日曜日が待ち遠しい!

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日曜日が待ち遠しい!
Vivement dimanche!
監督 フランソワ・トリュフォー
脚本 フランソワ・トリュフォー
シュザンヌ・シフマン
ジャン・オーレル
原作 チャールズ・ウィリアムズ英語版
『土曜を逃げろ』
製作 アルマン・バルボール
出演者 ファニー・アルダン
ジャン=ルイ・トランティニャン
音楽 ジョルジュ・ドルリュー
撮影 ネストール・アルメンドロス
編集 マルチーヌ・バラケ
配給 日本の旗 東宝東和
公開 フランスの旗 1983年8月10日
日本の旗 1985年5月3日
上映時間 111分
製作国 フランスの旗 フランス
言語 フランス語
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日曜日が待ち遠しい!』(原題: Vivement dimanche!)は、フランソワ・トリュフォーの監督による、1983年フランスの長編ミステリ映画である。原作はチャールズ・ウィリアムズ英語版の『土曜を逃げろ』。トリュフォー監督の遺作となった(奇しくも監督が亡くなったのも日曜日であった)。『隣の女』のラスト近くでファニー・アルダンが小型拳銃をしのばせて暗い夜道を歩くシーンを見たときに「次は彼女のためにミステリ映画をつくろう」と思い立ったという。もっとも「全体のトーンは幸福感にみちあふれたもの」にしたいという監督の言葉通り、軽快なコメディ映画に仕上がっている。

ストーリー[編集]

南フランスの小さな町。不動産事務所の秘書をしているバルバラは、余暇には素人演劇の舞台にも立っている快活な女性だ。ある時、バルバラの上司であるジュリアンが、彼の妻の殺害事件の容疑者として警察にあげられてしまう。バルバラは、ひそかに思いを寄せるジュリアンを事務所の地下室にかくまい、素人探偵としてさっそうと調査に乗り出すが…。

キャスト[編集]

解説[編集]

  • バルバラのセリフ「社長はブロンドがお好き」はハワード・ホークス監督の『紳士は金髪がお好き』をもじったもの。
  • 「人生は小説(ロマン)ではない」は、ファニー・アルダンも出演したアラン・レネ監督の『人生は小説(ロマン)である』のもじり。
  • バルバラ・ベッケルの姓「ベッケル」はジャック・ベッケル監督からとったもの。
  • バルバラのモデルは女優のキャサリン・ヘプバーン
  • 映画館エデン座で上映中の映画はスタンリー・キューブリック監督の『突撃』。
  • 「ルイゾン」はジャン・ルノワール監督の『獣人』の機関車の愛称。「エンジェルフェイス」はオットー・プレミンジャー監督の『天使の顔(エンジェルフェイス)』。「スカーフェイス」はハワード・ホークス監督の『暗黒街の顔役(スカーフェイス)』。
  • 回転式本棚にはめこまれた水槽のわきに貼られた写真は、晩年のジュディ・ガーランドの遺影。
  • ホテルの部屋の番号はやっぱり「813号室」。
  • ラブシーンの後、バルバラが「恥しい “J'ai honte”」と漏らしたのを、ナイーヴなジュリアンが「待ち遠しい “J'ai hâte”」と聴きまちがえたことから、「日曜日が待ち遠しい “J'ai hâte d'être à dimanche”」という表題の文句をバルバラが言うが、これは『王様の戯れ』の台本にあるブランシュの台詞「Le dimanche jamais revient assez tôt」から思いついたもの。ユゴーの戯曲では純情なブランシュは非業の死をとげる。