日本橋三井タワー

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日本橋三井タワー
Nihonbashi mitsui tower01s3872.jpg
情報
用途 店舗、事務所、ホテル、駐車場[1]
設計者 日本設計(設計・監理)
シーザー・ペリ&アソシエーツ、Cesar Pelli & Associates Japan, Inc.(デザインアーキテクト)[1]
構造設計者 日本設計
施工 鹿島清水三井住友錢高東レ、佐藤建設工事共同企業体[1]
建築主 三井不動産千疋屋総本店[1]
構造形式 S造、一部SRC造RC造[1]
敷地面積 14,375.28 m² [1]
※(三井本館、三井2号館含む)
建築面積 5,358.77 m² [1]
延床面積 133,727.20 m² [1]
状態 完成
階数 地下4階、地上39階、塔屋1階[1]
高さ 194.69m[1]
エレベーター数 39基[1]
駐車台数 276台[1]
着工 2002年5月[1]
竣工 2005年7月29日[1]
所在地 103-0022
東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号
座標 北緯35度41分13.1秒 東経139度46分23秒 / 北緯35.686972度 東経139.77306度 / 35.686972; 139.77306座標: 北緯35度41分13.1秒 東経139度46分23秒 / 北緯35.686972度 東経139.77306度 / 35.686972; 139.77306
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大堂
マンダリン オリエンタル 東京

日本橋三井タワー(にほんばしみついタワー)は2005年7月29日に竣工した三井不動産千疋屋総本店東京都中央区日本橋室町二丁目に建設したホテル・オフィス・商業施設からなる超高層ビル日本橋地区ランドマークである。

2005年日本建築学会賞(業績)[2]、第17回AACA賞(特別賞)[3]、第48回BCS賞[4]、2006年度グッドデザイン賞(環境・建築デザイン部門)[5]、平成17年照明普及賞(優秀施設賞)、第40回SDA賞(B-1入選)、第11回ステンレス協会賞(優秀賞)を受賞。

概要[編集]

三井本館街区(1.4ha)を地権者である千疋屋総本店と三井不動産が再開発に取り組み、「歴史的建築物の保存と開発との両立」を目指した都創設の「重要文化財特別型特定街区制度」の初の適用により[6]、500%の容積率割増が認められ、先進的な事務所機能と最高級レベルのホテル機能を両立した超高層複合ビルを建設した[7]。低層部は隣接する三井本館との調和を意識した意匠となっている。

日本橋三井タワーは、隣接する既存の三井本館・2号館と合わせて消防法的には1棟の建物となっており、防災センターはタワーの2階に設置して、全ての棟を一括監視している[8]

施設構成[編集]

低層部[編集]

三井本館とつながる4層吹抜けのアトリウムを設け、本館の列柱を模した高さ24.5mのガラスのアートや白御影石の彫刻を設置[9]。アトリウムは一般に公開され、イベントなども開かれるほか[10]、本館7階に開設した三井記念美術館へのアプローチともなっている。1・2階には千疋屋総本店のメインストア、カフェパーラー、ダイニングが置かれ、地下1階に飲食店など配し、2階にオフィスロビーがある。

中層部[編集]

5階~28階がオフィスフロアとなっている[8]。平面はH型コアによるH型執務空間を採用し、平面形状は奥行き約16m、幅約60m、天井高さ2.8m、OAフロアは高さ150で、両端部はコアとなっており、トイレなどが設けられている[11]。将来対応の階段設置補強、重荷重床対応を行い、構造的な自由度を高めた[11]。また今後のオフィスワーカーの男女比率が変わったときにも、簡単な改修で対応できるように窓に面した開放的なトイレを男女2組用意した[11]

三井グループまたはそれと関連の深い企業が複数入居する。

東レ(旧:東洋レーヨン)は旧:三井物産の繊維部から分社独立しており、三井化学の主要株主にも名を連ねる三井系企業。三井本館の向かいにあった東レビルの老朽化により、日本橋三井タワーのオープンに合わせて東京本社を移転。本工事には関連企業の東レ建設も参加している。デンカ(旧:電気化学工業)も三井財閥有力者によって設立された三井系企業。QUICKQは、親会社である日本経済新聞社の源流が三井物産発行の「中外物価新報」であったという過去を持つ。

オフィスを構える企業[編集]

  • 三井不動産本社
  • デンカ本社
  • 東レ本社
  • QUICK本社
  • 中外製薬本社

高層部[編集]

30階~38階の大きくセットバックした部分に[8]日本初進出の高級ホテルマンダリン・オリエンタル東京」が入る。1階の車寄せはリムジンバスの入庫が可能な広さを用意し、最上階の38階にあるホテルロビーにはシャトルエレベーターで向かう。3階にチャペル宴会場を配置、三井本館4階に設けた美容室、貸会議室などのホテル関連施設とは連絡通路で繋いだ[11]

沿革[編集]

脚注・出典[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n 近代建築 2006, p. 74.
  2. ^ 2005年各賞受賞者”. 一般社団法人日本建築学会. 2020年9月19日閲覧。
  3. ^ 三井本館の保存・活用と日本橋三井タワーの開発”. 一般社団法人 日本建築美術工芸協会. 2020年9月19日閲覧。
  4. ^ 日本橋三井タワー”. 日本建設業連合会. 2020年9月19日閲覧。
  5. ^ 日本橋三井タワー 東京都中央区日本橋室町2-1-1”. 公益財団法人日本デザイン振興会. 2020年9月19日閲覧。
  6. ^ 近代建築 2006, p. 65.
  7. ^ 近代建築 2006, p. 66.
  8. ^ a b c 近代建築 2006, p. 72.
  9. ^ “保存と開発を両立した、日本橋地区の都市再生に資する事業『日本橋三井タワー』竣工 日本橋の情報発信拠点「(仮称)越後屋ステーション」も今秋(10月初旬)オープン” (プレスリリース), 三井不動産, (2005年7月29日), https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2005/0729/ 2020年9月19日閲覧。 
  10. ^ 近代建築 2006, p. 69.
  11. ^ a b c d 近代建築 2006, p. 71.

参考文献[編集]

関連項目[編集]