日本競輪選手養成所

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日本競輪選手養成所
Japan Institute of KEIRIN(JIK)
Nihon Keirin Gakkou 20110919.jpg
基本情報
所在地 静岡県伊豆市大野1827
座標 北緯35度0分7.7秒 東経139度0分23.5秒 / 北緯35.002139度 東経139.006528度 / 35.002139; 139.006528座標: 北緯35度0分7.7秒 東経139度0分23.5秒 / 北緯35.002139度 東経139.006528度 / 35.002139; 139.006528
開設 1950年(昭和25年)9月15日
1968年7月10日現在地に移転
所有者 公益財団法人JKA
走路 北400m[1]・333m[1]・屋内250m(伊豆ベロドローム[1]・屋内250m(JKA250)・南400m
公式サイト http://keirin-jik.jp/index.html
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日本競輪選手養成所(にほんけいりんせんしゅようせいじょ、以下養成所)とは、静岡県伊豆市(旧修善寺町)に所在する、日本における競輪選手を養成するための研修施設。英語表記は「Japan Institute of KEIRIN」、短期表記は「JIK」。旧称は日本競輪学校(略称競輪学校NKG[2]

所長は瀧澤正光(旧競輪学校時代から通算して第23代・2010年4月より。名誉教諭兼務)。

概要[編集]

競輪選手になるためには、国家試験である競輪選手資格検定(以下、資格検定)[注 1]に合格しなければならない。日本競輪選手養成所とは、その資格検定の合格(競輪選手)を目指す人に対し、指導・教育を行う施設である。

養成所に入所した者は「(選手)候補生」と呼ばれ(旧競輪学校時代は「生徒」)、同所で10ヶ月間(101期以降の現状では、毎年5月中旬入所・翌年3月下旬卒業)[注 2]の訓練を受けることとなる。

なお、資格検定の受験資格には「養成所」「競輪学校」に関する項目はなく、実際には養成所に入所せずとも競輪選手になることは可能である。ただ、養成所へ入所せずに合格することは非常に厳しく、過去に資格検定の受験だけで競輪選手になった者はいない。そのため、競輪選手になるためには、まず養成所の入所試験に合格し、入所後は同所にて一定期間教育・訓練を受けることが大前提となっている[注 3]

このほか、競輪における走路審判員(JKAの職員)の養成および研修、短期登録制度で来日した外国人選手に対する講習及び訓練[3]も、養成所にて行われている。

2019年5月1日付で、『競輪選手養成に特化した施設であること』を明確にするため、日本競輪選手養成所へ名称を変更した(但し公表は9日付)。また、授業カリキュラムの大幅見直しを行ったほか、受験制度なども変更されている[2]

募集要綱と試験[編集]

養成所の募集要綱では、男子・女子ともに受験資格として以下の事項が定められており、以下の条件を満たした受験者に対し、年に1回入所試験が行なわれる(2020年5月入学の第119期<男子>・120期<女子>より適用)[4][5]。なお、以下の各号の応募資格を有しないものは応募書類を受理しないことになっている。

  • 日本国内に居住する者(国籍は不問)で、受験する年の4月1日時点で満17歳以上の者(年齢の上限は無し)
旧競輪学校時代では、92期までは受験時に満24歳未満という年齢制限もあったが、93期以降は年齢制限のうち上限が撤廃され満24歳以上でも受験が可能となった[注 4]
  • 以下のいずれにも該当しないこと
ア. 競輪選手として登録された者(消除者を含む)
イ. 禁錮(こ)以上の刑に処せられた者
ウ. 自転車競技法、小型自動車競走法、競馬法、日本中央競馬会法又はモーターボート競走法の規定に違反して罰金以上の刑に処せられた者
エ. 成年被後見人、被保佐人又は破産者で復権を得ない者
オ. 反社会的勢力との関係が疑われる者
カ. 2018年度以前に旧日本競輪学校に在籍したことがある者で、日本競輪選手養成所規則第15条(旧日本競輪学校校則第18条)に定める在籍期間(最初に入所を許可され在籍する回のほか次回又は次々回まで)相当の期間を経過しない者、また前述の期間を経過した者であっても日本競輪選手養成所(旧日本競輪学校)に在籍中に懲戒により退所(退学)を命ぜられた者
キ. 2019年度以降、日本競輪選手養成所に在籍したことがある者で退所を命ぜられた者
ク.規定により明らかに試験に合格しないと思われる者
ケ.初回受験の日から8年が経過した者(2018年度以前の試験は初回受験に数えない)
コ.2019年度以降に5回受験した者(2019年度以降に試験を辞退、欠席した者についても受験回数に数えるものとする)
サ.タトゥー、入れ墨、アートメイクその他の身体に直接施術された物によって医療検査を受けられない可能性のある者
シ.その他上記に準ずる事実がある者

養成所となった現在は学歴不問となり中卒でも受験可能となった[注 5]が、「満17歳以上」という年齢制限は設けられている。一方で、旧競輪学校時代には無かった受験年数・受験回数に制限が加えられた[注 6]。ほかにも、いわゆる暴力団関係者や、身体にタトゥー、入れ墨を入れている者は受験できないことが明記された。また、かつては自主退所(自主退学)した者は再受験・再入所は認められなかったが、現在は上記の条件を満たせば可能となっている。

願書の提出方法、試験内容は男子・女子ともに同じ。受験希望者は、受験料5,000円と受験に必要な書類を、養成所に直接持参ないし受験料を指定口座に振込した上で郵送する(締切日必着)。なお、願書の受付期間は毎年7月上旬から8月下旬であり、参考に第119期・120期では2019年7月1日午前10時から2019年8月21日午後5時までであった[4][5]

試験は第1次・第2次と2回行なわれ、第1次試験の合格者のみが第2次試験を受験可能となっている。なお、実技試験における合格者の最低タイムは公表されていないが、合格者の最高タイムと平均タイムは毎回公表されており[6][7]、これが合格への目安となる。

合格発表は、男子・女子ともに毎年1月中旬に行われる[8][注 7](後述する特別選抜試験受験者は4月上旬[9])。

第1次試験

実技のみ。願書提出の際には、以下にある技能試験または適性試験のいずれか1つを選択する(但し、選択後の変更は認められていない)。

技能試験 - 主に自転車競技経験者が対象。自転車によるスタンディングスタートでの1000m走行時間(男子)/500m走行時間(女子)、および400mフライングスタートからの200m走行時間を小倉競輪場北九州メディアドーム)で計測[4][5]
  • 受験で使用できる自転車は、JKAに登録されたスチール製フレーム及び認定部品を使用した、競輪に使用できる自転車のみ。受験時点で競輪に使用できる自転車の登録がなされていない自転車では受験ができないことになっている[10]。また、ヘルメットは競輪用ヘルメットとされている。なお、女子においては、上記に加え、車輪一式については認定部品であるハブ、スポーク、リム及びタイヤで構成されたものを使用し、バトンホイールとディスクホイールの装着は認めないことになっている[5]
  • 男子は、1000mタイムトライアルは1分10秒が一般的に合否のボーダーラインと言われている[11]。参考に、第113期生入学試験1次試験における1000mタイムトライアルの平均は1分10秒52、200mタイムの平均は11秒54であった[12]。また、競輪選手資格検定における合格ラインは、1000mタイムトライアルが1分15秒以内、200mタイムが12秒8以内とされている[13]。なお、女子は120期より1000mタイムトライアルが500mに短縮されたため、過去のデータがなく不明。
  • 国体などで自転車競技(トラックレース)において優秀な成績を収めている者については、第1次試験が免除されることがある[注 8]
適性試験 - 自転車競技未経験者が対象。垂直跳びの跳躍高と、背筋力計による背筋力、長座体前屈による柔軟性を、養成所で計測[4][5]
  • 「団体競技(具体的な表記はないが、プロ野球Jリーグなど)も含む他競技において優秀な成績を収めた者」においては、第1次試験の免除を申請することができる(但し、対象となる成績等は受験年次より遡って2年以内。プロ野球など団体競技では退団後2年以内となる)[4][5]。これを利用し松谷秀幸らが旧競輪学校に合格し、のち競輪選手として活躍している。なお、この規定を周知させるため、旧競輪学校時代にはプロ野球トライアウト会場にブースを設営して入学願書を配布するなど、より優秀な選手を獲得しようとスカウト活動にも取り組んだこともあった[注 9]
第2次試験
身体検査 - 業務規程別表第1の「身体検査合格基準」で定める検査項目[4][5]
人物考査 - 口頭試問、適性検査・作文等の筆記試験、受験態度など[4][5]。口頭試問では面接で志望動機などが問われ、また適性検査ではSPIを用いた基礎学力(国語力、数学力)が問われる。養成所となって以降は『受験態度』も考査の対象となった。
実技試験(適性受験者のみ) - 養成所で、自転車エルゴメータ(台上走行試験装置)を用いた軽負荷での最高回転回数(回/秒)と体重負荷(実走行相当)での最高速度(km/h)と仕事量(kgm)を計測[4][5]

このほか、自転車競技ないし自転車競技以外の競技における直近での世界規模の大会(JKAが認めた大会に限る)において優秀な成績を収めた者、および世界自転車競技センター(WCC)における訓練受講者に対しては、上記の一般入試とは別枠で特別選抜入試制度が設けられており、一般入試と比べて願書受付期間が大幅に延長されているほか、試験内容が大幅に緩和されている[14][15]

ほとんどの受験者は自転車競技経験者、または自転車競技未経験でも師匠(主に現役選手)の下で猛練習を積んできた者であるため、技能試験の受験者が圧倒的に多く、現状では男子・女子とも適性試験の合格枠は毎回5名とされている[17](但し合格枠に定員があるわけではなく、回により増減がある[18][19])。ただ、史上最年長となる45歳でGIレース優勝を果たした松本整、「怪物」滝澤正光(現養成所所長)、「中部の帝王」山田裕仁(元年間獲得賞金額最高記録保持者)、ガールズケイリン特別競走3つ全てを制覇した小林優香、2018年の賞金女王児玉碧衣などは適性受験者(俗に『適性組』とも呼ばれる)であり、競輪で活躍するためには自転車競技の経験者が有利になるかと言えば、そうでもない。

  • 入所時には競走で使用するピスト(但し男子と女子ではフレームの材質が異なる)とロード走行用のロードレーサーの2種類の自転車を用意しなければならないが、適性試験で合格した者に対しては購入に向けて別途ガイダンスが行われる[20]
  • 適性試験では、かつては第1次試験で持久力走、100m走、立ち幅跳びなどが行われていたが、これらは鍛え方次第(努力)でタイムを縮めることができることから廃止された。

候補生の生活[編集]

候補生の養成所での在学期間は、基本的に毎年5月中旬から翌年3月下旬までの10ヶ月間である[注 2]。なお、入所予定者は、入所式前の4月中旬から下旬にかけて、技能試験合格者は2泊3日で、適性試験ないし特別選抜試験合格者は14泊15日[注 10]で、それぞれガイダンスを兼ねた事前研修を受けることになっている。

競艇選手を志望する者を教育・訓練するボートレーサー養成所とは異なり、よほどのことがない限り在所中に強制退所させられることはない[注 11]。ボートレーサー養成所では入所者の大半がモーターボート未経験であるのに対し、養成所の場合、現在では小学校一輪車の授業もあるなど(競技歴の有無はあるが)全員が(何かしらの)自転車経験者であるため、ボートレーサー養成所のように大量の脱落者が出ることはない。そのため、養成所の候補生はほぼ全員が卒業するが、毎年数名は何らかの理由で退所ないし卒業延期している[24]。但し、養成所に改称した2019年の第117期・118期から、それまで年1回だった卒業認定試験が年3回へと増加しており、旧競輪学校時代と比べて卒業へのハードルは上がっている[25]

養成所での生活はまさに「軍隊」、「ネイビーシールズアメリカ海軍特殊部隊)」並みの厳しさと言われる[26]

朝は6:30に起床。速やかに起床し、6:45に点呼、その後『錬成』と称するストレッチ体操[注 12]や掃除を行い、7:30頃から朝食を摂る。午前は9:05(月曜ないし月曜が祝日の場合は祝日明けには朝礼も行う)から第1時限となり、主に国語や社会といった一般教養科目の他に自転車競技法や競輪のルールなどの学科講習のほか、2019年度の第117期生・118期生からはメンタルトレーニング、SNSの使用方法、外国人選手と円滑なコミュニケーションが図れるよう英会話などといった、時代を反映した講習も行われるようになった[2]。その後昼食を挟み、12:55から授業が再開され(平日のみ。土曜の午後は授業はなく自主訓練となっている)、17時前まで主に訓練(体育)が行われる。午後の訓練は主に養成所内の施設やバンクで行なわれるが、姉妹施設である隣接の日本サイクルスポーツセンターで中・長距離ロード訓練などを行なうこともある。第117期生・118期生からは、科学的トレーニングも導入された[2]。夕方以降は入浴・食事・自習ないし自由時間・点呼・自室清掃などで、22:00消灯となる。なお、日曜・祝日は休みで、終日自由時間である[27]

競輪は基本的に雨天決行(台風など競走に大きな支障をきたす恐れがある場合を除く)であるため、競走訓練もそれに準じて雨天でも実施される。

養成所は全寮制であり、既婚者でも自宅からの通所は認められておらず、また自宅へ帰宅できるのは8月のお盆休み(夏季休暇)と年末年始(正月休暇)の、それぞれ二週間程度のみとなっている[28]。登下所や外出の際には制服着用が義務付けられており[20]、また怪我の治療のための通院など特別な事情がある以外の私用の外出は男子・女子交互で隔週日曜の8:30 - 17:30のみ[28](土曜日午後は外出禁止)、かつ静岡県内に限定されて許可されているが、帰所が門限を1分でも過ぎれば退所処分を含む厳罰が下される[26]

2011年5月より女子が入所したため、現在寮ではフロアにより男子限定・女子限定と隔てられている。男子は2階・3階フロアで、女子は4階フロアでそれぞれ宿泊し、4階には監視カメラと赤外線センサーが設置されている。寮の階段も男女別とされており、男子が女子用の階段を使用すればペナルティーが科せられる[26]。入浴施設は、既存の大浴場の室内に新たに仕切りの壁を設置して、男子用・女子用とで隔てた[26]。なお、食事は食堂にて男子と女子とでエリアと時間帯を分けて摂っている[20]

養成所では、以下の項目が禁止事項として定められている[29]

  1. 飲酒
  2. 喫煙
  3. 暴力・窃盗その他刑罰法規に違反する行為
  4. 無断外出、無断外泊
  5. 賭事またはこれに類する行為
  6. 携帯電話、スマートフォンを始めとした通信可能な電子機器の構内への持ち込み及び使用
    • 但し、日曜外出時及び帰省時における養成所外や、養成所内でも特別に許可したときは使用が可能。
    • 持ち込みは1台のみとし、養成所内では選手候補生宿舎事務室に預けることになっている。
  7. 教官への重大な反抗行為
  8. 異性間での身体接触及び男女各規制区域への出入り
    • 但し、訓練中(ウエイトトレーニングの補助、ホルダー等)で教官の指示があった場合を除く。
  9. 重大な虚偽の申告
  10. タトゥー、入れ墨、アートメイクその他医療検査を受けられない可能性のある物を身体に施術すること。または、施術した状態で入所すること
  11. 養成所の秩序を乱し、その他著しく選手候補生としての本分に反する行為

養成所内では携帯電話などは原則使用禁止であり、電話(発信)は自由時間(21:45まで)に限り公衆電話のみ使用が許可されている(加えて日ごとに男女交互で許可されている)ため、養成所では未だにテレホンカードが大人気である[26]。その他、飲酒、喫煙はもちろんのこと、ドライヤー、化粧品など不必要な私物も一切禁止である[26]。実際に、第102期生(女子1期生)では夏季休暇後の帰校の際にパソコンと携帯電話を隠し持っていた候補生がおり、一人は退学処分、一人は停学・留年(のちに104期生としてデビュー)の処分が下った。また私物のドライヤーを持ち込んだ候補生に対しては、暫くの間外出禁止とされた[26]。但し、養成所となって以降は、携帯電話は養成所外では使用が認められるようになった[30][25]ほか、候補生によってはDVDプレイヤーを持ち込んで自由時間に鑑賞する者もいる[31]など、旧競輪学校時代と比べて緩和されているところもある。

在所中は、髪型については「訓練に支障がない程度の短髪」とされている[30](具体的には、男子は「髪が耳に掛からない程度で、染髪せず清潔感ある髪型」、女子は「髪ゴム等で纏められ、染髪せず清潔感があり訓練に支障をきたさない髪型」、とされている[28][注 13][注 14]。また、礼節にも非常に厳しく、所内の人間に対しては全員に大きな声で「こんにちは」と挨拶し[26]、教官に対する反抗的な態度や、候補生同士でツケ・オゴリも含めた金銭の貸し借りなどが発覚した場合は即刻退所処分となる[注 15]。同様に、在所中は男女間の候補生同士の交流も厳禁である[29][32](但し、英会話授業など一部は男女合同で行うこともある[33])。

公営競技の選手は命賭けの職業でもあることから、養成所における教官の指導は厳しいが、それでも「自ら鍛えないと強くなれない」という意識が徹底しており、早朝や放課後または休日に学校から課せられた訓練とは別のトレーニングを自主的に取り組む候補生もいる。

授業料は無料だが、食費や制服・ウェア代、競輪仕様の車輪やタイヤなど諸々の費用については自己負担であり、年間トータルで費用は120万円ほど(男子の場合。女子は男子より食事の量を少なめにしているため、それよりはやや安い)が必要である[注 16]。食費のみ毎月、その他は入所後養成所が指定した日に一括して入金することになっているが、JKAから貸し付けを受けることも可能である。貸し付けを受けた場合、競輪選手としてデビュー後に獲得賞金の中から源泉徴収によって分割払いし、1年間かけて返済する[28][20]

所内には売店や飲料の自動販売機がある。売店やマッサージにかかる費用はチケット制としており、利用分は月締めで後日登録した銀行の預金口座から引き落とし精算となる[20]

卒業直前の翌年3月、上旬に資格検定を受験し、下旬には南関東のいずれかの競輪場で二日間かけて「卒業記念レース」が行われ卒記チャンプが決定する。卒業記念レースの翌日が卒業式[34]で、資格検定に合格すれば養成所を卒業となり[注 17]、競輪選手になる資格を得られる。卒業式当日は、講堂で卒業証書授与のあと一斉に外に駆け出し、集合写真の撮影と恒例の帽子投げ[36][37]が行われる。

養成所(旧競輪学校)での生活については、漫画『Odds -オッズ-』『閃光ライド』に詳しい描写があるほか、漫画『ギャンブルレーサー』でも少し触れられている[注 18]

また、『競輪三十年史』では冒頭のカラーグラビアページにクラブ活動の写真があったことから、競輪学校時代はかつて部活も行われていた[注 19]

デビューについて[編集]

資格検定に合格し養成所を卒業したあと競輪選手になる者は、全国各地にある選手会のいずれかの支部に所属すること[注 20]で選手登録され、また併せて身分証を兼ねた選手登録証と選手手帳を交付されることで、晴れて競輪選手となる。現在は男女ともに、デビュー前の5月中旬ごろに宇治市にある萬福寺にて3泊4日の新人宿泊研修を受けたあと、下半期期初となる7月以降にデビューすることになっている(かつては期によっては5月にデビューしていたこともあった)。なお、訓練競走・学業ともに成績優秀かつ養成所が特別に認めた候補生においては、その候補生に対してのみ特別に実施される資格検定に合格すれば年内で早期卒業でき、通常より半年早く1月にデビューすることも可能である[38]。デビュー戦については極力登録地近辺の競輪場が斡旋されるよう配慮されるが、配分と開催の関係で必ずしもそうなるとは限らない。以後、基本的に月2開催以上のあっせんを受ける。

男子

S級(S班・1班・2班)、A級(1班・2班・3班)の2クラス6班制のクラス分けがされている。デビュー時は最下位の「A級3班」の格付けで、その後は競走成績によってトップクラスたるS級への昇級、果てはGIGPなどのタイトル獲得、賞金王を目指す。

過去には、大相撲でいう前相撲のようにデビュー直後の選手のみで行われる「新人リーグ」が39期から開始され、51期からはデビュー直後の1期4ヶ月間は新人リーグのみに出走しその成績によって次期の格付けが決められていたが、「新人リーグは車券が買いにくい」[注 21]とファンに不評であったため、76期を最後に廃止された。そのため、77期以降の新人選手は1開催3人程度、通常の競走に斡旋されている。

女子

ガールズケイリン選手として、男子とは異なる競走プログラム・ルールでレースを行い、ガールズケイリンコレクションガールズグランプリなどのタイトル獲得、賞金女王を目指す。斡旋については男子同様、1開催につき2人(稀に3人)が通常の競走に斡旋されている。2017年7月1日より新たに「L級1班」が創設されたため、2017年デビューの112期以降は全員が「L級1班」の格付けとなっている[注 22]

沿革[編集]

当初は競輪の創成期に登録のみで選手となった者への再訓練機関として、1950年に『日本サイクリスト・センター』として現在の東京都調布市小島町に設立された。全登録選手の再訓練が終了した後は、新人選手の育成機関としての役割を担うようになったものの、当初は生徒(当時の呼称)専用の施設がなかったことから近隣の京王閣競輪場に出向いて訓練を行っていた。だが競輪開催などで京王閣が使えない日もあり、その場合はバスで西武園競輪場まで移動を強いられるなど満足な訓練ができなかったこと、また施設が手狭になったことなどもあり、1968年に現在地へ移転した。

  • 1951年 第1期生徒(当時の呼称)入学。新人選手の育成訓練開始。
  • 1955年 日本競輪学校に改称。
  • 1968年 現所在地に移転。
  • 1972年 第29期入学試験より、学歴は高卒・高卒見込みないし高卒同等資格保持者(但し学科試験に合格すれば中卒でも入学できた)が入学条件となる。第29期・30期より年2回入学開始。
  • 1976年 第39期入学試験より、高卒・高卒見込みないし高卒同等資格保持者を対象とした適性試験開始。
  • 1979年 第46期入学試験より、技能・適性試験ともに学歴は高卒・高卒見込みないし高卒同等資格保持者が条件となる。
  • 1999年 第85期より、年1回入学に変更(5月入学)。
  • 2000年 第86期より、特別選抜入学制度(特別選抜入試)開始。
  • 2003年 第89期より、一般入試の技能試験においてギア比制限を導入[40]
  • 2006年 第93期より、学力・小論文試験廃止。年齢制限のうち上限を撤廃。第92期・93期より年2回入学復活。
  • 2008年 第97期より、該当自転車競技大会において優秀な成績を収めた者に対する技能試験免除(1次、2次とも)が1次のみとなる。
  • 2011年 第101期より、再び年1回入学に変更。および第102期(女子第1回生)[41]と同時養成(5月入学、翌年3月卒業)。
  • 2014年 第109期の合格枠を50名に増員[42]
  • 2015年 第111期より、男子の合格枠を70名に増員[43]
  • 2018年 第115期・116期より、記録会の成績に応じた報奨金制度を新設[44]
  • 2019年 5月1日付で、名称を日本競輪選手養成所に、併せて英語表記を「Japan Institute of KEIRIN」に、短期表記を「JIK」に、生徒を「候補生」に、それぞれ改称。入所試験において学歴を撤廃、第45期以来となる中卒での受験も可能となった(但し満17歳以上という年齢制限は継続)。また、第117期・118期候補生から、科学的トレーニングや英会話講座の導入など抜本的なカリキュラム改革を実施[2]。7月17日、敷地内に屋内木製250mバンク「JKA250(にーごーまる)」竣工[45]

男子については、昭和の時代は期ごとに100名以上もの入所者を抱えたこともあったが、平成に入ってから期ごとに定員75名程度となり、更に85期から92期までは売り上げ減など昨今の競輪界の低迷を反映して年1回の募集となった。その後、新人がデビューする機会の増加による競輪の活性化を求める声が相次いだため、93期からは年2回の募集が復活(第93期より第100期までは各期とも技能60名・適性15名[46]の計75名)し、同時に従来から行なわれていた国語・数学・社会などの学力試験・小論文試験や年齢制限(上限のみ)なども廃止し、選手としての実力を持った候補生が入所しやすいよう配慮された。しかし101期より選手の増加抑制や女子選手の募集を見据えて再び年1回募集に変更の上、定員は男子36名・女子20名程度(102期のみ35名)と再び大幅に削減された[47]。ただ、やはり新陳代謝を求める声も強く、また受験者自体が減少傾向にあった(受験者は、101期では453名であったが109期は280名にまで減少した)ことを受けて、その後は再び合格枠を増やしており、109期は50名(技能43名・適性7名)[42]とし、2015年度の111期以降は70名(技能65名・適性5名)[43][48]としている。また、受験者も増加傾向にあり、117期では341名が受験した(申し込みは370名)[18]。なお、合格倍率は、直近10年で見ると100期までが5倍程度、101期 - 105期が10〜12倍、107期が9倍であった[49]が、合格枠を増員した109期以降は4〜5倍程度となっている[18]。とは言え容易に合格できるものではないため、現役の競輪選手の中には複数回受験して漸く合格した、というケースも多い。

女子については、合格枠は104期以降では毎回20名(基本は技能15名・適性5名。但し、114期では技能17名・適性3名の計20名、118期では技能14名・適性7名の計21名[19]であった)としている。応募者は毎回40〜50名程度のため、合格倍率は2〜3倍弱である[50]

施設[編集]

練習用の走路は、南400mとよばれるバンクをメインに、日本サイクルスポーツセンターの北400mおよび第115期・116期までは伊豆ベロドローム(屋内型250mバンク)も使用した[1]。なお、伊豆ベロドロームは主に日本国外へ遠征するナショナルチームの練習用拠点となっている(日本国外の走路は屋内型木製250mが主のため)ことなどもあり、新たに伊豆ベロドロームに次ぐ屋内型木製250mバンクの建設を進めており[25][51]2019年7月17日に竣工式が行われ「JKA250(にーごーまる)」と命名された[45]。最大傾斜は42.8度(伊豆ベロドロームは45度)で、基本は養成所の候補生が使用するが、伊豆ベロドロームが東京オリンピックに向けて改修工事を行うため、自転車ナショナルチームも練習拠点として使用する[52]

他にも、走路では登坂訓練で有名な330mの登坂走路(最大斜度13度58分12秒、直線200m、登坂部80m、高低差約19m)や330mの水平走路、1,000mないし3,000mのサイクリングロードコースがある[53]ほか、教室・体育館・屋内練習施設・寮などがある。

施設の一般使用は原則として認めていないが、近くの伊豆総合高校自転車競技部が朝練でバンクを使用しているほか、一部の競技大会については養成所側が趣旨と目的を判断し特別に使用を認めることもある。

2018年インターハイでは、養成所の333mバンクを使用してトラック種目が行われた[54]。また、このインターハイ開催期間中は食堂を一般開放し学食を数量限定で有料にて提供した[54]ほか、オープンキャンパスも実施した。

記録会[編集]

養成所では、記録会が年3回、数日かけて行われる。基本的に、初日は200mフライングダッシュ、400mフライングダッシュ、1000mタイムトライアル(男子)/500mタイムトライアル(女子)がそれぞれ行われ、2日目は3000mタイムトライアル(男子)/2000mタイムトライアル(女子)が行われる。

旧競輪学校時代の最後の卒業生となった第115期・116期生までは、卒業までに試走記録会、卒業認定考査を含めて計5回の記録会[55]が行われたが、養成所に名称変更して最初の候補生となった第117期・118期以降は、上記の通り3回に変更されている。但し、旧競輪学校時代では卒業認定考査は1回のみであったが、養成所となって以降はカリキュラムの変更とともに、この3回の記録会全てが卒業認定考査とされている。なお、適性受験での入所者に限り、第1回記録会のみ考査の対象から除外されることになっている。

各記録ごとに基準タイムがそれぞれ設けられており、候補生はこの記録会で出した記録を基に次の記録会ないし卒業までの間、能力の高い者順に金・白・黒・赤・青で班分けされ、競走訓練の際にはそれぞれの決められた色のカバーがかけられたヘルメットを着用する。最高位である金は一般的にゴールデンキャップと呼ばれているが、スピード、持久力の両方で高い基準をクリアした候補生だけに与えられるもので毎回出るものではなく、獲得者は1990年9月(第67期生)の制定以降で男子18名・女子5名(他に1名いたが中途退学したため抹消)のみで、かつ複数回獲得したのは小林優香と町田太我候補生、菊池岳仁候補生の3名のみである(2019年9月時点)。また、養成所は山間部にあり冬場は厳しく冷え込むため、特に冬場の記録会ではゴールデンキャップは出にくい傾向がある。なお、着用するヘルメットは原則養成所からの貸与だが、ゴールデンキャップに限り本人に授与されることになっている[56]

沿革で述べた通り、第115期生・116期生以降を対象に、各回ごとにA評価(金または白)を獲得した候補生には報奨金が、また全3回ともA評価を獲得した候補生に対しては別途ボーナスが支給され、合わせて最高で160万円が卒業時に一括で支給される(なお、記録会を欠席したり、途中休学となるなどした場合には、支給額の減額または不支給となることがある)[57]

  • 報奨金の制度は以下の通り。
    • 「金」 - 1回ごとに20万円
    • 「白」 - 1回ごとに10万円
    • 但し、最低のD評価(青)を獲得した場合は、1回ごとに報奨金が50%カットされる(順不同)。
      • 「白」2回・「青」1回 - 10万円×2回だが50%カットされ10万円支給
      • 「白」1回・「青」2回 - 10万円だが50%カットの上に更に50%カットされ2万5千円支給
  • ボーナスの制度は以下の通り(順不同)。
    • 「金」3回 - 20万円×3回とボーナス100万円で計160万円支給
    • 「金」1回・「白」2回 - 20万円+10万円×2回とボーナス30万円で計70万円支給
    • 「白」3回 - 10万円×3回とボーナス10万円で計40万円支給

また、第115期・116期からはゴールデンキャップのヘルメットのデザイン[注 23]と男子の能力区分基準タイムが変更されており、男子は旧基準と比べて200mFDと400mFDはタイムが短くなり厳しくなった一方、1000mTTと3000mTTではタイムが緩和されたことで、115期による第2回記録会で達成した2名はともに旧基準では3000mTTをクリアしておらずゴールデンキャップに該当しなかったものであった。なお、女子についても、2019年度の第118期生から全体的にタイムが短くなり厳しくなったが、1000mTTは500mTTに変更された。さらに、第117期・118期以降でゴールデンキャップ獲得者は『早期卒業制度対象者』とされ、一定の条件[58]を満たした上で養成所が認めた候補生に限り、その候補生のみを対象とした資格検定を受験し合格すれば、同年12月にて養成所を早期卒業でき、翌年1月に通常より半年早く競輪選手としてデビューすることが可能となっている[38]

能力区分基準タイム[編集]

いずれも2019年5月1日制定[57]

男子
評価 帽子色 200mFD 400mFD 1000mTT 3000mTT 備考1 備考2 備考3
A上 11.20以内 23.00以内 1.08.00以内 3.49.50以内 スピード◎ 持久力◎ 報奨金20万円支給
A下 11.50以内 23.70以内 1.10.50以内 3.58.50以内 スピード○ 持久力○ 報奨金10万円支給
B 11.50以内 23.70以内 上記以外 上記以外 スピード○ 持久力×
C 上記以外 上記以外 1.10.50以内 3.58.50以内 スピード× 持久力○
D 上記以外 上記以外 上記以外 上記以外 スピード× 持久力× 報奨金50%カット
女子
評価 帽子色 200mFD 400mFD 500mTT 2000mTT 備考1 備考2 備考3
A上 12.30以内 25.50以内 38.30以内 2.41.50以内 スピード◎ 持久力◎ 報奨金20万円支給
A下 12.80以内 26.20以内 39.40以内 2.49.00以内 スピード○ 持久力○ 報奨金10万円支給
B 12.80以内 26.20以内 上記以外 上記以外 スピード○ 持久力×
C 上記以外 上記以外 39.40以内 2.49.00以内 スピード× 持久力○
D 上記以外 上記以外 上記以外 上記以外 スピード× 持久力× 報奨金50%カット

ゴールデンキャップ獲得者[編集]

2019年9月時点[59]は適性試験受験者。

男子
氏名 記録会名 年月日 200mFD 400mFD 1000mTT 3000mTT
67 金古将人 第2回記録会 1990/09/11 - 13 11秒20 23秒21 1分06秒76 3分44秒27
69 稲村成浩 試走記録会 1991/05/09 - 13 11秒11 22秒99 1分07秒22 3分43秒69
豊岡弘 第3回記録会 1991/10/29 - 31 11秒27 23秒29 1分07秒47 3分41秒57
74 小嶋敬二 第2回記録会 1993/11/16 - 18 11秒08 23秒10 1分07秒73 3分42秒86
88 武田豊樹 第2回記録会 2002/08/19 - 21 10秒86 22秒75 1分06秒62 3分44秒69
91 金澤竜二 第1回記録会 2005/07/11 - 12 10秒98 22秒95 1分07秒87 3分41秒31
93 上野真吾 第3回記録会 2007/06/18 - 19 11秒29 23秒26 1分08秒42 3分43秒33
宮島聖悟 第4回記録会 2007/09/10 - 11 11秒27 23秒16 1分08秒36 3分45秒22
95 金子哲大 第4回記録会 2008/09/01 - 02 11秒28 22秒89 1分07秒80 3分45秒35
103 杉森輝大 第1回記録会 2012/08/21 - 22 11秒20 22秒59 1分08秒03 3分41秒19
107 吉田拓矢 第1回記録会 2014/09/03 - 04 11秒25 23秒02 1分07秒52 3分44秒19
111 松本貴治 第1回記録会 2016/07/04 - 05 11秒03 22秒66 1分06秒95 3分45秒06
115 坂井洋 第2回記録会 2018/09/03 - 04 10秒89 22秒54 1分07秒25 3分47秒86
藤井侑吾 11秒05 22秒69 1分07秒40 3分46秒17
117 町田太我 第1回記録会 2019/05/23 - 24 11秒14 22秒88 1分06秒80 3分45秒79
菊池岳仁 11秒09 22秒80 1分07秒44 3分47秒92
町田太我 第2回記録会 2019/09/02 - 04 10秒88 22秒29 1分07秒74 3分45秒87
菊池岳仁 10秒56 21秒88 1分04秒05 3分39秒43
坂本紘規 10秒90 22秒47 1分07秒93 3分48秒64
寺崎浩平 10秒33 21秒99 1分07秒53 3分48秒00
女子
氏名 記録会名 年月日 200mFD 400mFD 500mTT
(118期〜)
1000mTT
(〜116期)
2000mTT
106 小林優香 試走記録会 2013/05/10 - 11 12秒10 25秒37 - 1分15秒58 2分37秒64
第1回記録会 2013/07/29 - 30 12秒13 25秒00 - 1分12秒98 2分37秒41
第2回記録会 2013/09/24 - 25 11秒94 24秒08 - 1分12秒65 2分33秒85
112 梅川風子 第1回記録会 2016/07/04 - 05 12秒45 25秒36 - 1分14秒92 2分39秒10
太田りゆ 第2回記録会 2016/09/12 - 13 12秒28 25秒21 - 1分15秒28 2分39秒78
112 三澤杏奈[注 24] 第2回記録会 2016/09/12 - 13 12秒44 25秒22 - 1分14秒42 2分36秒11
114 日野未来 第1回記録会 2017/07/03 - 04 12秒22 25秒10 - 1分15秒48 2分40秒96
118 永塚祐子 第2回記録会 2019/09/02 - 04 12秒28 25秒50 37秒47 - 2分41秒32

卒業記念レース歴代優勝者[編集]

卒業記念レースは、卒業式直前に2日間の日程で実施される。従来は殆どが養成所南400mピスト(周長400m)にて開催されてきたが、早く競輪選手としての身構えをつけてもらおうという意味合いや、養成所の父兄など関係者のみならず競輪ファンの関心も高いなどの理由から、現在は南関東のいずれかの競輪場で開催されている。また、競輪選手となってから実施されるルーキーチャンピオンレース、ガールズ フレッシュクイーンヤンググランプリにも繋がるレースでもある。なお、養成所が現在地に移転した26期より、現在の形で実施されている。

男子は第1 - 100期までと101期以降の奇数期、女子は第102期以降の偶数期。

は完全優勝。は適性試験受験者。太字GP・GI(男子)、グランプリコレクションフェスティバルいずれか(女子)優勝者。

参考:21期〜25期の卒業記念レース優勝者
優勝者 登録地
21 伊藤繁 神奈川
22 福島正幸 群馬
23 丹波秀次 岡山
24 班目秀雄 福島
25 畔蒜啓次 東京

交通アクセス[編集]

伊豆箱根鉄道駿豆線修善寺駅より新東海バスサイクルスポーツセンター」行きに乗車し、「競輪学校」バス停から徒歩10分ないし「競輪学校正門」バス停すぐ。

  • 「競輪学校正門」バス停は、外出・帰所する候補生の送迎目的のために設けられているので、日曜・祝日の一部の便のみが経由する。

但し、バスは本数が少ない(サイクルスポーツセンター行きは午前2本・午後3本のみ)ため、当地を訪れる来場者の大半はタクシーないし自家用車を利用している。

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 毎年3月上旬と9月に実施され、基本的に養成所の候補生は卒業間近の3月上旬の第1回試験を受験する。但し、後述するが、早期卒業制度対象者のうち養成所が特に認めた候補生に対してのみ、特別に12月にも実施される。
  2. ^ a b なお、競輪学校時代の募集要項の改訂に合わせて、93期以降の候補生のうち、学業・訓練競走共に成績優秀かつ養成所が特別に認めた候補生においては早期卒業できる制度がある。但し、旧競輪学校時代の115期・116期までではこの制度の適用を受けた者はいなかった。
  3. ^ 資格検定は欠格条項があるものの満16歳以上であれば、誰でも受験が可能。ただ、資格検定では面接、身体検査、実技(1000mおよび200mの時間計測や自転車整備技能)のほか、学科(ペーパーテスト)として自転車競技法および同法施行規則といった法規に関する問題や自転車競走実施規則に関するガイドライン、一般教養、スポーツに関する医学知識などが多岐にわたり出題されるため、独学での合格は難しい。資格検定の受験資格・受験方法・試験内容については広報KEIRIN(3 - 4ページ目)に詳しい記述がある。
  4. ^ 年齢制限の上限が撤廃された93期では、1979年生まれ(当時27歳)の西谷岳文1971年生まれ(当時35歳)の奥平充男(ともに京都)、1977年生まれ(当時29歳)の南原照也千葉)などといった、これまでの制度では受験資格のなかった異色の合格者が誕生した。101期以降でも、合格者は20代前半以下が圧倒的に多いものの、毎回30代の合格者も少なからずおり、特に女子では102期で当時48歳高松美代子が合格した。
  5. ^ 旧競輪学校時代は、「高卒(以上)」ないし「高卒見込み」、「大検(現在は廃止)または高認合格者」が受験資格に定められていたため『学歴』も必要で、内村竜也日野未来ら受験時に高卒資格を持っていなかった選手は、予め大検または高認に合格してから旧競輪学校を受験した。なお、45期までは筆記試験に合格することを条件に中卒でも入学できた(谷津田陽一山口国男ら)。
  6. ^ 92期までは「受験時点で満24歳未満」という年齢制限があったため、実質的に10回程度(かつては年2回募集もあった)が受験回数の上限であった。
  7. ^ 実際には、合格発表前日に日本競輪選手会各支部宛に内々で合格者が通知される。
  8. ^ 過去には、神山雄一郎金古将人稲村成浩などが第1次試験を免除されている。
  9. ^ 2008年11月11日横浜ベイスターズ総合練習場で行われたトライアウトでは、当時の競輪学校時代は年2回募集であったことから会場に競輪学校のブースを設営して入学願書を配布したが、年1回募集となった現状では入所試験まで1年待たせることになる(現在は入所試験を毎年11月以降に実施している)ため、プロ野球トライアウト会場でブースを設営したのはこの一度きりに留まっている。
  10. ^ 適性試験ないし特別選抜試験合格者に対しては、事前研修のほか競技用自転車に早く慣れてもらうために基本教育訓練が課されるため14泊となっている[21][22]
  11. ^ ボートレーサー養成所では、成績不良者は強制退所させられるため、卒業までのハードルは高い。実際に、ボートレーサー養成所では毎回入所者の半数程度が中途で強制退所させられている[23]
  12. ^ 2018年度の第115期・116期までは凡そ1500mのランニングが行われていた[26]が、JCFブノワ・ベトゥ(フランス語版)ヘッドコーチの意見を採り入れ、ストレッチ体操に変更された。
  13. ^ 旧競輪学校時代は、男子には丸刈り(摘まんだ手の指と指の間からはみ出ない程度の長さまで。但し丸坊主は禁止)が、女子にはショートカット(両耳が見える程度のベリーショート)かつ化粧の禁止が、それぞれ義務付けられていた。
  14. ^ ただ、養成所となって最初の候補生である117期候補生・118期候補生ともに、全員が旧競輪学校時代に定められていた髪型としている。
  15. ^ これは、卒業後競輪選手となった時に金銭関係のトラブルが公正な競走を阻害する事を未然に防止するため。
  16. ^ 但し、特別選抜試験による合格者は食費も無料となる[14][15]
  17. ^ 資格検定の合格発表は卒業式当日である[35]。なお、資格検定に不合格だと、卒業できず卒業延期となる(例として、110期生では合格者20名に対し、卒業者は22名であった)。
  18. ^ なお、『Odds -オッズ-』『ギャンブルレーサー』については連載開始時は女子候補生が入所する前の時代であったため、作中での描写は現在とは異なる部分もある。
  19. ^ カラーグラビアではゴルフ、卓球、弓術、ブラスバンド、書道、華道のクラブ活動が確認できる。
  20. ^ 選手会に所属しなければJKAからレースへの斡旋を拒否され、出走できない。
  21. ^ 基本的に新人選手はほぼ全員無名でファンからすれば誰が誰か分からず特徴も掴めないことや、デビュー時は全員が20歳代前半以下(当時は旧競輪学校の受験資格に「満24歳未満」という年齢制限があったため)であり力量差が少なく誰が1着になってもおかしくないため予想しづらい、という意見が多かった。
  22. ^ 但し現状は女子には昇降級の制度が無いため、当面は110期以前を含め全員が「L級1班」の格付け[39]。なお、110期までの全ての選手は2017年6月30日まで「A級2班」の格付けであった。
  23. ^ 従来は白色のヘルメットに金色の破線でストリームラインが描かれていたが、第115期生・116期生以降は単一の金色となっている。
  24. ^ 後に退学したため、記録は抹消されている。

出典[編集]

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  21. ^ 今日から第117(男子)・118(女子)回生の事前研修が始まりました - 日本競輪学校インスタグラム、2019年4月9日
  22. ^ 事前研修3日目 - 日本競輪学校インスタグラム、2019年4月12日
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  64. ^ *** 競走成績戦法別一覧表(第 115 回生)総合 *** (PDF) - KEIRIN.JP(2019年3月21日配信)
  65. ^ 第115回生徒 卒業記念レース 全着順一覧 (PDF) - KEIRIN.JP(2019年3月21日配信)
  66. ^ *** 競走成績戦法別一覧表(第 116 回生)総合 *** (PDF) - KEIRIN.JP(2019年3月21日配信)
  67. ^ 第116回生徒 卒業記念レース 全着順一覧 (PDF) - KEIRIN.JP(2019年3月21日配信)

関連項目[編集]