根尾昂

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根尾 昂
中日ドラゴンズ #7
A.Neo.jpg
2019年6月23日、ナゴヤ球場にて
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 岐阜県吉城郡河合村(現:飛騨市
生年月日 (2000-04-19) 2000年4月19日(21歳)
身長
体重
177[1] cm
80[1] kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 外野手遊撃手二塁手
プロ入り 2018年 ドラフト1位
初出場 2019年9月29日
年俸 1,100万円(2021年)[2]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

根尾 昂(ねお あきら、2000年4月19日 - )は、岐阜県吉城郡河合村(現:飛騨市)出身[3]プロ野球選手外野手内野手)。右投左打。中日ドラゴンズ所属。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

飛騨市立河合小学校2年時に「古川西クラブ」に入団し野球を始める。主に投手三塁手を務め、ドラゴンズジュニアにも選抜された。飛騨市立古川中学校時代は「飛騨高山ボーイズ」に所属。投手と遊撃手を務め、中学3年時には最速146km/hを記録したことから「スーパー中学生」として注目される存在だった[4][5]。また中日スポーツはこの当時から根尾の才能に着目、記事として掲載している[6]

大阪桐蔭高等学校進学後は1年夏からベンチ入り[7]。2年春からは主力となり、投手、遊撃手に加えチーム状況によっては外野手もこなしながら[8]、2年春から3年夏まで4季連続で甲子園大会出場を果たし、そのうち2年春3年春3年夏で全国優勝。同じく下級生から主力として活躍していた同学年の藤原恭大柿木蓮横川凱らとともに「大阪桐蔭最強世代」の一角として史上3校目の春連覇、2012年に次ぐ史上初の2度目の春夏連覇に貢献した[9]

2018年10月25日に行われたドラフト会議では中日ドラゴンズ北海道日本ハムファイターズ読売ジャイアンツ東京ヤクルトスワローズの4球団から1位指名を受け、抽選の結果中日が交渉権を獲得[10]。11月4日には最高条件となる契約金1億円・出来高5,000万円・年俸1,500万円で仮契約を結び(金額は推定)、同日の記者会見では「ポジションはショート一本でいかせて下さいとお伝えしました」と遊撃手に専念することを宣言した[11][12]。背番号は7[13]。藤原、柿木、横川もドラフト指名され、同一高校から同時に4人がドラフト指名されたのは、2001年日大三高以来17年ぶり5校目となった[14]

中日時代[編集]

2019年は1月に右腓腹筋の肉離れを起こし、春季キャンプは二軍スタートとなった[15]。4月16日のウエスタン・リーグ阪神戦で守備中に左手人差し指を負傷した[16]。5月7日ウエスタン・リーグ阪神戦でスタメン復帰した[17]。同年、フレッシュオールスターゲームに選出された[18]。8月18日に右肘付近の張りで名古屋に戻った[19]。8月21日のプロアマ交流戦で実戦復帰した[20]。9月29日の対阪神タイガース戦で7回表から遊撃の守備に就き一軍初出場を果たした[21]。二軍では打率.210、86安打、2本塁打の成績であった[22]。オフにみやざきフェニックス・リーグに参加した[23]。秋季キャンプでは外野守備の練習にも取り組んだ[24]。10月21日にアジア・ウィンター・リーグに参加することが発表された[25]。ウィンターリーグでは、打撃フォームの改造に取り組んだ[26]。オフに、200万円減の推定年俸1,300万円で契約を更改した[27]

2020年は1月に平田良介と共に、ロサンゼルスで合同自主トレーニングを行った[28][29]。春季キャンプは一軍スタートとなったが[30]、開幕一軍は逃した[31]。8月4日の横浜DeNAベイスターズ戦(横浜スタジアム)で、1番・右翼手としてプロ初の先発出場を果たしたが、3打数無安打に終わった[32]。8月11日の広島東洋カープ戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)において、プロ17打席目にして初安打を記録した[33]。最終的に、9試合出場、打率.087(23打数2安打)に終わり、遊撃手としての出場もなかった。オフに、200万円減の推定年俸1,100万円で契約を更改し、遊撃手にこだわりを見せた[34]

2021年はプロ入り後初の開幕一軍スタートとなり、開幕戦に「8番・左翼手」として先発出場した[35]。3月31日の読売ジャイアンツ戦(バンテリンドーム ナゴヤ)では、2回裏に高木京介からプロ初打点を記録し、初のお立ち台に立った[36]。同年5月4日の対横浜DeNAベイスターズ8回戦(バンテリンドーム ナゴヤ)で[37]、3回、大貫晋一からプロ初本塁打となる満塁本塁打を放った[38][注 1]

選手としての特徴[編集]

巧みなバットコントロールで広角に打ち分ける積極的な打撃と打席での対応力を持ち味とし[40][41]、高校通算32本塁打の打力や50メートル走6秒0・三塁到達11.07秒を記録する俊足も持ち合わせる[42][43][10]。遠投115メートル[10]

高校時代は投手としても最速150km/hを記録する二刀流選手として活躍[10]、春のセンバツ大会では史上初の2年連続優勝投手となった[42]

人物[編集]

両親は共に自治医科大学卒で、飛騨市で地域医療に携わる医師。3人きょうだいの末っ子であり、兄は2018年時点では医学部生、姉は看護師[44]。根尾本人も成績優秀であり、高校では体育・芸術コースに所属するが、野球部員ではただ一人成績が最上位のクラスに属するなど、文武両道ぶりも話題となった[45]

小学5年生時に全国小学生陸上競技交流大会の男子100mに出場し5位になっている[46][47]

2歳でスキーを始め、中学2年時にはスキー男子回転で全国優勝し、イタリアで開かれた国際大会にも出場したが、その年限りで野球に専念することとなった[4]

飛騨市出身、そしてスキー競技経験者ながら寒さが苦手である[48]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2019 中日 2 2 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 .000 .000 .000 .000
2020 9 25 23 3 2 0 0 0 2 0 0 0 0 0 2 0 0 7 0 .087 .160 .087 .247
通算:2年 11 27 25 3 2 0 0 0 2 0 0 0 0 0 2 0 0 9 0 .080 .148 .080 .228
  • 2020年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]



遊撃 二塁 外野




































2019 中日 2 2 3 0 1 1.000 - -
2020 - 2 0 1 0 0 1.000 7 7 2 0 0 1.000
通算 2 2 3 0 1 1.000 2 0 1 0 0 1.000 7 7 2 0 0 1.000
  • 2020年度シーズン終了時

記録[編集]

その他の記録
  • プロ初本塁打が満塁本塁打:前述の初本塁打時 ※史上87人目、セリーグ史上32人目、球団史上3人目、球団日本人史上2人目[50][51]

背番号[編集]

  • 7 (2019年 - )

代表歴[編集]

打席時登場曲[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ プロ初本塁打が満塁弾となったのは、2リーグ制以降、球団日本人選手では杉下茂投手以来71年ぶり2人目となった[39]

出典[編集]

  1. ^ a b 中日ドラゴンズ 公式サイト - ドラゴンズニュース ★2018年ドラフト指名選手” (日本語). dragons.jp. 中日ドラゴンズ (2018年10月25日). 2020年1月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月7日閲覧。
  2. ^ 中日 - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2020年12月12日閲覧。
  3. ^ 大阪桐蔭・根尾君の故郷、飛騨市河合町の私設応援団甲子園へ 球史に残る大舞台見届けに” (日本語). みんなの経済新聞ネットワーク (2018年8月21日). 2020年1月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月7日閲覧。
  4. ^ a b “野球選手の人生は13歳で決まる(1)想像を絶する有力校の争奪戦(赤坂 英一)” (日本語). 現代ビジネス. (2017年4月22日). https://gendai.ismedia.jp/articles/-/51417?page=3 2018年10月27日閲覧。 
  5. ^ 天才中学生を狙え!激化する甲子園常連校「スーパー青田買い」の実態”. 週刊現代 (2016年5月7日). 2021年5月23日閲覧。
  6. ^ "飛騨の怪童" 根尾 142キロ 中日スポーツ 2015年5月4日付 2019年12月25日閲覧
  7. ^ 過去10年なかった1年生2人のベンチ入り 大阪桐蔭”. スポーツブル (2016年7月15日). 2021年5月23日閲覧。
  8. ^ 【センバツ】大阪桐蔭の“三刀流”根尾 スカウトが見た適性は?”. 東スポweb (2018年4月3日). 2021年5月23日閲覧。
  9. ^ 2度目の春夏連覇。大阪桐蔭、西谷監督が語る「最強世代」の成長過程”. web Sportiva (2018年12月31日). 2021年5月23日閲覧。
  10. ^ a b c d 大阪桐蔭・根尾「何か縁が」4球団競合中日が交渉権”. 日刊スポーツ (2018年10月25日). 2021年3月25日閲覧。
  11. ^ 中日1位根尾が最高条件で仮契約「ショート一本で」」『日刊スポーツ』日刊スポーツ新聞社、2018年11月4日。2020年1月7日閲覧。オリジナルの2020-01-07時点におけるアーカイブ。
  12. ^ 「ショート一本」中日D1位・根尾、二刀流に未練なし!年俸1500万円で仮契約」『SANSPO.COM産業経済新聞社、2018年11月5日。2020年1月7日閲覧。オリジナルの2020-01-07時点におけるアーカイブ。
  13. ^ 中日1位根尾の背番号、歴代主力が背負った「7」に”. 日刊スポーツ (2018年11月8日). 2021年3月25日閲覧。
  14. ^ 大阪桐蔭から高校史上最多タイ4人が指名 01年日大三以来5校目”. スポニチ (2018年10月25日). 2021年3月25日閲覧。
  15. ^ 根尾の肉離れは軽度 「まずは早くしっかり治したい」”. 東京中日スポーツ ドラニュース (2019年1月25日). 2019年1月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月23日閲覧。
  16. ^ 左手人差し指裂傷の中日・根尾 早期復帰へ別メニューで“動く””. スポニチ (2019年4月17日). 2021年5月23日閲覧。
  17. ^ 中日・根尾がスタメン復帰、1安打1打点(動画)”. BBNews (2019年5月7日). 2021年5月23日閲覧。
  18. ^ 根尾、小園らフレッシュ球宴/ウエスタン選手一覧”. 日刊スポーツ (2019年6月26日). 2021年5月23日閲覧。
  19. ^ 根尾が右ひじ痛で離脱、試合出ず名古屋へ 「話すことは何もない」”. 東京中日スポーツ ドラニュース (2019年8月18日). 2021年5月23日閲覧。
  20. ^ 根尾右肘不安一掃、復帰即3安打”. 東京中日スポーツ (2019年8月22日). 2019年8月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月23日閲覧。
  21. ^ 中日D1・根尾がプロ初出場 七回から守備に、打席は空振り三振”. SANSPO.COM(サンスポ) (2019年9月29日). 2021年5月23日閲覧。
  22. ^ 2019年度 ウエスタン・リーグ個人打撃成績(規定打席以上)”. 日本野球機構. 2021年5月23日閲覧。
  23. ^ みやざきフェニックス・リーグ2019 参加選手のお知らせ”. 中日ドラゴンズ公式サイト ドラゴンズニュース (2019年10月4日). 2021年5月23日閲覧。
  24. ^ 根尾が屋外で初の外野守備 不慣れな打球に苦戦も… 英智コーチ絶賛「感覚いい」”. 中日スポーツ (2019年11月5日). 2019年11月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月5日閲覧。
  25. ^ NPB、「2019アジアウインターベースボールリーグ」の出場選手を発表 中日・根尾昂、巨人・山下航汰ら”. ベースボールチャンネル (2019年10月21日). 2021年5月23日閲覧。
  26. ^ 根尾、フォーク崩されながらも二枚腰でとらえる“進化打””. 中日スポーツ・東京中日スポーツ (2019年12月13日). 2021年5月23日閲覧。
  27. ^ 中日根尾200万円減で即サイン「ふがいない1年」”. 日刊スポーツ (2019年11月19日). 2021年3月25日閲覧。
  28. ^ 中日平田 根尾をLA自主トレ連れて行く!費用全額負担で大阪桐蔭後輩手助け「西谷監督からも頼む、と」”. 東京中日スポーツ ドラニュース (2019年12月15日). 2021年5月23日閲覧。
  29. ^ 中日根尾2・1全開キャンプイン LAトレで体作る”. 日刊スポーツ (2019年12月31日). 2021年3月25日閲覧。
  30. ^ 中日1位石川昂弥2軍スタート、2年目根尾は1軍…春季キャンプ振り分け発表”. 東京中日スポーツ ドラニュース (2020年1月19日). 2021年5月23日閲覧。
  31. ^ 高卒2年目“ドラ1組”は開幕2軍スタート 小園、藤原、根尾、吉田輝の巻き返しに期待”. Full-Count (2020年6月18日). 2021年3月25日閲覧。
  32. ^ 中日・根尾、プロ初スタメンも3打数無安打…八回に代打送られる”. サンケイスポーツ (2020年8月4日). 2021年3月25日閲覧。
  33. ^ 中日根尾ついにプロ初安打 17打席目に右前打”. 日刊スポーツ (2020年8月11日). 2021年3月25日閲覧。
  34. ^ 中日根尾200万円減「盗み吸収」大島の下飛躍誓う”. 日刊スポーツ (2020年12月3日). 2021年3月25日閲覧。
  35. ^ 【中日】開幕スタメン 根尾昂は「8番・左翼」 先発投手は9年目の福谷浩司が初の大役”. 中日スポーツ (2021年3月26日). 2021年4月1日閲覧。
  36. ^ 中日根尾がプロ初打点「甘いボールを一発で仕留め」”. 日刊スポーツ (2021年3月31日). 2021年3月31日閲覧。
  37. ^ 2021年5月4日(火) バンテリンドーム 【JERA セ・リーグ公式戦】 中日ドラゴンズ vs 横浜DeNAベイスターズ 8回戦” (日本語). NPB.jp. 日本野球機構. 2021年5月4日閲覧。
  38. ^ 中日・根尾、ついに出たプロ初本塁打は満塁弾! 本拠地右中間スタンドへ125メートル一撃”. 東京中日スポーツ (2021年5月4日). 2021年5月4日閲覧。
  39. ^ 中日・根尾 プロ初本塁打が満塁弾!球団日本人選手では杉下茂以来71年ぶりの快挙”. スポニチアネックス (2021年5月4日). 2021年5月4日閲覧。
  40. ^ 大阪桐蔭・根尾昂は野球の常識の外。片手捕球、ジャンプスロー、スキー。”. Number Web (2017年4月5日). 2021年5月23日閲覧。
  41. ^ 高校野球「日米スカウト」が推す逸材は小園海斗に藤原恭大…”. Smart FLASH (2018年8月9日). 2021年5月23日閲覧。
  42. ^ a b 「野球、がんばります」  根尾昂が父に出した覚悟の手紙”. スポーツナビ (2018年10月30日). 2021年5月23日閲覧。
  43. ^ 根尾昂、プロでも見られない…三塁到達タイムは破格の「11.07秒」”. AERA dot. (2018年8月29日). 2021年5月23日閲覧。
  44. ^ 株式会社スポーツニッポン新聞社マルチメディア事業本部「根尾 文武両道の秘密は読書 父から毎月届く20冊「気になるタイトルは読みあさる」」『スポニチ Sponichi Annex』、2018年10月26日。2018年10月27日閲覧。
  45. ^ “ドラ1候補、大阪桐蔭・根尾選手は見事すぎる優等生 西谷監督もベタ褒め「遠征帰りのバスで寝ているとホッとするくらい」 甲子園” (日本語). zakzak. (2018年8月21日). https://www.zakzak.co.jp/spo/news/180821/spo1808210007-n1.html 2018年10月27日閲覧。 
  46. ^ 編集部コラム「他競技で活躍する陸上競技経験者」”. 月刊陸上競技 (2019年8月23日). 2021年5月23日閲覧。
  47. ^ 2011全国小学生陸上大会5年男100m”. YouTube (2011年8月30日). 2021年5月23日閲覧。
  48. ^ 【中日】名スキーヤー根尾も寒さは苦手「得意じゃないので厚着でしのぐ」” (日本語). スポーツ報知 (2019年1月10日). 2019年1月14日閲覧。
  49. ^ 中日・根尾、ついに出たプロ初本塁打は満塁弾! 本拠地右中間スタンドへ125メートル一撃」『中日スポーツ』中日新聞社、2021年5月4日。2021年5月4日閲覧。オリジナルの2021-05-04時点におけるアーカイブ。
  50. ^ “中日・根尾 プロ初本塁打が満塁弾!球団日本人選手では杉下茂以来71年ぶりの快挙”. スポーツニッポン. (2021年5月4日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2021/05/04/kiji/20210504s00001173394000c.html 2021年6月13日閲覧。 
  51. ^ 2021年シーズンの記録の回顧(打撃記録)”. NPB. 2021年6月13日閲覧。

関連項目[編集]