撮影

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撮影(さつえい、: photographingあるいはshootingあるいはfilming)とは、写真映画やビデオなどをとる(撮る)こと[1]カメラ(撮影機)によって写真や映画やビデオなどを撮ることである。

(普通の)写真X線写真映画分光写真などでは、対象物の形を光学的な方法で結像させ、その像をフィルム乾板CCD素子などに結像させ、記録するが、この工程を撮影と言う[2]

「撮像」ともいい、こちらは特に天体の像を記録する場合に使う[3](「撮像観測」などと使われる)。

撮影する対象物を「被写体」という[2]

なお念のためにここで説明しておくが、写真が動くようなものは「映像」と言う。「動画」と呼ぶのは間違いである[4]

種類・分類[編集]

さまざまな分類法がある。

ひとつには 写真撮影(「スチル撮影」「スチル写真撮影」≒静止写真撮影) / 映像撮影 と2大別する方法がある。

写真撮影(スチル撮影)

ここでまず説明しておくが、スチル撮影の分類名は、「○○撮影」と呼ばず、「○○写真」と呼ぶ傾向がある(たとえば「人物撮影」と呼ばず「人物写真」と呼ぶ(呼んで済ませてしまう)傾向がある)。

写真撮影(スチル撮影)の分類法としては、ひとつには対象物(被写体)によって分類する方法がある。

古典的な分類法としては(写真よりも歴史の古い美術での古典的な分類法である 「人物画 / 静物画 / 風景画」という分類を踏襲した) 人物撮影(人物写真) / 静物撮影(静物写真) / 風景撮影(風景写真、自然写真)という分類がひとつにはある。

また、写真撮影はその目的による分類も行われている。たとえば目的が 芸術 / 学術 / 報道 / 商業のいずれかによって、芸術撮影(芸術写真)/ 学術撮影(学術写真[5]) / 報道撮影(報道写真) / 商業撮影(商業写真)(商業写真には、下位分類で代表格の「広告写真」も含まれる) ... などと分類する方法がある。

たとえば人物撮影に関しても下位分類ができ ポートレート撮影(本人などの要望に応じて、肖像画のような写真になるよう撮影すること) / 報道用人物撮影(報道写真)/ 商用の人物撮影 / ... などに分類することもできる。

静物撮影に関しても、芸術的な静物撮影 / 学術的・記録的な静物撮影 / 報道用の静物撮影 / 商業用静物撮影(含 広告写真)/ ...などに下位分類することができる。

自然の撮影に関しても 芸術的な自然撮影 / 学術・記録的な自然撮影 / ...などがある。

映像撮影

映像(=動く写真)の撮影に関しては、

ひとつは撮影場所で分類する方法があり、スタジオ内の撮影を「スタジオ撮影」「セット撮影」などと分類し、撮影所の外の屋外での撮影は「ロケーション撮影」または「オープン撮影」と分類する。

ひとつには撮影速度で分類する方法もあり、特殊な速度で撮るものを特に 高速度撮影 / 低速度撮影 / タイムラプス などと分類する。

スタジオ撮影のうちVFXの撮影のうち 撮影後に映像を合成するために特殊な色の背景を用いるものを特に「ブルーバック撮影」(緑色を使う場合「グリーンバック撮影」)と分類する。

デジタル式映画撮影(でじたるしきえいがさつえい、デジタルシネマトグラフィ、: Digital cinematography)とは、映画の撮影の段階で従来の銀塩式フィルムを使用せずに、光を電気信号に変換する撮像素子を使用して磁気テープハードディスク等の記録媒体に記録する撮影である。

歴史[編集]

記録する媒体に関して説明すると、もともとは感光材料(感材)が使われ、スチル写真では湿板乾板フィルムと変化してきた。[要出典]


写真撮影[編集]

この節は写真撮影の基本を説明する。なお写真撮影の「露出」や「シャッター速度」や「絞り」の概念は、映像の撮影でも使われる基本的な概念である。

構図、露出、シャッター速度、絞り

[誰?]の解説によると)「撮影上必要となる技術は、構図露出、光線状態/照明が中心になる[要出典]」とのことである。露出ISO感度シャッター速度絞りによって決まり[要出典]、普通はいわゆる適正露出を目指すが、表現意図によりオーバー気味(ハイキー)、アンダー気味(ローキー)の露出を敢えて選ぶこともある[要出典]

カラー / モノクロ の選択

また、そもそも表現意図によってカラーにするか、モノクロで撮影するか判断しなければならない。

レンズの選択

またレンズの選択も重要な役割を果たす。レンズは焦点距離の長い順から大まかに望遠レンズ標準レンズ広角レンズに分けられ、また接写に適したマクロレンズ、焦点距離を変えられるズームレンズ、歪んだ像の得られる魚眼レンズなどの特殊なレンズがあり、撮影者は撮影意図に最も適したレンズを選択して撮影する必要がある。

焦点距離と被写界深度

焦点距離は被写界深度とも相関関係があり、望遠レンズでは浅く、広角レンズでは深くなる。被写界深度は絞り値によってもコントロールでき、絞り込む(F値を大きくする)と深くなる、つまり近くから遠くまでピントがあった写真(パンフォーカス)になる。また、その逆をすれば浅くなり、主たる被写体の背景や前景がぼけることになる(ボケ表現)。

シャッター速度の選択

シャッター速度が遅くなるとブレが生じるので、普通は三脚や照明を用いることにより、できるだけこれを避けるのが普通だが、特殊な表現意図があるときにはあえてブレ(モーションブラー)を生じさせることもある。

フィルターの選択

また、カラー撮影の場合は感材の乳剤番号(製造ロット)や相反則不軌、光源の色温度によってカラーバランスが崩れることがあるので、フィルターや光源別のフィルムを使用し、露光量も調節するなどの「補正」が必要となる。デジタルカメラの場合はホワイトバランスの設定などにより色調を調節する。

映像撮影[編集]

映画テレビドラマの撮影において、撮影開始を「クランクイン」、撮影終了を「クランクアップ」と呼ぶ。これは、カメラが手回し式だった頃の、手回しハンドル(クランク)に由来するとされる。

映画やビデオカメラの撮影においては、スチル写真とは違って、動きを伴うカメラワークパントラッキングドリー、クレーン、ズーミング、ピント送りなど)による表現が可能になり、また、多くの場合、音声録音も必要とされてくる。また、撮影が終わった後で映像や音声の編集が必要である。編集にあたってはモンタージュの技法や、ナレーションの付加により、映像に一定の意味が与えられる。

シネマトグラフィ(: Cinematography)及び、ビデオグラフィ: Videography)とは、映像学、映像技術、映像撮影、動画学、動画技術、動画撮影、映画学、映画技術、映画撮影などを意味する言葉で、この頁では映像撮影技術または、動画撮影技術、映画撮影技術を指す。フォトグラフィ: photography)とは、写真学、写真技術、写真撮影などを意味する言葉で、この頁では写真撮影技術を指す。

ギャラリー[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ 広辞苑第六版「撮影」
  2. ^ a b 『ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』「撮影」
  3. ^ 『明鏡国語辞典』第二版
  4. ^ ごく最近のマンガ・アニメ世代の中で、特に勉強が足らない中・高生などがつい誤って「動画」と呼ぶ傾向があるが、それは間違い。広辞苑第六版でも「動画」は「アニメーションに同じ」と説明されている(出典、広辞苑第六版「動画」)。「動画」はアニメーションだけ、つまり漫画を動くようにしたものを指すのにもっぱら使われている用語。映像 / 動画 は対比的な用語。「動画」はアニメを、漢字表現で翻訳する場合に当てられた。たとえば日本動画協会はあくまでアニメーションだけの協会であり、けっして映像(映画)の会社の協会ではない。日本語をしっかり注意深く学習してきた人間は、「動画」と聞けば、写真系統のものとは全然違う、実物の撮影が伴わない、人間が手でデフォルメ調に描いた漫画の延長上のアニメ(でしかない)、と理解する。「動画」という言葉を映像を指すために使うのは重大な間違い。NHKでも写真技術の延長上の動くものは必ず「映像」と呼んでいる。基本的に「動画」とは呼んでいない。
  5. ^ 「学術写真とは、学術研究の資料として撮影され、供される写真」(出典:小学館『日本大百科全書』「学術写真」)

関連項目[編集]