晒 (刑罰)

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不貞による晒し刑。幕末[1]

刑としての(さらし)は罪人の名誉社会的地位を奪う目的で一定の手続きのもとで公衆に晒すこと。

江戸時代日本では主に付加刑として[2]、罪人を縛り上げ路傍に置き見せしめにするとして晒があった[3]。江戸では日本橋高札場の正面東方の空き地で行われ、囚人は手だけを自由にして本しばりされた[3]。晒の時間は朝五ツ時から夕七ツ時までとされた[3]。主人を殺した者は晒のうえ鋸引き、負傷させた者は晒のうえにされた[3]。僧の女犯には単独の刑罰として晒が課されたこともあった[2]

人口が増え都市化される前の古代世界でも親類や隣人の面前で晒し者にされることが制裁として行われた[4]。人口が少なく住民が互いが知り合いであることの多かった17世紀の植民地時代の米国でも行われた[4]

現在では中華人民共和国の一部の都市で、赤信号を無視した歩行者の晒が行われている。赤信号を無視すると顔認証システムによって特定され、街頭スクリーンに顔写真、違反行為の動画、身分証番号や住所などの個人情報が晒し出される[5]

アメリカでも州によっては軽犯罪ではある。選択付きではあるが、自分の犯した関連した犯罪を書かれた看板をもたして数時間たったり、座ったりする刑罰である。(トリビアの泉NO.719で取り上げられた)

脚注[編集]

  1. ^ CHAPTER VIII.CRIMES AND PUNISHMENTS."Sketches of Japanese manners and customs" Jacob Mortimer Wier Silver, 1867
  2. ^ a b 金澤理康 日本法制史 1942
  3. ^ a b c d 小野武雄『江戸の刑罰風俗誌』p102 103
  4. ^ a b Mark Jones, Peter Johnstone, History of Criminal Justice, 2011, p.125
  5. ^ “信号無視すればスクリーンに大写し 中国、取り締まりに顔認証活用”. AFPBB News (フランス通信社). (2017年6月21日). http://www.afpbb.com/articles/-/3132831 2018年3月8日閲覧。 

関連項目[編集]