朝鮮民主主義人民共和国鉄道部

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朝鮮民主主義人民共和国鉄道部
路線地図
朝鮮民主主義人民共和国鉄道網図
路線範囲 朝鮮民主主義人民共和国
運行 1948–
前身 南満州鉄道 (1925年まで)
朝鮮総督府鉄道 (1945年まで)
軌間 標準軌(1,435 mm (4 ft 8 12 in)
狭軌(762 mm (2 ft 6 in)
電化 直流3000 V (1,435 mm (4 ft 8 12 in))
直流1500 V (762 mm (2 ft 6 in))
全長 6000 km以上 (1,435 mm (4 ft 8 12 in))
375 km以上 (762 mm (2 ft 6 in))
本社 平壌

朝鮮民主主義人民共和国鉄道部 (조선 민주주의 인민 공화국 철도성, Korean State Railways) は、平壌に本部に置く鉄道事業者である。

概要[編集]

  • 軌間: ほぼ標準軌であるが、狭軌も現存している。
  • 路線長: 標準軌の路線長は、6,000km以上であるが、762mmの狭軌も376km以上ある。
  • 電化: 標準軌路線の5425km以上は、直流3000Vで電化されており(電化率80%以上)、狭軌路線の295.5kmは直流1500Vで電化されている

歴史[編集]

2004年4月22日に平安北道龍川郡にある平義線(京義線)龍川駅付近にて、爆発事故(龍川駅列車爆発事故 )が発生し、161名が死亡、約1,350名の(一部報道では3,000名とも言われる)負傷者を出す大惨事となった。

2007年、朝鮮半島を分断する非武装中立地帯を横断する京義線の開城 - 都羅山間が再開通し、南北間の鉄道輸送が再開された。2007年から2008年中期まで開城工業団地への貨物輸送に使われてきたが、その後、二国間の緊張の増大により、停滞した状態である。同時期、金剛山青年線の北朝鮮側の接続が再開し、金剛山観光地区への旅客輸送が続けられていたが、同様の理由により休眠状態である。

路線[編集]

朝鮮民主主義人民共和国の鉄道網は、標準軌、狭軌により成り立っている[1]

主要路線


狭軌路線
北朝鮮の狭軌は、762mmゲージであり、直流1500Vで電化されている。そのような路線が全国に張り巡らされているにもかかわらず、最も重要な路線は、国土の北側である。北朝鮮で最も長距離の狭軌路線は、白茂線であり、 白岩青年駅から茂山駅まで191.7 kmを結んでいる。この路線は、標準軌の白頭山青年線 と同じく標準軌の茂山線とを連絡している。

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車両[編集]

"赤旗 1号"5043電気機関車

機関車は、輸入したものと国内で製造された物との混在である[2] 。1960年代初めより、機関車は、平壌(ピョンヤン)にある金鍾泰電気機関車連合企業所にて製造されるようになった。その他の車両は、国内にある数カ所の工場にて組立てられた[1]

新義州市-平壌を走行する列車の客車

電気機関車、ディーゼル機関車、蒸気機関車がある。鉄道車両は、ソ連と中国で設計された車両をもとに北朝鮮にて大半造られた。アメリカやヨーロッパから輸入した機関車はまだ現役である。 近年、中国で使われてきた中古の機関車が使われつつあり、その数も増えつつある。

電気機関車および電車[編集]

  • 主体号  : 1976年に金鍾泰電気機関車連合企業所で製造された4両編成の電車である。数年間、休眠状態であったが、1998年には、平壌 - 裵山店駅間の科学者の特別通勤列車として使われた[1]
  • 赤旗号  : 電気機関車と旅客用区分を組み合わせた形式であった。900-xxシリーズの番号が割り振られていた。[1]
  • 赤旗1号  : シュコダ財閥によって製造されたチェコスロバキア製en:CSD class E499.0電気機関車の開発ライセンスによって金鍾泰電気機関車連合企業所で1962年に北朝鮮で製造された。このタイプの機関車は北朝鮮にある290両のうち半分以上を占めている[1] 。それらは、5000、5100、5200 、5300番シリーズとして番号付けされている。
  • 赤旗2号 : 赤旗1号をさらに発展させた機関車である[1]
  • 万景台号 : 赤旗1号をさらに発展させた機関車である[1]
  • 赤旗6号  : 赤旗 2号の2車体を永久連結したものである[1]
  • 赤旗7号  : Francorail-MTEディーゼル機関車の車体をもとに製造された機関車2両を永久連結したものである。 赤旗2.16号 として知られ、その試作車は、三大革命展示館にて展示されている[1]
  • 150シリーズ電気機関車  : 中型電気入換機関車。ハンガリーの ガンツ社が製造したDVM4を変換したものである。
  • 170シリーズ電気機関車 : 中型電気入換機関車。北朝鮮にて製造された[1]
  • 1000シリーズ電気機関車 : 軽型電気入換機関車。北朝鮮にて製造された[1]
  • 2000シリーズ電気機関車 : 本線用の電気機関車であり主に旅客用として使用された。北朝鮮製である。[1]
  • 4000シリーズ電気機関車 : Francorail-MTEディーゼル機関車の車体をもとに北朝鮮で製造された電気機関車。そのうちの番号4054は、三大革命展示館にて展示されている。
  • 90000シリーズ電気機関車: オイル不足のため、the GIE Francorail-MTE CSE26-2ディーゼル機関車は、電気機関車に改造された。数両が、762mm軌間の路線への運用のため、改造された[1]
JNR EF12/DeRoIの図形。Chŏngiha として営業中
  • Chŏngiha: DeRoI 型。少なくとも1両はまだ現役である[1]日本国有鉄道 EF12型電気機関車と大変類似している。 出力は、日本国有鉄道のEF12は、1600 kW であったが、本機は2250 kWであった[3]
  • Grand Chŏllima March:1999年の 朝鮮中央通信の報道によると、金鍾泰電気機関車連合企業所にて新型の電気機関車が製造されたもようである[4]
  • 強行軍: 少なくとも15両のM62ディーゼル機関車が、1998年に電気機関車に改造され、"強行軍(Forced March)"とされた。番号は、1.5-01から1.5-11まである[1]
  • Songun Red Flag: 新型機関車の試作車両は、非同期モーターが搭載された。金鍾泰電気機関車連合企業所にて製造され、2011年除幕された[5]

ディーゼル機関車[編集]

  • 100 シリーズ - 中国製 DF5, 中古
  • 200 シリーズ - 中国製 DF4D, 中古[1]
  • 300 シリーズ - 中国製 BJ, 中古[1]
  • 400 シリーズ - チェコ製 T466.2, スロバキアの中古
  • 500 シリーズ - ロシア製 en:TEM1, ロシア製の中古[1]
  • 600 シリーズ - ソ連製 M62, 65ユニットは北朝鮮にて新調した[1]
  • 700 シリーズ - ソ連製 M62 ドイツ製の中古[1]
  • 800 シリーズ - ソ連製 M62 ポーランド、スロベキア、ロシア製の中古[1]
  • 900 シリーズ - 中国製 DFH3, 中古[1]
  • 8000 シリーズ - 北朝鮮製。ソ連製のM62の設計をコピーし、自国製とソ連製の予備部品を使って造られた。2台製造され、8001は、現役であり、8002は、三大革命展示館にて展示されている[1]
  • DF1 型 - 中国製 DF1 型, 中古[1]
  • GIE Francorail-MTE CSE26-21型 - フランス製機関車。1981年に新造され、1985年されに5両製造された。アメリカ製エンジンが搭載されたが、後、電気機関車に改造された[1]
  • 赤旗クラス - 車体中央部の運転室を配置。日本のDD13型ディーゼル機関車と類似[1]
  • 新星クラス - 中型入換機関車[1]
  • DVM4クラス - 1964年ハンガリーより供与された機関車である[6] 。4両が電気機関車に改造され、150シリーズと呼ばれている。

蒸気機関車[編集]

  • 100シリーズ - 中国製;
  • 150シリーズ - ルーマニア製 150.1クラス 2-10-0
  • 400シリーズ - チェコスロバキア製 762mm 0-6-0T;
  • 424クラス - ハンガリー製 424 4-8-0型[1]
  • 475クラス - チェコスロバキア製 475.1 4-8-2型[1]
  • 500シリーズ - 北朝鮮製 762mm 2-8-0;[1]
  • 6000シリーズ -中国製 JF クラス 2-8-2;[1]
  • 8100シリーズ - アメリカで製造, ex-Soviet Ye-class "Russian Decapod" 2-10-0;[1]
  • FD20クラス - ソ連で製造 FD20クラス 2-10-2 中国より供与された[1]
  • Ol49クラス - ポーランド製 Ol49クラス 2-6-2[1]
  • TKt48クラス- ポーランド製 TKt48クラス 2-8-2T

近郊国との鉄道連絡[編集]

  • 中華人民共和国の旗 中国 - 同じ軌間で直通している。
  • ロシアの旗 ロシア - 異なる軌間であるため、旅客列車は台車の交換が行われ、貨物列車は荷の積み替えが行われる。
  • 大韓民国の旗 大韓民国 - 同じ軌間であるが、現在休眠中である。

関連項目[編集]

脚注[編集]