星の王子さま (漫☆画太郎)

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星の王子さま』(ほしのおうじさま)は、漫☆画太郎による日本漫画作品。『少年ジャンプ+』(集英社)にて2017年9月25日より連載中。原作は「サン☆テグジュペリ」名義。アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの小説である『星の王子さま』を題材にした作品。


概要[編集]

漫☆画太郎が20年ぶりに『少年ジャンプ』名義の媒体(『月刊少年ジャンプ』の『地獄甲子園』以来)で連載。12年ぶりに週刊ペースでの連載作品となる[1](2018年以降は隔週掲載に変更)。単行本1巻までの内容は原典に忠実であるものの、解釈、表現手段の相違により不条理ギャグ漫画へと昇華されている。

単行本第1巻は、作者の作品としては10年ぶりに重版がかかったと2018年5月14日の『少年ジャンプ+』にて告知された。同週では興奮しすぎ、作者体調不良となったことを理由に作品休載も報告された[2]

なお、2018年3月19日にオナニーのやりすぎによる腱鞘炎を理由に休載告知[3]がされて以降、漫画家・ミウラタダヒロからおっぱいマウスパッド、典雅からTENGAフリップゼロが寄贈されたことが報告されるなど巻末に「読者の皆様へ」とお詫び文の形をとった編集部と画太郎のやりとりが不定期掲載されている(単行本には未収録)。

2018年8月27日には「緊急特番」を掲載。「ババァの等身大フィギュア制作」を目的としたクラウドファンディングプロジェクトが作品内と現実をリンクする形でスタートした[4]

あらすじ[編集]

操縦士のパヤオは、砂漠に不時着した飛行機を修理している時に、王子に出会う。王子はパヤオにヒツジの絵を描けと要求した後に、今度はUFOを描いて10秒以内に3D化しないと斧で真っ二つにするという。万事休すの状態で必死に唱えたある呪文を唱えるとメモ帳に描いたUFOが立体化した。王子はパヤオを連れて故郷の星を乗っ取ったババアを退治すべく、宇宙へ旅立つ。

登場人物[編集]

王子
ある小惑星からやってきた。その星に生える良い草(バラ)と悪い草(バオバブ)を選別して、悪い草を駆除してバラのみを育てるのが仕事だったが、見かけはバラだが中身はバオバブの新種「ババア」に自身の星を乗っ取られる。それ以来王子はババアに軟膏を塗り続ける毎日を強いられる。奴隷同然の毎日に限界をきたして、偶然空に手をかざした時に軟膏の糸が宇宙の渡り鳥に引っ付き、そのまま地球に行くこととなった。
で敵を切断するのが必殺技。毎日軟膏を塗り続けた影響で手に治癒力を持つようになり、3時間以内なら死者を蘇らせることも可能。
パヤオ
中年の操縦士。原作でいう「私」(ぼく)にあたる。砂漠不時着した際に王子と出会い、故郷を乗っ取った植物ババアを退治の旅に連れていかれる。アルコール中毒の母がおり(本編では既に故人)、父はそんな妻に愛想を尽かし愛人と逃亡(その際パヤオに「パパとママどちらについてくるか選べ」と述べ、パヤオは虐待されると承知で母を見捨てられず選んだ)、兄は刑務所に投獄されているという荒れた家庭に育つ。絵を描くのが好きだが、前述の通りの家庭である為勉強しろと抑圧されて育ってきた。
呪文を唱えることでメモ帳に描いた絵を実体化する能力を持っている。
地理学者
通称「地(ち)ーさん」。探検家の話を聞いて、記録に描きとめるタイプの学者(その為自分の星の歩いて掛かる一周時間すら知らない)。王子に最初に出会って再会するまでの1年間にババアより種を寄生させられ、操られていた。王子に殺され、蘇生した後に仲間になる。黒いローブを羽織っているが、その下はフルチン。
地面にかかと落としをすることで、その星のマグマに作用し、噴火させることができる。
点灯夫
通称「点ちゃん」。ネズミキャラ似の姿をしている。呪文を唱えて手に持つトーチの光で目つぶしをした隙に相手を殴打する。呪文の元ネタは80年代後半の子供向けバラエティ番組「パオパオチャンネル」の歌コーナー・ピッカピカ音楽館にて放送されていた歌の曲名。
ビジネスチャン
原作でいう「実業家」(ビジネスマン)にあたる。ババアの種に寄生されたことにより、左手からそろばんの機能を持つ刃を出し、相手の次の動きを珠を弾いて計算する能力「ソロバリン」を備える。ただし、噴火による地震や酔っ払い相手にはその能力が上手く使えない。裸に股間が申し訳程度に隠れる長さのネクタイを着用。
アル中
原作でいう「呑み助」にあたる。ババアの種に寄生されたことにより、巨大化して俊敏かつ怪力の怪物になる能力がある。睾丸が大きい。アルコール中毒の影響で失明し盲目ではあるが、異常なほどの聴力を備えている。
キツネマン
キツネのコスチュームで身を固めた割れ顎過激派。原作における「キツネ」。地球で世直しと称してスキャンダルを起こした政治家の自宅を爆破する。王子に日本が近く医療費の医療負担率の低さにより薬漬けにされてゾンビ化した老人達により滅亡すると予言し、パヤオと故郷の星に行くきっかけをつくった。

書誌情報[編集]

  • 漫☆画太郎『星の王子さま』集英社〈ジャンプ・コミックス+〉、既刊4巻(2019年4月4日現在)
    1. 2018年1月4日発売[5]、ISBN 978-4-08-881331-8
    2. 2018年6月4日発売[6]、ISBN 978-4-08-881397-4
    3. 2018年11月2日発売[7]、ISBN 978-4-08-881632-6
    4. 2019年4月4日発売[8]、ISBN 978-4-08-881823-8

脚注[編集]

  1. ^ “漫☆画太郎氏、12年ぶり週刊連載 ジャンプ+で『星の王子さま』スタート”. ORICON NEWS. (2017年9月25日). https://www.oricon.co.jp/news/2097822/full/ 2018年5月31日閲覧。 
  2. ^ [休載告知2]星の王子さま - 漫☆画太郎”. 少年ジャンプ+. 2018年5月31日閲覧。
  3. ^ [休載告知星の王子さま - 漫☆画太郎 | 少年ジャンプ+]」『』。2018年7月7日閲覧。
  4. ^ Inc., Natasha,. “画太郎ババァの等身大フィギュア作る支援者募集、生原稿や作品登場の権利もらえる - コミックナタリー” (日本語). コミックナタリー. 2018年9月18日閲覧。
  5. ^ 星の王子さま 1/漫☆画太郎”. 集英社コミック公式 S-MANGA. 2019年4月4日閲覧。
  6. ^ 星の王子さま 2/漫☆画太郎”. 集英社コミック公式 S-MANGA. 2019年4月4日閲覧。
  7. ^ 星の王子さま 3/漫☆画太郎”. 集英社コミック公式 S-MANGA. 2019年4月4日閲覧。
  8. ^ 星の王子さま 4/漫☆画太郎”. 集英社コミック公式 S-MANGA. 2019年4月4日閲覧。