東京都内少年連続ひったくり事件

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東京都内少年連続ひったくり事件(とうきょうとないれんぞくひったくりじけん)とは、2009年に2人の少年がひったくりなどを4件行った事件である。

概要[編集]

2009年東京都で4件のひったくりなどの事件が相次いだ。この事件で検察は、少年ら二人を強盗致傷窃盗詐欺の罪で逮捕した。2009年2月に東大和市で女性から現金4000円などが入ったバッグをひったくったこと、同年3月に日野市において女性を突き飛ばして全治4か月の重傷を負わせたうえに現金4000円入りのバッグを奪ったこと、さらに同月には多摩市で女性から17万円入りのバッグを奪ったこと、この女性から盗んだクレジットカードを使って量販店でブレスレッド(約9万6000円相当)のバッグを盗んだことの4つの罪で強盗致傷、窃盗、詐欺の罪で主犯とみられる少年を求刑7年として起訴した。

裁判経過[編集]

2010年6月9日に1審・東京地裁立川支部は主犯の少年と見られていた被告について詐欺罪について無罪にし、強盗致傷罪についても窃盗罪に切り替え、懲役3年保護観察つき執行猶予4年の判決を言い渡した。判決ではブレスレットについては実際にだまし取ったのは別の少年で、被告らが写っている防犯ビデオにも画像が断片的で言動を確認できないこと、録音可能にも関わらず音声が証拠化されていないことをあげて、詐欺罪について無罪とした。全治4か月の重傷を負わせたことについては、捜査段階での自白は共犯の少年をかばっていた可能性があり、実行役ではなかった可能性があるとして信用性を否定して強盗致傷罪を適用しなかった。他の窃盗については起訴内容を認めて有罪判決とした。この判決に対して検察は控訴を断念して一部無罪が確定。一部を含めて裁判員裁判の無罪が確定したのはこの事件が初。

参考文献[編集]

2010年6月20日 朝日新聞

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