東京都交通局40形電車

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東京都交通局40形電車
UenoZooMonorail40-2008.jpg
50周年記念ヘッドマークを付けた40形
(2008年2月23日)
基本情報
運用者 東京都交通局
製造所 日本車輌製造
製造年 2001年
製造数 1編成2両
運用開始 2001年5月31日
運用終了 2019年10月31日
投入先 上野懸垂線
主要諸元
編成 2両編成(永久固定連結)
電気方式 直流600V(剛体架線方式)
最高運転速度 15 km/h
起動加速度 2.5 km/h/s
減速度(常用) 3.8 km/h/s
減速度(非常) 5.0 km/h/s
車両定員 31人/両(座席のみ)
自重 6.5t
編成長 19,000 mm
全長 9,500 mm
全幅 1,960 mm
全高 4,860 mm
車体高 2,440 mm
車体 軽合金製
台車 2軸ボギー台車
主電動機 東洋電機製造誘導電動機 TDK6470-A(全閉自冷式)
主電動機出力 7.5 kW × 4
制御方式 IGBT-VVVFインバータ制御
制動装置 電気指令式空気ブレーキ
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東京都交通局40形電車(とうきょうとこうつうきょく40がたでんしゃ)は、東京都交通局上野懸垂線で使用されていた懸垂式モノレール車両

概要[編集]

車内
運転席

老朽化した30形の置き換え用として登場した。日本宝くじ協会の助成金を基に製造された「宝くじ号」である。2001年平成13年)に2両編成1本(2両)が日本車輌製造で製造され、同年5月30日付で入籍(車籍編入)し[1]、翌31日より営業運転を開始した[1]

車体は前面が非貫通型で9m級1扉のアルミニウム合金製となっており、全体的に丸みの帯びた流線形のデザインである。前面窓には1枚窓を採用し、前面窓上には「宝くじ号」の透明ステッカーが貼付されている。前面上部両側には青色の回転灯を装備し、前面窓下両側に前照灯標識灯を、下に東京都シンボルマーク国旗立てを装備し、側扉にはプラグドアを採用した。車体はホワイトで塗装され、前面窓に沿ってレッド、側扉の運転台側がイエロー、車体上部の主要機器類のカバーがグリーンで塗装されており、その他車体全体に動物イラストラッピングが施されているので、子供の来園客に好評である。底部には丸型の電飾が設置されているほか、東園、西園の方向が両車にそれぞれ表記されている。

車内ではFRP製の外向きのロングシートを中央に、同じくFRP製のクロスシートを先頭部に配置したセミクロスシートを装備し、ピンク・ライトブルー・ライトグリーン・イエローで塗装されている。運転席の計器表示にはカラー液晶ディスプレイを採用し、表示システムにMicrosoft Windows XPを用いている[2]

制御方式はIGBT素子によるVVVFインバータであり、主要機器類は主電動機として東洋電機製造製のTDK6470-A(7.5kW)を2基、駆動装置は歯付きベルト組み込み平行多段駆動を採用、台車は特殊なボギー台車を装着する。また、集電装置は2線式剛体架線用のパンタグラフを、冷房装置はインバータ式を採用した。これらの主要機器類は車体上部に搭載され、カバーを装備している。ほか、非常時用の脱出装置としてツルベ式緩降機2組を搭載する。

JR東日本の特急電車(E257系等)と同じミュージックホーンを搭載している。

運用[編集]

1999年(平成11年)12月19日から開始された支柱の耐震工事を含めた上野懸垂線の設備更新が終了した2001年5月31日に営業運転を開始した[1]。同年11月14日に運転中にパンタグラフが破損し運転を休止したが、それを改良して翌2002年(平成14年)3月12日に運転を再開した。

2007年10月から一定期間、上野懸垂線開業50周年記念の特製ヘッドマークが東京都のシンボルマークの上に掲出された。

前述の通り、2011年(平成23年)現在2両編成1本(2両)が在籍し、上野懸垂線上野動物園東園駅上野動物園西園駅間で使用されている。

2019年1月23日、同年11月1日をもって車両・設備の老朽化のため、上野懸垂線を当面の間休止とする旨が発表された。本形式は老朽化のため引退することとなり、末期は引退記念装飾が施された。休止を翌日に控えた10月31日に『40形車両ラストランイベント』が行われ、同日の最終列車をもって運用から退いた。

脚注[編集]

  1. ^ a b c 「2001年度上半期 私鉄車両のうごき」『鉄道ジャーナル』2002年5月(通巻427)号 101頁。
  2. ^ 鉄道トリビア89 マイナビニュース、2017年7月8日閲覧

参考文献[編集]

関連項目[編集]