新川詔夫

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新川 詔夫(にいかわ のりお、1942年 - )は、日本医学者医師医学博士北海道大学)。北海道医療大学学長北海道出身。

専門遺伝医学人類遺伝学、ゲノム医学、細胞遺伝学、分子遺伝学、先天異常など。

来歴[編集]

1967年、北海道大学医学部を卒業[1]。道内の総合病院でのインターン医師や小児科医師を経て、1970年、北海道大学理学部動物染色体研究施設研究生。1972年、スイスジュネーブ大学産婦人科胎生学・細胞遺伝学研究室助手[2]。1976年、北海道大学医学部小児科学教室助手[1]。1984年、長崎大学大学院医歯薬学総合研究科教授[1]。1990年、同附属原爆後障害医療研究施設長[1]・同先導生命科学研究支援センター遺伝子実験施設長。1990年、中国・湖南医科大学名誉教授。2004年、日本人類遺伝学会理事長[2]。2007年、中国中南大学名誉教授、長崎大学停年退官、同名誉教授。北海道医療大学個体差健康科学研究所所長・教授[1]。2010年、北海道医療大学学長に就任[3]。2016年、北海道医療大学退職、同名誉教授[4]

研究[編集]

  • 1981年に歌舞伎症候群を発見。2010年に同症候群の原因遺伝子(KMT2D)を同定。
  • 2000年に遺伝病のカムラティ・エンゲルマン症候群の原因遺伝子(TGFB1)を同定。
  • 2002年に遺伝病のソトス症候群の原因遺伝子(NSD1)を発見。
  • 2004年に遺伝病マルファン症候群の2型(ロイス・ディーツ症候群)の原因遺伝子(TGFBR2)を発見[5]
  • 2006年に耳垢のタイプが2種類に分かれるのはABCC11遺伝子の塩基配列のたった1つの違いに拠ることを突き止めた[5]

受賞歴[編集]

  • 第2回高桑栄松賞(1982年)
  • 日本生化学会JB論文賞(1993年)[2]
  • 文部科学大臣表彰 科学技術賞・研究部門(2006年)    
  • 日本人類遺伝学会賞(2008年)[6]
  • 東日本学園理事長賞(2009年)

著書[編集]

  • 『遺伝医学の招待』共著 南江堂 1990.5初版/2014.11改訂第5版
  • 『先天奇形症候群アトラス』共編 南江堂 1990.11初版/1993.2増補
  • 『ひとの生命の始まり:ヒト初期発生の分子生物学(分子医学科シリーズ)』編著 メジカルビュー社 1996.5初版/2003.8改訂第2版
  • 『遺伝カウンセリングマニュアル』共著 南江堂 1996.2初版/2003.8改訂第2版 1996.2初版/2011,11
  • 『新・先天奇形症候群アトラス』共編 南江堂 1998.11初版/2015.8改訂第2版
  • 『カラーカラー図解 基礎から疾患までわかる遺伝学』共編 メディカルサイエンスインターナショナル 2009.3初版

脚注[編集]

先代:
松田一郎
北海道医療大学学長
第6代:2010年 ‐ 2016年
次代:
浅香正博