松崎港

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松崎港
Ushibarayama Chomin no Mori Park, june 2012 (14655465877).jpg
牛原山町民の森から見た松崎港
所在地
日本の旗 日本
所在地 静岡県賀茂郡松崎町
座標 北緯34度45分23.7秒 東経138度46分28.7秒 / 北緯34.756583度 東経138.774639度 / 34.756583; 138.774639座標: 北緯34度45分23.7秒 東経138度46分28.7秒 / 北緯34.756583度 東経138.774639度 / 34.756583; 138.774639
詳細
管理者 静岡県
種類 地方港湾
統計
統計年度 2015年度
発着数 924隻(24,208総トン)[1]
公式サイト 静岡県
2011年撮影の航空写真。出典:『国土交通省「国土画像情報(カラー空中写真)」(配布元:国土地理院地図・空中写真閲覧サービス)』

松崎港(まつざきこう)は、静岡県賀茂郡松崎町にある地方港湾。管理者は静岡県下田土木事務所。

概要[編集]

港内の北側に水深6.0m・延長130mの新港岸壁、南側に高速船の発着していた水深3.0m・延長35mの松崎桟橋がある[2]

那賀川と岩科川が駿河湾の近くで合流しており、その河口右岸を活用している河口港である[3]

2015年度の発着数は924隻(24,208総トン)、うち外航商船3隻(9,160総トン)である[1]

歴史[編集]

伊豆半島西海岸は陸路の交通が不便なため相対的に海運が発達し、当港も大型の帆船が出入してきた[4]中世には伊豆水軍の渡辺氏の船溜として利用されていたと見られる[3]江戸時代には、カツオ鰹節イグサ年貢米などが上方江戸に出荷された[3]天保12年(1841年)の韮山代官宛の文書によれば、300積み以上の廻船7隻が松崎港と上方や江戸を往復していた[3]

1882年には沼津港との、次いで清水港とも定期航路が開設され、近海漁業や後背地の採石場からの石材搬出、波勝崎などへの観光客運送などを担う拠点となった[4]1952年に地方港湾として指定されている[4]1962年には導流堤と無人灯台が設置された[5]

1960年代から自家用車が普及すると当地の交通の中心の座を譲るようになった[3]1974年には伊豆箱根鉄道の西伊豆航路にこばるとあろーが就航し、土肥港堂ヶ島を経由して沼津港までの所要時間が最短1時間20分となったが、2003年に廃止された[6]2000年には、沼津港とともに特定地域振興重要港湾に指定されている[7]

静岡県の「駿河湾港アクションプラン」の中で、清水港や土肥港、大井川港との間に旅客船の航路を設ける事が検討されている[8]

脚注[編集]

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  1. ^ a b 港湾統計(平成27年度)第3部第1表
  2. ^ 静岡県 交通基盤部/港湾局 2013, p. 94
  3. ^ a b c d e 海の東海道 4-6 松崎湊”. 社団法人静岡県建築士会. 2015年9月26日閲覧。
  4. ^ a b c 「角川日本地名大辞典」編纂委員会, 2002 & 「松崎港」
  5. ^ あゆみ 1962 -”. 松崎町. 2015年9月26日閲覧。
  6. ^ 高速船「こばるとあろー」”. 松崎町. 2015年9月26日閲覧。
  7. ^ 港湾の紹介 松崎港”. 静岡県. 2015年9月26日閲覧。
  8. ^ 静岡県 交通基盤部/港湾局 2013, p. 91

参考文献[編集]

  • 静岡県 交通基盤部/港湾局 (2013-12-19). 「駿河湾港アクションプラン」推進計画検討委員会第4回委員会【参考資料5】 (Report). https://www.pref.shizuoka.jp/kensetsu/ke-410/documents/11-05_sankoushiryou.pdf. 
  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 『角川日本地名大辞典 CD-ROM版』 角川書店、2002年。ISBN 4049081075。
  • 『港湾統計(年報)』 国土交通省、2016年http://www.mlit.go.jp/k-toukei/01/annual/01a0pdf.html2017年6月7日閲覧