教場
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教場 | |
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ジャンル | ミステリ 学園小説 警察小説 |
小説 | |
著者 | 長岡弘樹 |
出版社 | 小学館 |
掲載誌 | STORY BOX |
レーベル | 小学館文庫(文庫本) |
刊行期間 | 2013年6月19日 - |
巻数 | 単行本:既刊4巻(2019年12月時点) 文庫本:既刊4巻(2020年12月時点) |
テレビドラマ | |
原作 | 長岡弘樹 『教場』、『教場2』 |
脚本 | 君塚良一 |
演出 | 中江功 |
制作 | The icon(制作協力) |
放送局 | フジテレビ系 |
発表期間 | 2020年1月4日 - 1月5日(教場) 2021年1月3日 - 1月4日(教場II) |
話数 | 全2話(教場) 全2話(教場II) |
漫画 | |
原作・原案など | 長岡弘樹 |
作画 | みどりわたる |
出版社 | 小学館 |
掲載誌 | ビッグコミックスピリッツ |
発表号 | 2021年4・5合併号 - |
発表期間 | 2020年12月21日 - |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | テレビドラマ |
ポータル | 文学・ドラマ |
『教場』(きょうじょう)は、長岡弘樹による警察学校を舞台とした日本の警察小説シリーズ。既刊は連作短編集3巻、長編1巻。「教場」とは、警察学校における「クラス」のこと。
『教場』『教場2』を原作としてフジテレビにてテレビドラマ化され、2020年1月に放送され、[1][2]2021年1月、『教場II』が放送[3]。
作品の評価[編集]
第1作『教場』は『週刊文春ミステリーベスト10 2013年』にて第1位に、『このミステリーがすごい! 2014年版』にて第2位にランクインした。小学館の公式サイトでは推理小説として分類しているが、警察「学校」が舞台ということから学園小説として評価する者もいる[4]。
「警察学校は、優秀な警察官を育てるための機関ではなく、適性のない人間をふるい落とす場である」。過酷な警察学校を舞台に生徒たちの成長を描く物語であると同時に、観察力に長けた教官が極限状態で生徒たちが抱いた邪(よこしま)な思惑を暴いていくミステリで、見込みのある者をより成長させていく教師の物語としても評価が高い[5][6]。『マークスの山』で警察官同士の足の引っ張り合いを描いた高村薫、『陰の季節』で警務課の人間を主人公にした横山秀夫、『隠蔽捜査』でキャリアの視点から警察組織を描いた今野敏など、多くの作家によって発展してきた警察小説に新たなジャンルを開拓した作品としても評価されている[7]。
あらすじ[編集]
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警察学校初任科第九十八期短期過程に入校した生徒達を待ち受けていたのは、冷厳な教官・風間公親だった。半年に渡る過酷な訓練と授業、厳格な規律、外出不可という環境の中で、些細なミスも見抜いてしまう風間に睨まれれたら最後、即日退校が待っている。生徒達は、果たして厳しい警察学校で生き残り、警察官になることが出来るのか?
登場人物[編集]
風間教場[編集]
- 担当教官
-
- 風間 公親(かざま きみちか)
- 病気で休職した植松に代わり、担当教官になる。50代、白髪、焦点の定まらない目をしている。道場の裏手にある花壇で百日草をマメに世話している。地域警察の授業を担当する。
- 物腰が柔らかく、学生を恫喝するようなことはしない。観察力に優れ、学生の動向を良く見ている。
- 須賀(すが)
- 〈風間教場〉小説1作目での副担任。体重120 kg。武道(柔道・剣道)専任教官。柔道6段。些細なことで学生に手を上げる暴力教官。
- 朝永 恩美(ともなが めぐみ)
- 〈風間教場〉小説2作目での助教。31歳の巡査部長。逮捕術の授業を担当する。須賀程ではないが、暴力的。
- 平 優羽子(たいら ゆうこ)
- 〈風間教場〉小説4作目での助教。刑事課から警察学校へ自らの希望で異動をしてきた。耳の早い友人を多く持ち、校内屈指の情報通。
- 初任科第98期短期課程〈風間教場〉の学生
- 入学時41名(その内、女子は6名)、物語開始時の5月下旬時点で4人が辞退し37名になっている。
- 宮坂 定(みやさか さだむ)
- 四班。運転免許を取ったばかりの頃、人通りの少ない場所で交通事故を起こし、助からないかもしれないと思っていたところを、地元の駐在所警官に助けられ、警察官を目指すようになった。親に猛反対され、一度は小学校の教職に就いた。
- 平田 和道(ひらた かずみち)
- 三班。転職組で、以前は外食チェーンを経て、ビルの管理会社のデスクワークをしていたが、いずれも辛くて辞めている。父親は宮坂を助けた、駐在所の警察官。
- 都築 耀太(つづき ようた)
- 三班。ポーカーフェイスで感情をあまり見せない。成績優秀で、何事もそつなくこなす。配属希望は防犯。
- 楠本 しのぶ(くすもと しのぶ)
- 三班 班長。26歳。女子の中で最も小柄な体格。元インテリアコーディネーター。似顔絵クラブ所属。保健委員。2年前に婚約者の和馬を亡くしている。取り調べ技術が高いと評される。
- 岸川 沙織(きしかわ さおり)
- しのぶと最も親しい。女子の中で最も大柄な体格。24歳。似顔絵クラブ所属。
- 鳥羽 暢照(とば のぶてる)
- 幼い頃から白バイ隊員に憧れており、人や物の移動速度を言い当てる能力を身に付けた。書道クラブ所属。
- 稲辺 隆(いなべ たかし)
- 童顔。剣道2段。隙間から部屋に入り込んでくるアリが共通点で鳥羽と親しくなった。
- 由良 求久(ゆら もとひさ)
- 自動車狂。希望部署は自動車警ら隊。陶芸クラブ所属。協調性がなく、教場の鼻つまみ者で、皆から無視されている。スズメバチに刺されたことがあり、アナフィラキシーショックを過度に恐れている。
- 日下部 准(くさかべ じゅん)
- 32歳。2年前にC級ボクサーライセンスを返上した元プロボクサー。級長を務める。同い年の妻と3歳の娘がいる。学科の成績が芳しくない。
- 樫村 巧実(かしむら たくみ)
- 必要としている様々なもの(制服のボタンなどの備品)を物々交換してくれるため、陰で調達屋と呼ばれる。
- 安岡 学(やすおか まなぶ)
- ふっくらとした頬が特徴的。追跡(トラッキング)が得意。身長161 cm、体重49 kgで、採用試験の体格制限をぎりぎりでクリアしている。
- 初任科第100期短期課程〈風間教場〉の学生
- 物語開始時の4月下旬時点で38名(その内、女子は7名)
- 桐沢 篤(きりさわ あつし)
- 27歳。医学部出身という異色の経歴を持つ。綽名は「ドクター」。OA実習担当委員。
- 南原 哲久(なんばら てつひさ)
- 26歳。肥満気味の体格で童顔。蛞蝓を連想させる風貌。射撃の授業を得意とする。
- 忍野 宗友(おしの むねとも)
- 音楽クラブに所属しハーモニカを演奏する。幼少時に保護された経験があり感謝の念から警察官を志す。
- 坂根 千亜季(さかね ちあき)
- 音楽クラブに所属しクラリネットと木琴を演奏する女子生徒。
- 堂本 真佐丈(どうもと まさたけ)
- 高校時代からラグビーでスタンドオフを務めていた筋骨隆々の男子生徒。
- 津木田 卓(つきた すぐる)
- 水泳の授業を苦手とする。父親は大工を営む。
- 秦山 達樹(はたやま たつき)
- 前職は不動産会社の営業。胴が長く足が短い体形で、制服姿がサマにならない。機械的な声を出し、アスパラガスが苦手。
- 乾 (いぬい )
- 大学卒業後、数年間実家の漁船を継いでいた。空手経験者。協調性がなく無愛想。
- 菱沼 羽津希(ひしぬま はづき)
- 警察一家の出身。容姿に自信があり、娘警察学校の広告塔的な役割を期待されると自他共に認める。
- 枝元 佑奈(えだもと ゆうな)
- 学生時代は女子レスリングで活躍した。実家は老舗旅館を営む。聴覚障害者の宿泊客を接客した経験から手話を練習している。
- 仁志川 鴻(にしかわ こう)
- レクリエーション備品担当委員。卒業後の進路に刑事課を志望している。
- 能木 毅人(のぎ たけひと)
- 採用試験の成績は抜群だったが、身長は風間教場の男子で二番目に低い。防犯畑を志望する。実家はホームセンターを営む。
- 美浦 亮真(みうら りょうま)
- 暴力的な行為を苦手とする。新卒での就職に挫折し長らく警備員を務めていた。警察官になった理由は「警官に文句がある」から。そのことからつけられた綽名は「ウラミ」。
- 初任科第101期短期課程〈風間教場〉の学生
- 小説4作目の回想として登場する。
- 紀野 理人(きの まさと)
- 卒業時25歳。学生ラグビー出身で俊足。仲間を大事にし情にほだされやすく理性的な判断力に欠けるところがあったが、どうにか卒業を果たす。卒業後は近隣のK署に配属になった。
- 初任科第102期短期課程〈風間教場〉の学生
- 入学時37名(その内、女子は7名)。
- 漆原 透介(うるしばら とうすけ)
- 私立大学経済学部卒。漢字能力検定2級。時間の管理に甘い。
- 伊佐木 陶子(いさき とうこ)
- 父親と叔父がともに県警幹部。男兄弟のない一人娘で家族の期待のもとに警察学校に入校した。頭は切れるが内気な性格。徐々に成績不振をきたし、拳銃操法の授業では学級で唯一八方が出来なくなってしまう。
- 杣 利希斗(そま りきと)
- 母親が県警幹部で大学四年生の妹も警察官志望。責任感が強い性格。ごく簡単な問題に答えられないかと思えば鋭い観察力を発揮するときもあり、掴みどころがない。物置小屋の管理担当をしていた週に物品の紛失が発生してしまう。
- 兼村 昇英(かねむら しょうえい)
- 文章が上手く英語も堪能。大学では「マスメディア経営論」のゼミや「新聞放送研究会」サークルに所属する。大学卒業後2年間塾の講師として勤務した後に警察学校に入校する。「注意報告書」で物品紛失の報告を行う。
- 比嘉 太偉智(ひが たいち)
- 大学時代に柔道で活躍し、性格は直情径行型。ライフセーバーの資格を持つ。「注意報告書」に恋愛の話題を書くなどして助教を困らせる。
その他[編集]
- 教官
-
- 植松(うえまつ)
- 風間教場の本来の担任。些細なことですぐに怒鳴る鬼教官。肺炎で入院し、休職する。
- 服部(はっとり)
- 女性教官。指示棒で黒板や学生の手を叩く。口調は丁寧だが性格は陰険。
- 四方田(よもた)
- 校長。逆三角形の顔をした小柄な男。
- 久光(ひさみつ)
- 小説4作目での校長。東北出身で学生時代は水球をやっており、校長となった今でもプールで体を鍛えることを好む。
- 新関(にいぜき)
- 法医学の担当教官。
- その他
シリーズ一覧[編集]
- 教場
- シリーズ第1作。連作短編集。第98期短期課程の風間教場。
- 教場2
- シリーズ第2作。連作短編集。第100期短期課程の風間教場。
- 単行本:2016年2月23日、小学館、ISBN 978-4-09-386435-0
- 文庫本:2017年12月6日、小学館文庫、ISBN 978-4-09-406479-7
タイトル 初出 創傷 『STORY BOX』2014年9月号 心眼 『STORY BOX』2014年12月号 罰則 『STORY BOX』2015年3月号 敬慕 『STORY BOX』2015年7月号 机上 『STORY BOX』2015年10月号 奉職 『STORY BOX』2016年1月号
- 教場0 刑事指導官・風間公親
- シリーズ第3作。連作短編集。風間が警察学校の教官になる前、捜査一課にいた頃の話。
- 単行本:2017年9月16日、小学館、ISBN 978-4-09-386478-7
- 文庫本:2019年11月6日、小学館文庫、ISBN 978-4-09-406710-1、解説:三橋曉
タイトル 初出 仮面の軌跡 『STORY BOX』2014年6月号 三枚の画廊の絵 『STORY BOX』2017年3月号 ブロンズの墓穴 『STORY BOX』2016年9月号、「百度を踏む男」を改題 第四の終章 『STORY BOX』2016年6月号、「二重舞台」を改題 指輪のレクイエム 『STORY BOX』2016年12月号、「償い」を改題 毒のある骸 『STORY BOX』2017年6月号
- 風間教場
- シリーズ第4作。長編。第102期短期課程の風間教場。
- 初出:『STORY BOX』2018年8月号、同年11月号、2019年2月号、同年5月号、同年8月号、同年11月号
- 単行本:2019年12月18日、小学館、ISBN 978-4-09-386563-0
- 文庫本:2020年12月8日、小学館、ISBN 978-4-09-406852-8
オーディオブック[編集]
- audiobook.jp(旧・FeBe)版
- 第1作目が2018年1月29日より配信[8]。本サービスでは第2作目以降はオーディオブック化されていない。
- audible版
- 第1作目が2020年3月13日[9]、第2作目が2020年4月10日[10]より配信。前述の1・2作目より先に第3作目が2019年12月24日[11]、第4作目が2020年1月31日[12]より配信。全て遠藤純平によるナレーション。
テレビドラマ[編集]
教場 | |
---|---|
ジャンル | テレビドラマ |
原作 | 長岡弘樹 |
脚本 | 君塚良一 |
演出 | 中江功 |
出演者 | |
音楽 | 佐藤直紀 |
製作 | |
プロデュース |
中江功 西坂瑞城 高石明彦 |
製作 | フジテレビ |
放送 | |
放送局 | フジテレビ系 |
映像形式 | 文字多重放送 |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 |
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フジテレビ開局60周年特別企画 教場(2020年放送) | |
出演者 | |
放送期間 | 2020年1月4日 - 1月5日 |
放送時間 |
土曜日 21:00 - 23:10 日曜日 21:00 - 23:24 |
放送枠 | 土曜プレミアム(前編) |
放送分 |
【前編】130分 【後編】144分 |
回数 | 2 |
『教場』公式サイト | |
教場(SP編集版) | |
放送期間 | 2020年12月29日 - 12月30日 |
放送時間 |
火曜日 21:00 - 22:58 水曜日 21:00 - 23:28 |
放送分 |
【前編】118分 【後編】148分 |
回数 | 2 |
公式サイト | |
教場II(2021年放送) | |
出演者 | |
放送期間 | 2021年1月3日 - 1月4日 |
放送時間 |
日曜日 21:00 - 23:25 月曜日 21:00 - 23:28 |
放送分 |
【前編】145分 【後編】148分 |
回数 | 2 |
『教場II』公式サイト |
フジテレビ開局60周年特別企画として2020年1月4日・1月5日の2夜連続で放送された[2][13]。脚本は君塚良一、主演は木村拓哉[1]。舞台は神奈川県。
キャッチコピーは「ここで生き残った者だけが、警察官になれる。」(第1作)、「その男の心眼に、すべてが見抜かれる。」(第2作)。
登場人物は原作の同名の人物の設定を踏襲しながらも、別の人物の設定を取り入れていたり、年齢や性別の変更点など、原作とは異なる部分が多い。
ギャラクシー賞テレビ部門1月度月間賞を受賞した。
教場あらすじ[編集]
神奈川県警察学校の初任科短期課程第198期、植松教場の訓練生は入校から1か月、警察手帳を貸与され担任教官の植松、助教の服部、実技担当の須賀の各教官の元で厳しい訓練を受けていく。そんな中、教官の植松が病気で入院して休職。植松が復職するまでの間、代理としてやってきたのは風間公親(かざま きみちか)という白髪交じりの初老の男性教官。「警察学校は、警察官として適性のない者をふるいにかける場」という信念を持ち、適性の無い者には容赦なく退校届用紙を突き付ける冷徹な人物である。卒業まで残り5か月間、訓練生たちは風間の元で無事に警察官として卒業できるのだろうか。
教場IIあらすじ[編集]
舞台は前作から約2年後。第198期生だった宮坂定は警察官として第一線に立ち、仮入校中の第200期の指導員を務めていた。担任の風間は第2訓練生たちの隠し事や問題行動を次々と見抜き、見込みがあると判断した人物は学校に残し、適性に欠けたものは容赦なくふるいにかけ退校させていった。2か月後のある日、宮坂が指導期間中に気にかけていた生徒の漆原が校内を走り回り、授業中もトイレを理由に飛び出すなど明らかに不審な行動をとるようになる。異常な発汗や目の集点が合っていない事などから、教官たちは薬物使用を疑うが、風間は漆原の目的を見抜いていた。風間の指摘を受け混乱した漆原は、掲示板に張り出されたある通知を見て、その場で泣き崩れる。そして警察学校には、第198期の石山、日下部、楠本、都築、菱沼が風間に呼ばれてやってくる。そこで風間から伝えられたのは、宮坂の殉職だった…。
キャスト[編集]
主要人物[編集]
- 風間公親(かざま きみちか)
- 演 - 木村拓哉
- 神奈川県警察学校教官。階級は警部補。病気休職した植松の代わりに植松教場の代理教官を務める。担当教科は地域警察と刑事警察 [14]。拳銃実習や臨場実習、点検教練にも顔を出している他、警察学校の庭にある花壇の手入れをこまめに行っている。
- 退校届の用紙を収めたバインダーを常に持ち歩いている。訓練生の些細な変化、嘘、隠し事を瞬時に見抜き、適性がないと判断した生徒に容赦なく退校届を突きつける。訓練生の長所や得意分野も把握しており、警察官として見込みのある訓練生や、問題を起こしても立ち直りの意思を見せた者には特別な課題を出し、それをクリアさせることによって挽回のチャンスを与えている。警察に恨みを持つ都築や自身の行動を悔やんでいる石上など、心に傷を抱える訓練生に対しては、その傷を突き追い込む事でトラウマを克服させている。卒業式では、課題をクリアし人としても警察官としても成長した訓練生を褒め、激励の言葉を贈った
- 折に触れて、警察に恨みを抱いていることを公言してはばからず、「私ほど警察を呪っている人間はいない」「命を捨ててでもこの組織には報復したい」とも語っている。
- かつては刑事部捜査一課の刑事で、四方田が送り出した遠野を預かり、共に捜査をしていた。ある豪雨の夜に不審人物に職務質問した遠野が千枚通しで刺されて、取り押さえようとした風間も右目を失う重傷を負った。それ以降右目に義眼を装着している。風間の過去を知る四方田曰く、この件がきっかけで現在のように冷徹かつ厳しい人物になったとのこと。
- 宮坂定(みやさか さだむ)
- 演 - 工藤阿須加[15]
- 第198期風間教場訓練生→川崎原警察署地域課 鷹木交番勤務。階級は巡査→警部補[16]
- 運転免許を取り立ての大学生時代に、雪道を運転中に事故で遭難しかけたところを付近を巡回していた警察官の平田国明に救助される。この一件で警察官に憧れるようになるが、親に反対されたため一度は小学校の教師に就いた。
- 偶然同期になった恩人の息子である平田和道が授業で遅れを取っていることを不憫に思い、職務質問の授業でわざと下手なふりをするなどあえて落ちこぼれを演じていた。風間に全てを見抜かれ、植松に対し背信行為を働いたとして最初に退校届を突き付けられる。同時に、その日の出来事を直接報告する「課題」を与えられる。心身共に追い詰められた平田の自殺未遂に巻き込まれ、密造銃を持ち込んだ南原に警察手帳を奪われるなど幾度となく危機に陥るが、課題をクリアし徐々に警察官に必要な適性を掴んでいく。同期生が皆強い思いを抱いて警察学校に入ったのに対し、ただの憧れで警察官になった自分の立場に悩むが、様々な経験の中で「警察官に甘えは通用しない」と自覚するようになり、無事に卒業式を迎える。卒業式では風間から「死ぬなよ」と言葉をかけられた。
- 卒業後に200期の仮入校期間の指導員として警察学校を再び訪れる。他人より遅れを取っていた漆原にかつての自分を重ね合わせ気にかけており、度々声をかけて励ましていた。仮入校期間が明け通常勤務に戻ったが、信号機が故障した交差点での交通整理中、門限に遅れそうになっていた漆原を通してやり、彼に「頑張れよ」と言葉をかけた直後に、交差点に進入してきた車に撥ねられて殉職した。
- 鳥羽暢照(とば のぶてる)
- 演 - 濱田岳[17]
- 第200期風間教場訓練生 → 交通機動隊。前職はバイク便のライダー。30歳目前にして定職に就いていないことを焦り、幼少時に憧れたことのある白バイ隊員を目指し警察官を志す。教場最年長であり、同期からは「先輩」付けで呼ばれるが本人は不満に思っている。同期生に対し仲間意識は抱いておらず、距離を置いている。
- 交通取り締まりに必要になる耳を鍛えているため聴覚が非常に優れており、車の音を聞いたり水面の波紋を見たりしただけで正確に速さを当てる特技を持つ。しかし、水泳訓練で溺れた稲辺を助けた際に急性中耳炎を発症し、聴力が減退してしまった。それを風間に悟られまいと日記に嘘の記述をし、さらにそのことが発覚するのを恐れ、無断外出を疑われていた稲辺を図書室で目撃していたにもかかわらず「見ていない」と虚偽の報告をする。日記に嘘を書いたことと稲辺の件で虚偽の報告をしたことで、風間から退校届を渡され、その翌日に稲辺からアリが入ったイヤーマフを接着剤で両耳に付けられて、鼓膜を食い破られて大怪我を負った。
- 年齢を経るにつれて白バイ隊員への憧れも薄れた自分が何となく警察官となったことや、稲辺を裏切ったことなどに複雑な思いを抱くが、忍野や堂本、漆原ら同期生との交流や、比嘉の「警察官になることが稲辺への償いになる」との言葉を受け、決意を新たに訓練に励む。
- 衰えていた聴力が回復し、無事に迎えた卒業式では、風間より「子供の頃の夢を思い出せ」と激励を受けると共に「私の右目について覚えがあるな?」と問われ、何かを思い出したような表情を見せた。
- 警察学校卒業後は夢であった白バイ隊員になり、宮坂が殉職した交差点で交通整理を行った。
- 実は、かつてバイク便の仕事をしていた際、風間が右目を失った事件の現場となったビルに配達で訪れており、風間たちを襲った犯人と鉢合わせしている。その後、千枚通しで刺された遠野に呼びかける風間の声を聞き、ビルの屋上に目を向けたところで物語は終幕となる。
初任科第198期短期課程 植松教場→風間教場[編集]
- 楠本しのぶ(くすもと しのぶ)
- 演 - 大島優子[18]
- 風間教場訓練生。前職はインテリアコーディネーター。岸川沙織と仲が良く、また他の生徒からも信頼の厚い姉御肌。
- 取調べ技術に優れ、風間や服部からも評価は高い。風間から警察官を志した動機を尋ねられ、「子供の頃からの憧れ」と回答するが、実際は交際していた男性を轢き逃げした犯人を自分で逮捕するためだった。花粉症で、ミントオイルを染み込ませたハンカチを常に持っている。写真に写った岸川の車の色がひき逃げ車の弁柄色に似ていたことで彼女を犯人と思い込み脅迫状を送りつけ、自分は味方を演じることで自白させようと目論む。しかし、便箋に染み付いたミントオイルの香りから差出人の正体に気づいた岸川によって駐車場のパレットに太ももを挟まれ重傷を負う。風間に問い詰められ全てを打ち明けると、自身が思い込みで岸川を疑っていたことを指摘され、宮坂に次いで退校届けを渡されるが見込みがあると判断されたため学校に残り、松葉杖をつきつつ授業にも復帰する。身動きができない状態で追及した風間に不信感を抱くが、四方田に諭されたたことと、救助訓練の授業で彼の行動の意味を理解し、警察学校を去った岸川を訪れ互いに謝罪し和解する。
- 卒業検定で都築と彼の父親を罵倒した風間に反発するが、風間の意図と都築の思いを聞いたことで、警察官は常に苦しんでいる被害者の気持ちを考えるという事を自覚する。
- 風間から受け取った退校届の用紙を卒業後もお守りとして持ち続けている。
- 都築耀太(つづき ようた)
- 演 - 味方良介
- 風間教場訓練生 → 桂戸警察署 遏味交番勤務。警察官を志望した動機を聞かれ、「警官に色々と文句があるから」と答えている。ポーカーフェイスで学科成績は優秀だが、実技は今一つと評される。かつて捜査一課の刑事だった風間が何故、教官に転身したのか不審に思い彼の素性を調べている。
- 他の生徒たちとは距離を置いており、親しい相手はおらず孤立している。「警官に恨みがある」という志望理由の通り、訓練生に「課題」を与える風間には規則に無いと面と向かって協力を拒否し、風間から「課題」を課された生徒に対して「教官のスパイ」と呼び、特に警察官に憧れて警察学校に入った宮坂を度々嘲笑するなど敵意を隠そうとしない。
- 実家は町工場を経営していたが、不景気により多額の借金を背負い、税金も払えなくなったため廃業している。かつて、税務署の職員と借金取りの争いを仲裁した父親が警察官に不当な扱いを受けるのを目の当たりにして以来、警察に失望し強い恨みを抱くが、同時に「苦しむ人の側に立つ警察官」を志すようになる。風間に父親を侮辱されて初めて感情を爆発させ、そこで警察官になった本当の理由を打ち明ける。卒業式では、自分の想いを言葉に出来たことを風間に感謝した。
- 菱沼羽津希(ひしぬま はづき)
- 演 - 川口春奈[15]
- 風間教場訓練生 → 山手南警察署 堂崎交番勤務。母親は県警幹部。容姿端麗だが警察学校の訓練生とは思えないほど軽い性格で、授業中にこっそり手鏡で化粧のチェックをしているほど。このため、須賀や服部は頭を悩ませている。枝元とよく行動を共にしているが、彼女のことは自分の引き立て役としか思っていない。風間に色仕掛けを企むが、逆に自身の問題点を指摘され退校届を突きつけられる。初めて自分を否定され、追い討ちをかけるように見下していた枝元に実技と学科で遅れを取る。その行動が身勝手な自分を矯正するために敢えてやっていたことに気づくが、枝元は実家の都合で退校することになる。枝元の真意を理解してからは、軽薄で他人を見下していた自分を見直し始め、人間的に成長する。
- 卒業式では、枝元と枝元が想いを寄せていた相手のためにも、警察官として立派にやっていく事を風間と約束する。
- 日下部准(くさかべ じゅん)
- 演 - 三浦翔平[18]
- 風間教場訓練生 → 横浜中央警察署 浦紗交番勤務。32歳。元プロボクサーだったが4回戦止まりでライセンスを返上し警察官に転職した。妻子持ち。都築とは対照的に実技は優秀だが学科はからっきしで補講、追試に追われている。警察学校に本来、持込禁止のものを持込み売っている"調達屋"の存在を知り、自分で捕まえ手柄にしようとする。石山から調達屋の正体が樫村であると聞き、彼を問い詰めるが、逆に成績の悪さを指摘され、見逃す見返りとして学科の模範解答を受け取ってしまう。それによって、警察学校で発生した小火の犯人に仕立て上げられ退校の危機に直面する。風間が樫村の所行を暴き小火の犯人ではないと立証されるが、今度は不正を働いた咎で退校を言い渡される。この件をきっかけに自身の弱さを見直し、風間から見込みありと判断され退学は免れる。その後は自分の力で勉学に励み、学科の点数も上げていく。
- 卒業式では「次ダウンしても立ち上がれるな?」と風間に問われ、「負ける気がしません」と力強く答えた。
- 石山広平(いしやま こうへい)
- 演 - 村井良大
- 風間教場訓練生。笑顔が絶えない。枝元の大盛りご飯をひやかしたり、樫村が描いたあからさまに嫌らしい岸川のデッサンを欲しがるなど教場のムードメーカー。樫村に成人向け雑誌の調達を依頼していたが、日下部に見つかり全て白状する。風間にも調達屋の存在と調達を依頼したことを打ち明けるが、自分から申し出たため不問にされる。
- その後は大きなトラブルを起こしたり風間から退校を告げられることなく無事卒業を迎える。卒業式では風間からその明るさを評価され、涙ながらに敬礼した。
以上の5名は卒業から2年後、風間に警察学校に呼び出され、宮坂が殉職したことを伝えられる。 同期生の突然の死を受け入れられず、日下部は漆原に詰め寄るが、風間から「職務で弔え!」と一喝され、宮坂が第200期生の入校式で撮った写真に涙ながらに敬礼する。
- 平田和道(ひらた かずみち)
- 演 - 林遣都[15]
- 風間教場訓練生。外食チェーン店やビルの管理会社を転々とし警察官に転職した。以前の職場はそれぞれ残業の多さや同僚からのいじめを苦に辞めている。父親はかつて宮坂を助けた駐在所の警察官。暗い性格で教場一の落第生で他の生徒より遅れをとっている。宮坂を「宮ちゃん」と呼び、トイレ掃除を手伝うなど仲が良いが、実は彼が自分に気を使ってわざと落第生を演じていることを見抜いており、内心では嫌っている。厳しい規則と罰則に辟易しており、風間に「辞めてもいいです」と吐露するなど心身共に追い込まれている。ある晩とうとう自信と気力を失ってしまい、ランニングの帰りに宮坂を自室に監禁し、トイレから持ち出した塩素系洗剤と自ら持ち込んだ硫黄成分入りの入浴剤を用いて硫化水素ガス自殺の道連れにしようとする。しかしこの企てに気付いた風間が洗剤を水にすり替えていたために未遂に終わり、退校処分を受けて警察学校を去る。
- 南原哲久(なんばら てつひさ)
- 演 - 井之脇海
- 風間教場訓練生。あだ名は「南ちゃん」。銃器マニア。楠本をサバイバルゲームに誘う。銃について詳しいため射撃訓練の成績は優秀。休暇外出の間に殺傷性を持つ拳銃を密造しており、手入れ中に暴発させて腕を負傷する。
- 警察学校に持ち込んだ密造銃を宮坂に発見され、彼の警察手帳を奪うことで口止めする。病院の診断書から全てを見破った風間に隠した拳銃と弾薬を発見され、射撃訓練場で風間に銃口を向けられ追及される。宮坂の手帳の隠し場所を白状した後、逮捕され退校処分を受ける。
- 樫村卓実(かしむら たくみ)
- 演 - 西畑大吾(なにわ男子 / 関西ジャニーズJr.)[19]
- 風間教場訓練生。口癖は「どうもです」。夜間の模擬交番での当直を面倒くさがり、「警備会社にでも頼めば良いのに」とぼやく。
- ふりかけ、マジックペン、果ては化粧品まで、学校生活における必需品は彼に頼めば簡単に手に入る。日下部曰く「何でも持ってるな」。
- ゲーム機や過去の試験情報など、持ち込み禁止の物資を密かに調達して生徒に売る「調達屋」でもある。日下部に正体を見破られるが逆に彼の成績の悪さを指摘し、見逃す見返りとして過去の授業レポートを渡す。それによって日下部を先輩の尾崎が学校敷地の模擬室で起こした小火騒ぎの犯人に仕立て上げ、退校の危機に陥れる。しかし風間に模擬交番の机に手錠で繋がれ、全てを暴かれたうえで退校を言い渡される。
- 岸川沙織(きしかわ さおり)
- 演 - 葵わかな
- 風間教場訓練生。気弱で繊細だがそんな自分を変えるために警察官になる。楠本といつも行動を共にしまた些細なことでも頼りにしている。学校生活にも慣れてきた最中に差出人不明の脅迫状が届いて精神が不安定になり、取調べの実技中貧血を起こし倒れるほど追い詰められるが、楠本に元気付けられる。だが脅迫状の差出人が楠本であると気づき、彼女を駐車場で罠にかけて重傷を負わせ、学校を去る。その後はカフェでアルバイトをしている。楠本の訪問を受け、互いに相手への仕打ちを謝罪し和解する。
- 198期生の卒業後は交番勤務に就いた石山と再会し、彼に敬礼を送る。さらに2年後、宮坂が殉職した現場を訪れ、静かに手を合わせる。
- 枝元佑奈(えだもと ゆな)
- 演 - 富田望生
- 風間教場訓練生。元女子レスリング選手という異色の経歴の持ち主。菱沼と行動を共にする。ご飯はいつも大盛り。女子生徒の中で最も体格が良く、警備実施(機動隊訓練)でフル装備の須賀を突き飛ばし返り討ちにする。訓練を視察に来ていた機動隊員に才能を見込まれ機動隊にスカウトされる。手話が得意。
- 実家は旅館「松浅園」を営んでいる。病気で入院した兄に代わって後を継ぐことになり、自主退校までに菱沼の自分勝手な振る舞いを正そうと奮闘する。その真意に気づき、自身を正す決意をした菱沼と別れの抱擁を交わした後、大粒の涙を流しながら警察学校を去った。実は風間に密かに想いを寄せており、菱沼とテレビの取材を受けた際、教官を尊敬しているという菱沼の発言に合わせて、「好き」という手話を用いた。
- 警察学校を去った後は旅館で女将の修行に励んでおり、接客でも得意の手話を活かしている。駐在所の警察官と交流があり、「板についてきたな」と笑顔を褒められる。宮坂が殉職の前に送ってきた写真を旅館に飾り、月命日には供え物をし手を合わせている。
初任科第200期短期課程 風間教場[編集]
- 石上史穂(いしがみ しほ)
- 演 - 上白石萌歌[20]
- 風間教場訓練生。元は初任科第199期短期課程の訓練生で、同期生の浦美、出馬とも仲が良かった。しかし、交通取締の実習で出馬が総代の座を得るために故意に浦美を車で撥ねたことを知り、彼女なりに出馬を気遣うが、目の前で出馬は自殺未遂を図る。このことがトラウマとなり、「自分のせいで出馬を傷つけた」という後悔から体調不良を理由に休学するが、警察官の夢を諦めきれず、1年後に200期の訓練生として復学する。しかし、「自尽」という言葉を聞いたり、人の死に直面するような場面で手に震えが起こるなど心の傷が残っている。
- 風間に「警察官は市民の命を背負っている」と言葉に出して復唱させられた後に「君はすでに出馬の事を背負っている」と諭されたことでトラウマを克服し、卒業前に出馬、浦美と再会する。怪我を治して再び警察官を目指すという出馬の決意を卒業式で風間に報告する。
- 忍野めぐみ(おしの めぐみ)
- 演 - 福原遥[3]
- 風間教場訓練生。かつて性犯罪の被害に遭った際、警察官に救われたことがきっかけで警察官を目指している。希望部署は生活安全課。運動が苦手で術科の授業で遅れを取っており、別の教場の女子学生らからいじめを受けている。堂本から励ましを受けると同時に筋力トレーニングなど体作りの方法を教わり、いじめに負けないような逞しい心身へと変わっていく。漆原からも、「目に見えて強くなった」と評される。
- ハーモニカが得意で、風間からその音色を評価された。
- 堂本が備品紛失の犯人であると気づき、証拠品をすり替えたため風間から犯人隠匿の咎で退校届を突き付けられる。自分を庇っていたことに気づいた堂本から腕時計を託され、警察学校を去る彼女の求めに応じハーモニカを吹いた。
- 卒業式では、「人は変われます」と、堂本との出会いを経て成長したことを風間に語った。
- 漆原透介(うるしばら とうすけ)
- 演 - 矢本悠馬[3]
- 風間教場訓練生。時間の感覚が通常の人間と異なるために頻繁に遅刻したり、パニックに陥りやすいため須賀からたびたび叱責を受ける問題児。ある日外出から帰校してから、校内を走り回り、授業中もトイレを理由に飛び出すなど明らかに挙動不審となり、須賀たち副教官はからは覚醒剤の使用を疑われる。
- 外出した日、門限に遅れそうになった所を信号機が故障した交差点で交通整理をしていた宮坂に通してもらい、その直後に車に撥ねられた宮坂の事を錯乱するほど気にかけており、安否に関する通達書を探すことが彼の本当の目的であった。しかし、やっと見つけた目的の通達書には宮坂の殉職の報告が記載されており、その場で泣き崩れる。
- 宮坂の殉職に責任を感じて自ら風間に退校を申し出るが、宮坂の命を背負っている事を諭され警察学校に残る。その後は集合時間10分前に行動するようになり、比嘉から剣道の稽古を受けるなど警察官として成長していく。
- 卒業式では改めて風間から覚悟を問われ、「宮坂先輩は僕の中で生きています」と敬礼する。
- 比嘉太偉智(ひが たいち)
- 演 - 杉野遥亮[3]
- 風間教場訓練生。真面目で実直な性格。高校と大学では剣道の国体選手。道場で風間の相手を務めたり、漆原に稽古をつけている。
- 成績優秀なことや真面目な性格を副教官の田澤から目を付けられて、故意に誘惑されたが固辞する。しかし教官に言い寄る問題児として虚偽の報告をされ退校の危機に陥るが、全てを見抜いた風間によって難を逃れる。
- 救助訓練の最中、足を滑らせた田澤の腕をつかむが彼女への恐れによる躊躇いもあってか引き上げられずに転落・負傷させてしまう。この事に責任を感じ、自ら進言して風間から退校届を預かり、後日復帰した彼女に警察官として心身ともに強くなる決意を伝えた。
- 卒業式では、警察の剣道大会で優勝すると風間に宣言して見せた。
- 杣利希斗(そま りきと)
- 演 - 目黒蓮(Snow Man)[21]
- 風間教場訓練生。母は神奈川県警の幹部。冷静な観察眼を持ち教養、実技、術科とも優秀だが拳銃操法のみ苦手としている。警察官となったのは母の強い希望に逆らえなかったからであり、本人は母を憎んで辞めたがっている。故意に騒ぎを起こして退学になろうと爆弾の材料になり得る校内の物品を盗んで隠し持っていたが、風間に見抜かれて未遂に終わり、退校を言い渡されると同時に「警察官になった方がいい理由」を考えるよう課題を与えられる。その際に伊佐木との間に自身の子供ができたことを知り、彼女や子供のためにも警察官を続ける決心をする。
- 後述のように、少年の頃にパーティー会場で伊佐木に見られているが、当時の杣は彼女の存在に気付かず、その後パーティーのことも忘れていた。
- 卒業式では総代として答辞を読んだ。風間に後悔が無いかと聞かれ、「母が喜ぶと思うと悔しいですが」と付け加えながらも、警察官になる事への迷いを完全に断ち切ったことを伝えた。
- 坂根千亜季(さかね ちあき)
- 演 - 樋口日奈(乃木坂46)[22]
- 風間教場訓練生。争いを好まない温厚な性格で、意図せずトラブルに巻き込まれることこそあったものの、200期の中では特に何も問題を起こすことなく無事に卒業した。
- 忍野と同じく音楽クラブに所属し木琴を担当しており、卒業式では風間から音楽を続けるようにと言われ涙を浮かべながら頷いた。
- 吉村健太(よしむら けんた)
- 演 - 戸塚純貴[3]
- 風間教場訓練生。明るい200期のムードメーカー的存在。初めての授業で風間の指示で鳥羽が急に暴れ出した際には、真っ先に教場の外に逃げてしてしまった上、犯人に遭遇した場合どうするかと風間に問われ「警察官に通報します」と的外れな答えをして風間を呆れさせた。
- 授業中に空気の読めない言動をして風間に睨まれたり、田澤との一件でナーバスになっている比嘉の怒りを買うことなどはあったが、持ち前の明るさで訓練を乗り切り、無事に迎えた卒業式で初めての授業と同じ質問を風間から受け、「警察に通報せず自分で捕まえます」と答える。
- 稲辺隆(いなべ たかし)
- 演 - 眞栄田郷敦[3]
- 風間教場訓練生。勉学は苦手だが手先が器用で、教師から勧められた鑑識を目指す。年が離れた鳥羽と親しくなろうとする。昆虫採集が趣味で、鳥羽の部屋に入り込んだアリを捕まえて飼おうとした。ある日、無断外出の嫌疑をかけられてしまい、自身の日記に書いた嘘が発覚することを恐れる鳥羽は彼のアリバイを証言を拒んだ。そのため無実であるにもかかわらず須賀から体罰同然の追求を受けて、嘘の証言をした鳥羽に対し恨みを募らせる。鳥羽を射撃訓練場に誘い出し、アリが入っているイヤーマフを瞬間接着剤で鳥羽の両耳に貼り付け、鳥羽に対する憎しみをぶちまけ、アリに彼の鼓膜を食い破らせることで復讐を遂げ、警察学校を退校となった。
- 堂本真矢(どうもと まや)
- 演 - 高月彩良[3]
- 風間教場訓練生。勝ち気で負けず嫌いな体育会系女子。子供の頃にいじめに遭い、強くなろうと格闘技を習っていた。そのため術科の授業ではその腕前を服部に褒められる。他の女子学生にいじめられていた忍野を助けたことで彼女と親しくなる。トレーニング室で筋トレに励んでおり、稲辺との件で塞ぎ込んでいた鳥羽も誘うなど面倒見のいい性格。
- 実は同性愛者であり、坂根が触れた備品を盗んで隠匿していたと発覚したため退校することとなる。最後の夜、腕立て伏せができるようになった忍野を見て、自分がいなくても大丈夫だと自分の腕時計を託し、「警察をやめないように」という願いを伝える。盗んでいた備品は坂根の使っていたものばかりだが、似顔絵の授業にて画用紙の裏にハーモニカを吹いている忍野の姿を密かに描くなど、もっとも想いを寄せている相手は忍野であったかような描写があった。これも風間には見抜かれていたが、「しっかり想いは伝えたか」との問いには涙を浮かべながら「いいえ」と答え学校を去っていった。
- 伊佐木陶子(いさき とうこ)
- 演 - 岡崎紗絵[3]
- 風間教場訓練生。誰にでも人当たりのよい優等生。父と叔父は神奈川県警の幹部で警察一家の一人娘である。教養、実技、術科とも優秀で、風間をもってして「君は警察が欲しい人材だ」と言わしめるほど。また、風間の課題を一番にクリアした際には四方田校長より「成績優秀賞」を授与される。
- 警察学校の自室に持ち込んだ写真立てには、幼少期に連れて行かれた警察関係者のパーティーで撮られた記念写真が収められている。そのパーティー会場で見かけ、同じ集合写真に写った少年を気にかけ続けている。
- 課程の後半に食欲がなくなり徐々に成績が下がり、ランニング中に倒れるなど異変が起こる。実は同じ境遇の杣と親しくなり、休暇外出の際に関係を持ち、お腹に杣との子供が宿っていた。杣と共に警察官への多少の未練を語りながらも、元々望んでいたことだと退校を決意するが、石上から休学を提案される。教場を離れた彼女の机のネームプレートは、他の退校者とは異なり花の絵が描かれたチャック袋に入れられる。[23]
- 200期の卒業式に参列した際に、杣が右手の拳を胸に押し当てて写真の少年と同じポーズを取ったことで、写真の少年が実は杣本人であったことを悟り涙を流した。
初任科第199期短期課程 風間教場[編集]
- 浦美慶介(うらみ けいすけ)
- 演 - 三浦貴大[20]
- 199期訓練生。教場長。出馬とは総代の座を競い合うライバルであり、一番の親友だった。ある日、交通取締の実習中に出馬が運転する車が暴走し、撥ねられて右腕と右足を骨折する重傷を負う。その後は復学し、無事卒業する。
- 復学した石上、出馬と再会する。既に出馬との蟠りは解消されているようで、かつての同期と笑顔で談笑していた。
- 佐久野みゆ(さくの みゆ)
- 演 - 佐久間由衣[20]
- 199期訓練生。家庭の事情で退校することとなり、別れの挨拶の際に浦美と出馬に励ましの言葉を送った。
- 小嘉竜一(こが りゅういち)
- 演 - 嘉島陸[20]
- 199期訓練生。ムードメーカー的存在。
- 出馬求久(いずま もとひさ)
- 演 - 重岡大毅(ジャニーズWEST、第2作)
- 199期訓練生。浦美とは親友であり、総代の座を競い合うライバルでもあった。
- 交通取締の実習中、車の中に入ってきたハチに驚いてハンドル操作を誤り、浦美を撥ねてしまう。しかし県警幹部による事情聴取を受け、実際は総代になるために故意に暴走したことが発覚し、退校を告げられる。屋上で途方に暮れているところを石上から励まされたが、これがかえって追い討ちとなって飛び降り自殺を図る。一命は取り留めるが腰の骨を折るなどの重傷を負い、足に後遺症が残って警察学校を去る。
- 卒業前の石上と再会し、和解する。浦美との蟠りも解けているようで、3人で楽しそうに談笑し、後遺症を克服し再び警察官を目指すことを約束する。
- 伊東求久(いとう もとひさ)
- 演 - 伊藤健太郎(第1作)[24]
教官[編集]
- 服部京子(はっとり きょうこ)
- 演 - 佐藤仁美[25]
- 神奈川県警察学校教官。198期風間教場の副教官。階級は警部補。学科担当。真面目だが須賀の話を射撃訓練用のイヤーマフで遮ったり、実技で死体役だった南原が自分の質問に答えようとした際に突き放すなどやや陰険な性格。警察学校に赴任したばかりの頃は生徒と親しく接していたようだが、それを咎められたという。生徒を褒めることは滅多に無いそうだが、楠本の取り調べの技術や堂本の格闘技の腕前は評価している。学校に取材が来た際にはメイクを張り切り、生徒そっちのけで目立とうとしていた。
- 199期風間教場でも副担任を勤めていた。200期生の授業では,座学の他に術科も担当している。訓練生と親しくする田澤に苦言を呈するが、無視された上に須賀にもはぐらかされてしまう。
- 卒業式では風間と共に学生たちを見送った。
- 須賀太一(すが たいち)
- 演 - 和田正人
- 神奈川県警察学校教官。階級は警部補。術科担当。「力は正義だ」が信念で、常に怒声を浴びせつつ生徒に接する。警備訓練では鉄パイプ片手に訓練生を攻撃するが、元女子レスリング選手の枝元には簡単に返り討ちに遭う。服部や小野にまともに話を聞いてもらえないなど不遇な人物。
- 200期風間教場では田澤が赴任するまで副教官を勤めた。服部の話をはぐらかすなど彼女にささやかな反抗をするようになっている。
- 小野春江(おの はるえ)
- 演 - 高橋ひとみ
- 神奈川県警察学校の用務員。退校していく生徒の机のネームプレートをピンセットで取りチャック袋に回収するという、業務なのか趣味なのかわからない奇怪な行動が特徴。伊佐木陶子のネームプレートのみ、花柄の可愛らしいデザインのチャック袋に入れた。淡々としており笑うことはない。彼女もまた須賀の話をまともに聞かない。警察学校に取材が来た際には、何故か彼女もメイクを張り切っていた。
- 200期風間教場の訓練生が指紋採取の課題を出された際には、真っ先に指紋の持ち主と疑われ、周囲を検索されてしまった。
- 植松貞行(うえまつ さだゆき)
- 演 - 筧利夫
- 神奈川県警察学校教官。宮坂たちの教場の本来の担任教官。担当学科は地域警察。サングラスに派手なシャツとヤクザ風の出で立ちで職務質問の授業を行う。風間とは対照的で陰険な性格で宮坂や平田を訓練生全員の前で口汚く罵るなどモラルハラスメント紛いの指導をしていた。宮坂たちの入校から1か月後に病気で入院し休職する。その後、198期生の卒業まで復帰することはなかった。2年後の200期生の授業でも姿を見せていない。
- 田澤愛子(たざわ あいこ)
- 演 - 松本まりか[17]
- 神奈川県警察学校副教官見習い。階級は巡査部長。強行犯の刑事を経て警察学校にやって来た。
- 規則が厳しすぎるという理由で、訓練生と一緒にランチを食べたり、明るい口調で授業を行うなど訓練生と距離を縮めているため、風間や服部から苦言を呈される。
- 刑事時代に先輩刑事から証拠品紛失の責任を押し付けられて、他の同僚からも見捨てられたため警察に恨みを抱いている。警察学校にやってきたのは上司の風間にその恨みをぶつけ、故意に不祥事を起こすことが目的だった。
- 成績優秀な比嘉を標的に選び、色仕掛けで誘惑し拒絶されたものの、彼を問題児として退校させようと目論む。風間には全てを見抜かれて追及を受けた。災害救助訓練で足を滑らせて、比嘉も引き上げることができず転落し、腕に軽傷を負う。
- 復帰後に四方田校長に辞表を提出するが、訓戒書と口頭注意を受けるに留まった。その後は比嘉の宣誓や風間の言葉を受けながら自身を省みるようになり、彼女もまた変わっていくこととなる。
- 200期の卒業後、新たな配属先が決まったことを風間に告げつつも、まだ彼の元で学ぶことがあると言いかけるが、「現場に戻れ」と諭され再び刑事勤務に戻っていった。
- 四方田秀雄(よもだ ひでお)
- 演 - 小日向文世[25]
- 神奈川県警察学校長。階級は警視正。物腰が柔らかく、警察学校で数少ない穏やかな人物で、訓練性にも敬語で接する。風間のことは彼が刑事の頃から知っており、彼が右目を失ったことについて、自分の責任でもあると語っている。同時に風間が訓練性に厳しく接する理由も理解しており、故意に風間を貶めようと目論んだ田澤を厳しい口調で諭した。
- かつて、学校から送り出した遠野章宏を当時捜査一課の刑事だった風間に預ける。術科が苦手だが座学では優秀な成績を収めていた遠野を卒業させ警察官にした事を悔やんでいるような発言をしている。
- 風間が世話をしている花壇の手入れも行っている。
その他[編集]
- 尾崎賢治(おざき けんじ)
- 演 - 石田明(NON STYLE)[25]
- 神奈川県警察の警察官。階級は巡査。樫村の大学の先輩。彼を警察官に誘った人物で、時々警察学校の道場で訓練をした後、模擬交番を訪れ実習中の樫村達に差し入れを行い励ます。この差し入れの中身は学校内に持ち込みが禁止されている物資であり、樫村がそれを売って得た金を受け取り覚醒剤を入手していた。警察学校の模擬小屋で覚醒剤を吸引している際に小火を起こし、自身のアリバイ作りを樫村に依頼する。覚醒剤使用の疑いで県警が内偵を進めており、使用場所が特定されると共に逮捕される。
- 平田国明(ひらた くにあき)
- 演 - 光石研(友情出演)
- 神奈川県内の交番に勤める地域課の警察官。階級は巡査部長。平田和道の父。駐在所に勤務していた頃、大学時代の宮坂が遭難した際に彼を救出した人物で、宮坂とは今も手紙のやり取りを続けている。宮坂を通じて息子にも励ましの言葉を贈っているが、届くことは無かった。和道が自殺騒動を起こし退校処分を受けた際には警察学校に迎えに訪れた。警察学校を卒業した宮坂と再会し、笑顔で迎える。
- 宮坂の殉職後は、交番の前で撮影した宮坂の写真を机の横に立てかけている。
- 町の駐在警官
- 演 - 明石家さんま
- 枝元の実家の旅館のある地域を受け持つ駐在所の警察官。巡回の度に旅館を訪れており、枝元とは顔馴染み。彼女とは漫才のような掛け合いを交わしている。
- 宮坂の月命日には、枝元と共に宮坂の遺影に手を合わせた。
- 機動隊員
- 演 - 駒木根隆介
- 198期の警備実施訓練を視察しに来た隊員。大柄でサングラスをかけた威圧的な雰囲気の男。志願者が減少している機動隊への入隊候補者を見定めるために警察学校を訪れ、フル装備の須賀を突き倒した元レスリング選手の枝元を特に気に入り、手作りのポスターを手渡して直々にスカウトした。しかし枝元は家庭の事情で退校してしまったため、スカウトは失敗した。
- 遠野章宏(とおの あきひろ)
- 演 - 北村匠海(DISH//)[26]
- 神奈川県警の刑事。かつての風間の部下で、共に捜査をしていた。
- 訓練生時代は四方田が気にかけていた生徒であり、術科は苦手だったが座学の成績は優秀だった。卒業後、風間に預けられる。
- ある大雨の晩、風間と捜査中に不審人物に声をかけたところ、背後から襲われ千枚通しで首元を刺された。
- 第1作に登場した新聞記事では、「警官2名が暴漢に襲われ、1人が意識不明、もう1人も重傷」と報じられており[27]、生死は不明。第2作は、倒れ込み動かなくなった彼に風間が「遠野、死ぬな!」と呼びかける場面で幕を閉じる。
- 風間や四方田が世話をしている花壇の花は、訓練生時代の遠野が育てていたもの。
スタッフ[編集]
- 原作 - 長岡弘樹『教場』シリーズ(小学館)
- 脚本 - 君塚良一
- 音楽 - 佐藤直紀
- 演出・プロデュース - 中江功
- 制作協力 - The icon(第1作)、SWITCH(第2作)
- 制作著作 - フジテレビ
放送日程[編集]
教場[編集]
各話 | 放送日 | ラテ欄[28] | 視聴率[29] | 備考 |
---|---|---|---|---|
前編 | 2020年1月4日 | 珠玉の警察ミステリー実写化 過酷警察学校で起こる問題や葛藤を冷徹教官風間が暴き出す!! |
15.3% | 新春3夜連続木村拓哉スペシャル[30] |
後編 | 2020年1月5日 | 珠玉警察ミステリー実写化 極限状態を生き延びて警察官になれるのは誰 風間の真の狙いとは? サバイバル今夜完結 |
15.0% | |
視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム |
- クロスネット局では、テレビ宮崎が第1夜を同時ネットした他は全て当日深夜の時差ネットだった。
教場(SP編集版)[編集]
各話 | 放送日 | ラテ欄[31] | 視聴率[32] | 備考 |
---|---|---|---|---|
前編 | 2020年12月29日 | 今年一番の話題作を再び!! 珠玉の警察ミステリー実写化 過酷警察学校で起こる問題や葛藤を、 最恐の教官風間が暴き出す |
8.4% | |
後編 | 2020年12月30日 | 珠玉の警察ミステリー初の実写化 極限状態を生き延びて警察官になれるのは誰 風間の真の狙いとは? 過酷警察学校で必死のサバイバル今夜決着 |
8.8% | |
視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム |
教場II[編集]
各話 | 放送日 | ラテ欄[33] | 視聴率 | 備考 |
---|---|---|---|---|
前編 | 2021年1月3日 | 最恐の警官、再び! 珠玉の警察ミステリー実写化第二弾!! 過酷な訓練を乗り越えて生き残れるのは誰? 警察学校を舞台に、風間の心眼が全てを見抜く! |
13.5%[34] | |
後編 | 2021年1月4日 | それぞれの心の傷…明かされる右目の過去 風間教場を生き残り、警察官になるのは誰!? 必死のサバイバル完全決着!! 宿命の出会いと別れ…覚悟の旅立ち |
13.2%[35] | |
視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム |
関連商品[編集]
- フジテレビ開局60周年企画『教場』Blu-ray(2020年7月1日発売、TCエンタテインメント、品番:TCBD-0942)[37]
- フジテレビ開局60周年企画『教場』DVD(2020年7月1日発売、TCエンタテインメント、品番:TCED-5051)[38]
関連項目[編集]
脚注[編集]
- ^ a b ほんのひきだし編集部 (2019年6月3日). “長岡弘樹『教場』が木村拓哉主演でドラマ化 脚本は「踊る大捜査線」の君塚良一”. ほんのひきだし. 日本出版販売. 2019年7月8日閲覧。
- ^ a b “キムタク、冷徹な警察学校教官に!「踊る」脚本の君塚氏と初タッグ”. SANSPO.COM (産経デジタル). (2019年6月3日) 2019年6月3日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “「教場2」新たな生徒役に福原遥、矢本悠馬、杉野遥亮、眞栄田郷敦、岡崎紗絵ら7名”. 映画ナタリー. (2020年9月30日) 2020年9月30日閲覧。
- ^ “小学館の書籍紹介ページ”. 2014年7月27日閲覧。
- ^ 幾野克哉(小学館・出版局) (2013年7月6日). “【書評】『教場』長岡弘樹著”. MSN産経ニュース. 2013年12月8日閲覧。
- ^ 瀧井朝世 (2013年9月1日). “教場 [著]長岡弘樹”. BOOK asahi.com. 2013年12月8日閲覧。
- ^ 杉江松恋 (2013年6月27日). “過酷な警察学校が舞台の『教場』”. WEB本の雑誌. 2013年12月8日閲覧。
- ^ “「教場」のオーディオブック - audiobook.jp”. 2021年1月11日閲覧。
- ^ audio_shoの2020年3月13日のツイート、2021年1月11日閲覧。
- ^ audio_shoの2020年4月10日のツイート、2021年1月11日閲覧。
- ^ audio_shoの2019年12月24日のツイート、2021年1月11日閲覧。
- ^ audio_shoの2020年1月31日のツイート、2021年1月11日閲覧。
- ^ “木村拓哉、カリスマ教官役で初の白髪を披露 SPドラマ『教場』来年1・4から二夜連続放送”. ORICON NEWS (oricon ME). (2019年10月30日) 2019年10月30日閲覧。
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- ^ 殉職に伴う2階級特進。
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- ^ “乃木坂46・樋口日奈が木村拓哉「教場2」に出演、役作りで髪を30cmカット”. 映画ナタリー. (2020年10月27日) 2020年10月27日閲覧。
- ^ これは伊佐木の産休後の復学を示唆していると思われている。
- ^ 伊藤の出演は第1作後編の終盤のワンシーンのみで、伊藤がひき逃げ事故を起こしてしまったことから、第2作では重岡が代役を務めた。このため、SP編集版では伊藤の出演シーンがカットされた。
- ^ a b c “教場:木村拓哉主演のSPドラマに小日向文世、佐藤仁美、ノンスタ・石田ら”. まんたんウェブ (MANTAN). (2019年9月16日) 2019年9月16日閲覧。
- ^ “今夜の後編で、風間の義眼の真相が明らかに! 刑事時代の風間の後輩役に、北村匠海が決定! 小林薫、光石研のベテラン俳優2人も登場!”. とれたてフジテレビ (2021年1月4日). 2021年1月6日閲覧。
- ^ 風間の過去を調べていた都築も、風間の部下が重傷を負ったとのみ語っている。
- ^ 該当各日 『産経新聞』 テレビ欄。
- ^ “キムタク主演「教場」は第1夜15.3%、第2夜15.0% 2日連続の高視聴率”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2020年1月6日) 2020年1月6日閲覧。
- ^ “木村拓哉を3夜連続で堪能、正月に「マスカレード・ホテル」地上波初放送”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2019年11月29日) 2020年1月3日閲覧。
- ^ 該当各日 『産経新聞』 テレビ欄。
- ^ 視聴率データ|Screens|映像メディアの価値を映す 株式会社TVer、2021年1月15日閲覧
- ^ 該当各日 『産経新聞』 テレビ欄。
- ^ “木村拓哉主演「教場2」前編は13.5%の高視聴率マーク”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2021年1月4日) 2021年1月4日閲覧。
- ^ “木村拓哉主演「教場2」後編は視聴率13.2% 2夜連続の13%超”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2021年1月5日) 2021年1月5日閲覧。
- ^ 木村拓哉“風間教官”、新聞ラテ欄で鋭い視線放つ ORICON NEWS(オリコン) 2021年1月3日配信、1月5日閲覧
- ^ “フジテレビ開局60周年企画『教場』Blu-ray”. TCエンタテインメント. 2020年2月27日閲覧。
- ^ “フジテレビ開局60周年企画『教場』DVD”. TCエンタテインメント. 2020年2月27日閲覧。
外部リンク[編集]
- 『教場』シリーズ 長岡弘樹 - 小学館
- 『教場』 - 小学館
- 『教場2』 - 小学館
- 『教場0 刑事指導官 風間公親』長岡弘樹 - 小学館
- 『教場』公式@小学館 (@kyojo_official) - Twitter
- 教場|ウチノヨメ。|小学館 - 著者による紹介動画
- 教場TVCM - YouTube
- フジテレビ開局60周年特別企画 教場 - フジテレビ
- 教場II - フジテレビ
- 【公式】「教場」60周年特別企画 (@kazamakyojo) - Twitter
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