曙出版

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曙出版株式会社
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
162-0805
東京都新宿区矢来町113桝本ビル3階
設立 1948年
業種 出版業
法人番号 9011101043754
事業内容 書籍及び雑誌の出版
代表者 代表取締役 岩尾悟志
資本金 1,000万円
外部リンク 曙出版株式会社[リンク切れ]
特記事項:2005年からメディアックス主要子会社
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曙出版(あけぼのしゅっぱん)は日本の老舗出版社昭和23年(1948年)創業。本社所在地は東京都新宿区矢来町113。

概要[編集]

曙出版は土屋弘が創業し、昭和23年(1948年)から出版を始めたとされる。会社名は東京都文京区曙町(現在の本駒込)で創業したのが由来。その後、練馬区へ移転。現在は新宿区に在所している。

子供向けの世界名作文学や美談・歴史系の漫画や絵物語を出版。その後、時代劇・母恋い少女もの・戦記ものなど、その時々の流行に応じて多数の単行本を出版していた。その後、赤本貸本で業績を上げ、1960年代よりコミックや児童書を中心に出版活動を行う。この過程で『おそ松くん』『天才バカボン』で知られる赤塚不二夫を輩出し、日本漫画史に名を残す。昭和35年(1960年)には曙出版の実用書・人文図書部門を独立させた形で土屋書店が開業する。

2005年、借金返済のために始めた風俗ライターから企業グループの総帥となった岩尾悟志が本社を買収。以降はメディアックスの子会社となり、主に成人向け雑誌を発行していた。2019年現在、メディアックスグループの成人雑誌はすべてメディアックスの発行となっている。

なお、曙出版分離後の土屋書店は2006年滋慶学園の傘下に入り、2011年滋慶出版に改称。2018年出版部門が分社してつちや書店が再興した。

アケボノコミックス[編集]

現在、すべて絶版及び入手困難。当時の曙出版は赤本貸本の中堅版元で、新しくコミック部門を置き、その名称こそアケボノコミックスであった。なおアケボノコミックス第1号出版作品は『おそ松くん全集』第4巻である。1968年から1977年に掛け発行。その間発行されたアケボノコミックスは確認されているものだけで実に300冊以上に昇る。曙出版は当時、自社の漫画雑誌を持っていないので、アケボノコミックスのラインナップの大多数は他社雑誌の連載作品と貸本系作家の書き下ろし作品という構成になっている。

初出の雑誌は少年誌や少女誌、週刊誌や新聞に至るまで実にさまざまで、特定の出版社や雑誌に偏るというよりは、明らかに「作家単位でキープする」形のレーベルと言えるだろう。 メインは曙出版がデビューの赤塚不二夫や曙出版と縁のある長谷邦夫をはじめ、フジオプロの作家群とよこたとくお板井れんたろうなど、曙出版で赤本を執筆していた作家の過去作品を引っ張ってきてラインナップの作品数を増やした。全体の特徴としてはやはりフジオプロのギャグ作品、よこたとくおらのコメディー作品がかなり多くの割合を占めている(他には好美のぼる徳南晴一郎、白川まり奈のホラー作品)。

コミックスの裏表紙には、「フジオプロ」や「ファミリー企画」といった、著者の所属するプロダクションのロゴが大きく印刷されて主張している。このラインナップを見ると、まるで曙出版がフジオプロの出版部門にも思えるが、もちろん曙出版は赤塚不二夫のデビュー前から存在する老舗出版社であり、そのような関係ではない。

1977年以降は、新規のアケボノコミックスは発行されなくなったが、重版は1980年代前半まで続いたとみられる。2000年頃に在庫僅少であったアケボノコミックスは完売した。よって現在の曙出版には1冊も在庫が残っていない。および2005年にはコミック事業から完全撤退した。

赤塚不二夫[編集]

赤塚不二夫つげ義春の仲介で曙出版と契約を交わし、1956年(昭和31年)に描き下ろしの単行本『嵐をこえて』でデビューしている。赤塚作品のブーム到来と共に赤塚とフジオプロ作家の作品のほぼすべてをアケボノコミックスとして刊行した。また曙出版は代表作である『おそ松くん』『天才バカボン』の単行本を初めて完全な形で刊行した赤塚にとっても重要な出版社である。

  • 嵐をこえて (1956年※貸本)デビュー作。2006年に小学館クリエイティブによって復刊
  • 嵐の波止場(1956年※貸本)2006年に小学館クリエイティブによって復刊
  • 湖上の閃光 (1956年※貸本)
  • 心の花園 (1957年※貸本)
  • 消えた少女 (1957年※貸本)
  • おそ松くん全集(1968年、全31巻 別巻2巻)以降、赤塚不二夫 フジオプロ名義
  • しびれのスカタン(1968年、全3巻)原作 赤塚不二夫 絵 長谷邦夫
  • もーれつア太郎(1969年、全12巻)
  • 天才バカボン(1971年、全31巻、別巻3巻)
  • 赤塚不二夫全集
    1. ナマちゃん1(1968年)
    2. ナマちゃん2(1968年)
    3. おハナちゃん(1968年)
    4. お助けくん1(1969年)
    5. お助けくん2(1969年)
    6. お助けくん3(1969年)
    7. お助けくん4(1969年)
    8. まかせて長太(1969年)
    9. そんごくん1(1969年)
    10. そんごくん2(1969年)
    11. おた助くん5(1969年)
    12. おた助くん6(1969年)
    13. 九平とねえちゃん(1969年)
    14. キビママちゃん(1969年)
    15. いじわる一家 (1970年)
    16. ジャジャ子ちゃん(1970年)
    17. まかせて長太2(1970年)
    18. へんな子ちゃん(1970年)
    19. ミータンとおはよう(1970年)
    20. モジャモジャおじちゃん(1970年)
    21. 男の中に女がひとり 女の中に男がひとり(1970年)
    22. 新版世界名作まんが全集 ハッピィちゃん(1970年)
    23. まつげちゃん1(1970年)
    24. まつげちゃん2(1970年)
    25. スリラー教授 いじわる教授(1971年)
    26. われら8プロ(1971年)
    27. おれはゲバ鉄!1(1971年)
    28. おれはゲバ鉄!2(1971年)
    29. 死神デースⅠ(1971年)
    30. 死神デースII(1972年)
  • ぶっかれ*ダン(1972年、全3巻)
  • レッツラゴン全12巻(1973年)
  • 狂犬トロッキー(1973年)斎藤あきらとの共著
  • 大バカ探偵はくち小五郎(1974年、全3巻)
  • ひみつのアッコちゃん(1974年、全5巻)
  • 鬼警部(1974年)滝沢解との共著
  • 少年フライデー(1975年、全2巻)
  • オッチャン(1975年、全5巻)
  • 幕末珍犬組(1976年)
  • ギャグの王様(1976年、上下巻)
  • ニャンニャンニャンダ(1976年、全2巻)
  • 風のカラッペ(1976年、全4巻)
  • ぼくはケムゴロ(1976年)
  • ギャグゲリラ(1977年、全4巻)

曙文庫

  • 天才バカボンのおやじ(1976年、全3巻)
  • Oh!サルばか(1976年)
  • モジャモジャおじちゃん(1976年)
  • ミスターイヤミ(1976年)
  • クソババア!(1976年)
  • 名人(1976年)
  • ジャジャ子ちゃん(1976年)
  • ヒッピーちゃん(1976年)
  • いじわる一家(1976年)
  • まかせて長太 第1巻(1976年)
  • ひみつのアッコちゃん 第1巻 (1998年)

古谷三敏[編集]

曙文庫

  • ナンセンス文庫(1976年)

長谷邦夫[編集]

  • 『しびれのスカタン』(原作:赤塚不二夫)曙出版(1968)
  • 『フジオプロ作品集 バカ式』(1970)
  • 『フジオプロ作品集 ニャゴロー』 曙出版(1971)
  • 『フジオプロ作品集 アホ式』(1972)
  • 『フジオプロ作品集 マヌケ式』(1975)
  • 『フジオプロ作品集 絶対面白全部』(1975)

とりいかずよし[編集]

  • 豆おやじ(1972年)
  • うんこらショーふんばらナクッチャ!! ピッチャン編(1972年)
  • うんこらショーふんばらナクッチャ!! シトシト編(1972年)

日大健児+神保史郎[編集]

  • ドッキリ仮面(1973年、全15巻)