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桜舞う乙女のロンド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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桜舞う乙女のロンド
対応機種 Windows XP / Vista / 7 / 8
発売元 ensemble
ジャンル お嬢様学園に女装してばれないように通うADV
発売日 2013年11月29日
価格 8,800円(税抜き)
レイティング 18禁
メディア DVD-ROM
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桜舞う乙女のロンド』(さくらまうおとめのロンド)は2013年11月29日ensembleより発売された18禁パソコンゲーム(アダルトゲーム)ソフトである。

概要

ensembleから発売された「花と乙女に祝福を」「乙女が紡ぐ恋のキャンバス」に続く、主人公が女装し女子校に通う「乙女」シリーズの三作目。 発売後、1月17日までに行われた「輝け、第1回!桜花女学園 人気投票選手権!」で一位になった門脇桜と二位になった真原葵、真原裕里のミニFDが3月28日に発売されることが発表された[1]。 また、2014年2月12日までの期間限定で乙女シリーズの主人公3人が互いの学園を案内するシナリオ(作:来夢みんと)も配信された[2]

あらすじ

葵と祐里の真原兄妹は親の仕事の都合で世界中を転々としていた。 今度の親の赴任先は南方だったが、祐里が病弱だったため、母の判断で兄妹のみ日本に帰国し、それぞれ男子校と女子校に編入するはずだった。

だが、学園の運営者である伯母と母の策略により、葵の転入先は祐里と同じ学校、つまり女子校へ入れられ、それも同じクラスに編入された。しかも、兄妹は生徒会『桜花会』にも参加することになってしまい、その上伯母から男子校・菊花学園の方にも顔を出すように命じられた。

登場人物

メインキャラクター

真原 葵(まはら あおい)
声 - 歩河みぃな
本作の主人公。元は母子家庭だったが、祐里の父と再婚し、祐里と兄妹となる。葵が学校に通い始めてからしばらくの後、父の仕事の都合で海外へ引っ越すことになる。最長はドイツに2年半程滞在していたが、他は短い期間で各国を転々としていた。次の赴任先が日射しの強い南方だったため、祐里の身体を心配した葵と母の説得により、葵と祐里の2人で日本へ帰国することになる。伯母と母によって、妹である祐里が通う学園の同じクラスに、女装したうえで編入する羽目になった。
祐里らとは同じクラスだが、本来は1歳年上。中途半端な時期に編入したため、進学と就職に影響があるからと祐里らと同じクラスに編入した。聖に騙される形で桜花会副会長に就任する。容姿端麗、成績優秀で仕事をそつなくこなすため、周囲の評価は高い。男性とバレないよう振舞うが、時折ボロをこぼすことがある。男性であるため食事量が多いが周囲には個性として捉えられているが祐里に毎回注意されている。
小峰 まなみ(こみね まなみ)
声 - 桜川未央
祐里の幼馴染で、祐里とよく遊んでいた。編入初日に再会する。『桜花会』会長。涼香に任命される形で桜花会会長を務める。任命される前より桜花会を手伝っており、会長に就任してから戸惑うことなく仕事をこなす。祐里に兄がいたことは知っていたが、葵の女装を見抜けず頭が混乱しかかっている。
頼まれごとをよく引き受ける性格。いい所のお嬢様らしく、車での送迎で登下校している。そのため、遅くまで作業をしていることが多い。
門脇 桜(かどわき さくら)
声 - 白月かなめ
まなみの友人。穏やかながらも芯の通った性格。まなみへの友情は厚く、彼女を助けるために会長補佐という職に就いた。葵らのクラスメイト。実家は日舞の家元で、自宅では基本的に着物で過ごしているらしい。物腰が柔らかく優しいため、葵らとすぐに打ち解ける。
休憩する時は紅茶を皆に振舞う。評価は上々で、時折クッキーなども振舞ってくれる。
江利原 美月(えりはら みつき)
声 - 有栖川みや美
『桜花会』会計。頭がよく冷静だが、家事は苦手。読書が趣味で、本を読んでいる姿を見かけることが多い。食事時も本を片手に食べられるよう、サンドウィッチや蕎麦が多い。
天司 涼香(あまつか りょうか)
声 - ヒマリ
前『桜花会』会長で、まなみを推薦した張本人。男嫌いで有名。聖、珠音とは前桜花会のメンバーということもあり仲が良く、付き合いも長い。後輩達からの人気が高く、葵らの教室を訪ねるだけでも人だかりが出来るほど。まなみの指導を行うと同時に、葵にも副会長の指導を行っている。
新垣 若菜(あらがき わかな)
声 - 上原あおい
葵たちの後輩。上級生相手のいたずらを懲りずに繰り返すなど、間の抜けた部分がある。鼻が良く利くらしいが、それ以外は全くダメらしい。聖とは親戚に当たる(聖の姉が若菜の母にあたるため叔母と姪の関係)。葵に懐いており、よく抱きつくことが多い。聖曰く、誰かまわず抱きつくことはないらしく、人を選んでいるらしい。その基準は聖にも分からないらしい。
真原 祐里(まはら ゆうり)
声 - 羽鳥いち
葵の妹。元は父子家庭だったが葵の母と再婚し、葵と兄妹になる。まなみとは幼馴染でよく遊んでいた。父の仕事の都合で海外へ引っ越すことになり、帰国するまで各国を転々とする。
兄の葵を慕っており、自分のせいで桜花学園に編入することに責任を感じている。男性とバレないようフォローする。
前桜花会書記の珠音に書記に任命される。
なお、2013年11月29日から12月27日まで葵と恋人同士になれるパッチが配信されていた[2]

サブキャラクター

神楽坂 聖(かぐらざか せい)
声 - 榛名れん
前『桜花会』副会長。若菜の叔母にして、涼香の幼馴染。葵を『桜花会』に引き入れた。葵を副会長に任命した後は、涼香に指導を丸投げしている。時折仕事を手伝ってはくれるが、葵への指導はしていない。
小石川 珠音(こいしかわ たまね)
声 - 百瀬ぽこ
前『桜花会』書記。何事においても難なくこなすタイプ。涼香と聖とは幼馴染。偶然知り合った祐里を『桜花会』に引き入れた。聖とは違い、祐里への指導は行っている。
堺 浩一(さかい こういち)
声 - 葵海人
男子校での同級生。運動・勉強は普通だが、明るい雰囲気作りが得意。菊花会会長を務めている。休んでいる葵のためにノートを取っているが、スペルミスや誤字、計算ミスが目立つ。女装している葵に一目惚れする。
佐々原 亮子(ささはら りょうこ)
声 - 遠野そよぎ
葵たちの寮母で学園のOG。
双葉 沙耶子(ふたば さやこ)
声 - 桐谷華
若菜の友人。
不知火 怜 (しらぬい れい)

スタッフ

  • 原画 - きみしま青、ねまき、蟹屋しく
  • シナリオ - 歌鳥、ハイボリューム、水瀬拓未
  • BGM - ミリオンバンブー

主題歌

オープニングテーマ「桜色の想い」
作曲・編曲 - ANZIE / 歌・作詞 - Duca
エンディングテーマ「Story」
作曲・編曲 - ANZIE / 歌・作詞 - Duca

批評

BugBug』2014年2月号にて本作のレビューが掲載された。本作において主人公は女学園だけではなく男子校にも籍を置いており、女学園と男子校で二重生活を強いられることになる。この設定に対しレビューでは「今まで結構な数の女装主人公モノをやってきましたが、こういう状況のものはなかったので斬新」であると述べられた。そしてこの設定が単なる設定に留まらず、「しっかり女装主人公モノの面白さに繋がっているのが良い」と評された。他作品の女装キャラは、外見も中身も女の子そのものであり完璧超人なキャラクターが多い中で、本作では主人公がついつい男らしい場面を見せてしまうのでそれが後の正体バレの伏線にもなっていると指摘された。女装モノにおいて正体バレは重要なイベントであり、何の脈絡もないトラブルや直感で正体がバレるのではなく正体バレに至る展開が本作では丁寧に描かれていると評された[3]

『BugBug』のレビュアーはヒロインの美月が個人的に一番良かったと述べた。美月以外のルートでは主人公の正体が判明した場合に肯定的にヒロインに受け入れられるのに対し、美月ルートでは美月は深く傷つき主人公を拒絶する展開となる。こうした展開に対しレビュアーは「正体バレしたときにアッサリ受け入れられては少々物足りない」「(ハッピーエンドへの)過程は山あり谷ありの方が面白い」と述べた[3]

出典

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  1. ^ 輝け、第1回! 桜花女学園 人気投票選手権!”. 2014年2月11日閲覧。
  2. ^ a b 追加パッチキャンペーン”. 2014年2月11日閲覧。
  3. ^ a b 『BugBug』2014年2月号、170頁。