| この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。 出典検索?: "札幌運転所" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2012年2月) |
札幌運転所(さっぽろうんてんじょ)は、北海道札幌市手稲区にある北海道旅客鉄道(JR北海道)の車両基地である。また運転士も所属している。本社鉄道事業本部の管轄。所属略号は「札サウ」。
所在地は稲穂駅に近いが、入出区線は手稲駅と接続されている。
苗穂運転所は構内が非電化であるため、札幌圏で使用される電車は当運転所に配置されている。
配置車両[編集]
2020年4月1日現在の所属車両は以下のとおり[1][2]。
電車
|
気動車
|
機関車
|
客車
|
貨車
|
合計
|
409両
|
55両
|
0両
|
1両
|
0両
|
465両
|
電車[編集]
- 785系電車(10両)
- 0番台の5両編成2本(NE-501, 502編成)が所属している。
特急すずらんで使用されている。
- 789系電車(66両)
- 0番台の6両編成6本(HE-101+201 - 106+206編成)と1000番台の5両編成6本(HL-1001 - 1004, 1006, 1007編成)が所属している。
- 0番台は特急「ライラック」、1000番台は特急「すずらん」、特急「カムイ」で使用されている。
- 721系電車(135両)
- 一般仕様の3両編成23本(F-1 - F-6, F-2107, F-8 - F-14, F-3015 - F-3021, F-1009, F-5001編成)と、快速「エアポート」仕様の6両編成11本(F-3101 - F-3103 + F-3201 - F-3203, F-3123 + F-3222, F-4101 - F-4104 + F-4201 - F-4204, F-5101 - F-5103 + F-5201 - F-5203編成)が所属している。
- 函館本線・千歳線・札沼線の各電化区間の普通列車のほか、快速「エアポート」に使用される。
- 3両編成のうち、F-1009編成には「uシート」が連結されており、F-5001編成と連結して「エアポート」の運用に入る場合がある。
- 731系電車(63両)
- 3両編成21本(G-101 - G-121編成)が所属している。
- 一部が721系電車(3両編成)との共通運用で、函館本線・千歳線・札沼線の普通列車に使用される。
- 733系電車(129両)
- 3両編成21本(B-101 - B-121編成)、快速「エアポート」仕様として6両編成11本 (B-3101 - B-3111 + B-3201 - B-3211) が所属している。
- 2012年の札沼線(桑園 - 北海道医療大学間)電化開業に伴い導入された[3]。
- 721系(3両編成)・731系・735系との共通運用で、函館本線・千歳線・札沼線の普通列車に使用される。
- 快速「エアポート」仕様編成は同系統他編成と連結しての運用、他車種との連結は考慮されておらず、それぞれの編成で運用に入る。
- 735系電車(6両)
- 3両編成2本(A-101・A-102編成)が所属している。
- 2010年の新製当初は各種試験に使用され、2012年5月1日から営業運転を開始した[4]。
- 721系(3両編成)・731系・733系との共通運用で、函館本線・千歳線・札沼線の普通列車に使用される。
気動車[編集]
- キハ283系気動車(3両)
- キハ282形2両 (102・2002) 、キロ282形1両 (6) の計3両が所属している。
- 特急「おおぞら (列車)」に使用された。
- 2020年3月に、キハ283形5両 (2・4・6・8・10) 、キハ282形6両 (2・104・106・2004・3002・3004) 、 キロ282形2両 (2・4) が廃車されるとともに、キハ283形5両 (12・14・16・18・20) 、キハ282形7両 (4・6・8・108・110・2006・2008) 、 キロ282形1両 (8) が釧路運輸車両所へ転出した[2]。
- キハ261系気動車(52両)
- ST-1100編成[5]が2両編成9本 (1101 - 1106・1116 - 1118) 、ST-1200編成[6]が2両編成9本 (1201 - 1206・1216 - 1218) 、キハ260形1300番台が16両 (1301 - 1308・1336 - 1343) の計52両が所属している。
- いずれも1000番台で、特急「とかち (列車)」、「おおぞら (列車)」で使用される。
- 特急「とかち」は帯広方にST-1100編成、札幌方にST-1200編成を連結した4両編成で運転される。特急「おおぞら」は、中間に増結用のキハ260形1300番台を連結した6両で運転される。
客車[編集]
- マヤ35形客車
- 軌道検測車として、1両(マヤ35 1)が配置されている。2017年5月17日付で新製配置された[7]。
過去の配置車両[編集]
- 711系電車
- 2014年4月1日時点では3両編成14本(S-101 - S-103, S-105 - S-111, S-113, S-114, S-116, S-117編成)が所属していたが、2015年3月31日までに全廃された。
- 本運転所の留置容量の関係上、定期的な検査・修繕等で入区する以外は運用される線区の主要駅(小樽駅・札幌駅・旭川駅など)にて留置されたほか、東室蘭駅と岩見沢運転所に滞泊・留置されるケースも多かった。
- 主に函館本線・札沼線の普通列車に使用された。千歳線・室蘭本線への普通列車運用もあったが、こちらは2012年10月のダイヤ改正をもって完全撤退した。S-110編成は2011年6月に、S-114編成は2012年5月[8]に車体塗装を国鉄色へ変更した。
- キハ183系気動車
- 2012年10月のダイヤ改正で、 733系電車の導入および札沼線(学園都市線)の電化開業に伴い、札沼線の電化区間が札幌運転所の担当になったことと、733系電車の新製配置により札幌運転所構内が手狭になったこと、さらに苗穂運転所所属の141系気動車が定期運用終了となった関係で、気動車の一部を苗穂に集約させる関係上、苗穂運転所に転属している。
- キハ285系気動車
- 2014年9月、試作車の落成直前に開発の中止が発表され[9]、甲種輸送後同年10月31日付で本所に配属となった[10]が、2015年3月31日付で除籍となり、留置されていた苗穂工場にて2017年3月に解体された[11]。
- 14系客車
- 末期は2016年3月まで急行「はまなす」で使用され、2016年4月1日時点ではオハ14形8両 (503, 507, 508, 510, 512, 515, 531, 535) 、スハフ14形7両 (502, 506, 509, 551, 555 - 557) の15両が所属していたが、2017年3月20日JR貨物のDF200-108に牽引され東武鉄道へ譲渡された。
- 24系客車
- 2015年4月1日時点ではオハネ25形・オハネフ25形・オハネ24形・スハネ25形など26両が配置されていたが、2015年度内に全て廃車された。
- 寝台特急「北斗星」や急行「はまなす」で使用されていた。
歴史[編集]
脚注[編集]
関連項目[編集]
座標: 北緯43度7分35秒 東経141度13分39.6秒