東海大学付属高輪台高等学校・中等部

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
東海大学付属高輪台高等学校・中等部
TokaiTakanawadaiHS.jpg
過去の名称 電気通信工業学校
東海工業学校
東海高等学校
東海電波高等学校
東海大学高輪台高等学校
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人東海大学
設立年月日 1944年
共学・別学 男女共学
中高一貫教育 併設型(外部混合有)
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
学期 2学期制
高校コード 13533A
所在地 108-8587
外部リンク 東海大学付属高輪台高等学校・中等部
Portal.svg ウィキポータル 教育
Project.svg ウィキプロジェクト 学校
テンプレートを表示

東海大学付属高輪台高等学校・中等部(とうかいだいがくふぞくたかなわだいこうとうがっこう・ちゅうとうぶ)は、東京都港区高輪に所在し、中高一貫教育を提供する東海大学付属私立中学校高等学校。高等学校において、中等部から入学した内部進学の生徒と高等学校から入学した外部進学の生徒との間では、第1学年から混合してクラスを編成する併設型中高一貫校である[1]。 また東海大学の付属高等学校としては、全14校中最古の歴史を持つ高等学校である。

沿革[編集]

  • 1937年 - 財団法人電気通信工業学校設立。
  • 1942年 - 学校法人東海大学の前身となる財団法人国防理工学園設立。
  • 1943年 - 航空科学専門学校開校。
  • 1944年 - 財団法人国防理工学園が電波兵器技術養成所を開設。財団法人電気通信工業学校に電気通信工業学校が、財団法人国防理工学園が電波科学専門学校を開校(電波工業学校を併設)。財団法人国防理工学園に財団法人電気通信工業学校(電気通信工学校)を合併
  • 1945年 - 財団法人国防理工学園を財団法人東海学園と改称。航空科学専門学校と電波科学専門学校を合併し、東海専門学校と改称。電気通信工学校と電波工業学校を合併し、東海工業学校と改称。電波兵器技術練成所を閉鎖。東海専門学校を東海科学専門学校と改称
  • 1947年 - 新学制施行による東海中学校開校
  • 1948年 - 新学制施行により、東海工業学校を東海高等学校と改称(電気通信科)
  • 1952年 - 東海高等学校を東海電波高等学校と改称
  • 1954年 - 東海中学校廃止
  • 1957年 - 東海電波高等学校に電子科設置
  • 1960年 - 東海電波高等学校に計測科、原子科設置
  • 1963年 - 東海電波高等学校に普通科設置
  • 1965年 - 学校法人東海大学より分離し、学校法人東海高輪学園による運営となる
  • 1968年 - 東海電波高等学校を東海大学高輪台高等学校に改称
  • 1987年 - 東海大学高輪台高等学校の電気通信科、電子科、計測科、原子科を電子通信科、情報理数科に改編
  • 1990年 - 東海大学高輪台高等学校を東海大学付属高輪台高等学校に改称。学校法人東海大学に学校法人東海高輪学園合併
  • 1992年 - 東海大学付属高輪台高等学校の電子通信科を生徒募集停止
  • 1996年 - 東海大学付属高輪台高等学校の情報理数科を生徒募集停止。新校舎建設に伴い仮移転。1957年から1971年にかけて建設されたすべての旧校舎を解体
  • 1998年 - 男女共学化。新校舎竣工。創立55周年記念式典を挙行
  • 1999年 - 二学期制を導入
  • 2001年 - 東海大学付属高輪台高等学校の電子通信科、情報数理科、定時制課程を廃止
  • 2002年 - さいたま新都心に総合グラウンド開設
  • 2004年 - 総合グランドにクラブハウス竣工。東海大学付属高輪台高等学校が文部科学省より「スーパーサイエンスハイスクール (SSH)」の指定を受ける。創立60周年記念式典・祝賀会を開催
  • 2005年 - 総合グラウンド2期工事として野球場のネットフェンスを17mに上げ、照明設備を設置、屋外に変電設備設置、井水散水設備完成。東海大学付属高輪台高等学校中等部設置委員会発足
  • 2006年 - 総合グラウンドに全天候型・ナイター完備のテニスコート、移動式ラグビーポール、サブグラウンド(跳躍競技用砂場、ブルペン)、野球場外野ネットフェンス、ダックアウト、カウントボード、スコアーボード完成
  • 2007年 - 総合グラウンドサッカー場外部フェンス、排水用側溝完成。東海大学付属高輪台高等学校中等部開校。アクティブボード(電子黒板)を中等部2教室、化学、生物実験室に設置。東海大学付属高輪台高等学校が「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」に5年間の継続新規指定を受ける
  • 2008年 - アクティブボード(電子黒板)全普通教室、物理実験室、第一会議室、移動用を配備。総合グラウンド(サッカー・ラグビー・陸上競技・ラグビー場)の整地作業、外周の除草作業
  • 2012年 - 文部科学省より第3期「スーパーサイエンスハイスクール (SSH)」の5年間の継続新規指定を受ける。

交通[編集]

最寄り駅は、白金高輪駅泉岳寺駅であり東京の一等地に立地している。東京メトロ南北線(都営地下鉄三田線も含む)自体が比較的新しく開通した線であるため、必然的に駅が深い位置にある。また、東海大学高輪キャンパスが隣接しており建学祭の出展等で交流がある。校名の「高輪台」という名の通り、学校自体が台地の上にあるため緩やかな坂を上って登校する[2]

設備[編集]

  • 地上6階・地下3階の合計9フロアを有し、校舎が立派な外観であることもあり、この点でも非常に人気が高い。裏を返せば縦に細長い校舎であるとも言い換えられる為、校内における計何百段にも上る階段移動は半ば修行である。特に朝会等の体育館における全校行事の後は、概ね2クラス毎に時差を設けて教室に戻らせるとはいえ、極めて横幅の狭い階段に一斉に押しかける事による混雑というアドバンテージも加わるため、5階や6階といった上層階(高校1・2年)の生徒は苦労を強いられている。
  • 校舎からは、レインボーブリッジ東京タワーが見渡せる環境にあり、[要出典]台地に立っている関係上、泉岳寺駅側から見ると「9階建ての建物に見える」と言う声も多い。[要出典]
  • エレベーターが3基(1基24人乗り)備わっている。これは登校時や昼休みの時でも、生徒が自由に使用することができる。ただし、野球部の1年生は部則で使用禁止になっている。
  • 全館冷暖房完備で、各階にコミュニケーションホールを設けているほか、トイレ・洗面所がありトイレにはウォシュレット、自動水洗、ジェットタオルが設置されている。廊下は4m30cmと幅広い。ただ一部の生徒(とりわけ高校1、2年の上層階の生徒)からは、冷暖房に関してあまり適切な効果が発揮されていないとの指摘もある。さらに、6階の一部クラスは冷暖房が壊れてるのだが、校長に修理を申請しても何年も連続で拒否されているため6階の一部クラスは冷暖房完備ではない。
  • コンピュータールームを地下2階に1部屋、地上3階に2部屋の合計3部屋有していたが、全校生徒数の増加対応措置として改装され、その代換として2015年度からMicrosoft Surface計650台が学校側で導入された。また2019年度入学生から、1人1台個人購入が基本となる予定である。
  • 地下2階には自動販売機が5台設置してある。また、同階には売店と400席あるカフェテリア(食堂)がある。ただし、野球部の1年生は部則で使用禁止である。
  • 2008年より全教室に電子黒板を設置し、インターネットやDVDなども見られる。授業でそれらを使用する先生もいるにはいるが、それらを副教材的な位置付けで使用する教師の方が多い。故に、ましてそれらを主教材に授業する教師の数はごく少数であり、基本は黒板のみを使用する授業である。

総合グラウンド[編集]

  • 2004年にさいたま新都心駅付近(さいたま市浦和区大原5丁目4番)に、東京ドームの約2.5倍の広さを誇るグラウンドが開設。全天候型テニス場・野球場・サッカー場(サッカー場には2013年に人工芝が敷設)、クラブハウス等があり、また、ナイター設備を備えており暗くなってきても練習することが可能である。
  • 以前は、総合グラウンドは地質的に水はけが非常に悪く、雨が降った翌日にも使用するのが困難となるため授業や体育祭が延期・中止になることもしばしばあった。しかし、水はけを改善するための工事が完了したため、多少の雨なら翌日にも使用可能になった。平日は、学校からバスで送迎を行っている。体育祭やスポーツ大会、生徒間では通称「外体育」(週に2~3単位ある体育であるにも関わらず、これらは年に数回しか行われない為、普段は体育館やその上で行われる日常の体育と区別する生徒が多い。)と称される体育の屋外授業もここで開催される。学校から部活や行事などで移動する場合は、バス移動になることが多く移動で1時間ほどかかる。

部活動[編集]

  • 毎年、卒業生の約90%が東海大学に進学しており卒業する日までしっかりと部活動に取り組める。
  • 吹奏楽部は全国的に有名であり、2002年に全日本吹奏楽コンクールへ初出場で金賞受賞。2018年時点で13回出場、うち8回金賞受賞の記録を打ち立てた生徒誰もが認めるこの学校の唯一無二の看板部活である。
  • サッカー部は2009年に行われたインターハイ(高校総体)に出場を果たすが、東北の強豪、青森山田高に2-4で敗れている。2016年にも2回目のインターハイ出場を果たしている。顧問の中にはサッカー経験者なのか怪しい顧問もいるという。
  • 野球部は2008年と2017年に夏の東東京大会の決勝進出、2015年には選抜高校野球大会21世紀枠推薦校(秋の都大会でベスト4)として東京都から推薦されるなど健闘している。夏の大会の決勝戦では、2008年には関東第一高に5-11で、2017年では二松学舎大附属高に1-9で敗れ、甲子園初出場の夢は叶わなかった。なお、2010年に東海大市原望洋が甲子園に出場したことにより、野球部のない東海大望星を除き、東海大系列13校の中で、春夏通じて唯一の甲子園未出場の学校となっている。
  • 各部活動も非常に盛んで、ダンス部は全国大会上位進出の常連であり、ここ最近では、柔道部が全国高等学校柔道選手権・関東大会出場、剣道部が関東大会出場、スキー部がインターハイ(高校総体)国体・関東大会出場をそれぞれ果たしている。さらに、近年活躍の目立つゴルフ部は、2015〜17年、毎年東京代表として、関東高校ゴルフ選手権決勝大会に進んでいる。特に団体戦は2大会連続、個人戦は5大会で連続出場を果たしている。 2017年夏季東京都選手権においても、個人戦は1位タイ準優勝と4位に、団体戦も石川遼を輩出した10年連続全国大会に出場中の強豪杉並学院に続き準優勝している。

剛健旅行[編集]

  • 中等部男女は15.8km(雨天時は、10.7km)、高校男子は39.7km(雨天時は、30.6km)、高校女子は27.0km(雨天時は、21.9km)を歩く行事であり、年1回開催される。中等部男女・高校女子は昼間にスタートする。そして、高校男子は夕方から歩き始め、夜中の山中を歩き通す(部活動によっては走る)ことで完踏することになる。
  • 1996年と2006年は、雷雨により中止となった。また、2014年は台風接近により中止になった。ただし、予報よりも早く通り過ぎたため当日は台風一過で快晴だった。当初は、山梨県塩山市塩山北中学校から奥多摩湖レストハウスまでの山中の青梅街道を夜通し歩くというものであったが、その後、群馬県嬬恋村にある東海大学嬬恋研修センター周辺の道に場所が変更になり、現在に至る。

校則[編集]

  • 携帯電話は持っていっても良いが、イヤホンの持ち込み及び使用に関しては中等部は禁止になっている。またSNSも校則上は禁止となっているが、部活動単位で厳しく指導されるダンス部を除き、不祥事さえ起こさなければ学校側からこれといった指導は入らないため、SNSのアカウントを持つ生徒は潜在的ながら極めて多い。さらにSNSを影ながら監視し日々取り締まりを行っていると生徒間で噂されている先生の集団である通称「サイバー班(呼称は一例)」もまるで機能していないため、SNSで個人情報をオープンにするようなリテラシーのない生徒はともかくとして、基本は「実画面を先生に見られないようにする」程度の対策で十分であると思われる。ましてSNS経由での個人情報の流出について厳しく指導する割には、部活動の顧問である教師が部活動に参加している生徒の写っている写真を教師個人のSNSで公開するという事を平然と行っており、またそれらについては学校側も異を唱えず黙認しているが為に、前述した通りほぼ空気条項と化しているとはいえ、この校則に対して疑問や不満を抱く生徒は多い。
  • 服装などは男女問わず厳しい。ネクタイが少しでも下がっていると警告される。また、髪型などに関しても厳しい。月に一回、朝会(又は月が始まって最初に体育館で行われる全体集合)で頭髪検査があり、耳や襟に少しでも髪の毛がかかっていた場合は、髪を切り、許可がでるまで先生に見せに行かなければならない。それでもなお切らない場合は、最後の奥の手として学校付近の美容室で先生の立ち会いと監視の下で行われる「強制断髪」の処置が行われる。この場合、当然ながら生徒側に髪型の選択権は存在しない。ここまで見るとかなり頭髪に関しては厳しいようだが、しかしこれも割と基準が曖昧な筋があり、明らかに引っかかるほど髪が耳にかかっているのに通過してしまったり、その逆の例もまた然りな為、生徒間では「生徒で選んでいる(即ち俗に言う顔パス)」との説が噂される程である。
  • 登校ルートに関しての規定が細かく設けられており、都営浅草線泉岳寺駅からの登校の場合はA3出口から伊皿子坂を経由して登校しなければならないと定められている(隣にある高輪中学校・高等学校との積み重なった一連のトラブルに由来するものとの説が濃厚)。
  • 建学祭に関しても校則がかなり厳しく、また権利関係にも厳しい(というより、世間一般常識的な権利関係の制限事項を当校独自の基準により誇張解釈する事によって作品などあらゆる面で制限している)せいか、自由なことは殆ど出来ない。ちなみに、各クラスごとに製作する「クラスTシャツ」というものがあるが、これは教室内のみで着用することとなっている。

著名な出身者[編集]

脚注および参照[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 東海大学付属高輪台高校の学校情報(高校受験パスナビ)旺文社)の「ワンポイント情報」の冒頭に「●内部進学生とは1年次から混合クラス。」と掲載されている。
  2. ^ 鉄道利用通学に限る。
  3. ^ 約100段にも及ぶ港区役所高輪支所脇の階段か天神坂を登る必要がある。この場合、合計で250段近くの階段を登らなくてはならない。一番出口にはエスカレーターエレベーターが設置されているが、登校時間でもある平日午前8時過ぎから8時15分頃まではエスカレーターに当校の生徒の行列ができることもある。
  4. ^ 公式サイト上でのデータ。地図上の距離から単純に算出されたが、土地の高低差があるために6分で向かうことは到底不可能で、実際の所要時間は10分以上とされる。
  5. ^ 斜度は緩めであるが距離が長い伊皿子坂を登る必要がある。
  6. ^ 徒歩で通うことも可能であるが、桂坂もしくは柘榴坂を登る必要があり、徒歩では少し距離がある。品川駅からは上記の都営バス目黒駅行(品93)で、最寄りバス停の高輪警察署まで行くことができる。

関連項目[編集]