日本音響家協会

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一般社団法人 日本音響家協会
Sound Engineer & Artist Society of Japan
種類 一般社団法人
略称 SEAS
本社所在地 日本の旗 日本
183-0034
東京都府中市住吉町2-18-1
中銀大国マンシオンB-412
設立 1977年2月1日
業種 サービス業
法人番号 7012405001202
事業内容 音響表現技術の向上を促進する研究、調査、講習会、講演会、座談会、発表会、見学会等
代表者 代表理事会長 八板 富榮
純資産 1034万131円
(2020年3月末日現在)
総資産 1091万3684円
(2020年3月末日現在)
外部リンク https://www.seas-jp.org/
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日本音響家協会(にほんおんきょうかきょうかい、英語:Sound Engineers & Artists Society of Japan)は演劇音楽放送音響を創造する芸術家劇場ホールなどの演出空間を設計する技術者たちが個人の資格で参加している団体。現在は一般社団法人日本音響家協会。

経緯[編集]

1975年に「舞台音響技術向上会」が設立され、舞台、放送、メーカーなどの関係者が集まって、プロ音響に関する勉強会を開始。[1]

1976年に国立劇場で開催された文化庁主催の「地方文化施設技術職員研修会」を契機に、この研修会で知り合った公共ホールの音響技術者有志により「舞台音響技術向上会」を発展的解消させて、1977年2月1日に劇場と公共ホールの音響技術者、放送や録音のエンジニア、更に音響機器や劇場音響設備の設計技術者を加え、プロ音響に携わるあらゆるエンジニアとアーチストの総合団体として任意団体「日本音響家協会」が設立された。

既存の日本PA 技術者協議会と日本演劇音響効果家協会は、1998 年頃から合併に向けて協議していたようであるが、1999 年になって日本音響家協会に対し日本演劇音響効果家協会から合併の勧誘があった。

この時点で、合併後の団体は舞台と限定することが判明したので、日本音響家協会としては舞台以外のジャンルの音響技術者を切り捨てての合併は不可能であると決断した。

2003年、法人化して有限責任中間法人日本音響家協会となる。

2009年、一般社団法人に移行。一般社団法人日本音響家協会と改称して一般社団・財団法人法に基づいて非営利目的の運営が法律により定められている。

2020年度は新型コロナウイルスの流行によって、多くの舞台等で働く音響技術者等の仕事を失ったことから、収入源となった会員の年会費を免除、また機関誌広告料半額などの対応を行なっている。また、従来からテレワークによる運営をしているが、理事会や支部運営会もWeb会議で実施し、音響家技能認定講座のサウンドシステムチューナコースとベーシックコースは文化庁の令和2年度活動継続・技能向上等事業費補助金(文化芸術・スポーツ活動支援事業)によりオンラインで開催している。

主な事業[編集]

  • 音響家技能認定講座/音響技術者能力検定(1990年開始) 優秀な舞台技術者の育成のため、1990年から舞台芸術の創造に携る音響家の技巧と芸術的表現力を訓練するための「音響家技能認定講座」を実施している。1997年からは、この講座の終了後に実施する試験で音響技術者の能力を査定して、資格を与えている。
  • 日本音響家協会賞(2000年制定) 技巧・活動・芸術作品制作・機器開発などで音響分野の進歩と発展、ならびに音響家の繁栄に大きく寄与した者に贈る賞。
  • 優良ホール100選(2006年制定) 全国には2,500以上もの劇場とホールがあるが、その中には使いものにならない設備の施設、応対の悪い運用スタッフのいるホールもある。この認定制度は、評判の悪いホールを非難するのではなく、優秀な運用スタッフのいるホールを称えて公表することで、やがては全国のホールが地域住民から愛されるようになることを目指しての制度。

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ 世話人一同 (1975年). “編集後記”. 舞台音響技術向上会機関誌 第2号.