戸郷翔征

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戸郷 翔征
読売ジャイアンツ #13
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 宮崎県都城市
生年月日 (2000-04-04) 2000年4月4日(20歳)
身長
体重
186 cm
75 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2018年 ドラフト6位
初出場 2019年9月21日
年俸 650万円(2020年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

戸郷 翔征(とごう しょうせい、2000年4月4日 - )は、宮崎県都城市出身[2]プロ野球選手投手)。右投右打。読売ジャイアンツ所属。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

小学1年生から「三股ブルースカイ」において軟式野球を始め、都城市立妻ケ丘中学校では同校の軟式野球部に所属し、1年生は捕手、2年生から投手としてプレーする[2]

高校は延岡市聖心ウルスラ学園高等学校に進学し、1年生の秋からベンチ入りを果たす[3]エースピッチャーとなった2年生の夏には第99回全国高等学校野球選手権大会に出場[2]。対早稲田佐賀高校戦では、完投勝利で初戦突破するが[4]、2回戦で聖光学院高校に4対5で敗れる[5]。3年生の夏の第100回選手権宮崎大会は、準々決勝で日章学園高校に敗れ、2年連続の夏の甲子園出場はならなかった[6]。8月に行われたBFA U-18アジア選手権大会の野球日本代表との壮行試合において宮崎県選抜として登板し、5回1/3を投げて、9奪三振を奪い注目される[3]

2018年10月25日に行われたプロ野球ドラフト会議において、読売ジャイアンツからドラフト六巡目指名され[7]、11月19日、延岡市内のホテルにて入団交渉を行い、契約金3,000万円、年俸500万円(金額は推定)で契約合意に達し[8]、11月23日、東京ドームで開催された「ジャイアンツ ファンフェスタ2018」において新入団選手発表が行われた[9]背番号68

プロ入り後[編集]

1年目の2019年は2軍で11試合に登板、8試合に先発して4勝1敗、防御率3.00の成績を残す。シーズン終盤の9月21日に1軍初昇格を果たし、この日の対DeNA戦でプロ初登板・初先発。高卒新人投手がチームのセントラル・リーグ優勝のかかった大一番で初登板という異例のデビューとなった[10](結果は勝ち負けつかず)。9月27日の対DeNA戦(東京ドーム)では5回から登板し、4イニング無失点の好投でプロ初勝利を挙げた。レギュラーシーズン終了後はクライマックスシリーズファイナルステージ第3戦で先発登板という重役を担い、高卒新人のクライマックスシリーズ登板は球団初で、球界全体でも2013年藤浪晋太郎阪神)以来6年ぶりとなったが、3回3安打1失点で降板した[11]日本シリーズも出場選手に登録され、第3戦に3番手として登板。球団では日本シリーズに高卒新人が登板するのは1966年堀内恒夫以来53年ぶり3人目という快挙だったが[12]、投球内容は、自身の失策もあり、1イニング投げ切れずに4失点を喫して敗戦投手になるというプロの洗礼を受けた[13]。オフに背番号を13へ変更し[1]、年俸は150万円増の650万円となった[14]

2020年は練習試合で結果を残し、開幕ローテーション入り。高卒2年目での開幕ローテーション入りは、球団では1987年桑田真澄以来33年ぶりであった[15]。開幕3連勝をあげ、1987年の桑田の2戦2勝を超える快挙を達成した[16]

選手としての特徴[編集]

  • スリークォーター投球フォームから、最速154km/hのストレートを記録する右腕[2][17]。野球評論家の真中満によると、腕の振りがよくて打者にとっては間が取りづらく対応しづらい、少し変則的なフォームであるといい、そのために細かいコントロールはなくても通用しているという[18]
  • 独学で身に着けた変化球は[3]スライダーチェンジアップスプリット(フォークボール)、カーブカットボールと多彩[2]。宮崎県銘菓・なんじゃこら大福にちなんで名付けられた「なんじゃこらボール」という、カットなのにシュートすることもある戸郷独自のカットボールも投げる[19][20]。主に試合で使用している変化球はスライダーとフォークのみだが[18]、スライダーは縦と横、フォークは縦に落ちるものとシュートしながら落ちるシンカー系の軌道のものの各2種類を持つ[21]
  • ピンチでも落ち着いており、冷静なマウンドさばきを見せる[18]
  • 高校1年生の冬に遠投大会で117mを記録するほどの強肩である[22]

人物[編集]

  • 「戸郷」というは、全国でも約40人しかいない[3]
  • がいる。
  • 釣り趣味。3歳から始め、中学2年生の時には80cmのシーバスを釣った[23]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2019 巨人 2 1 0 0 0 1 0 0 0 1.000 34 8.2 6 1 3 0 1 11 0 0 2 2 2.08 1.13
NPB:1年 2 1 0 0 0 1 0 0 0 1.000 34 8.2 6 1 3 0 1 11 0 0 2 2 2.08 1.13
  • 2019年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]



投手












2019 巨人 2 0 1 0 0 1.000
通算 2 0 1 0 0 1.000
  • 2019年度シーズン終了時

記録[編集]

投手記録
打撃記録
  • 初打席:2019年9月21日、対横浜DeNAベイスターズ24回戦(横浜スタジアム)、3回表に上茶谷大河から見逃し三振

背番号[編集]

  • 68 (2019年)
  • 13 (2020年 - )

登場曲[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

出典[編集]

  1. ^ a b 巨人・戸郷 150万円増でサイン オフは山口に弟子入り、来季は背番号「13」に”. スポーツニッポン (2019年11月22日). 2019年11月22日閲覧。
  2. ^ a b c d e “延岡の剛腕”聖心ウルスラ・戸郷に8球団が注目”. 日刊スポーツ (2018年10月13日). 2019年4月17日閲覧。
  3. ^ a b c d 【巨人・羽ばたけルーキー】<2>ドラ6戸郷翔征、遊び感覚で身に付けた変化球”. スポーツ報知 (2019年1月28日). 2019年4月17日閲覧。
  4. ^ 第99回全国高校野球選手権大会 聖心ウルスラ―早稲田佐賀(1回戦)”. 朝日新聞デジタル バーチャル高校野球 (2017年8月10日). 2019年4月17日閲覧。
  5. ^ 第99回全国高校野球選手権大会 聖光学院―聖心ウルスラ(2回戦)”. 朝日新聞デジタル バーチャル高校野球 (2017年8月16日). 2019年4月17日閲覧。
  6. ^ 第100回全国高校野球選手権宮崎大会 日章学園―聖心ウルスラ(準々決勝)”. 朝日新聞デジタル バーチャル高校野球 (2018年7月19日). 2019年4月17日閲覧。
  7. ^ 聖心ウルスラ学園・戸郷は巨人6位 U18に快投”. 日刊スポーツ (2018年10月25日). 2019年4月17日閲覧。
  8. ^ 巨人6位戸郷仮契約「宮崎の方々に応援されるよう」”. 日刊スポーツ (2018年11月19日). 2019年4月17日閲覧。
  9. ^ 巨人、ファンフェスタで新入団選手発表 初のユニ姿D1位・高橋「感謝しています」”. SANSPO.COM (2018年11月23日). 2019年4月17日閲覧。
  10. ^ 史上初デビュー巨人戸郷「涙出そう」宮本コーチ絶賛 日刊スポーツ 2019年9月21日
  11. ^ “巨人・戸郷、球団初の高卒新人でCS先発も3回1失点で降板”. 日刊ゲンダイDIGITAL. (2019年10月11日). https://www.sanspo.com/baseball/news/20191011/gia19101119440012-n1.html 2020年7月19日閲覧。 
  12. ^ “原巨人徳俵「もがきながらプレー」坂本勇、丸が低調”. 日刊スポーツ. (2019年10月22日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/201910220000885.html 2020年7月19日閲覧。 
  13. ^ “高卒ルーキーに厳しい洗礼 巨人3番手の戸郷が4失点”. 毎日新聞. (2019年10月23日). https://mainichi.jp/articles/20191023/k00/00m/050/001000c 2020年7月19日閲覧。 
  14. ^ 巨人戸郷は150万増「山口さんの代わりになる」 - プロ野球 : 日刊スポーツ” (日本語). nikkansports.com. 2020年5月18日閲覧。
  15. ^ 小西亮 (2020年6月29日). “33年ぶりの大役果たす巨人・戸郷の急成長 見据える年間ローテ「疲れたと思いたい」”. Sportnavi. https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/202006270001-spnavi 2020年7月19日閲覧。 
  16. ^ “〝桑田超え〟巨人・戸郷は「できたてのホヤホヤ」原監督はさらなる成長期待”. 東スポWeb. (2020年6月15日). https://www.tokyo-sports.co.jp/baseball/npb/1983456/ 2020年7月19日閲覧。 
  17. ^ “巨人ドラ6戸郷が21日DeNA戦の先発候補に浮上”. 日刊スポーツ (2019年9月18日). 2019年9月19日閲覧。
  18. ^ a b c 真中満 (2020年7月16日). “変則フォームの巨人・戸郷は腕の振りよく対応しづらい”. SANSPO.COM. https://www.sanspo.com/baseball/news/20200716/gia20071607300003-n1.html 2020年7月19日閲覧。 
  19. ^ “巨人戸郷、地元銘菓ばり「なんじゃこらボール」解禁”. 日刊スポーツ. (2020年3月23日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/202003230000657.html 2020年3月25日閲覧。 
  20. ^ “「カットなのにシュート」巨人戸郷独自球に驚きの声”. 日刊スポーツ. (2020年3月25日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/202003250000727.html 2020年3月25日閲覧。 
  21. ^ “G戸郷 高校時代にその名を轟かせた遠投大会117mの鉄砲肩”. 日刊ゲンダイDIGITAL: p. 5. (2020年7月18日). https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/276126/5 2020年7月19日閲覧。 
  22. ^ “G戸郷 高校時代にその名を轟かせた遠投大会117mの鉄砲肩”. 日刊ゲンダイDIGITAL: p. 3. (2020年7月18日). https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/276126/3 2020年7月19日閲覧。 
  23. ^ 巨人6位戸郷翔征「億超えたら」夢は高級釣り竿購入”. 日刊スポーツ (2019年1月8日). 2019年4月17日閲覧。

関連項目[編集]