損保ジャパン美術財団選抜奨励賞

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損保ジャパン美術財団選抜奨励賞そんぽじゃぱんびじゅつざいだんせんばつしょうれいしょう)は、毎年その年に損保ジャパン美術財団が各公募美術団体及び推薦委員による選抜を委託し新鋭作家を集めた損保ジャパン美術財団選抜奨励展を損保ジャパン東郷青児美術館にて開催されこの選抜された作家に授与される賞である。その受賞作の中から審査により特に優れた新人作家へ損保ジャパン美術賞と秀作賞を贈っている。新人画家の登竜門であることから画壇芥川賞と呼ばれている。展覧会のテーマは『リアルタイムの表現が集う。選ばれた新進作家たち』である。

概要[編集]

現在の損保ジャパン美術財団の前進である安田火災美術財団が1977年にその役目を終えたとの理由で終了した安井賞の後を日本画壇を守る理由から安田火災美術財団奨励賞として引き継ぐ。2003年からは財団変更により損保ジャパン美術財団選抜奨励賞と改称する。この賞の選抜方法は審査委託した美術団体ごとに1名を選抜し授与している。損保ジャパン美術財団選抜奨励展ではこの受賞者に加え推薦委員による推薦作家を合せコンクールによる審査を行い損保ジャパン美術賞と秀作賞を決定する。また50歳以下という条件があり、新人発掘を重視している現れであり、新人画家の登竜門と言われる由縁である。受賞者には賞状と賞金が授与される。

名称変更以降の受賞作家一覧[編集]

  • 第22回 (2003年
  • 損保ジャパン美術賞
    • 福井路可 『昨日の風、明日の海』
  • 秀作賞
    • 柏本龍太 『sign』
    • 諏訪敦 『既視感』
    • 滝田一雄 『室内風景』
  • 第23回 (2004年
  • 損保ジャパン美術賞
    • 権藤信隆 『現』
  • 秀作賞
    • 小島隆三 『破壊と創造』
    • 藤田禅 『鼓動』
    • 田中宏治 『The Foam in being Square』
  • 第24回 (2005年
  • 損保ジャパン美術賞
    • 後藤拓朗 『部屋・紫・少女の砂』
  • 秀作賞
    • 久保輝秋 『坂道-'05』
    • 遠山香苗 『15/02/04』
    • 矢澤健太郎 『ある日の午後』
  • 第25回 (2006年
  • 損保ジャパン美術賞
    • 岩岡航路 『南島・鮫池・忍』
  • 秀作賞
    • 安冨洋貴 『僕に至る隔たり』
    • 榎本香菜子 『最後の個体』
    • 樫原隆男 『イエローウイング』
  • 第26回 (2007年
  • 損保ジャパン美術賞
    • 中谷晃 『卓上の楽園』
  • 秀作賞
    • 木村富秋 『鳥唄(岬)』
    • 鈴木雅明 『Untitled-Light2006』
    • 波田浩司 『羽の舞う日』
  • 第27回 (2008年
  • 損保ジャパン美術賞
    • 田中紘子 『ヨコハマ スパイラル』
  • 秀作賞
    • 西田陽二 『MADONNA DELLA SEGGIOLA』
    • 八代美紀 『惑星』
    • 薮下育絵 『バナナ』
  • 第28回 (2009年
  • 損保ジャパン美術賞
    • 弓手研平 『梅雨色田植図(憲法前文三部作その二)』
  • 秀作賞
    • 細川憲一 『Trace紋章』
    • 山本雄三 『祈り―温もりに包まれて』
    • 大矢加奈子 『line-girls』
  • 第29回 (2010年
  • 損保ジャパン美術賞
    • 杉本克哉 『distance/ヘイタイきても、トマトつぶれても・・・』
  • 秀作賞
    • 大川ひろし 『行き場を失くした素顔』
    • 濵田尚吾 『記憶に咲く花』
    • 三宅設生 『リビドー競争』
  • 第30回 (2011年
  • 損保ジャパン美術賞
    • 鈴木愛弓 『ゆく道は金木犀の香り もうすぐ冬が来る』
  • 秀作賞
    • 菅野静香 『苑』
    • 蒼野甘夏 『金星に橇滑猿図』
    • 出山映子 『illusion』

(第30回損保ジャパン美術財団選抜奨励展画集より引用)

選抜を委託されている美術団体と展覧会[編集]

(第30回損保ジャパン美術財団選抜奨励展画集より引用)


関連項目[編集]

損害保険ジャパン