曹継武

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曹 継武(そう けいぶ)は中国の武術家。心意拳(戴氏心意拳心意六合拳形意拳)の伝承者。陝西省出身。

心意拳の開祖姫際可は、心意拳を創設した後に、伝えるべき者にこれを伝えそれが叶わぬ場合はこの拳を失伝させる覚悟で有望な後継者を求め、中国各地を訪れたがそこで会った者たちはことごとく低俗で、拳を教えるに足る人物を見つけ出すことは、非常に困難であったという。

だが姫はついに、安徽秋浦において曹継武という逸材を見つけ出すことに成功し、心意拳は失伝を免れることとなった。

こうして曹継武は姫際可について拳を学ぶこと12年にして大成する。そして朝廷の文官採用試験である科挙に首席で合格し、陝西省の靖遠総鎮大都督にまで昇進し、退官後は洛陽において、河南省出身の馬学礼と山西省出身の戴龍邦などに拳を授けた。これが後に心意拳が、馬氏心意六合拳と戴氏六合心意拳にそれぞれ分派するきっかけとなった。