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東レアローズ (女子バレーボール)

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東レアローズ
原語表記 東レアローズ
ホームタウン 滋賀県大津市
クラブカラー
創設年 2000年
所属リーグ V.LEAGUE DIVISION1
チーム所在地 滋賀県大津市
体育館所在地 滋賀県大津市
代表者 山口茂
監督 越谷章
ホームページ 公式サイト
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東レアローズ(とうレアローズ)は、滋賀県大津市を本拠地とする東レ女子バレーボールチームである。2020-21シーズンはV.LEAGUE DIVISION1(V1リーグ)に所属。

概要

2000年7月で活動を休止した名門ユニチカ・フェニックス獲得タイトル計62回の歴代最多を誇った)を東レが同年9月に引き継ぎ、滋賀事業場のある滋賀県大津市を本拠地として活動がスタートした[1]。同年よりVリーグ(現・Vプレミアリーグ)出場。大津市は、東レの発祥の地であり、かつては東レ男子バレーボールチームの本拠地だった。

チーム名は男子チームと同じアローズであり、女子も男子と同じ思いで取り組むことを目指すために、チームを引き継いだ時にそのまま採用した[2]

練習場は大津市内の「東レアリーナ」である[1][2]。ホームゲームは、ホームタウンである大津市の滋賀県立体育館のほかに、東レの工場がある石川県愛媛県でも開催され、金沢市いしかわ総合スポーツセンター松山市愛媛県武道館などでも開催される。

主な獲得タイトルは計15回である。

歴史

2000年7月で活動を休止したユニチカ・フェニックスを同年9月に引き継いで、東レ滋賀事業場のある滋賀県大津市にチームを創設[3]

2000/01シーズン、全体移籍後初となる第7回Vリーグでは4位に入る。

2001年に、廃部となった日立ベルフィーユから小玉佐知子冨田寧寧ら有力な選手が入団。第8回Vリーグ(現・V・プレミアリーグ)ではレギュラーラウンドを14勝2敗の圧倒的な成績で1位突破。熊前知加子が3年連続3度目の得点王とベスト6、木村久美がレシーブ賞、冨田が新人賞を獲得する活躍を見せた。しかし、決勝ラウンドで3連敗して4位で終わる。それでも、黒鷲旗全日本大会(以下、黒鷲旗)で優勝し、全体移籍後初のタイトルとなった。

2003年は、元アメリカ代表のモニーク・アダムス、大型新人の大山加奈荒木絵里香が入団。第10回Vリーグでアダムスが敢闘賞とベスト6、荒木がベスト6、大山が新人賞を受賞する活躍を見せるが準優勝。黒鷲旗では優勝を果たした。2004/05シーズンの第11回Vリーグはアダムスの体調不良などが響き8位で終わる[3]。このシーズンを以って、ユニチカ時代の1995年より指揮していた達川実監督が退任し副部長に就任(翌年デンソー・エアリービーズ監督就任)。菅野幸一郎コーチが監督に昇格した。

2005/06シーズン、菅野監督就任1年目の第12回Vリーグは盛り返してレギュラーラウンドで1位争いをするが、最後に競り負けて3位となり、ページシステム方式のセミファイナルラウンド初戦で敗れ4位で終える。2006/07V・プレミアリーグ(Vリーグより改称)では6位に留まる。

ここまで全体移籍してからなかなか優勝に至らなかったが、2007年、オープントーナメントとして新設された第1回皇后杯全日本選手権(以下皇后杯)で優勝すると、2007/08V・プレミアリーグでは、荒木、木村沙織中道瞳らの活躍でレギュラーラウンドを23勝4敗で1位突破し、セミファイナルラウンドも3連勝[3]。そして、優勝決定戦でもデンソーを降してついに悲願の優勝を果たした。皇后杯と合わせて2冠達成。黒鷲旗は準々決勝で敗退し、史上初のメジャー3冠達成はならなかった。2008年度の所属選手では、西脇万里子(現姓:森)大山加奈荒木絵里香、木村沙織の4人が全日本女子代表に登録された。

2008/09V・プレミアリーグでは、荒木、木村沙織、中道に加え張越紅がMVPに輝く活躍をし、アタック賞の西脇も活躍をして2連覇を達成[3]。同シーズンの黒鷲旗も制覇して2冠となった。

2009/10V・プレミアリーグでは開幕24連勝を果たすJTマーヴェラスに先行されるものの、最終レグで全勝するなど勢いに乗り、セミファイナルラウンドでも2位に入り優勝決定戦進出。優勝決定戦で快進撃を続けていたJTをストレートで破り、3連覇を達成した。同シーズンの黒鷲旗も連覇を達成し、3シーズン連続となるシーズン2冠も達成した。2010年3月、芝田安希、荒木、濱口華菜里、木村沙織、迫田さおりの5人が全日本女子代表メンバーに登録された。芝田は辞退し5月に引退した。9月、中道が追加登録された。

2010/11V・プレミアリーグは、東日本大震災の影響によりシーズン打ち切りとなり、打ち切り時点での成績がJTを下回り4連覇はならなかった(準優勝)。

2011/12シーズンは、皇后杯で4年ぶりの優勝。V・プレミアリーグでレギュラーラウンド、セミファイナルラウンドを1位で通過し、優勝決定戦でも久光製薬スプリングスをストレートで破り、2シーズンぶりの優勝を果たした。また、2012年4月のAVCアジアクラブ選手権に出場し、準優勝を果たした。

2012年9月、チームの快進撃に大きく貢献してきた木村沙織がトルコのワクフバンク・テュルクテレコムに移籍[4][5]。戦力的な不安を抱えて臨む2012/13シーズンは、皇后杯では決勝進出するも決勝で久光製薬に敗れ準優勝。V・プレミアリーグはレギュラーラウンドを3位で突破し、セミファイナルラウンドも2勝1敗で優勝決定戦進出を果たすが、優勝決定戦で久光製薬にストレートで敗れ、準優勝に留まる。黒鷲旗も準決勝で久光製薬に敗れる。その後黒鷲旗でも優勝しメジャー3冠全制覇を達成した久光製薬にメジャー3大会で8戦全敗を喫する苦戦ぶりだった。

2013年6月、菅野監督が7月から2年間のJOC海外研修のため監督を退任(総監督就任)し、福田康弘コーチが監督に昇格[6]。また、10月末日を以って、長くチームに貢献し2012/13V・プレミアリーグでもスパイク賞・ブロック賞など5つの個人賞に輝く活躍をしていた荒木が翌春出産予定のため退団(退社)した[7][8]。2013/14シーズンは3位。2014/15シーズンに木村沙織がワクフバンクより復帰したが、チームは6位と低迷した。2015/16シーズンはテトリ・ディクソンの加入もあり4年ぶりに首位で通過したが[9]、ディクソンが負傷で欠場すると[10]失速しファイナル3で敗れ3位に留まった[11]

2016/17シーズンより、菅野幸一郎が監督に復帰するが、2016/17、2017/18シーズンと6位に低迷した。

2018年、これまでのVリーグに変わり新生V.LEAGUEが誕生し、1部のDIVISION1に所属[12]。初年度となる2018-19シーズンでは、レギュラーラウンドでウェスタンカンファレンス所属となり、5チーム中4位でファイナル8進出(イースタンカンファレンスの全チームより成績が上回り全11チーム中でも4位であった)。ファイナル8ではトップの久光製薬以外の全6チームに勝ち2位に。ファイナル3もJTを相手にゴールデンセットの末制しファイナル進出。ファイナルでは久光製薬を相手に初戦で敗れるも第2戦でフルセットの末勝ちゴールデンセットに持ち込む。しかし、ゴールデンセットで力尽き準優勝[13]。2019-20シーズン、レギュラーラウンドはスターカンファレンス所属となり6チーム中2位でファイナル8進出[14]。しかし、ファイナル8では上位を争う2チームに連敗し準決勝進出を逃し6位でシーズンを終えた[15]

2020-21シーズン、菅野は監督を退任してゼネラルマネージャーに就任し、コーチを務めていた越谷章が監督に昇格した[16]

成績

主な成績

日韓Vリーグトップマッチ
  • 優勝1回(2010年)
VプレミアV.LEAGUE Division1(日本リーグ/Vリーグ)
  • 優勝 4回(2007年度、2008年度、2009年度、2011年度)
黒鷲旗全日本選手権
  • 優勝 5回(2002年、2004年、2009年、2010年、2019年)
国体成年女子バレーボール6人制
天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会
  • 優勝 2回(2007年度、2011年度)

年度別成績

Vリーグ / 実業団リーグ・V1リーグ

所属 年度 最終
順位
参加
チーム数
試合 勝率
Vリーグ 第7回 (2000/01) 4位 10チーム 18 9 9 0.500
第8回 (2001/02) 4位 9チーム 16 14 2 0.875
第9回 (2002/03) 3位 8チーム 21 12 9 0.571
第10回 (2003/04) 準優勝 10チーム 18 13 5 0.722
第11回 (2004/05) 8位 10チーム 27 11 16 0.407
第12回 (2005/06) 4位 10チーム 27 20 7 0.741

V・プレミアリーグ / V・チャレンジリーグ

所属 年度 最終
順位
参加
チーム数
レギュラーラウンド ポストシーズン
順位 試合 試合
プレミア 2006/07 6位 10チーム 6位 27 11 16 -
2007/08 優勝 10チーム 1位 27 23 4 4 4 0
2008/09 優勝 10チーム 1位 27 20 7 4 4 0
2009/10 優勝 8チーム 2位 28 21 7 4 3 1
2010/11 準優勝 8チーム 2位 26 19 7 中止
2011/12 優勝 8チーム 1位 21 18 3 4 4 0
2012/13 準優勝 8チーム 3位 28 20 8 4 2 2
2013/14 3位 8チーム 2位 28 18 10 4 1 3
2014/15 6位 8チーム 5位 21 10 11 5 2 3
2015/16 3位 8チーム 1位 21 17 4 6 3 3
2016/17 6位 8チーム 6位 21 10 11 5 2 3
2017/18 6位 8チーム 6位 21 8 13 5 1 4

V.LEAGUE

所属 年度 最終
順位
参加
チーム数
レギュラーラウンド ポストシーズン
カンファレンス 順位 チーム数 試合 試合
DIVISION1 2018-19 準優勝 11チーム ウエスタン 4位 5チーム 20 13 7 11 8 3
2019-20 6位 12チーム スター 2位 6チーム 21 14 7 3 1 2
2020-21 12チーム (1リーグ制) 12チーム

選手・スタッフ(2020-21)

選手

背番号 名前 シャツネーム 国籍 P 備考
1 井上奈々朱 INOUE 日本の旗 日本 MB
2 大野果歩 OHNO 日本の旗 日本 MB
3 伊藤望 ITOH 日本の旗 日本 MB
4 白井美沙紀 SHIRAI 日本の旗 日本 S 副主将
5 中田紫乃 NAKATA 日本の旗 日本 OH 副主将
6 中島未来 NAKASHIMA 日本の旗 日本 L
7 ヤナ・クラン KULAN アゼルバイジャンの旗 アゼルバイジャン OH
8 小川愛里奈 OGAWA 日本の旗 日本 MB
9 黒後愛 KUROGO 日本の旗 日本 OH 主将
10 関菜々巳 SEKI 日本の旗 日本 S
11 水杉玲奈 MIZUSUGI 日本の旗 日本 L
12 石川真佑 MAYU 日本の旗 日本 OH
13 野呂加南子 NORO 日本の旗 日本 OH
14 大﨑琴未 OSAKI 日本の旗 日本 MB
15 坂本侑 SAKAMOTO 日本の旗 日本 S 新人[17]
出典:チーム公式サイト[18] Vリーグ公式サイト[19] チーム新体制リリース[16]
更新:2020年10月17日

スタッフ

役職 名前 国籍 備考
部長 山口茂 日本の旗 日本
ゼネラルマネージャー 菅野幸一郎 日本の旗 日本 新任
副部長 内山晃 日本の旗 日本
副部長 媚山寛之 日本の旗 日本
監督 越谷章 日本の旗 日本 新任
コーチ 高杉洋平 日本の旗 日本
コーチ 中道瞳 日本の旗 日本 再任
アナリスト兼コーチ 竹尾龍慶 日本の旗 日本
トレーナーリーダー 島崎満夫 日本の旗 日本
フィジカルトレーナー 松田篤実 日本の旗 日本 新任[20]
コンディショニングトレーナー 大木奈穂子 日本の旗 日本
チームドクター 中西一郎 日本の旗 日本
マネージャー 堀川真理 日本の旗 日本 新任
通訳 海老原千晶 日本の旗 日本 新任[21]
通訳 横田由佳 日本の旗 日本 新任[21]
事務局 伊東都 日本の旗 日本
出典:チーム公式サイト[22] Vリーグ公式サイト[19] チーム新体制リリース[16]
更新:2020年10月17日

在籍していた主な選手

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b チーム紹介”. 東レアローズ女子バレーボール部. 2013年10月31日閲覧。
  2. ^ a b チーム概要”. Vリーグ機構. 2013年10月21日閲覧。
  3. ^ a b c d チーム沿革”. Vリーグ機構. 2013年10月21日閲覧。
  4. ^ 木村沙織選手のトルコ1部リーグへの移籍について”. 東レアローズ (2012年7月10日). 2013年9月9日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2013年10月19日閲覧。
  5. ^ 木村沙織選手より退団コメント”. 東レアローズ (2012年10月1日). 2013年10月19日閲覧。
  6. ^ 菅野総監督及び福田監督の就任について”. 東レアローズ (2013年5月31日). 2013年10月19日閲覧。
  7. ^ 荒木選手の退社について”. 東レアローズ (2013年10月3日). 2013年10月5日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2013年10月19日閲覧。
  8. ^ 2012/13V・プレミアリーグ女子 個人賞受賞者”. Vリーグ機構 (2013年4月13日). 2013年10月21日閲覧。
  9. ^ Vリーグ機構. “順位表”. 2016年7月16日閲覧。
  10. ^ 東レ・アローズ女子バレーボール部. “テトリ・ディクソン選手の退団について”. 2016年4月19日閲覧。
  11. ^ Vリーグ機構. “順位表”. 2016年7月16日閲覧。
  12. ^ 2018-19 V.LEAGUEの編成について”. Vリーグ機構 (2018年3月24日). 2020年1月28日閲覧。
  13. ^ 2018-19 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN V・ファイナルステージ グランドファイナル 試合結果のお知らせ”. Vリーグ機構 (2019年4月13日). 2020年1月28日閲覧。
  14. ^ ※1月4日更新【V1女子】スターカンファレンス最終順位”. Vリーグ機構 (2020年1月4日). 2020年1月28日閲覧。
  15. ^ ※1/19時点※ 2019-20 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN 最終結果のお知らせ”. Vリーグ機構 (2020年1月19日). 2020年1月28日閲覧。
  16. ^ a b c “2020-21シーズン新体制、スローガンについて” (プレスリリース), 東レアローズ, (2020年5月14日), https://www.toray-arrows.jp/women/schedule/topics/detail.html?key=5FCFB19B037B75BC49258568001B7556 2020年7月12日閲覧。 
  17. ^ 内定選手の加入について”. 東レ・アローズ (2020年1月15日). 2020年1月15日閲覧。
  18. ^ 選手紹介”. 東レ・アローズ. 2020年10月17日閲覧。
  19. ^ a b 東レアローズ”. Vリーグ機構. 2020年10月17日閲覧。
  20. ^ “追加登録選手・スタッフ(女子)リスト一覧” (PDF) (プレスリリース), Vリーグ機構, (2020年8月5日), https://www.vleague.jp/ext/userfiles_2018/20200805new_women.pdf 2020年8月5日閲覧。 
  21. ^ a b 追加登録選手・スタッフ(女子)リスト (PDF)”. Vリーグ機構. 2020年10月17日閲覧。
  22. ^ スタッフ紹介”. 東レ・アローズ. 2020年6月27日閲覧。

関連項目