柏の葉キャンパス駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
柏の葉キャンパス駅 | |
---|---|
![]() 西口(2011年1月) | |
かしわのはキャンパス Kashiwanoha-campus | |
◄TX12 流山おおたかの森 (3.5km) (2.0km) 柏たなか TX14► | |
![]() | |
所在地 | 千葉県柏市若柴174 |
駅番号 | TX13 |
所属事業者 | 首都圏新都市鉄道 |
所属路線 | つくばエクスプレス |
キロ程 | 30.0km(秋葉原起点) |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
18,015人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 2005年(平成17年)8月24日[1] |
柏の葉キャンパス駅(かしわのはキャンパスえき)は、千葉県柏市若柴にある、首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスの駅である。駅番号はTX13。
歴史[編集]
駅を中心とした広大な地域で公共・民間・大学が連携して、「国際学術都市」、「次世代環境都市」を目指した「柏の葉国際キャンパスタウン構想」が進行している[2]。
年表[編集]
- 2003年(平成15年)
- 2005年(平成17年)8月24日:開業[1]。
- 2007年(平成19年)3月18日:ICカード「PASMO」の利用が可能となる[5]。
- 2012年(平成24年)10月15日:通勤快速の運行が開始され、停車駅となる[6]。
駅名の由来[編集]
柏の葉公園と東京大学柏地区キャンパスがあることから、「柏の葉キャンパス」とした[7]。計画中の仮称は「柏北部中央」であった[3]。
駅構造[編集]

![]() | この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。2018年7月) ( |
鉄道の軌道を支える土木構造と屋根や外装を支える建築構造とを独立させたハイブリッド構造となっている。これにより建築構造は軽く、すっきりとしたものとなった。大規模な公園に面した西側は波のある風を、住宅街に面した東側は穏やかな風をイメージしている。駅や都市空間デザインで有名な建築デザイナー渡辺誠による設計である。
ジャパンラグビートップリーグ(NECグリーンロケッツ)の試合が行われる柏の葉公園総合競技場[注 1]が当駅徒歩圏にあり、駅構内にはNECグリーンロケッツの旗が飾られている。
のりば[編集]
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ![]() |
下り | 守谷・つくば方面[8] |
2 | 上り | 北千住・秋葉原方面[8] |
利用状況[編集]
2019年(令和元年)度の1日平均乗車人員は18,015人である[利用客数 1]。
開業以来の1日平均乗車人員推移は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
2005年(平成17年) | 3,916 | [* 1] |
2006年(平成18年) | 6,795 | [* 2] |
2007年(平成19年) | 9,106 | [* 3] |
2008年(平成20年) | 10,136 | [* 4] |
2009年(平成21年) | 11,010 | [* 5] |
2010年(平成22年) | 11,677 | [* 6] |
2011年(平成23年) | 12,152 | [* 7] |
2012年(平成24年) | 12,744 | [* 8] |
2013年(平成25年) | 13,974 | [* 9] |
2014年(平成26年) | 14,320 | [* 10] |
2015年(平成27年) | 14,996 | [* 11] |
2016年(平成28年) | 15,451 | [* 12] |
2017年(平成29年) | 16,431 | [* 13] |
2018年(平成30年) | 17,163 | [* 14] |
2019年(令和元年) | 18,015 |
駅周辺[編集]
駅周辺には集合住宅、教育機関、商業施設などが集約する。駅東側には常磐自動車道(柏インターチェンジ)、北側には国道16号、南側には千葉県道47号守谷流山線、千葉県道279号豊四季停車場高田原線が走る。
当駅周辺では、柏都市計画事業柏北西部中央地区一体型特定土地区画整理事業に基づき、千葉県、三井不動産を中心に整備が行われている。また、西に隣接する地域(柏の葉一丁目 - 六丁目)は1990年(平成2年)に柏都市計画事業柏通信所跡土地区画整理事業として整備が完了している。
駅高架下[編集]
駅の高架下には商業・飲食施設として「TXアベニュー柏の葉」とその北側の「柏の葉かけだし横丁」[9]、駐輪場が作られている。
- TXアベニュー柏の葉 - テナントの一覧・詳細情報は公式サイト「TXアベニュー柏の葉」を参照。
- 柏の葉キャンパス郵便局
西口[編集]
駅に隣接してららぽーと柏の葉が立地する。その他の駅前区画整理地(若柴)は現在開発中で、大規模高層マンション群(パークシティ柏の葉キャンパス)などが立地する。
また、隣接する1980年代から1990年代にかけて先行して整備された地域(柏の葉一丁目から六丁目)では千葉大学環境フィールド科学センターが立地し、千葉県立柏の葉公園、東京大学柏キャンパスなど、国・県の各種機関の施設が集積する郊外型研究機関団地がある。国土交通省が発表した「IT EXPRESS構想」の中で「学術・新産業拠点」として位置付けられている。
- 集合住宅・住宅街
- パークシティ柏の葉キャンパス ザ・ゲートタワー
- パークシティ柏の葉キャンパス 二番街
- デュオセーヌ柏の葉キャンパス
- 行政機関・公共施設
- 教育機関
- 東京大学(柏IIキャンパス)
- 新領域創成科学研究科附属生涯スポーツ健康科学研究センター
- 東京大学(柏の葉駅前キャンパス)
- UDCK(柏の葉アーバンデザインセンター)
- 千葉大学(柏の葉キャンパス)
- 環境健康都市園芸フィールド科学教育研究センター
- 予防医学センター
- 柏の葉診療所東洋医学センター
- 農場生産品直売所 緑楽来 (みらくる)
- 千葉県立柏の葉高等学校
- 医療機関
- 辻仲病院柏の葉
- 金融機関
- 商業施設・宿泊施設
- ららぽーと柏の葉[11]。
- 柏の葉T-SITE(蔦屋書店を中核とした生活提案型商業施設)
- 三井ガーデンホテル柏の葉
- 柏の葉カンファレンスセンター
- パークアクシス柏の葉
- 柏の葉インターナショナルビレッジ (KIV)
- ホテルデルプラド
- 企業
- 大日本印刷 研究開発センタ-
- DNPテクノポリマー
- DNPテクノフィルム
- 公園
- 千葉県立柏の葉公園
- こんぶくろ池自然博物公園
- アクアテラス柏の葉(親水空間)
東口[編集]
駅に隣接して高層マンション群「パークシティ柏の葉キャンパス 一番街」が立地する。開発される面積は狭いものの、西口同様にマンションを中心に開発が進められている。
集合住宅・住宅街
- パークシティ柏の葉キャンパス 一番街
- 柏の葉サービスコーナー
行政機関・公共施設
- 柏警察署 柏の葉キャンパス交番
- 柏市公設総合地方卸売市場
教育機関
- 柏市立柏の葉中学校
- 柏市立柏の葉小学校
医療機関
- 柏たなか病院デイケア
商業施設・宿泊施設
- 柏の葉KADOビル(商業施設)
- ホテルサンオーク柏の葉
- アニヴェルセル柏
- アルドールテニスステージ柏の葉キャンパス校
バス路線[編集]
西口からは柏の葉公園・流山おおたかの森駅・江戸川台駅・羽田空港方面、東口からは北柏ライフタウンや東急柏ビレジ方面の路線バスが発車する。
西口[編集]
乗場 | 系統番号 | 主要経由地 | 行先 | 運行会社 |
---|---|---|---|---|
1番 | 西柏03 | 国立がん研究センター・東大前・駒木 | 流山おおたかの森駅東口 | ■東武 |
西柏04 | 国立がん研究センター・東大前・青田 | 江戸川台駅東口 | ||
西柏10 | 東大前・流経大柏高校前・みどり台中央 | |||
2番 | 西柏02 | 柏の葉公園中央・高田車庫入口・梅林・三間 | 柏駅西口 | |
西柏05 | 柏の葉公園中央・高田車庫入口 | 高田車庫 | ||
西柏11 | SGリアルティ柏 | |||
空港リムジン | 直行(圏央道経由) | 成田空港 | 成田空港交通 | |
空港リムジン | 直行 | 羽田空港 | 東武・京急 |
東口[編集]
乗場 | 系統番号 | 主要経由地 | 行先 | 運行会社 |
---|---|---|---|---|
1番 | 柏08 | 松葉町七丁目・北柏ライフタウン | ライフタウン循環 | ■東武 |
2番 | 柏09 | 若柴・庚塚・松ヶ崎 | 柏駅西口 | |
3番 | 柏10 | 花野井木戸 | 東急柏ビレジ |
有楽町駅・上野駅発我孫子駅行の深夜急行バス「ミッドナイトアロー柏・我孫子号」(東武バスイースト)も東口で降車扱い。(乗車は不可)
その他[編集]
隣の駅[編集]
- 首都圏新都市鉄道
- つくばエクスプレス
脚注[編集]
記事本文[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ a b “県内5駅 つくばエクスプレス開業 県内企業、新動脈に期待感 沿線の魅力づけ必要”. 千葉日報 (千葉日報社): pp. 朝刊 1,4,15. (2005年8月25日)
- ^ “柏の葉キャンパス駅 駅・駅ナカ情報 つくばエクスプレス”. www.mir.co.jp. 2019年1月30日閲覧。
- ^ a b “無事故祈り鍬入れ 柏北部中央駅の建設工事 市長ら出席し安全祈願祭”. 千葉日報 (千葉日報社): pp. 朝刊 16. (2003年7月24日)
- ^ “全20駅の名称発表 つくばエクスプレス 県内5駅名も決定”. 千葉日報 (千葉日報社): pp. 朝刊 16. (2003年10月9日)
- ^ “PASMOは3月18日(日)サービスを開始します ー鉄道23事業者、バス31事業者が導入し、順次拡大してまいりますー” (日本語) (PDF) (プレスリリース), PASMO協議会/パスモ, (2006年12月21日), オリジナルの2020年5月1日時点におけるアーカイブ。 2020年5月12日閲覧。
- ^ “10月15日(月)にダイヤ改正を実施いたします。 〜輸送力を増やし、利便性の向上を図ります〜” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 首都圏新都市鉄道, (2012年7月26日), オリジナルの2014年8月14日時点におけるアーカイブ。 2020年5月12日閲覧。
- ^ FOOD MAP TSUKUBA EXPRESS CHIBA area vol.3(首都圏新都市鉄道株式会社)
- ^ a b “時刻表 | 柏の葉キャンパス駅”. つくばエクスプレス. 首都圏新都市鉄道. 2020年2月25日閲覧。
- ^ “つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス」駅北側高架下の屋台風飲食店舗街 9月20日「柏の葉かけだし横丁」第1期グランドオープン” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 首都圏新都市鉄道/三井不動産, (2018年9月18日), オリジナルの2020年5月1日時点におけるアーカイブ。 2020年5月1日閲覧。
- ^ “「柏の葉」支店を開設 千葉銀が来月10日 個人取引に特化”. 千葉日報 (千葉日報社): pp. 朝刊 4. (2006年6月2日)
- ^ “国際学園都市目指し整備 「柏の葉」 UDCKオープン ららぽーとは、あす開店”. 千葉日報 (千葉日報社): pp. 朝刊 15. (2006年11月21日)
利用状況[編集]
- 私鉄の1日平均利用客数
- 私鉄の統計データ
- 千葉県統計年鑑
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
|