日本大学生物資源科学部・大学院生物資源科学研究科及び獣医学研究科

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
検索に移動
日本大学 > 日本大学生物資源科学部・大学院生物資源科学研究科及び獣医学研究科

日本大学生物資源科学部(にほんだいがくせいぶつしげんかがくぶ、College of Bioresource Sciences, Nihon University)は、生物資源を教育・研究する日本大学の学部である。また 、獣医学研究科・生物資源科学研究科(じゅういがくけんきゅうか・せいぶつしげんかがくけんきゅうか)は獣医学や生物資源の理論および応用を教育・研究する大学院研究科である。略称は、日大資源。

湘南キャンパス(神奈川県藤沢市

概要[編集]

日本大学生物資源科学部は日本大学農学部東京獣医畜産大学の合併により誕生した日本大学農獣医学部を前身とする。また、教育目標は「環境科学(地球環境の保全)」、「生命科学(人間活動)」、「資源生産科学(持続的な世界)」の3つの柱を掲げ、自然と生物の共生を意識した高度な教育・研究を行っている。

湘南キャンパスは東京ドーム12個分の広さを誇り、緑豊かな環境に恵まれている。キャンパス内には、本館、教育棟、図書館、食堂、グラウンド、テニスコート、体育館をはじめ、農場や演習林、動物病院、博物館、各種実習場、各種研究センター、各種実験センターがある。

また、キャンパス外には、水上演習林、下田臨海実験所、富士自然教育センターがある[1][2][3][4]

教育研究[編集]

21世紀COEプログラム[編集]

研究[編集]

生物資源科学部では、以下の事例に見られるように、生物資源の利用・生産、環境科学、生命科学の分野での研究が進められている[5]

  • 再生医療技術への応用が期待される脱分化脂肪細胞の研究
  • よこはま動物園ズーラシア等を利用した野生動物の保全に関する研究
  • 幅広い産業分野において有力なバイオリソースとして期待される微生物によるポリオール生産の研究
  • 微生物による新しいポリマー材料の生産研究
  • ニホンウナギの産卵場の特定に関する研究
  • 人獣共通感染症研究に関する研究
  • 脂肪細胞から骨や筋肉をつくる。 - 人の体にある細胞がもつ不思議な力を引き出す研究
  • 動物の未知を探る。 - 野生動物や動物園動物の不思議を科学的に解明
  • 微生物の力を利用して、バイオマス資源の可能性を拓く。 - 森林のバイオマス資源からプラスチックや化学・工業製品を創る研究
  • 食と農と人をつなぐ。 - 「食」と「農」の関係について、社会学的見地から研究

動物病院 [編集]

Animal Medical Center (ANMEC)

沿革[編集]

略歴[編集]

1937年に日本大学は専門部拓殖科神奈川県高座郡六会村)を設置した[注 1][注 2]1943年5月には、農学科(農学・寒地農学・熱帯農学・園芸薬草学・畜産学の5専攻)と農業経済学科からなる農学部を設置した[6]

一方、1907年に設立された東京獣医学校は戦後、新制の「東京獣医畜産大学」となり、1951年には、日本大学と合併する。翌1952年には、日本大学農学部に獣医学科を設置し、「日本大学農獣医学部」と改称する。その後、学科の増設や名称変更を経て、1996年に大幅な学部改組を実行して、現在の「日本大学生物資源科学部」となる[注 3][7]

年表[編集]

  • 1907年5月 東京獣医学校を設立。
  • 1937年3月 専門部拓殖科(農業・貿易専攻)を設置。
  • 1940年3月 拓殖科に水産経営専攻と園芸薬草専攻を設置。
  • 1943年5月 農学部農学科農業経済学科)を設置。
  • 1946年8月 専門部農業経済学科を設置、専門部拓植科を廃止。
  • 1947年5月 農学部に林学科水産学科を設置(陸軍重砲兵学校跡地)。
  • 1948年4月 専門部農業経済学科を、法文学部より農学部に移管。
  • 1949年2月 新学制による日本大学を設置、農学部=農学科・畜産学科・農業経済学科・林学科・水産学科、新学制による「東京獣医畜産大学」を設置。
  • 1949年4月 林学科と水産学科が現在の三軒茶屋キャンパスに移転。
  • 1950年3月 日本大学短期大学農業科を設置。
  • 1951年4月 東京獣医畜産大学獣医学研究所を設置、大学院農学研究科農業経済学専攻(修士課程)を設置。
  • 1952年11月 学校法人日本大学と、学校法人東京獣医畜産大学とが合併する。
  • 1953年3月 農学部に獣医学科を設置し、学部名称を「日本大学農獣医学部」と変更する。
  • 1953年10月 短期大学部と名称変更。
  • 1959年1月 農芸化学科を設置。
  • 1963年3月 農業工学科・食品製造工学科を設置。
  • 1964年2月 拓植学科を設置。
  • 1967年12月 食品製造工学科を食品工学科と名称変更。
  • 1968年12月 農業経済学科を食品経済学科と名称変更。
  • 1972年2月 下田臨海実験所を開設。
  • 1979年4月 獣医学科は当年度入学者から6年制(学部4年大学院2年)となる。
  • 1985年4月 学校教育法の改正により農獣医学部獣医学科は6年制となる。
  • 1988年12月 応用生物科学科設置、短期大学部に生活環境科を設置。
  • 1991年4月 短期大学部農業科・生活環境科を、農学科・生活環境学科と名称変更。
  • 1996年4月 学部を改組し、学部名称を「日本大学生物資源科学部」と改称する。同時に農学科を植物資源科学科、畜産学科を動物資源科学科、水産学科を海洋生物資源科学科、林学科を森林資源科学科、農業工学科を生物環境工学科、食品工学科を食品科学工学科、拓植学科を国際地域開発学科とそれぞれ名称変更。
  • 1999年4月 生命科学研究センターを設置。
  • 2000年4月 大学院農学研究科を改組し、名称を生物資源科学研究科、(生物資源生産学科専攻、生物資源利用科学専攻、応用生命科学専攻、生物環境科学専攻、生物資源経済学専攻の5専攻)を設置。獣医学研究科獣医学専攻の定員を改定。
  • 2002年1月 生物環境科学研究センターを設置。
  • 2005年4月 動物医科学研究センターを設置。
  • 2007年4月 短期大学部を改組し生物資源学科を設置。また農学科、生活環境学科を募集停止。
  • 2009年4月 農芸化学科を生命化学科に、食品科学工学科を食品生命学科にそれぞれ名称変更。
  • 2010年4月 食品経済学科を食品ビジネス学科に名称変更。
  • 2015年4月 くらしの生物学科設置 植物資源科学科を生命農学科に名称変更。
  • 2016年6月 短期大学部生物資源学科(湘南校舎)を廃止。

学科[編集]

大学院[編集]

学園祭[編集]

毎年、10月下旬に「藤桜祭」が2日間、開催される。学生によるフリーマーケット、野菜の叩き売り、アーティストのコンサート、花火大会、ミスミスター日大湘南コンテスト、などが企画され、多くの来場者で賑わっている。

交通アクセス[編集]

湘南キャンパス・・・神奈川県藤沢市亀井野1866

関係者[編集]

出身者
その他

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ 1952年に農獣医学部だった藤沢キャンパス・現湘南キャンパスは、元は専門部拓殖科の実習地だった。
  2. ^ 同科は私立大学としては東京農業大学農学部に次いで2番目に設置された農学部に発展した。
  3. ^ 構成は、生産・利用科学、生命科学環境科学

出典[編集]

  1. ^ “農場(夏季)”. http://hp.brs.nihon-u.ac.jp/~kyoumuka1/f-farm_summer.html “(冬季)”. 生物資源科学フィールド実習. http://hp.brs.nihon-u.ac.jp/~kyoumuka1/f-farm_winter.html 2015年11月20日閲覧. "湘南キャンパス内と今田地区にある。" 
  2. ^ “水上演習林”. 生物資源科学フィールド実習. http://hp.brs.nihon-u.ac.jp/~kyoumuka1/f-minakami.html 2015年11月20日閲覧. "群馬県谷川岳周辺(高平山)。" 
  3. ^ “下田臨海実験所”. 生物資源科学フィールド実習. http://hp.brs.nihon-u.ac.jp/~kyoumuka1/f-shimoda.html 2015年11月20日閲覧. "伊豆半島の最南端に位置する。" 
  4. ^ “富士自然教育センター”. 生物資源科学フィールド実習. http://hp.brs.nihon-u.ac.jp/~kyoumuka1/f-fnec.html 2015年11月20日閲覧. "富士箱根伊豆国立公園内。" 
  5. ^ “研究活動紹介”. http://www.brs.nihon-u.ac.jp/research/research_activities.html 2015年11月20日閲覧。 
  6. ^ 『日本大学百年史』 第二巻、814頁
  7. ^ “学部の歴史”. http://www.brs.nihon-u.ac.jp/about/history.html 2015年11月20日閲覧。 

関連項目[編集]