摩耶山送信所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
摩耶山送信所
送信所名 摩耶山送信所
局名 神戸放送局(NHK神戸、サンテレビ)
神戸中継局(在阪広域局)
送信波 地上デジタルテレビジョン放送
地上アナログテレビジョン放送
FMラジオ放送
偏波面 水平偏波
送信塔 3塔
送信放送局 NHK神戸放送局(総合テレビ・FM)
NHK大阪放送局(教育テレビ)
MBS毎日放送(テレビ)
ABC朝日放送(テレビ)
KTV関西テレビ放送
ytv讀賣テレビ放送
SUNサンテレビジョン
Kiss FM KOBE
ラジオ関西
空中線電力 アナログ:10kW(親局)、30W(中継局)
デジタル:1kW(親局)、3W(中継局)
FM:1kW(Kiss FM KOBE、ラジオ関西)、500W(NHK神戸)
受信元 STL(NHK神戸、サンテレビ)
大阪本局(在阪広域局)
放送区域 #放送区域参照
設置場所 兵庫県神戸市灘区摩耶山
北緯34度44分00.3秒 東経135度12分14.2秒 / 北緯34.733417度 東経135.203944度 / 34.733417; 135.203944座標: 北緯34度44分00.3秒 東経135度12分14.2秒 / 北緯34.733417度 東経135.203944度 / 34.733417; 135.203944
特記事項:
ラジオ関西はFM補完中継局としての運用
テンプレートを表示

摩耶山送信所(まやさんそうしんしょ)は、兵庫県神戸市灘区摩耶山にあるテレビジョン放送FMラジオ放送親局及びテレビジョン放送の大規模中継局である。NHK神戸放送局の総合放送系統とサンテレビジョンKiss FM KOBEが親局送信所、その他の在阪広域局は中継局である。なお、本項では、2012年11月28日に予備免許交付、2013年2月27日に開局したジャパン・モバイルキャスティングの神戸中継局、2018年8月22日に予備免許が交付されたラジオ関西FM補完中継局についても併せて記述する。

放送区域[編集]

親局と中継局とでは設置目的が違うため放送区域も大きく異なる。また、その中でもNHKと民放とでは放送区域に僅かな差異が存在する。

テレビ東京系列のTVOテレビ大阪は、他の在阪民放各局とは異なり、放送対象区域が大阪府のみであるため兵庫県内にテレビ大阪の中継局を設置することはできない。

FM放送に関しては、Kiss FM KOBEが2003年4月に全国FM放送協議会(JFN)に加盟した事により、これまで摩耶山山頂以北でFM大阪が聴取不可能だった地域でもTOKYO FM制作の全国ネットの番組が聴取出来るようになった。

NHK総合・サンテレビジョン[編集]

  • 種別:親局

地上デジタル放送におけるこの送信所の電波法に定める放送区域(1mV/m)は兵庫県神戸市東灘区灘区兵庫区長田区須磨区垂水区中央区西区)、明石市加古郡稲美町播磨町及び大阪府大阪市此花区西淀川区)、泉大津市の全域並びに兵庫県神戸市(北区)、姫路市尼崎市西宮市洲本市芦屋市伊丹市加古川市三木市高砂市小野市加西市南あわじ市淡路市加東市大阪府豊中市、大阪市(福島区港区大正区淀川区住之江区)、堺市堺区西区)、高石市岸和田市泉佐野市貝塚市泉南市和泉市泉南郡田尻町岬町泉北郡忠岡町和歌山県和歌山市の各一部、160万6197世帯(サンテレビ[1])もしくは125万3179世帯(NHK神戸[2])である。

なおサンテレビの公式Webサイトでは摩耶山送信所の視聴可能エリアはDpaサイト[3]や総務省サイトの放送エリアより広く、大阪府のほぼ全域が視聴可能エリアになる[4]

北方向には送信されていないため、北方向及び北方向以外で摩耶山の山陰になる地域は西宮山口中継局等、麓の多くの中継局でカバーしている。

NHK教育・広域民放[編集]

  • 種別:中継局

この中継局の電波法に定める放送区域(1mV/m)は兵庫県神戸市灘区須磨区北区中央区西区)及び三木市の各一部、約7万世帯[5]である。

六甲山地の北側(三田市丹波篠山市方向)から西側(西区方向)の地域は大阪本局の電波が届かないため、全てがこの中継局経由の受信となる。それに対し、六甲山地の東側(芦屋市西宮市尼崎市方向)から南側(中央区方向)の地域では大阪本局からの電波が充分に届くため、それらの地域には電波が飛ばないようこの中継局の電波は西方向に指向性がかけられている。北方向には送信されていない。

西・北方向及び西方向で摩耶山の山陰になる地域は麓の多くの中継局でカバーしている。

歴史[編集]

アナアナ変換[編集]

この中継局もデジタル放送開始にあわせて全国的に行われた現行アナログチャンネルの移行、いわゆる「アナアナ変換」の対象となり、2003年8月中旬[6]より対策を開始、翌年2004年7月[7]には旧チャンネルを停波し新チャンネルに移行した。対象となったアナログチャンネルはNHK大阪教育(26ch→45ch)、MBS毎日放送(18ch→31ch)、ABC朝日放送(20ch→41ch)、KTV関西テレビ放送(22ch→43ch)及びytv讀賣テレビ放送(24ch→47ch)の計5波である。対策世帯は約18万1千世帯。

停波した旧アナログチャンネルのうち、18chと24chは大阪本局でTVOとNHK大阪総合のデジタルチャンネルとして、22chと26chはこの送信所や兵庫県内各地の中継局でNHK神戸総合とサンテレビのデジタルチャンネルとして使用されている。

地上デジタル放送[編集]

在阪局は大阪本局から2003年12月1日に地上デジタル放送を開始していたため、生駒山を受信する世帯では在阪局に限り地上デジタル放送の視聴が可能であった。

一方、この送信所では在神局であるSUNとNHK神戸総合の各親局、及び一部在阪広域局であるNHK大阪教育神戸中継局のデジタル放送がそれから1年後の2004年12月1日に開始することが決定した。それに先立ち、SUNは2003年12月18日[8]、NHK神戸・大阪は2004年9月10日[9]にそれぞれ総務省より予備免許が交付され、予定通り2004年12月1日に本放送を開始した。

残る在阪広域民放4社の神戸中継局は2006年2月16日に総務省より予備免許が交付され[5]、翌月3月1日より本放送を開始した。

2011年7月24日23時59分を以てテレビのアナログ放送が終了し、デジタル放送に完全移行した。

施設[編集]

送信施設は六甲山系の中央に位置する摩耶山(標高698.6m、最高地点702m)の山頂に位置する。SUNとNHK(神戸・大阪)はそれぞれが単独で使用し、在阪民放であるMBS、ABC、KTV並びにytvは共同で使用している。SUNは摩耶ロープウェー星の駅隣りに存在し、そこから約200m西に在阪民放とNHKの送信施設がそれぞれ存在する。

サンテレビジョン[編集]

  • 所在地:兵庫県神戸市灘区摩耶山町2番地の2

親局。関係各局で最初に開局した。

NHK神戸放送局[編集]

  • 所在地:兵庫県神戸市灘区摩耶山町2番地の7

NHK神戸が県域放送である総合テレビの親局を、NHK大阪が広域放送(厳密には全国放送)である教育テレビの神戸中継局を、それぞれ設置しているが、当然の如く管理は神戸局が一括して行う(大阪以外の1府4県にある送信所も全て同様に地元放送局が保守責任を負う。これは総合も広域放送である関東1都6県でも同様)。サテライト局である教育神戸中継局の設置目的は隣接する在阪広域民放と同一であるため、放送区域などの局所規模は民放とほぼ同一である。

MBS・ABC・KTV・ytv[編集]

  • 所在地:兵庫県神戸市灘区摩耶山

在阪広域民放4社が共同で設置。

地上デジタルテレビジョン放送送信設備[編集]

ID 放送局名 コールサイン 物理チャンネル 空中線電力 ERP 放送対象地域 放送区域内世帯数
1 NHK
神戸総合神戸本局
JOPP-DTV 22ch 1kW 5.2kW 兵庫県 125万3179世帯
2 NHK
大阪教育神戸局
中継局 13ch 3W 72W 全国 約7万世帯
3 SUN
サンテレビジョン神戸本局
JOUH-DTV 26ch 1kW 5.89kW 兵庫県 160万6197世帯
4 MBS
毎日放送神戸局
中継局 16ch 3W 71W 近畿広域圏 約7万世帯
6 ABC
朝日放送テレビ神戸局
15ch
8 KTV
関西テレビ放送神戸局
17ch
10 ytv
讀賣テレビ放送神戸局
14ch
※全局に指向性あり

地上アナログテレビジョン放送送信設備(廃止)[編集]

ch 放送局名 コールサイン 空中線電力 ERP 放送対象地域 放送区域内世帯数 放送終了日
28 NHK
神戸総合
JOPP-TV[10] 映像10kW[10]/
音声2.5kW
映像59kW/音声14.5kW[要出典] 兵庫県 - 2011年7月24日
36 SUN
サンテレビジョン
JOUH-TV 映像56kW/音声14kW
31 MBS
毎日放送
なし 映像30W/[10]
音声7.5W
映像650W/音声160W 近畿広域圏 約18万1千世帯
41+ ABC
朝日放送
43+ KTV
関西テレビ放送
45+ NHK
大阪教育
映像690W/音声170W[要出典] 全国
47 ytv
讀賣テレビ放送
映像650W/音声160W 近畿広域圏
※全局に指向性あり
※41ch、43ch、45chはオフセット+10kHz局

FMラジオ放送送信設備[編集]

周波数(MHz) 放送局名 コールサイン 空中線電力 ERP 放送対象地域 放送区域内世帯数 備考
86.5 NHK
神戸FM
JOPP-FM 500W 810W 兵庫県 - -
89.9 Kiss FM
KOBE
JOIV-FM 1kW 3.7kW
91.1[11] CRK
ラジオ関西
- 1kW[11] 930w 約4,430,000世帯[11] 2018年8月22日予備免許[11]
2019年4月1日本放送開始[12]
  • 局名はいずれも神戸局。
  • 全局に指向性あり。

マルチメディア放送送信設備[編集]

周波数(MHz) 放送局名 空中線電力 ERP 放送区域 放送区域内世帯数
214.714286 ジャパン・モバイルキャスティング 5kW 35kW 兵庫県と大阪府の一部 -

脚注[編集]

関連項目[編集]

FMラジオ放送