朝日龍克宗

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基礎情報
四股名 朝日龍 克宗
本名 バトゾリグ・デンゼンサムブー
Батзоригийн Дэнзэнсамбуу
生年月日 (1995-04-22) 1995年4月22日(25歳)
出身 モンゴルの旗 モンゴルウランバートル
身長 182cm
体重 127kg
BMI 38.3
所属部屋 尾車部屋朝日山部屋
成績
現在の番付 引退
最高位幕下23枚目
生涯戦歴 63勝42敗7休(17場所)
データ
初土俵 2016年5月場所
引退 2019年1月場所
趣味 音楽鑑賞・読書
備考
2019年1月30日現在
テンプレート  プロジェクト 相撲

朝日龍 克宗(あさひりゅう かつひろ、1995年4月22日 - )は、モンゴル国ウランバートル市出身で、朝日山部屋(入門時は尾車部屋)所属の元大相撲力士。本名はバトゾリグ・デンゼンサムブー。身長182cm、体重127kg。最高位は東幕下23枚目(2017年3月場所・11月場所・2018年11月場所)。

来歴[編集]

デンゼンサムブー少年はモンゴル時代には柔道に親しみ、16歳の時にモンゴルで2位になっている[1]2013年に日本の鳥取城北高校に相撲留学すると[2]、相撲部のレギュラーとして[3]3年次に選抜高校相撲宇佐大会で団体優勝、個人3位などの実績を残した[4]。高校卒業後の2015年からは鳥取県体育協会に就職した[5]。しかし、もともとプロ入りの意向を持っていたため[1]、朝日山親方(元関脇・琴錦)の内弟子として尾車部屋に入門し[6]2016年3月の新弟子検査に合格した[7]

新弟子検査合格後は尾車部屋で朝日山の指導を受けながら[8]興行ビザの取得を待ち[9]、「朝日龍」の四股名で2016年5月場所で初土俵を踏んだ。場所後の6月1日付で尾車部屋から朝日山が師匠を務める朝日山部屋が独立することが認められると、これに同行して7月場所からは朝日山部屋の所属力士となった[10]。7月場所直前には横綱日馬富士から指導をしたいと声をかけられて横綱の所属する伊勢ヶ濱部屋へ行くなど積極的な出稽古をこなし[11]、序ノ口だった同場所は6勝1敗の好成績で終えた。続く9月場所は序二段で6勝1敗で終えて、11月場所では三段目に昇進。三段目では7戦全勝で優勝決定戦まで進んだが、常幸龍に敗れて三段目優勝はならなかった[12]

2017年1月場所は新幕下で初日から土つかずの6連勝としたが[13]、幕下優勝のかかる全勝同士の7番相撲で石橋に敗れて幕下優勝はならなかった[14]。同年夏巡業から一門の横綱である日馬富士の付け人を務めた[15]が、日馬富士は11月場所限りで引退したため、日馬富士の付け人は短期間で終わった。

2017年11月場所からは軽量が祟って2場所連続負け越し。相手に胸を合わせられると苦戦した[16]

2019年1月26日、本人のTwitterにて2018年11月場所で引退となった旨の投稿があった[17]

引退後はモンゴルへ帰国し、ウランバートルで家業を手伝っていくとのことである。

エピソード[編集]

  • 2017年1月場所では元関取との取組もあったが、「土俵に上がれば関係ない。俺の方が強いと思った」と、強気な発言もあった[18]
  • 2017年秋巡業中に収録された好角家で知られる芸人である杉岡みどりとのトークライブでは、付け人として関取の体を触ろうとする観客を制止することや観客がサイン用のペンで化粧廻しを誤って汚さないように関取をガードすることが付け人の巡業における仕事であると語っている[19]
  • 2018年1月場所後のコラムでは一門の若者頭である白岩に「大きい相手にも真っ向勝負の相撲で力をつけている。引かずに前に出る相撲を心がけてほしい」と評価された[20]

主な成績[編集]

通算成績[編集]

  • 通算成績:63勝42敗7休(17場所)

場所別成績[編集]

朝日龍 克宗
一月場所
初場所(東京
三月場所
春場所(大阪
五月場所
夏場所(東京)
七月場所
名古屋場所(愛知
九月場所
秋場所(東京)
十一月場所
九州場所(福岡
2016年
(平成28年)
x x (前相撲) 東序ノ口23枚目
6–1 
東序二段45枚目
6–1 
西三段目79枚目
7–0[場所 1] 
2017年
(平成29年)
東幕下51枚目
6–1 
東幕下23枚目
3–4 
西幕下31枚目
4–3 
東幕下24枚目
3–4 
東幕下34枚目
5–2 
東幕下23枚目
3–4 
2018年
(平成30年)
東幕下28枚目
3–4 
西幕下37枚目
4–3 
西幕下29枚目
3–4 
西幕下36枚目
4–3 
西幕下28枚目
4–3 
東幕下23枚目
2–5 
2019年
(平成31年
/令和元年)
西幕下40枚目
引退
0–0–7
x x x x x
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。    優勝 引退 休場 十両 幕下
三賞=敢闘賞、=殊勲賞、=技能賞     その他:=金星
番付階級幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口
幕内序列横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列)
  1. ^ 三段目優勝決定戦進出

改名歴[編集]

  • 朝日龍 克宗(あさひりゅう かつひろ)2016年5月場所 - 2019年1月場所

脚注[編集]

  1. ^ a b ベースボール・マガジン社刊 『相撲』 2016年4月号(春場所総決算号) 109頁
  2. ^ “三段目の優勝争いは朝日龍と常幸龍のV決定戦へ”. 日刊スポーツ. (2016年11月25日). http://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/1743064.html 2017年1月25日閲覧。 
  3. ^ ベースボール・マガジン社刊 『相撲』 2017年1月号(初場所展望号) 86頁
  4. ^ “鳥取)デンゼンサンボーさん角界入りへ しこ名は朝日龍”. 朝日新聞. (2016年2月17日). http://www.asahi.com/articles/ASJ2B3RSWJ2BPUUB004.html 2017年1月25日閲覧。 
  5. ^ “「鳥取の人、喜ばせたい」 鳥取城北高出身「朝日龍」角界入り /鳥取”. 毎日新聞. (2016年2月16日). http://mainichi.jp/articles/20160216/ddl/k31/050/581000c 2017年1月25日閲覧。 
  6. ^ “日馬富士のように低く当たる朝日龍と元小結・常幸龍の優勝決定戦へ…三段目”. スポーツ報知. (2016年11月25日). http://www.hochi.co.jp/sports/sumo/20161125-OHT1T50099.html 2017年1月25日閲覧。 
  7. ^ “石橋広暉、小柳亮太ら新弟子検査合格者46人発表”. 日刊スポーツ. (2016年3月13日). http://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/1616228.html 2017年1月25日閲覧。 
  8. ^ “鳥取)夏場所デビューへ着々 デンゼンサムブーさん”. 日刊スポーツ. (2016年4月6日). http://www.asahi.com/articles/ASJ3G6KCTJ3GPUUB00W.html 2017年1月25日閲覧。 
  9. ^ ベースボール・マガジン社刊 『相撲』 2016年4月号(春場所総決算号) 90頁
  10. ^ “朝日山部屋が新設 朝日錦、朝日国、朝日龍が転属”. 日刊スポーツ. (2016年5月26日). http://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/1653470.html 2017年1月25日閲覧。 
  11. ^ ベースボール・マガジン社刊 『相撲』 2016年8月号(名古屋場所総決算号) 89頁
  12. ^ “三段目は常幸龍が優勝=大相撲九州場所”. 時事ドットコム. (2016年11月27日). http://www.jiji.com/jc/article?k=2016112700079&g=spo 2017年1月25日閲覧。 
  13. ^ “らが6連勝/初場所”. SANSPO.COM. (2017年1月19日). http://www.sanspo.com/sports/news/20170119/sum17011917390006-n1.html 2017年1月25日閲覧。 
  14. ^ “高砂部屋関取1場所で復活 石橋幕下V「最高です」”. 日刊スポーツ. (2017年1月21日). http://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/1768082.html 2017年1月25日閲覧。 
  15. ^ 『大相撲中継』2017年9月16日号 p121
  16. ^ 『相撲』2018年3月号 p.74
  17. ^ B.Denzensambuu, 朝日龍 (2019年1月26日). “今日わ!皆様から心配のメールがたくさん頂き誠にありがとうございます!私は去年の九州場所で引退することになりました!いつも応援して頂いてた講演会や皆様にとても感謝をしています!相撲人生は本当に良い思い出ができました!これからまた新しい道で頑張りますのでよろしくお願い申し上げます!” (日本語). @Jaagiiiii Twitter(2019年1月26日). 2019年1月26日閲覧。
  18. ^ ベースボール・マガジン社刊 『相撲』 2017年2月号(初場所総決算号) 91頁
  19. ^ 『大相撲ジャーナル』2017年12月号p23
  20. ^ 『大相撲中継』2018年2月17日号 p.83

関連項目[編集]