手笛

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手笛(てぶえ、Hand Whistling, Handflute)とは、両手で空洞を作り、右手と左手の親指を合わせた隙間に息を吹き入れて鳴らす技術である。とは言うが、実際に楽器が存在するわけではない。また、口笛指笛と呼ばれる指を口にくわえて鳴らす技術とも区別される。

別名、ハンドフルートハンドオカリナ

奏法[編集]

おにぎり型:おにぎりを握るように手を組み、手の中に空洞を作る。通称「ハンドオカリナ」
お祈り型:お祈りをするように手を組み、手の中に空洞を作る。特殊な呼び方「ハンドフルート」
アンダーハンドパス型:バレーボールでやるアンダーハンドパスの形にして手を組む。

など、奏者によって奏法は異なる。

特徴[編集]

ヴァイオリンのように、自ら音程を作り出す奏法であるため、速いスケールなどを奏する場合にはタンギングをしないと、ポルタメントグリッサンドのようになってしまう。

また、跳躍進行をレガートで奏すると困難なので、アルペジオではある程度、テンポを緩めないと演奏できない。 音色は、低音域において太く、高音域においては明朗な音色となる。ただし、フルートとは比較したら、どうしても弱々しく感じられてしまう。

音量は低音域から中音域までについて、一番小さい音は鳴っているかどうか分からないほどの ppp 、大きな音は mpmf を出す事が可能。比較的、音程も安定しやすい。高音域は、小さい音で mf 、大きな音なら f を出す事が可能。ただし、音程が安定しなくなるのが難点。

タンギングについては、フルートとほぼ同じ要領である。 音程を調節する場合は、中の空気の量を変えたり、 わざと隙間を作ったりする方法がある。

音域[編集]

当然ながら個人差があるが、最低Bb4から最高G6の範囲が妥当だと思われる。ただし、Bb4よりも更に低い音を出す事もできるが、非常に小さな音になってしまうので、演奏効果は期待できない。上限について、奏者の技術次第ではG6よりも更に高い音を出す事も可能。

どの音域にあっても長短2度のトリルが容易である。音程が開くほど困難になる。

奏者[編集]

  • 森光弘

関連項目[編集]