松島茂

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まつしま しげる
松島 茂
プロフィール
出身地 日本の旗 埼玉県蕨市
生年月日 1972年3月5日
没年月日 (2020-02-23) 2020年2月23日(47歳没)
血液型 B型
最終学歴 早稲田大学教育学部
勤務局 文化放送
部署 放送事業局 報道スポーツ センター
活動期間 1994年 - 2020年
ジャンル スポーツ
配偶者 あり
出演番組・活動
出演経歴 文化放送ライオンズナイター
文化放送ホームランナイター
箱根駅伝実況中継
岩本勉のまいどスポーツ
アナウンサー: テンプレート - カテゴリ

松島 茂(まつしま しげる、1972年3月5日 - 2020年2月23日)は、日本アナウンサー文化放送への在職中に逝去した。

来歴・人物[編集]

埼玉県蕨市の出身で、同県の川口市(旧鳩ヶ谷市)内で長らく生活していた。

早稲田中学校・高等学校を経て進学した早稲田大学教育学部では、多数のアナウンサーを輩出してきた学内のアナウンス研究会で活動[1]九州朝日放送を経てフリーアナウンサーとしてスポーツ中継などでで活動している加藤暁は、高校・大学・アナウンス研究会での同期であった。

大学卒業後の1994年に、アナウンサーとして文化放送へ入社した。同期入社のアナウンサーは吉田涙子(現在は報道部の記者)。

文化放送では、先輩アナウンサーの長谷川太や早稲田大学アナウンス研究会での後輩でもある飯塚治などとともに、スポーツ中継の実況やリポートを主に担当。『文化放送ライオンズナイター』(プロ野球中継)や箱根駅伝実況中継などを中心に活動していたほか、2006年のFIFAワールドカップでは、リポーターとして開催国のドイツへ派遣されていた。

プロ野球中継では、2004年10月25日日本シリーズ第7戦中日ドラゴンズ西武ライオンズ戦で、西武の日本シリーズ制覇の瞬間を実況。2015年10月1日に『文化放送ライオンズナイター』で放送されたオリックス・バファローズ埼玉西武ライオンズ戦(京セラドーム大阪)中継では、秋山翔吾(当時は西武の外野手)がNPB一軍公式戦のシーズン最多安打記録(216安打)を達成した瞬間を伝えた[2]。さらに、2004年アテネオリンピック2016年リオデジャネイロオリンピックでは、ジャパンコンソーシアムへの派遣アナウンサーとしてラジオ中継で実況。担当競技は不明だが、日本代表の銅メダル獲得の瞬間を伝えたこともあったという。このような経験から、2020年東京オリンピックの開催が決まってからは、女子競泳競技決勝の中継で池江璃花子による金メダル獲得の瞬間を実況することを目標に掲げていた[3]

2019年の11月末までは、スポーツアナウンサーとして活動しながら、スポーツ中継やスポーツ関連番組のプロデューサー・ディレクターを兼務。同年9月24日の『文化放送ライオンズナイター』では、千葉ロッテマリーンズ埼玉西武ライオンズ戦(ZOZOマリンスタジアム)中継の実況担当として、西武のパシフィック・リーグ2連覇達成の瞬間を伝えていた。その一方で、翌10月には、息苦しさを感じるなどの体調不良が続いたという[3]。後に受診した健康診断でがんが判明したため、12月以降は放送の現場を離れて、病院での療養に専念[4]Twitter上に開設していた自身のアカウントや、2007年2月4日から毎週月曜日にレギュラーで出演していた『岩本勉のまいどスポーツ』では、「私少々体調を崩してしまいまして、お休みをいただいています。しっかり体のメンテナンスをして又放送マイクの前に戻ります」とだけ発表していた[3]

2020年2月23日の7時20分に、肺腺ガンのため逝去した。47歳没[5]。文化放送では、翌24日に松島の訃報を伝えるとともに、松島の病名を初めて公表した[6]。生前最後に出演したスポーツ中継は2019年10月22日プロ野球日本シリーズ第3戦東京ドーム読売ジャイアンツ福岡ソフトバンクホークス戦)関東ローカル向けラジオ中継(実況担当)、最後にスタジオから出演した番組は同年11月25日に生放送の『岩本勉のまいどスポーツ』[4]

現役のスポーツアナウンサーとして活動中の逝去であったため、訃報が伝わった直後からは、文化放送の番組共演者・関係者にとどまらず、他局やフリーランスのアナウンサー(早稲田大学アナウンス研究会のOBなど)が追悼のコメントを出演番組などで相次いで発表。西武から2020年にMLBシンシナティ・レッズに移籍したばかりの秋山からは、西武時代に松島との親交が深かった縁で、日本プロ野球のオープン戦に相当する「プレシーズンゲーム」でMLBにおける対外試合初安打を放った際のボールが遺族に急遽きゅうきょ届けられた。2020年2月28日に川口市内で執り行われた葬儀告別式では、『文化放送ライオンズナイター』でたびたび共演していた松沼博久が弔辞を述べた[7]ほか、2019年10月23日プロ野球日本シリーズ第4戦の記者証やプロ野球・箱根駅伝の取材メモなどがに収められている。戒名は、自身の名前(茂)や経歴(早稲田大学出身のアナウンサー)にちなんで「放音稲茂居士」[8]。松島の急逝を受け、文化放送は2月25日から3月6日までの11日間にわたり、同社受付に一般聴取者用の記帳台を設け、期間中に訪れて記帳した一般聴取者は約1500人に上った[9]

文化放送で毎年発売している「アナウンサーカレンダー」の2008年版に、飼い犬と一緒に映った写真が使われたほどの愛犬家。また、相撲が得意で、生前は「アナウンサーになっていなかったら横綱になっていた」と称していた。

ちなみに、東洋大学陸上競技部員時代に箱根駅伝関連の取材を通じて知り合った柏原竜二とは、卒業後も親しく交流。富士通陸上競技部で現役を引退した後の2019年には、『箱根駅伝の道』(箱根駅伝への出場を目指す学生ランナーや選手を支える関係者を紹介する取材企画で毎年10 - 12月に放送)の担当プロデューサー兼アナウンサーとして、柏原のナビゲーター起用に尽力した。このような縁から、松島の訃報を受けて追悼文を公表した[10]

また、2019年4月に柏原と結婚した八木菜緒は、文化放送契約アナウンサー時代の2016年3月28日から2018年3月26日まで、『岩本勉のまいどスポーツ』のアシスタントとして松島と共演していた。その縁で、2019年4月22日の同番組では、松島同席の下で夫婦揃って結婚を報告[11]。さらに、松島の葬儀や告別式にも参列している[7]

過去の担当番組[編集]

  • 梶原しげるの本気でDONDON
  • ライオンズナイター
  • ホームランナイター
  • 箱根駅伝実況中継
    • 中継所のリポーターを経て、2019年まで往路(または復路)のセンター実況を担当。プロ野球のナイターオフ期間には、本戦への出場校を取材したうえで、その模様を『箱根駅伝への道』(2013年度以降は『文化放送スポーツスクエア SET UP!!』への内包コーナーとして放送)で随時報告していた。
    • 肺腺ガンで入院加療中だった2020年にも、クレジット上は企画担当として中継に参画。実際の中継では、松島に代わって、後輩アナウンサーの寺島啓太がセンター実況担当に初めて抜擢ばってきされていた。
  • おはよう寺ちゃん 活動中
    • 箱根駅伝の中継日(1月2日・3日)が平日と重なる場合に中継の直前まで放送されることから、駅伝の優勝校を予想する企画で、毎年正月の放送に出演することが恒例になっていた[3]
  • 競馬中継
  • 競艇LIVE鈴木光裕からSG戦中継の実況担当を継承)
  • オートレース中継
    • スーパースター王座決定戦では、2012年にラジオ中継の実況、2013年6・7月にテレビ中継(CS放送)の司会・実況を担当。以降も不定期で、テレビ中継に出演していた。
  • 岩本勉のまいどスポーツ(2007年2月4日放送分よりアシスタントを担当)
    • レギュラーアシスタントへ起用される前にも、臨時のアシスタントとして1回出演。起用後は、プロデューサーも兼務していた。
    • 2019年11月25日放送分まで出演した後に休演。翌週(12月2日)の放送分で、体調不良による休演である旨のコメントを出した。
    • パーソナリティの岩本勉は松島と同学年で、共演を重ねるにつれて、プライベートでも親交を深めていたという[12]。2020年2月10日放送分では、当時病院で療養中だった松島を見舞ったことを明かしている。
    • 逝去の翌日(2020年2月24日)が月曜日であったため、同日と翌週(3月2日)は、松島への追悼特別番組として放送。2月24日放送分では、アナウンス部長の太田英明と長谷川が松島の訃報を冒頭で伝えた[12]後に、生前親交の深かった柏原・えのきどいちろう東尾修らがスタジオや電話で松島の思い出やエピソードを語った。
  • ナス☆シスのおねがいミッドナイトエンジェル(超!A&G+)第1部の冒頭のナレーション担当。※2010年10月4日スタートの番組
  • ライオンズエキスプレス
    • 主に月曜日を担当。そのまま前述の『まいどスポーツ』に出演していた。
  • 日野ミッドナイトグラフティ 走れ!歌謡曲
    • 毎年春・夏・秋の3回にわたって設けられる日本プロ野球・メジャーリーグ関連のコーナーで、2019年の途中まで岩本と共演していた。
  • サタデースポーツパラダイス(ナイターオフ期の土曜日夕方のスポーツニュース枠)
  • センパツ!(2009年10月 - 2010年9月、火曜日・木曜日キャッチャー)
  • 菅野しろうのアナログ情報バラエティ しろバラ(番組内のスポーツコーナー「すぽバラ!」「箱根駅伝への道」に不定期出演)
  • 吉田照美 ソコダイジナトコ(「7時の情報デリバリー」の月曜枠「ソコトコ スポーツ」に不定期で出演)

以下はいずれも、文化放送からジャパンコンソーシアムへの派遣アナウンサーとして、ラジオでの競技中継の実況を担当。

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ 研究会での直系の先輩に上泉雄一毎日放送)、初田啓介TBSテレビ)、山内宏明ニッポン放送)、加藤以外の同期生に土井敏之NHK→TBSテレビ)、川畑恒一北海道放送)、藺草英己福島テレビ)、節丸裕一(フリー)、2年後輩に宮部和裕CBCテレビ)などがいる(加藤暁. “Profile”. 加藤暁の熱き実況日記. 2020年3月8日閲覧。)。川畑とは、2019年7月3日に北海道放送と文化放送の相互ネットで放送された北海道日本ハムファイターズ対西武戦(札幌ドーム)のラジオ中継で初共演(実況:川畑、西武側ベンチリポーター:松島)。翌4日の同カード中継も相互ネットで放送されたため、川畑が日本ハム側、松島が西武側のベンチリポーターを務めた。
  2. ^ “松島 茂アナウンサー 名実況、番組名場面”. 岩本勉のまいどスポーツ. (2020年3月2日). http://www.joqr.net/blog/maido/archives/2020/03/post_550.html 2020年3月26日閲覧。 
  3. ^ a b c d “松島アナ訃報 箱根駅伝、西武ファン、同僚アナが涙”. 日刊スポーツ. (2020年2月24日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202002240000534.html 2020年3月8日閲覧。 
  4. ^ a b “文化放送・松島茂アナ、肺腺がんのため47歳で死去 プロ野球、箱根駅伝の実況などで活躍”. スポーツ報知. (2020年2月24日). https://hochi.news/articles/20200224-OHT1T50133.html 2020年3月8日閲覧。 
  5. ^ @bunkamatsuの2020年2月24日のツイート2020年3月8日閲覧。
  6. ^ “松島茂アナウンサーの訃報および記帳台設置について” (プレスリリース), 文化放送, (2020年2月24日), http://www.joqr.co.jp/article/detail/post_279.php 2020年2月24日閲覧。 
  7. ^ a b “松島茂さん葬儀 松沼博久氏「目力があった」と弔辞”. 日刊スポーツ. (2020年2月28日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202002280000369.html 2020年3月8日閲覧。 
  8. ^ “松島アナ棺に日本シリーズ記者証や箱根駅伝取材ノートなど”. 日刊スポーツ. (2020年2月27日). https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202002270000862.html 2020年3月8日閲覧。 
  9. ^ “文化放送社長が謝意、松島茂さん悼み記帳1500人”. 日刊スポーツ. (2020年3月16日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202003160000364.html 2020年5月7日閲覧。 
  10. ^ 柏原竜二 (2020年2月25日). “松島アナへ”. note. ピースオブケイク. 2020年3月8日閲覧。
  11. ^ “柏原竜二さん&八木アナ、結婚後初の公の場…プロポーズは正座で「結婚して下さい」”. スポーツ報知. (2019年4月22日). https://hochi.news/articles/20190422-OHT1T50166.html 2020年3月8日閲覧。 
  12. ^ a b “岩ちゃん、松島茂アナの死去に涙「親友の一人やった」”. スポーツ報知. (2020年2月24日). https://hochi.news/articles/20200224-OHT1T50158.html 2020年3月8日閲覧。