森井秀明

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森井 秀明
もりい ひであき
生年月日 (1972-09-01) 1972年9月1日(46歳)
出生地 日本の旗 北海道恵庭市
出身校 北海道教育大学教育学部体育学科
前職 札幌トヨタ自動車従業員
所属政党 無所属

当選回数 1回
在任期間 2015年4月30日 - 2018年7月25日

Flag of Otaru, Hokkaido.svg 小樽市議会議員
当選回数 1回
在任期間 2003年 - 2007年
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森井 秀明(もりい ひであき、1972年9月1日 - )は、日本政治家北海道小樽市長(第13代)、小樽市議会議員(1期)を務めた。

来歴[編集]

北海道恵庭市生まれ。北海道北広島高等学校北海道教育大学教育学部体育学科卒業。1996年、大学を卒業し、札幌トヨタ自動車に入社。1999年に退社し、北海道ライフセービングクラブを設立した。

2003年小樽市議会議員選挙に出馬し、初当選した。2007年小樽市長選挙に無所属で立候補したが、現職の山田勝麿、元衆議院議員佐藤静雄に敗れ、最下位で落選した[1]

※当日有権者数:117,902人 最終投票率:67.74%(前回比:+6.22ポイント)

候補者名年齢所属党派新旧別得票数得票率推薦・支持
山田勝麿68無所属30,297票38.43%(推薦)自民民主公明
佐藤静雄65無所属25,511票32.36%
森井秀明34無所属23,019票29.20%

2011年、再び小樽市長選挙に無所属で立候補したが、自由民主党民主党推薦の中松義治に僅差で敗れた[2]

※当日有権者数:112,241人 最終投票率:61.50%(前回比:-6.24ポイント)

候補者名年齢所属党派新旧別得票数得票率推薦・支持
中松義治64無所属27,982票41.51%(推薦)自民・民主
森井秀明38無所属24,864票36.88%
佐藤静雄69無所属14,569票21.61%

2015年小樽市長選挙に無所属で立候補。統合型リゾート(IR)誘致反対や泊原子力発電所の再稼働反対を訴え[3][4]、自民、民主、公明連合小樽、小樽商工会議所の支援を受ける現職の中松義治[5]らを破り、市長に当選した[6]

※当日有権者数:105,902人 最終投票率:60.21%(前回比:-1.29ポイント)

候補者名年齢所属党派新旧別得票数得票率推薦・支持
森井秀明42無所属38,132票60.59%
中松義治68無所属23,268票36.97%(推薦)自民・民主
吹田友三郎65無所属1,530票2.43%

2016年2月29日3月1日、森井の後援会会報に掲載されていた小樽市議会を批判する記事をめぐり、森井が市議会で答弁を拒否したため、代表質問の審議が空転[7]。また森井の市長就任後、課長職以上の幹部職員116人のうち6人が自身の降格を望む「降任希望申出書」を提出した[8]

2016年10月4日、小樽市議会は森井に対する問責決議を可決した。市議会は、森井の後援会関係者が漁港で同年5月から行っている遊覧船事業に対し、市が出した係留許可は条例違反に該当すると批判しており、「市が係留の許可を出すなど、便宜供与と疑わざるを得ない」としていた[9]。さらに、この問題をめぐり、市議会は2017年10月10日、森井に対する辞職勧告決議を可決し、「行政の長として失格であり、責任は極めて重大」と批判したが、決議に法的拘束力はなく、森井は辞職を拒否した[10]。同年12月26日、再び市議会で辞職勧告決議が可決された[11]

2018年7月4日、小樽市役所で記者会見を開き、任期途中で市長を辞職する意向を表明[3][4]。会見では、自身の辞職に伴う出直し選挙への出馬に意欲を示した[3][4]7月5日、市議会議長に7月25日付での辞職願を提出し、受理された[12]。森井の辞意表明を受け、かつて小樽市総務部長を務めていたが、森井市長により教育部長、さらに北しりべし廃棄物処理広域連合事務局長に左遷された後に小樽市を退職し、次期市長選への出馬を表明していた迫俊哉[13]が、自民、国民民主立憲民主公明4党の推薦を受けて8月26日執行の市長選に立候補[14]。森井、迫を含め市長選には4人が立候補したが、森井は迫に約7千票の差で敗北し、落選した[14][15]

※当日有権者数:103,094人 最終投票率:54.88%(前回比:-5.33ポイント)

候補者名年齢所属党派新旧別得票数得票率推薦・支持
迫俊哉60無所属26,351票47.05%(推薦)自民・国民立憲・公明
森井秀明45無所属19,518票34.85%
鳴海一芳65無所属6,027票10.76%(推薦)共産社民
秋野恵美子65無所属4,113票7.34%

人物[編集]

  • 2017年12月15日、市議会予算特別委員会終了後の17時過ぎ、市庁舎内の廊下で、市議会を傍聴していた60代の男性に、すれ違いざまに「もっと謙虚にならなきゃダメだ」と声をかけられ、素手でお尻をたたかれた。森井は秘書課の担当者に、警察への通報を指示し、駆けつけた警察は60代男性を公務執行妨害の容疑で逮捕した。森井は同日、被害届を提出し、受理されたものの、逮捕された男性は即日釈放された[5]12月18日の委員会では、市議から「市民を守る立場にある市長が真っ先に市民を犯罪者に仕立て上げるようなことはあってはならない」「通報するのは明らかな暴行があったケースであり、市長はまず男性に対し止めるように説得すべきだ」と追及を受け、参考人招致では「招致された人物は市政運営などを頑張ってもらいたいとの「激励」の行動で、暴力的な行為には見えなかった」との証言が出されたが、森井はこの件に関して何も発言しなかった[5]。一方、小樽市役所秘書課に所属し、森井市長の後方にいた担当者は「男性は市長と擦れ違いざま、大きな声を出して、お尻と腰の間辺りを挨拶とはよべない強い力で叩き、市長がよろめきました。『そんなに強く叩く?』と驚きました。大きな声だったため、何を言ったのかは聞き取れませんでした」と述べ、市長を擁護した[5]

脚注[編集]

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  1. ^ “北海道・市長選:開票結果:統一地方選2007:YOMIURI ONLINE”. 読売新聞. https://www.yomiuri.co.jp/election/local2007/l_kaihyou/yj01.htm 2018年9月15日閲覧。 
  2. ^ “北海道・市長選:開票結果:統一地方選2011:YOMIURI ONLINE”. 読売新聞. https://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/kaihyou/yj01.htm#k203 2018年9月15日閲覧。 
  3. ^ a b c “北海道小樽市長が辞意表明 議会と対立、出直しに意欲”. 産経新聞. (2018年7月4日). https://www.sankei.com/politics/news/180704/plt1807040016-n1.html 2018年9月15日閲覧。 
  4. ^ a b c “小樽市:森井市長が辞意表明 議会と対立 出直し選に意欲”. 毎日新聞. (2018年7月5日). https://mainichi.jp/senkyo/articles/20180705/k00/00m/010/073000c 2018年9月15日閲覧。 
  5. ^ a b c d “小樽市長「市民に尻叩かれ警察ざた」の深層 地元でささやかれる「政治的事情」”. J-CASTニュース. (2017年12月20日). https://www.j-cast.com/2017/12/20317152.html?p=all 2018年9月15日閲覧。 
  6. ^ “開票結果-市長選・北海道【統一地方選2015】”. 読売新聞. https://www.yomiuri.co.jp/election/local/2015/kaihyou/yj01.html 2018年9月15日閲覧。 
  7. ^ “市長答弁拒否で空転 小樽市議会、後援会会報めぐり”. 北海道新聞. (2016年3月2日). http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/politics/politics/1-0241271.html 2016年3月4日閲覧。 
  8. ^ “小樽市、降格希望相次ぐ 幹部4人、市長への不満も”. 北海道新聞. (2016年3月4日). http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/politics/politics/1-0242193.html 2016年3月4日閲覧。 
  9. ^ “北海道・小樽市長 市議会が問責決議案を可決 全会派が賛成”. 毎日新聞. (2016年10月5日). https://mainichi.jp/articles/20161005/ddr/041/010/002000c 2017年5月27日閲覧。 
  10. ^ “小樽市長に辞職勧告決議、本人は拒否 条例違反と批判”. 産経新聞. (2017年10月10日). https://www.sankei.com/politics/news/171010/plt1710100150-n1.html 2018年9月15日閲覧。 
  11. ^ “小樽市議会 市長に対し2回目辞職勧告決議/北海道”. 毎日新聞. (2017年12月27日). https://mainichi.jp/articles/20171227/ddl/k01/010/040000c 2018年8月19日閲覧。 
  12. ^ “小樽市長の退職願を受理”. 日本経済新聞. (2018年7月6日). https://www.nikkei.com/article/DGKKZO3267439005072018L41000/ 2018年9月15日閲覧。 
  13. ^ “元市総務部長・迫氏 次期市長選へ”. 小樽ジャーナル. (2017年7月14日). http://otaru-journal.com/2017/04/0414-3.php 2018年9月15日閲覧。 
  14. ^ a b “小樽市長選 迫氏が当選 前職の森井氏破る”. 北海道新聞. (2018年7月6日). https://www.hokkaido-np.co.jp/article/222052 2018年9月15日閲覧。 
  15. ^ “出直し選で迫俊哉氏初当選 北海道小樽市、前市長敗北”. 産経新聞. (2018年8月26日). https://www.sankei.com/politics/news/180826/plt1808260020-n1.html 2018年9月15日閲覧。