、高所恐怖症のため空を飛ぶシーンの撮影(クレーンとワイヤーを用いた)の際に苦労した[4]とのエピソードがある。

1964年、『集団奉行所破り』を最後に東映を離れ、映画のみならずテレビドラマへも多数出演。

1980年7月24日、死去。

稲垣の監督生活50周年記念『地獄の蟲』(戦前に不完全な形で公開された作品の完全な形でのリメイク)が遺作となった。

出演作品[ソースを編集]

映画[ソースを編集]

  • 沼津兵学校(1939年、東宝
  • 織田信長(1940年、日活)- 前田犬千代
  • 右門江戸姿(1940年、日活)- 前田利家
  • 討入前夜(1941年、日活)- 岡島八十右衛門 役
  • 伊達大評定(1941年、日活)- 菅沼小助 役
  • 海を渡る祭礼(1941年、日活)- 小布施羊太郎 役
  • 江戸最後の日(1941年、日活)- 山岡鉄太郎 役
  • 決戦奇兵隊(1941年、日活)- 末吉 役
  • 江戸の龍虎(1942年、日活)- 進藤又四郎 役
  • 宮本武蔵 一乗寺決闘(1942年、日活)- 御池十郎左衛門 役
  • 維新の曲(1942年、大映)- 杉山松助 役
  • 伊賀の水月(1942年、大映)- 河合又五郎 役
  • 成吉思汗(1943年、大映)
  • 無法松の一生(1943年、大映)- 五高の先生 役
  • 菊池千本槍 シドニー特別攻撃隊(1944年、大映)- 菊池武光 役
  • 木曾の天狗(1948年、大映)- 勘介 役
  • 地下街の弾痕(1949年、大映)- 早川検事 役
  • にっぽんGメン 難船崎の血闘(1950年、東映)- 犬飼藤吉 役
  • 天狗の安(1951年、東映)- 平原 役
  • 旗本退屈男 唐人街の鬼(1951年、東映)- 薄田哲人 役
  • 酔いどれ八萬騎(1951年、東映)- 中川彦十郎 役
  • 八ツ墓村(1951年、東映)
  • 怪傑鉄仮面(1951年、東映)- 熊谷嘉平次 役
  • 江戸恋双六(1951年、東映)- 川名隼人 役
  • 修羅八荒(1952年、東映)- 三輪与一郎 役
  • 遊民街の夜襲(1952年、東映)- 渡邊辰之助 役
  • 魔像(1952年、松竹)- 神保造酒 役
  • 柳生の兄弟(1952年、松竹)- 磯部大機 役
  • 若君罷り通る(1952年、松竹)- 跡見八郎太 役
  • 腰抜け伊達騒動(1952年、松竹)- 板倉内膳正 役
  • あばれ獅子(1953年、松竹)- 箕作阮甫 役
  • 江戸いろは祭(1953年、松竹)- 金山徳五郎 役
  • 次郎長一家罷り通る(1953年、松竹)- 次郎長
  • 美男天狗党(1954年、松竹)- 千種太郎 役
  • 濡れ髪権八(1954年、松竹)- 本庄助左衛門 役
  • 二等兵物語(1955年、松竹)- 憲兵将校 役
  • 続二等兵物語 五里霧中の巻(1956年、松竹)- 柴田中隊長 役
  • 流転(1956年、松竹)- 鉄火場の胴元 役
  • 続二等兵物語 南方孤島の巻(1956年、松竹)- 小島少尉 役
  • りんどう鴉(1957年、松竹)- 村野軍兵衛 役
  • 伝七捕物帖 美女蝙蝠(1957年、松竹)- 鉄五郎 役
  • 大忠臣蔵(1957年、松竹)- 不破数右衛門 役
  • はやぶさ奉行(1957年、東映)- 俵藤源之進 役
  • 柳生武芸帳(1957年、東宝)- 柳生十兵衞
  • 眠狂四郎無頼控 魔剣地獄(1958年、東映)- 白鳥主膳 役
  • あばれ街道(1959年、東映)- 平田深喜 役
  • 恋山彦(1959年、東映)- 深瀬大全 役
  • 百万両五十三次(1959年、東映)- 小源太 役
  • 天下の伊賀越 暁の血戦(1959年、東映)- 桜井半兵衛 役
  • 壮烈新選組 幕末の動乱(1960年、東映)- 鈴木三樹三郎
  • 御存じいれずみ判官(1960年、東映)- 天童重四郎 役
  • 任侠中仙道(1960年、東映)- 羽倉外記 役
  • 新吾十番勝負 第三部(1960年、東映)- 多羅尾平八 役
  • 旅の長脇差 花笠椿(1960年、東映)- 一角 役
  • 庄助武勇伝 会津磐梯山(1961年、東映)- 長阪将監 役
  • 旗本喧嘩鷹(1961年、東映)- 四方田鉄斎 役
  • 剣豪天狗まつり(1961年、東映)- 鳴子典膳 役
  • 赤穂浪士(1961年、東映)- 小林平八郎 役
  • 八荒流騎隊(1961年、東映)- 雲風軍兵衛 役
  • 源氏九郎颯爽記 秘剣揚羽の蝶(1962年、東映)- 左源太 役
  • 稲妻峠の決闘(1962年、東映)- 柴田勝家 役
  • きさらぎ無双剣(1962年、東映)- 八木諸左衛門 役
  • 忠臣蔵 花の巻・雪の巻(1962年、東映) - 清水一角 役
  • 変幻紫頭巾(1963年、東映)- 海老沢八平太 役
  • 忍者秘帖 梟の城(1963年、東映)- 摩利洞玄 役
  • 集団奉行所破り(1964年、東映)- 長坂又右衛門 役
  • 士魂魔道 大龍巻(1964年、宝塚映画)- 武藤満太 役
  • 燃えよ剣(1966年、松竹) - 芹沢鴨
  • 佐々木小次郎(1967年、東宝)- 海賊那智丸 役
  • 縄張はもらった(1968年、日活)- 狭間徳治 役
  • あらくれ(1969年、日活)- 今野 役
  • 博徒百人 任侠道(1969年、日活)- 尾山 役
  • 刺客列伝(1969年、日活)- 飯沼 役
  • 前科 仮釈放(1969年、日活)- 大矢根正造 役
  • 続 女の警察(1969年、日活)- 阿久根玄洋 役
  • 風林火山(1969年、東宝 / 三船プロ)- 村上義清 役
  • 新選組(1969年、東宝 / 三船プロ)- 宮部鼎蔵
  • 待ち伏せ(1970年、東宝 / 三船プロ)- 法華の権次 役
  • 盛り場仁義(1970年)- 黒坂京之助 役
  • 捨て身のならず者(1970年、日活)- 水野 役
  • 激動の昭和史 軍閥(1970年、東宝) - 閣僚 役
  • 流血の抗争(1971年、日活)- 小峰信次郎 役
  • 地獄の蟲(1979年、マツダ映画社)- 藤木弥九郎 役

テレビドラマ[ソースを編集]

脚注[ソースを編集]

  1. ^ a b c d e 『新撰 芸能人物事典 明治〜平成』 日外アソシエーツ2010年[要ページ番号]。ISBN 978-4-8169-2283-1。
  2. ^ 「CD 人物レファレンス事典 日本編」、2002年日外アソシエーツ刊。
  3. ^ 「日本映画俳優全集・男優編」、『キネマ旬報』第772号、キネマ旬報社1979年[要ページ番号]
  4. ^ 岩本憲児 『時代劇伝説 チャンバラ映画の輝き』 森話社〈日本映画史叢書 4〉、2005年[要ページ番号]。ISBN 4-916087-56-9。